IAQG 米国フェニックス会議について BSK システム審査センターの参画

2009 年 4 月 15 日
システム審査部長 伴野 道彦
IAQG 米国フェニックス会議について
IAQG 国際会議は、毎年2回、アメリカセクター、アジア太平洋セクター及びヨーロッ
パセクターの幹事会社が持ち回りで開催するもので、今回は米国アリゾナ州のフェニッ
クス市で、地元のハネウェル社がホスト会社となり開催されます。
会議では、全世界の航空、宇宙及び防衛産業界関係者延べ約 1000 人が、会場となる
アリゾナグランドリゾートに集まり、IAQG が推進する「品質の著しい改善とコスト削減」
の諸施策を展開します。
作業部会(WG)は 4 月 20 日(月)から開始され、それらの結果を受けた評議会(4 月 23 日
(木))では、9100 他の改正版、IAQG 改善戦略、9100QMS 認証制度の維持・改善等が審議
されます。(注記;認証機関は作業部会(Open MTG)へは参加できますが、Closed MTG
の作業部会や評議会への参加資格はありません。)
また、総会(4 月 24 日(金))においては、米国を始めとする世界のサプライヤー・ユー
ザーへの報告と意見交換が予定されており、その中で、IAQG 活動に関するユーザーの要
望について AirTran Airways 副社長の Steve Koiski 氏による基調演説、並びにホスト
会社の Honeywel 社の社長兼 CEO Rob Gliiet 氏による最近の経済情勢が航空宇宙産業に
及ぼす影響についての講演が行われる他、米国のサプライヤーの成功事例紹介、IAQG 展
示会出展社紹介が予定されています。
BSK システム審査センターの参画
1.作業部会(WG)への継続参加
作業部会の中心である認証制度管理チーム会議(OPMT)に、航空宇宙審査登録管理
委員会(JRMC)と認定機関(JAB)の代表に加えて、日本の航空宇宙品質マネジメントシ
ステム認証機関の代表の一人として参加します。
尚、前回の横浜会議から、アジア太平洋セクターの認証機関の代表者に、BSK シス
テム審査センターの伴野が指名されています。
今回の作業部会の議題で BSK にとって最も関心が高いのは、9100 改訂に伴い改訂中
の、審査評価法に関する規格(9101 D 改訂)と新認証基準(9104-1)の動向であり、
それぞれに関して現在意図されている内容が基本方針として決定される見通しとなっ
た場合には、BSK の顧客への事前説明(文書による通知又は説明会の開催)が必要と
なると思われます。
以上