虫刺されに気をつけよう

No.47
2009/8/6
虫刺されに気をつけよう
蚊、毛虫、ブユなどによる虫刺されの多い時期になりました。もし刺されてしまったら?
チャドクガ
6 月∼9 月はチャドクガの幼虫による虫刺されに気をつけまし
ょう。チャドクガの幼虫の体は毒針毛に覆われていて、触らな
くても近づいただけでも刺さります。掻いたりこすったりする
と毒針毛が皮膚に入りこみ、症状がひどくなることがあります。
皮膚についた毒針毛は粘着テープで取り除き、よく泡立てた
石けんや流水でこすらないように洗い流しましょう。洗い流し
た後はステロイド軟膏を塗っておきましょう。痛みが強くなる
ようなら皮膚科を受診しましょう。
予防するには?
チャドクガの幼虫は、ツバキやサザンカなどの葉の裏側によく
群がります。ツバキやサザンカ以外でも、虫食い葉のある樹木
には毛虫がついている危険性があるので、できるだけ近づかな
いようにしましょう。
※写真については
(社)農林水産技術協会「庭の刺す毛虫・刺さない毛虫」<www.afftis.or.jp/konchu/kemushi/chadokuga.html>
アクセス(2009/08/06)より引用
ブユ(ブヨ)
ブユはブヨともいわれ、体長 2∼5mm 程度、小型のハエのような黒い
虫です。
刺された時は痛みやかゆみをほとんど感じませんが、半日くらいたって
から赤く腫れ、次第に激しいかゆみが出てきます。2∼3 日間は腫れが
強く、熱をもつことがあり、かゆみは 1∼2 週間続くこともあります。
刺されたら早めにかゆみ止めやステロイド軟膏を塗りましょう。熱をも
っている時は冷やすとよいでしょう。腫れが強い時は皮膚科を受診しま
しょう。
予防するには?
ブユ(ブヨ)は、きれいな水のある場所におり、朝夕に活動することが
多いです。足(とくに膝下)を刺される人が多いため、ブユに刺されそ
うな場面では足を露出しないようにしましょう。
※写真については
(社)日本皮膚科学会「皮膚Q&A第 16 回」<www.dermatol.or.jp/QandA/mushi/q06.html>(アクセス 2009/08/06)より引用