ゲルマニウムラジオ ◎アンテナ端子(赤)とアース端子(黒)にアンテナコイルを接続して放送を受信します ◎アンテナコイルとしてリードインダクタが付属しています ◎付属のポリウレタン銅線でアンテナコイルを作って実験ができます << パーツリスト >> 品名 個数 備考 ケース 1 配線済みのゲルマラジオを取り付けてあります 陸軍ターミナル 2 赤色、黒色 各1個 ポリバリコン用ダイアル 1 取付用ビス付き リードインダクタ 1 330μH (アンテナコイルに使用) ポリウレタン銅線 1 アンテナコイル製作用15m 1 みの虫クリップ付き1m ビニール線 ※陸軍ターミナルとポリバリコン用ダイヤルは取り付けてありませんのでネジ止めしてください << ゲルマニウムラジオの仕組み >> アンテナコイルとポリバリコンで構成する同調回路で放送局を選択します。 目的の電波をゲルマニウムダイオードで検波します。 ダイオードで検波された出力の高周波成分を結んだ線(包絡線)が音声成分となります。 イヤホンを通すと高周波成分は除去されて音声が聞こえます。 包絡線 (音声) 同調回路 検波 目的の電波 検波出力 << 配線図 >> アンテナコイル アンテナ端子(赤) 1N60 VC 1000p 1000pFのコンデンサは高周波 成分を除去し、音声成分の 波形をなめらかにします 10k 10kΩの抵抗は電波が強い ときに音声が歪むの防止し ます アース端子(黒) << アンテナコイルの接続 >> アンテナ端子(赤)とアース端子(黒)にアンテ ナコイルとしてリードインダクタを接続します アンテナ端子にはアンテナに接続するための 『みの虫クリップ』付きのビニール線も接続し ます アルミサッシをアンテナとして利用してみます アルミサッシは表面処理されていて電気が通ら ないので、そのままアンテナ線を接続しても電 波は受かりません アルミサッシの鍵の表面がこすれて地金が現わ れているところに『みの虫クリップ』で接続します (C)Copyright 2006 シャンテック電子 アンテナ端子・アース端子とダイヤルの取付 赤(アンテナ端子) 黒(アース端子) ポリバリコン用ダイヤル ケース ワッシャ ビス ビニール線が半田 付してある卵ラグ ポリバリコン ポリバリコン用ダイヤル 放送を受信します。 ・ アンテナ端子とアース端子にアンテナコイルとしてリードインダクタを接続してください。 (リードインダクタの向きはどちらでもかまいません) ・ 10m程度のビニール線を張ってアンテナ端子と接続します(できればアース端子にアースも接続します) ・ アンテナ線を張れない時は、アルミサッシやカーテンレールをアンテナとして 利用してみます。 アルミサッシの鍵やカーテンレールに『みの虫クリップ』で で接続してみてください。 電話線をアンテナに利用します。 電話機のコードにビニール線を巻きます(右図) ・バリコンのダイヤルを回すと、小さな音ですがどこかの放送が受信できます ・ 放送を受信できない場合は、アンテナからの電波が弱いことが原因です 鉄筋の建物は電波が進入しにくいので感度が下がります ゲルマニウムラジオは増幅回路がありませんので、感度を上げるにはアンテナ 又はアンテナコイルで利得を稼ぐ必要があります アンテナコイルの製作 空芯コイルのインダクタンス(巻線の直径0.3mm) 線長10m 線長13m 線長15m 線長17m (μH) ゲルマニウムラジオで外部アンテナを使用しないで放送 を受信するには、断面積の大きなアンテナコイルで利得 を稼ぐ必要があります。 同じ外周の場合は円形にする と断面積が大きく効率が良いのですが、製作するコイル の形状は円形でなくてもかまいません。 500 AM放送を受信する同調回路に使うコイルのインダクタ ンスは計算上330μHとなりますが、実際には製作した コイルの巻線間の容量分の影響で同調できる周波数が 少し低くなります。 目的の周波数が受信できない場合 は巻数を調整します。 400 300 200 100 0 0 50 100 150 200 コイルの直径(mm) 250 300 コイルを製作する巻枠には、ダンボールの空き箱、プラスチック のカゴ、食品用のタッパなどが利用できます。 プラスチックの植木鉢やバケツのように円錐形のものは巻線が 滑ってずれますので、ビニールテープを貼った上に巻きます。 下の写真は角材で作った巻枠に巻いたコイルです。 ホームページ「電波を受信するには」も参考にしてください 製作したコイルをゲルマニウムラジオに接続してコイルの方向を 調整しながらポリバリコンで放送局を選択します 長さ30cmの角材をX形に組 んだ四角形のループアンテナ です。 中心に切り込みを入れて接着 剤を塗り、両側から釘で固定し ます。 左のグラフは円形に密着巻にしたときの、使用する線の 長さとコイルのインダクタンスの関係を表しています。 線径0.3mmのエナメル線(ポリウレタン銅線)を15m 使用して直径20cmのコイルを製作すると約300μHと なります。 グラフを参考に製作してみてください 同調回路の巻線間容量の影響 Co Cv Cv 同調周波数 f はL(コイル)とC(コンデンサ)で 決まります 1 f= 2π LC コイルの分布容量Coがプラスされるので C=Co+Cvとなり同調周波数が低くなる (C)Copyright 2006 シャンテック電子
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