戦争で儲けるな!イラク国民の石油を奪うな。 「イラク戦争検証委員会の

外務大臣 殿
要
請
書
戦争で儲けるな!イラク国民の石油を奪うな。
「イラク戦争検証委員会の設置」を行い、
イラク国民への謝罪と補償を行え!
2012 年 12 月 26 日
イラク平和テレビ局 inJapan
共同代表 森 文洋
大阪市中央区玉造 2 丁目 26-70 ニエモンビル 1 階
<趣旨>
イラク戦争から 10 年、犠牲者は 100 万人以上といわれている上に、電気も水も一向に復興しないまま国民
の40%が 1 日 1 ドル以下の貧困線以下の生活をいまだに強いられています。
この原因はイラク戦争で世界ワースト3の腐敗国家マリキ政権を生み出し、米国・日本などが政府・企業一
体となって、イラク国家財政の 90%以上を占める大切な収入源である石油の利権を奪っているからです。
2011 年末の米軍撤退後、
「安全・パン・自由」を求める市民の声を恐れたマリキ政権にグローバル資本は、
「復興援助」の名のもとマリキ政権に資金援助を行い、復興は全く進まないどころか、自爆攻撃を増加させ、
政府軍による住民追い出し、裁判もないまま大量の逮捕者・死刑など、市民弾圧を行いながら石油利権の略
奪を進めています。
日本は今、自衛隊を進駐させたイラク南部で経産大臣が筆頭株主である石油会社、“国際石油開発帝石”と
“石油資源開発”が石油契約をマリキ政権と結び、豊田通商、三菱商事、東洋エンジニアリングなど大手企業
が続々と石油・インフラ事業で儲けようとしています。
貴外務省は「対イラク武力行使に関する我が国の対応(検証結果)」を発表しましたが、100 万人以上の
命と現在も生活を破壊されているイラク国民の被害には一言も触れていません。イラク戦争に参戦した責任
を取るための第三者による「イラク戦争検証委員会」の設置を強く求めます。そして、日本企業・政府一体
となった石油利権の略奪、ODA(政府開発援助)で日本の大企業の利益優先のための「復興」ビジネスと
市民弾圧を行うマリキ政権を支えること、をいますぐやめるよう要請します。
<要請項目>
一
イラク国民の財産である石油利権の契約を日本企業に破棄・中止させること。
二、市民弾圧を行っているマリキ政権への ODA 即時中止と弾圧をやめるよう要請すること。
三、独立の「第三者検証委員会」を政府が設立し「イラク戦争支持の政府判断にかかわる見直し」
「自衛隊
のイラク派遣の是非」「自衛隊の多国籍軍への参加の実態」を検証すること。
四、米国の武力行使開始を支持し自衛隊を多国籍軍の一員としてイラクに派遣し、100万人以上といわれる
犠牲者をだした一端を担った事実にもとづいてイラクで犠牲になった人々への謝罪と補償を行うこと。
五、「対イラク武力行使に関する我が国の対応(検証結果)」の報告書全文を公開すること。
外務省中東アフリカ局
中東第2課
外務事務官 西田光貴様
2012 年 12 月 26 日
イラク平和テレビ局 inJapan
2013 年1月 21 日要請のお願い
日々、国民のためのご活躍に敬意を表します。
2013 年1月21(月)13:30(案)より要請の時間を取っていただきたくお願いいたします。
イラクからアブ・ワタンさん
アブ・ワタンさん(全イラク労働組合労働者評議会連合バスラ支部副議長)
、サミール・ア
アブ・ワタンさん
ディルさん(イラク SANA テレビ創設者)とともにお伺いさせていただきたいと思います。当日は1
5名の予定です。
要請書は別紙の通りです。質問書を年明けに送らせていただきます。
ビデオ撮影をさせていただきたいのでよろしくお願いいたします。
担当
川島実穂
イラク平和テレビ局 inJapan
TEL /FAX 06-7493-0230
TEL 090-8162-3004
外務大臣殿
中東アフリカ局中東第二課
松本課長御中
質問書
戦争で儲けるな!イラク国民の石油を奪うな。
「イラク戦争検証委員会の設置」を行い、
イラク国民への謝罪と補償を行え!
