「ハンナのかばん」寄贈が決定しました

緊 急 プレスリリ ース 2014年 10月 21日
NPO法人ホロコースト教育資料センター
報道関係者各位
アウシュビッツ解放70周年に向けて
命 の授 業 「ハンナのかばん」 の訪 問 1000校 達 成 を目 指 しています
ポーランド国立アウシュビッツ博物館より日本の NPO への
「ハンナのかばん」寄贈が決定しました
NPO法人ホロコースト教育資料センターは、命を尊ぶ、寛容な心を育むために、ホロコースト(ナチスのユダ
ヤ人虐殺)の歴史を教材とした教育活動を行っています。2000年に、ポーランドのアウシュビッツ博物館より
チェコ生まれの少女ハンナ・ブレイディの遺品である旅行かばん(複製)を借り受け、これまで全国900を超える
学校を訪問し、命と人権の学習「ハンナのかばん」を実施してきました。
この度、アウシュビッツ博物館より、貴重な収蔵品である「ハンナのかばん」が当NPOへ寄贈されることになり
ました。下記の日程で担当職員のアグニエシュカ・シェラツカ氏(Agnieszka Sieradzka)をポーランドからお迎えし、
契約書を取り交わすこととなりました。
来年は、アウシュビッツ収容所解放70周年、「ハンナのかばん」が当NPOに届いて15周年です。この節目に、
当NPOでは 「ハンナのかばん」訪問授業1000校達成を目指しています。日本全国の小学校、中学、高校や
自治体に呼びかけたいと思っておりますので、広く周知のご協力を賜りますようお願い申し上げます。
■日 時 :
2014年10月23日(木) 午後4-5時
■ 場 所 : NPO法人ホロコースト教育資料センター事務局
東京都新宿区大京町22-1 HAKUYOHビル6階 (丸ノ内線「新宿御苑前」駅徒歩7分)
■ 出席者 :
アグニエシュカ・シェラツカ (ポーランド国立アウシュビッツ博物館、収蔵品担当)
石岡史子 (NPO法人ホロコースト教育資料センター代表)
世界で感動をよんでいる
「ハンナのかばん」とは
ハンナ・ブレイディ
日本発のホロコーストの実話。
45 ヵ国で出版。舞台や映画にもなりました。
ユダヤ系チェコ人の少女ハンナ・ブレイディがアウシュビッツへ
送られる際に持っていたトランク(複製)。1944 年、ハンナは 13 歳
でガス室で殺された。2000 年、ホロコースト教育資料センターで
開催された「子どもたちが見たホロコースト」展のために、「ハン
ナのかばん」が貸し出された。かばんに書かれていた名前を手
掛かりに NPO で調査をしたところ、ハンナには 3 歳年上の兄が
いたこと、その兄は今もカナダで生きていることが分かった。
2001 年、日本の子どもたちに会いに、ハンナの兄ジョージ・ブレ
イディ氏は初めて来日した。妹ハンナとの思い出や自らアウシュ
ビッツを生きのびた体験を語った。「ハンナのかばん」は、命の
大切さを伝える教材として、全国の学校を訪問している。
かばんに書かれた文字
ハンナ・ブレイディ
1931 年 5 月 16 日生まれ 孤児
お問 い合 わせは、NPO法 人 ホロコースト教 育 資 料 センター (石 岡 )までお願 いします。
TEL:03-5363-4808
Email : [email protected]
ホロコースト教育資料センターは、命と人権教育のNPOです。学校訪問授業や教材パネルの貸出を行っています。