私の夢 国府中学校 2年 私には大人になってもずっと剣道を続けていき

私の夢
国府中学校
2年
私には大人になってもずっと剣道を続けていきたいという夢があります。
私は中学校で剣道に出会いました。剣道の試合を見た瞬間、私は衝撃を受けました。
大きな声を出し、攻めて打っていく姿がとてもかっこよくて「私もあんなふうになれる
かな」と思いました。今までこんなふうに思えることがなかった私にとって、その時が
自分を変えるきっかけになりました。今までの私はすごく人見知りで自分から前に出る
のが怖くていつも誰かのあとに付いていくだけでした。しかし剣道をやるようになって
から、少しずつですが変わり始めました、夢中になってやっていると剣道の難しさが分
かってきてこのままだと強くなれないと思い、他の道場に行くことを決めました。知ら
ない所に行くのは少し怖かったです。けれど、ここで逃げたらだめだという気持ちが強
く、勇気を出して道場の門を叩きました。きっと今までの私だったらできなかったこと
です。これも剣道が私を変えてくれたから、勇気をもって行動できたのだと思います。
道場にはたくさんの先生方がいます。私に足りないことを時には優しく、時には厳しく
教えてくださいます。先生方のアドバイスを生かして頑張っています。
また、ある夢も出てきました。それは剣道を教える先生になりたいということです。
理由は二つあります。一つ目は多くの人に剣道のすばらしさを知ってもらいたいという
ことです。また今の私のように剣道を好きになってもらいたいということもあります。
私は剣道が大好きです。なぜ好きかと言われるとたくさん理由がありますが、私は剣道
の礼儀を重んじる所がとても好きです。剣道というのは試合で勝ち負けを競い合うこと
はもちろんしますが、他のスポーツとは違い、勝った時には打たせてくれた相手に感謝
する、負けても自分の弱さに気付かせてくれたことに感謝することをとても大切にしま
す。これらは私たちがこれから生きていくなかで、とても重要なことだと思います。こ
のように相手への思いやりの心や感謝の心をもつことの大切さを多くの人に知っても
らいたいです。
二つ目は自分を見つめ直し、さらに高めていくことができるからです。剣道をやると
自分に足りない所がわかります。強くなるためにはたくさんの練習を積んでいくこと、
どうしたら良くなるか考えることが必要です。私は日々の練習や試合での結果をよく振
り返ります。そうすることでこの先の課題を見つけることができ、これらをずっと続け
ていくことによって自分を高め、夢を叶えることができるのではないかと考えています。
私は今の私に満足していません。大会でもあまり良い結果を残せずあの時こうすれば
良かったと後悔することが多いです。先生になりたいと夢みていますが、正直今のまま
では絶対に叶うとは思いません。中学校で始めた人と小さい頃からやっている人では大
きな差があります。しかしそれをしょうがないと言って差を縮めようとしない人はどう
やっても成長しないと思います。私の父は私にこう言いました。「その差は自分が他の
人よりも人一倍努力しないと埋められない。」私もその通りだと思います。しかし簡単
に努力といっても難しいと思います。けれど私は頑張りたいという気持ちの方がずっと
大きいです
ここまで私を支えてくれたのは剣道であり一番大切なことを教えてくれたのも剣道
です。私は大切なことを多くの人に伝えることのできるすばらしい剣道の先生になりた
いです。