報道関係者各位 2016 年 5 月 9 日 株式会社ユビキタス ユビキタス社、TPM(Trusted Platform Module)対応ソフトウェアライブラリ 「Ubiquitous TPM Security」を 5 月 20 日に発売 ~TPM2.0 も今夏対応予定、高いセキュリティ機器の開発を強力にサポート~ 株式会社ユビキタス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:佐野 勝大、以下ユビキタス社)は、高い耐タン パ性・セキュリティ機能を実現する TPM に対応したソフトウェアライブラリ「Ubiquitous TPM Security」を 2016 年 5 月 20 日(金)に発売します。 「Ubiquitous TPM Security」は、コンピューターの信頼性と安全性を高める国際業界標準規格を制定する業界 団体「Trusted Computing Group (TCG)」が策定した TPM を利用するためのソフトウェアライブラリです。 TPM は耐タンパ性に優れたセキュリティモジュールの規格仕様で、対応した IC チップでは内部に格納されてい る秘密鍵(暗号鍵)を取り出すことができないため、秘密鍵(暗号鍵)の安全性が担保されます。また、「秘密鍵 (暗号鍵)と公開鍵のペアの作成」、「RSA 暗号の符号化・復号」、「ハッシュ値の計算」、「デジタル署名の生成・ 検証」等、セキュリティに必要な機能を備えています。これらの機能により、「ハッキング」、「なりすまし」、「改ざ ん」を防止し、高いセキュリティを実現します。 ハッキング 秘匿データの 暗号化 なりすまし 秘匿データの 署名 改ざん 秘匿データの 暗号化と署名 暗号/復号 ソフトウェア Secure Boot ソフトウェア (オプション) 暗号/復号ソフトウェア、 Secure Boot等で機器の完全性 を確保 Ubiquitous TPM Securityで、高いセキュリティを実現 高いセキュリティ機能を実現する TPM は、すでに Windows Vista 以降のビジネス向け PC のデータ漏えい防止、 マルチファンクションプリンタのカウンター値改ざん防止やデータ漏えい防止、その他さまざまな機器のセキュリ ティ対策に幅広く利用され、現在までに約 24 億台※1 の機器でセキュリティ対策に利用されています。 一方、中国やロシア圏では、TPM の利用においては ISO/IEC 国際標準として承認された最新の TPM2.0 が必 須になる等、最新スペックへの対応が急務となっています。また、2016 年 7 月 28 日以降に出荷される Windows 10 搭載 PC(コンシューマ向けを含む)では、Windows ハードウェア認定プログラムの要件として TPM2.0 の実装 と有効化が必須となります。 今後、TPM を用いたセキュリティ対策はますます注目され、マルチファンクションプリンタや POS 端末等、高度 な情報処理が必要な組込み機器や次世代コネクティッドカーへの採用が広がるものと考えられています。 「Ubiquitous TPM Security」は、コンパクトなプログラムサイズでいち早く TPM2.0 に対応し、市場ニーズに応え ます。 ユビキタス社は、デジタル機器の機器認証や、SSL などのインターネットセキュリティなど多数の組込み機器の セキュリティ対応の経験と実績を元に、今回の「Ubiquitous TPM Security」を IoT 時代のセキュリティリスクに立 ち向かう強力なセキュリティ製品としてラインナップに加え、システムへの実装のノウハウと併せて展開すること で、機器製造事業者やサービス事業者が IoT を活用したサービスを安心、安全に実現するためのソリューショ ンを提供してまいります。 製品仕様および特長 ■Ubiquitous TPM Security ・TCG が策定した TPM1.2 に対応 ・TCG が策定した最新スペックの TPM2.0 に対応予定(今夏対応予定) ・プログラムサイズが小さく、組込みシステムに最適化 ・セキュリティレベルを更に高める2つのオプションを提供可能 - システム構成ファイルに対する改ざんを検知する「Ubiquitous TPM Secure Boot」 - TPM と連携可能な Opal 対応※2のドライブ(HDD や SSD 等)を制御する「Ubiquitous Opal Manager」 Ubiquitous TPM Secure Boot ※オプション 「Ubiquitous TPM Secure Boot」は、TPM を利用してシステム起動時もしくは動作中に、システム構成ファイ ルに対する改ざんを検知するソフトウェアライブラリです。 改ざんの検知には「計測検証」を用いており、システムの安全性の確認を確実に行えます。 Ubiquitous Opal Manager ※オプション 「Ubiquitous Opal Manager」 は、Opal 対応※2 のドライブ(HDD や SSD 等)を制御するソフトウェアライブラリ です。 秘匿データの保護、ドライブの再利用化および安全なドライブの廃棄を行うための機能を提供します。 「Ubiquitous Opal Manager」は、開発キットとしてソースコードを含むテスト用アプリケーションを提供し、アプ リケーションを容易にカスタマイズして開発できます。 ※1 TCG 技術を使った製品として、2016 年 3 月時点での TCG 公表値 ※2 TCG が策定したドライブのデータ暗号化を行う仕様で、Trusted Computing Group Storage Security Subsystem Class (通称: Opal SSC) 仕様として公開されています。 ※ 本リリースに記載されている会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。 ■株式会社ユビキタス(証券コード:3858)について ユビキタス社は、2001 年に創業された組込み機器向けを中心としたコンピュータソフトウェアの開発・ライセンスを行う企業です。 ユビキタス社会において必要となる、ネットワーク関連(ホームネットワーク関連・暗号技術を含む)、データベース、システムの高 速起動技術、IoT(Internet of Things)時代に向けたクラウドプラットフォームなどの多数のソフトウェアとサービスを提供しておりま す。他と差別化された製品群で、ユビキタス社会の要請に応えます。 本社所在地 : 東京都新宿区西新宿 1-21-1 明宝ビル 6F / URL : http://www.ubiquitous.co.jp/ ■投資家の皆様へ 本プレスリリースは、ユビキタス社の定性的な業務進捗をお知らせするためのものであり、投資勧誘を目的としたものではありま せん。当社業績・経営指標の進捗・予想に関しては、取引所開示情報である、決算短信などをご参照ください。 本件に関する報道関係からのお問い合わせ先 ■株式会社ユビキタス 事業本部 マーケティング部 (担当:藤井) TEL : 03-5908-3451 Web からのお問い合わせ : https://www.ubiquitous.co.jp/contact/ 本件に関するお客様からのお問い合わせ先 ■株式会社ユビキタス 事業本部 コネクティビティ事業部 事業企画部 (担当:橋本) TEL : 03-5908-3451 E-Mail : [email protected]
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