WIN_CW の使用説明 ウィンドウ表示、メニュー項目、ボタン項目 表示は上部よりボタン部、解読文字表示部、印字表示部となっています。 解読文字表示部は92文字/行の2行構成で表示文字が2行目右端に達すると スクロールします。 印字表示部は印字13ラインを表示します。最下段右端に達するとスクロール ファイル(F) WIN_CW を終了します。 開始ボタン 印字、解読を開始します。 停止ボタン 印字、解読を停止します。 開始ボタンを押すことにより停止状態から再開します。 クリアボタン 表示されている印字、解読表示を消去して停止状態になります。 コピーボタン 表示されている画面をクリップボードにコピーします。 コピーされる画面は解読画面、印字画面とマーク、スペース時間でボタン類はコピーさ れません。 クリップボードにコピーされた画面を画像編集ソフトで編集することにより記録や印刷を することができます。 速、遅ボタン 印字の掃引速度を設定します。 1ライン(画面左端から右端まで)を「遅」で10秒、「速」で5秒の掃引速度で掃引します ので符号の速度や 目的に合わせて設定してください。 印字画面の総ライン数は13ラインですので「遅」で約2分、「速」で約1分の印字が表 示されます。 このボタンを押すとそれまでの印字、解読表示を消去して停止状態になります。 初期値は「遅」(10秒/ライン)です。 欧文、和文ボタン 符号の解読モードを設定します。 初期値は「欧文」です。 検出遅延 雑音を検出しない様に信号を検出するまでの時間を遅延します。 ここにチェックを入れると30ミリ秒以下の信号は無視されます。 この機能は一応付けてみましたが有効かどうかはわかりません。 自動停止 印字の開始を入力が検出されるまで待つとともに印字画面のスクロールを停止しま す。 ここにチェックを入れると待機状態となり入力が検出されるまで印字を開始しません。 また、印字が最下端に達してもスクロールをしませんので印字表示部には入力開始か ら1分ぶん(速)もしくは 2分ぶん(遅)の印字表示が残ります。 なお、解読は通常状態と同様に動作します。 画面をコピーするときに便利かと思いつけてみました。 入力 サウンドボードの入力状態を表示します。 サウンドボードに入力レベルにより青色のバーを表示します。飽和状態になると赤色 の表示になります。 信号入力時に検出ライン(バーの途中にある縦の線)を青色のバーが超えるように入 力を調整します。 検出(<、>ボタン) 検出ラインを調整します。 「<」で左方向、「>」で右方向に移動します。 入力状態に合わせて調整してください。 MARK、SPACE 入力された信号のマークおよびスペースの基準時間(1短点分の時間)です。 表示はミリ秒単位で、大凡の値です。 使用方法 接続 本ソフトでは入力にサウンドボードを使用するために、信号入力として低周波信号が 必要です。 入力に直接電鍵を接続しても動作しません。 電信練習用発振器や無線機のサイドトーンなどの出力をパソコンの MIC 入力端子に 接続します。 トーンの出力を2分岐プラグ等で分岐して片方にヘッドホンを接続して使用するとFB です。 また、サウンドカードのドライバが全二重に対応しているとサウンドカードの入力トーン を出力でモニタできる様です。 (半二重の環境はソフトが動作すると出力が切れてしまいます。) ソフトを起動しますとオープニング画面が表示されます。 「開始」ボタンをクリックすると黒点が画面左から右へ移動し右端に達すると一段下がり 左から再開します。 この状態でサウンドボードにトーンを入力すると入力ゲージが振れますので有信号時 のみゲージの縦線を青色のバーが超 えるように調整します。 入力調整はトーン発振器側のボリュームを調整するか、タスクバー右端のスピーカー マークをクリックして録音のボリュ ームを調整します。 起動後は入力が検出レベルを超えた時だけ黒線が引かれ、印字されるとともに解読 可能ならば解読文字を表示します。 符号のタイミングを取るために最初の数文字は解読に失敗することがあります。 ---------------------------------------------------------------------BT、AR、AS、VA、HH、ホレ、ラタは背景色が緑で表示されます。 和文で濁点の付いた文字が黄色のリバースで表示される場合は、文字と濁点の間が 少ない時です。 (”ダ”、”ベ”、”ボ”を除く) ヰは"ィ"、ヱは"ェ"と小さい文字で表示します。 解読不能の場合は*が赤の背景色で表示されます。 解読は、電波法に規定されている 1.一線の長さは、三点に等しい。 2.一符号をつくる各線または点の間隔は、一点に等しい。 3.二符号の間隔は、三点に等しい。 4.二語の間隔は、七点に等しい。 に則った符号でしたら、かなりの確率で成功します。 符号間の短い信号は苦手で(私も苦手です HI)解読できずに”*”を多発します。 印字エリアには黒点が走り信号が検出された時には黒色の軌跡を残しますので符号 を見ることができます。黒点が最下段 右下までいくと軌跡が一段上にスクロールして最下段左側より印字します。 マーク、スペースの基準時間はソフト内部で算出した大凡の1短点分の時間を表示し ていて、解読もこの時間を基準にしています。 点間の間隔が無い場合等はスペース時間がマーク時間に比べて長くなります。 一応、受信機出力を入力としても使用できますが、雑音対策ははたして有効なのか不 明な検出遅延しかありませんので若干調整が難しいです。 注意:トーンを出力する機器とサウンドボードを接続する時、両者のアース間に大きな 電位差があると故障の原因となりますので御注意ください。 解決方法としては、両者に共通アースを付けるとか トランスで絶縁する方法等がありま す。
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