Clontechniques 2006年夏号|Adeno

New Products
Adeno-XTM AcGFP1 Marker Virus
Ready-to-useな高タイターのアデノウイルスコントロール株
・感染効率を視覚的に測定
・感染条件を最適化
・コントロールウイルスとして使用可能
ClontechのAdeno-XTM AcGFP1 Marker
Virus はオワンクラゲ
(Aequorea coerulescens )由来の単量体緑色蛍光タンパク
質AcGFP1を発現します。このウイルス
株 はClontechのAdeno-XTM Expression
System 2を用いて、AcGFP1カセットの
強力な構成的発現にサイトメガロウイル
スのIEプロモーターを利用して開発さ
れました。このウイルスは遺伝的均一性
を確実にするためプラーク精製を行い、
増 幅 し、 そ の 後Adeno-XTM Virus
Purification Kitによるフィルター精製を
行っています。Adeno-XTM AcGFP1(∼
109 IFU/ml)は1チューブ(100 µl)で
数回の予備実験および最初の増幅に十分
に使用できます。ClontechのAdeno-XTM
AcGFP1 Marker Virusは使用する細胞
型がアデノウイルスに感染しやすいかど
うかを決定し、特定の細胞において遺伝
製品名
包装量
Cat. No.
Adeno-XTM AcGFP1 Marker Virus 営 ラ
100 µl
632504
価格
¥155,000
¥455,000
NEW!
a
b
a 非営利施設対象価格です。
b 営利施設対象価格です。
営 営利施設の場合、ご購入前にライセンスを取得してい
ただく必要があります。
ラ マークのある製品はご購入に際してライセンス確認書
が必要になります。
Notice to Purchaser
図1. Adeno-XTM AcGFP1 Marker Virusを 感 染
The Living ColorsTM legal statement
させたHeLa細胞。
(27ページ参照)
HeLa細胞を感染多重度(MOI)=10で感染させ、
48時間インキュベーション後、フィルターセッ
ト(FITC/EGFP特 異 的 ) を 装 着 し たZeiss社
Axioskopを用いた蛍光顕微鏡検査により視覚化
しました。
子導入媒体として機能するウイルスの能
力を測定するための最適なツールです。
AcGFP1タンパク質は生細胞中において
も視覚化できるため(図1)
、感染効率の
測定を可能とし、感染プロトコールの最
適化を容易にし、また実験が開始された
後はコントロールとしても使用できます。
その他の利用可能な高タイターの
Adeno-X TM Marker Virusには Lac Z、
DsRed2、およびNull Marker Virusがあ
ります。
Adeno-XTM Expression System 2
CreatorTM技術によるアデノウイルスの迅速なクローニング
・簡単に複数のアデノウイルスベクター
を生成
・操作時間が最小限
・CMVやU6など任意のプロモーターを
導入可能
Clontech の Adeno-X TM Expression
System 2は、CreatorTMシ ス テ ム の ス
ピ ー ド と 精 度 を、 強 力 で 用 途 の 広 い
Adeno-XTM Expression Systemsに 適 用
したものです。遺伝子の導入は良く知ら
れているCre-loxP 組換え反応に基づいて
行われ、正確で方向性を持たせたクロー
ニングが可能です(図1)
。完成した組換
えアデノベクターを調製・増幅し、霊長
類およびげっ歯類を含む広範囲の動物種
への効率的な導入に使用することができ
ます。発現法を選択することが可能で、
cDNAの構成的発現やプロモーター特異
的発現、shRNAの構成的発現から選択
できます(1)
。
kb M
+ V
1.3
1.0
0.8
0.6
製品名
包装量
Cat. No.
価格
Adeno-XTM Expression System 2 ラ
5回
631524
¥175,000
Adeno-XTM Promoterless Expression System 2 ラ
5回
631525
¥198,000
ラ マークのある製品はご購入に際してライセンス確認書
が必要になります。
図1. CreatorTM Cloning Systemによる組換えア
デノウイルスコンストラクトを高頻度で生成。
発 現カセットをCre リコンビナーゼを用いて
Adeno-X TM LP Promoterless Expression
Vector内に導入しました。組換えアデノウイル
スDNAをE. coli EZ10(Cat. No.636756)内で増
幅しました。選択培地上の、10コロニーをラン
ダムに選択し、ベクター特異的プライマーおよ
び S p r i n t TM A d v a n t a g e 9 6 P l a t e ( C a t .
No.639550)を用いてPCRにより分析しました。
その結果、10コロニーともDNA挿入が確認さ
れました。異なる13種の遺伝子と3種の発現系
のいずれか1つを用いた合計36回の実験から、
87.7%のクローニング効率が得られました(デー
タは示していません)
。+:陽性コントロール。V:
ベクターのみ。M:φX174/Hae III分子量マー
カー。
参考文献
1. Adeno-X™ Expression System 2
(January 2003) Clontechniques XVIII(1):16‒17.
関連製品
・Adeno-XTM Rapid Titer Kit
(Cat. No.631028)
・Adeno-XTM Virus Purification Kit
(Cat. No.631533)
・Adeno-XTM Expression System 1
(Cat. No.631513)
・Knockout Clone & Confirm Adeno RNAi
System 1(Cat. No.631536)
・Knockout Clone & Confirm Adeno RNAi
System 2(Cat. No.632458)
Notice to Purchaser
The CreatorTM, Living ColorsTM products legal
statements(27ページ参照)
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クロンテクニーク 2006年 夏号