2012 年 1 月11日
イラク平和テレビ局 inJapan
共同代表 森 文洋
大阪市中央区玉造 2 丁目 26-70 ニエモンビル 1 階
先日お電話で確認したとおり、1 月 21 日 13 時半の要請について、イラク現地から 2 名来られるので現地の現状を
直接会って聞くこと、年末に外務省より「対イラク武力行使に関するわが国の対応」を出されたことについて市民の疑
問に答え、意見を聞く義務があることは当然認識されていることと思いますので、会って直接要請に応じられることを
強く要望します。
質問
一
イラク国民の財産である石油採掘権の契約を外国企業とイラク政府が結ぶことに国民の大多数が反対
していることをどう認識しているのか。
二
2012 年 7 月 26 日の要請時にマリキ政権の石油労働者への弾圧とJAPEXの創業するガラフ油田での
労働者死傷事故について事実関係を調べるとの回答を確認しました。これは今回来日されるイラク現地の
方と「人権問題として認識」した上で調べると返答された重大な確認事項です。11 月 30 日の要請では、
その件について引継ぎされているという確認をしていましたが、
「(JAPEXへの)電話だけが情報収集
手段ではない」と回答を避けられました。今後も情報収集に努めると明言されたので、半年前のイラク現
地の方との確認事項については責任を持って調べた結果と見解を説明してください。念のため資料も添付
します。
三、
「対イラク武力行使に関する我が国の対応(検証結果)」は、独立した第三者によるイラク戦争検証委員
会の設置をすべきとの国民の声を全く無視し、日本政府が米英等の武力行使を支持したことは対象とせ
ず、外務省内部の調査に限定し、自衛隊を多国籍軍の一員として派兵しイラク戦争で 100 万人以上の
被害者をうみだしたことの実態についてすら一言も触れていないために「イラク戦争の検証」とは認め
られない。
「独立した第三者によるイラク戦争の検証委員会を設置」することについての外務省の果た
すべき役割を述べてください。
質問二についての資料
1)石油労働者への弾圧について
2011年4月17日に企業の腐敗に反対して平和的にデモをしていた南部イラクのマイサン石油会社の
25人の労働者を逮捕した。 デモの開催は事前に許可を得ていたにもかかわらず、石油省の調査によって
7人の労働者が戒告処分、他の18人が警告処分となった。25人全員がこれ以上活動するともっと大きい
処分が適用される、と通告された。2011年12月13日に会社から個人に送られた手紙は、根本的には
そのような活動に関わり続ければ労働者の生活は危うくなるぞ、と述べているものであった。
・アブドゥル・カリーム・アブドゥル・サダ[アブ・ワッタン]全イラク労働組合労働者評議会連合(G
FTUWCI)バスラ支部副議長は、2012年1月11日に、第1129号調査委員会から出された勧告
に従って戒告と賃金6ヶ月分のボーナスの差し止めを受けた。
イラク石油組合連合のハッサン・ジュマー・アワド委員長は3年間の降格を受け、IFOUの南部石油労
組執行委員でIFOU中央委員のアデル・アブードは同じ調査委員会の勧告に基づいて多岐にわたって書か
れた戒告を受け取った。全員が「騒乱を扇動した」と非難されたのである。
原文:http://www.labourstartcampaigns.net/show_campaign.cgi?c=1390
2)JAPEXも関わっているガラフ油田の労働者の死亡事故について
「ビヨンド・ザ・ヘッドライン」2012年6月26日から
イラク石油レポート
ガラフ油田の労働者に対して、ディカール州内の石油省事務所が労働者が死傷することとなった事故の調査
を妨害していると伝えられている。
ナシリヤ:
ディカール州当局者は、州内にある石油省事務所がガラフ油田であったとされる労働者の死亡についての調
査を妨害したと主張している。
ディカール州の労働社会問題局ハイダール・カーディム調査官は、3人の石油労働者の死と他の負傷の申
し立てについての調査ができなかったと語った。
「ディカール州内の油田担当の政府当局が、労働社会問題局の調査委員会が油田の中でのイラク人労働者
の死や負傷についての調査をするためにガラフ油田に入るのを禁止したのは3回目です。」とカーディムは
声明の中で言った。
彼は、ディカール州が州内の油田担当の政府当局が労働条件の調査を妨害していることで告訴をすると語
った。
通常は、石油関係の調査はどれも中央政府によって石油省が責任を持っておこなわれてきたのである。
「全ての(影響を受けた)労働者は、油田の内部で臨時雇用で雇われている。
」とカーディムは言った。
外国の石油企業とイラク石油省は常勤雇用者よりも受け取る賃金が少なく、受ける訓練も少ない臨時雇用
か契約雇用の労働者に依存しているのではないか、という懸念が続いている。
ガラフ油田はマレイシアのペトロナスによって2010年に調印された技術開発サービス契約によって
操業されている。JAPEX[石油資源開発株式会社。経済産業省が株式の34%を保有]がこの事業の下
位のパートナーである。この油田は日量23万バレル(bpd)を生産する予定である。