CMCリサーチ セミナー 炭素繊維強化プラスチック材料の リサイクル技術最前線 炭素繊維強化プラスチック(CFRP)は、高強度で軽量な特性を生かし、需要が急速に伸びている。特に航空機と自動車分野では、製 品の剛性や強度を保ちながら軽量化が可能になることから、燃費効率を高めることにつながり、CFRP への期待が大きい。 しかし、さらなる普及を目指すには高い価格がネックになっている。炭素繊維の1キログラム当たりの値段は現在、2,000 円前後 とされ、鉄の 20 倍程度にもなるため、自動車分野などでは、ふんだんに使いたくても使えない状況にある。そのため炭素繊維メー カーでは生産効率の向上によるコストダウンに加え、リサイクルの促進も重要テーマとなっている。 そこで本セミナーでは、まだまだ実用化に向けて課題が多い CFRP リサイクル技術に関してコスト的にも自立できるビジネスモデ ルの提案と実際のリサイクル研究・実用化事例を解説する。 開催日時 受講料 2016 年 5 月 20 日(金)13:00~16:50 40,000 円(税込) ※資料代含 *メルマガ登録者は 36,000 円(税込) 【会場】 『あすか会議室 神田小川町』 5 階 501 会議室 101-0052 東京都千代田区神田小川町 2-1-7 日本地所第 7 ビル 第1部 炭素繊維フィーバと割り切りの再生炭素繊維活用 講 師 藤井 透 先生 同志社大学理工学部・機械システム工学 教授 13:00-14:10 学のみならず、産・公設試で炭素繊維を用いた複合材料(CFRP)に関わる研究・開発が進められている。はじめ に、これらの状況を紹介する。CFRP が我が国で使われれば使われる程、製品の廃棄時のみならず製造時にも多くの 廃棄 CFRP、CF 廃材が生じる。省資源,エネルギーの観点からこれらを資源として新たな活用法を見出す必要性は プログラム 高い。廃棄 CFRP から再生炭素繊維を取り出す試みは数多くなされている。補助金も注ぎ込まれている。加えて、そ の活用法についても検討されている。しかし、実用的なシステムは存在しない。それは、廃棄 CFRP⇒資源、低価格、 性能の高い再生炭素繊維の取り出しなど、一面的な研究しかなされなかったからである。そこで、ここでは CF,準 CFRP および CFRP 廃材を経済的にも自立できるビジネスモデルを念頭に、 それを支える技術およびモデルの概念を 説明する。 第2部 省エネ型熱分解法による長繊維リサイクル炭素繊維回収技術 講 師 板津 秀人 先生 カーボンファイバーリサイクル工業㈱ 代表取締役 14:10-15:20 近年自動車や航空機への利用が拡大されている炭素繊維強化プラスチック(CFRP)は、再生が難しく埋め立て処分さ れているのが現状である。炭素繊維リサイクル技術の開発、確立が急務であり、国内外でさまざまな取り組みが行わ プログラム れている。ここで紹介する当社の二段熱分解法は、CFRP 中の樹脂成分を炭素繊維回収のエネルギー源として徹底活用 し、長繊維のまま省エネルギー性に優れた炭素繊維を回収する熱分解プロセスであり、その処理能力は 1 ton/日の 見通しを得ている。また、当技術の汎用性と優位性、事業化における課題についても触れる。 第3部 超臨界・亜臨界流体を用いるCFRPのリサイクル 講 師 岡島いづみ先生 静岡大学院 総合科学技術研究科工学専攻化学バイオ工学コース助教 15:40-16:50 CFRP はマトリックス樹脂に熱硬化性樹脂を用いるケースが多く、リサイクルが難しい複合材料の一つである。ここ プログラム では超臨界・亜臨界流体を用いて CFRP 中の樹脂を分解し、炭素繊維を回収する CFRP のリサイクル技術について 紹介する。 セミナー申込書 弊社記入欄 セミナー名 所定の事項に ご記入下さい 炭素繊維強化プラスチック材料のリサイクル技術最前線 会社名(団体名) TEL: 住 所 〒 FAX: E-mail: 部署 役職 氏 名 お支払方法 (ご便宜の方法を○で囲んで下さい。) 銀行振込・その他 お支払予定 2016 年 月 ■申込方法:セミナー申込書にご記入の上、FAX または E-mail でお申し込みください。折り返し、聴講券、会場地図、請求書を送付いたします。 (E-mail での申し込みは [email protected]) 参加申込 FAX 番号 ■申込先 :㈱シーエムシー・リサーチ 東京都千代田区神田錦町 2-7 TEL03-3293-7053 ■本セミナーの関連情報は、弊社HPでもご覧になれます。⇒ http://www.cmcre.com 日頃 03-3291-5789
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