共同プレスリリース 子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク 福島老朽原発を考える会(フクロウの会) 国際環境 NGO FoE Japan 県民健康管理調査に関して、福島県に要請 ~低線量被ばくの影響を軽視した調査手法に警鐘 被ばくの実態の把握と低減を目的とした調査を求める~ 本日、子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク、福島老朽原発を考える会(フクロウの会)、国際 環境 NGO FoE Japan は、福島県との交渉を行い、①県民健康管理調査の目的を、県民の「不安解消」 ではなく、被ばくの低減と健康被害の最小化のためとすること、②低線量被ばくによる影響を重視し、 影響があることを前提にした調査とすること、③尿検査やホールボディカウンターの検出限界値を下げ、 低線量被ばくによる影響を把握し、被ばくを避けるための予防措置がとれるようにすること――などを 求める要請書を提出しました。 県は、 「調査の目的は県民の不安をかきたてないような表現とした。検出限界値の問題は、調査を実施し た放射線医学総合研究所、放射線影響研究所にきいてほしい」と回答しました。 主催団体は、 「今の検出限界値は、たとえば尿検査については、実際に市民団体による調査で検出された セシウムの濃度の 10 倍以上となっている。これでは、低線量被ばくの状況が把握できず、被ばく低下の 対策もとれない」と述べました。 参加者からは、 「県民を守るための、県民が信頼できるような調査をしてほしい。尿検査を実施してほし い」などの意見が出されました。 交渉に先立って、①「山下俊一氏の罷免を求める県民署名」 (子どもたちを放射能から守る福島ネットワ ーク)6,662 筆、②「避難・疎開の促進と1ミリシーベルトの順守を」49,775 筆(子どもたちを放射能 から守る福島ネットワーク、福島老朽原発を考える会(フクロウの会)、国際環境 NGO FoE Japan、グ リーン・アクション、美浜の会、グリーンピース・ジャパン)を提出しました。 添付資料:県民健康管理調査に関する要請書 署名の文面は下記から 1.山下俊一氏の罷免を求める県民署名 http://fk-m.com/re-yama 2.「避難・疎開の促進と1ミリシーベルトの順守を」 http://www.foejapan.org/infomation/news/110610.html 問い合わせ先: 福島老朽原発を考える会 阪上 090-8116-7155 国際環境 NGO FoE Japan 満田(みつた):090-6142-1807
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