全米No.1ワイン[yellow tail]の販売権取得

平成16年6月23日
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全米No.1ワイン[yellow tail]の販売権取得
∼日本におけるオーストラリアNo.1ブランドを狙って、9月8日から全国発売開始!∼
サッポロビール株式会社(本社・東京、社長・福田貞男)は、アメリカ市場で輸入ワイン№1の販売函数を誇
る豪州ワイン[yellow tail]の国内独占販売権を取得し、9月8日(水)より全国一斉に新発売します。販売する
アイテムは、「イエローテイル カベルネ・ソーヴィニヨン」(赤)
、「イエローテイル シラーズ」(赤)
、「イエ
ローテイル シャルドネ」(白)の3品種(参考小売価格、各1,000円)です。
● 日本のワイン市場
近年の日本のワイン市場については、フォーマルからカジュアル方向へとシフトしつつあり、気軽に飲める
ワインが着実に浸透していると捉えています。また、2003年度のオーストラリアワインの輸入通関実績※1
は前年比121%となり、好調に推移しています。そのような状況を踏まえ、今まさに世界でカジュアルワイ
ンとして注目を浴びている、大ヒット豪州ワイン[yellow tail]の販売を開始します。
● 「イエローテイル」について
[yellow tail]は、Casella Wines Estate 社(以下、カセラ社。本社:オーストラリア、ニューサウスウェー
ルズ州、CEO:John Casella 氏)が2000年に発売した新しいブランドです。商品名の[yellow tail]とは、
カンガルーの一種 ワラビー の豪州での愛称。ラベルデザインにもワラビーが起用され、オーストラリア色
の強いパッケージが特徴です。主に輸出を中心に急成長したワインで、特に米国市場への出荷数量は、50万
函(2001年)
、220万函(2002年)
、450万函(2003年)と驚異的な伸長を見せています。
●全米 No.1 の実力
[yellow tail]には、2つの全米№1があります。一つは、2003年度の米国ワイン市場での輸入ワインと
して売上№1ブランド※2となったことです。同国のワイン業界でも短期間(発売後3年)でこれほど成長を遂
げたブランドは存在せず、
「伝説を作ったワイン」と絶賛されています。
もう一つの全米№1は、「イエローテイル シラーズ」(赤)が、2003年に家庭用№1赤ワイン※2となった
ことです。世界で3番目のワイン消費大国※3である米国で、赤ワインの№1アイテムになったということから
も、その人気の高さが窺い知れます。米国に引き続き上市した、カナダ市場やイタリア市場でも短期間のうち
に急成長を遂げ、いよいよ日本にも初上陸となります。
[yellow tail]が支持されている理由として、アボリジニーの伝統を意識してデザインされたワラビーが描
かれた斬新なパッケージ、日本語で直訳すると「黄色いしっぽ」という親しみやすく覚えやすいネーミング、
そしてリーズナブルな価格設定が挙げられます。しかし、最も大きな理由としては、果実のおいしさをストレ
ートに表現した シンプルで、果実の自然な味わいが感じられる味覚設計 がお客様の支持を得た、とカセラ
社は分析しています。
●味覚設計は、 シンプルテイスト & 果実の自然な味わい
[yellow tail]の中味コンセプトは、
「ぶどうの果実味をストレートに表現する」ということです。今までの
ワインは、フランス産等に代表されるように、製造過程で生成される香りや味わいの複雑性が重んじられる傾
向がありました。[yellow tail]は、今までのワインが持っている既成概念に捕らわれず、複雑性とは対極に
あるシンプルテイストに仕上げました。また、ワイン初心者の方にでも受け入れられやすい、果実の自然な味
わいが感じられる味覚が特徴です。これによって、タンニンの渋みや樽の香りを気にせず、冷やしておいしく
飲める、新しいカジュアルワインが完成しました。
●苗木から育てる強み
果実のポテンシャルを最大限に引き出せる背景には、カセラ社がぶどうの苗木ビジネスを展開しているAQ
V社(Australian Quality Vines)を傘下に持っていることが挙げられます。AQV社は、クローン苗生産と
苗木育成・販売でオーストラリア NO.1 のシェアを誇る会社です。自分達の造りたい、果実をストレートに表現
できるワインの原料となるぶどうを、苗木の段階から育成できるという事が、世界的に例の見ない強みです。
このように、
「より良い原料は、自ら育種し、栽培する」というカセラ社の企業姿勢は、サッポロビールの協働
契約栽培の考え方と一致し、このたび、販売契約の締結が実現しました。
上記の経緯により、多くの人々に愛されている新しいワインを、日本のお客様にもお届け出来る運びとなり
ました。先行発売している国と同様、業務用・家庭用市場において高いご支持を頂戴できると確信しています。
三年後には30万函規模のブランドに育て、日本のオーストラリアワインの№1ブランドを獲得したいと考え
ています。
※1 スティルワイン(2L以下の容器)の輸入通関実績
※2 ACニールセン調べ。家庭用市場の7割近くを調査しており、米国家庭用市場調査では最も信頼性が高い。
※3 米国ワイン消費量は2億3600万函(2001年度、O.I.V.調べ)
記
商品名と特徴 ①イエローテイル カベルネ・ソーヴィニヨン 750ml
果実酒、赤、ミディアムボディ、アルコール分15%未満、カベルネ・ソーヴィニヨン種 100%
ブラックベリー、チョコレート、ヴァニラのアロマと折重なり、ほのかなミントの香りがグ
ラスから飛び出してきます。口に含んだ瞬間に果実本来の力強い酸味とスパイシーで豊かな
ベリー香が感じられます。
②イエローテイル シラーズ 750ml
果実酒、赤、ミディアムボディ、アルコール分15%未満、シラーズ種 100%
顔を近づけた瞬間、ベリーとヴァニラオークのアロマがグラスから弾け飛びます。
口に含むと柔らかに熟した果実の味わいが広がり、程よいタンニンと見事なまでの調和を奏
でます。
③イエローテイル シャルドネ 750ml
果実酒、白、やや辛口、アルコール分15%未満、シャルドネ種 100%
グラスから溢れ出す、素晴らしいヴァニラとココナッツのアロマのコンビネーション、豊か
でまろやかなトースト香の余韻をお楽しみいただける、滑らかな飲み口を持った飲みやすい
ワインです。
参考小売価格 ① ② ③ 1本 1,000円、1函(12本入) 12,000円
(消費税別) ※参考小売価格は販売店の自主的な価格設定を拘束しません。
発 売 日
平成16年9月8日(水)より全国一斉
パッケージ
① ② ③ グリーン瓶、樹脂コルク仕様
広 告 宣 伝
首都圏・近畿圏を中心に、ラジオや各種メディアにて積極的に展開します。
販売計画
3品種合計−80,000函(9L換算、発売時∼04年末まで)
(参考)カセラ・ワインズ・エステート社(Casella Wines Estate)について
設 立 年:1969年(イタリア移民の Fillipo&Maria Casella 夫妻がワイナリーを開設)
所 在 地:オーストラリア ニューサウスウェールズ州 イェンダ(YENDA、New South Wales、Australia)
CEO :John Casella 氏
会社概要 :年商160億円。従業員数270名。
(輸出売上ベースで、オーストラリアでは、ワイン
企業としては5位、家族経営のワイナリーとしては1位)
以上