電気ヒータ

01
電気ヒータ
規格品にとらわれない自由な発想
色々なシーンで活躍する電気ヒータ。温泉加熱、食品産業用など、お客様のニーズに合わせた商品をご提案します。
01-1 カートリッジヒータ
Cartridge heater
発熱線を絶縁碍子に巻き付けてシースとの距離を小さく保ち、
熱伝達性能を向上し高出力を安定して得られるように製作され
たものです。
金属パイプの中に MgO ボビンに巻かれた発熱線を入れ、高純
度のマグネシアを充填し、金属パイプの片側からリード線を引
き出したヒータです。
特徴
使用方法により小さなヒータに大きな電気容量を入れることが可能。
用途
鋳型、金型、液体加熱器、半導体製造装置、食品産業用機械など。
外径
Φ5mm ~Φ25mm
サイズ
材質
40mm ~ 2,000mm
SUS304、SUS316L、銅、チタン、インコネル 600、インコロイ 800。
形状
金型加熱の場合、ヒータと挿入孔とのクリアランスが大きいと熱の伝わりが悪くなり、オーバーヒートを起こすことがあります。
取付のクリアランスを少なくすることがヒータの寿命を延ばす1つの要素といえます。
アンバランス型
防水加工型
フランジ型
L型
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01
01-2 シーズヒータ
Sheathed heater
発熱線(ニクロム線、鉄-クロム線)をマグネシアを絶縁材と
して金属管(シース)の中に入れ、絞り加工で充填密度を上げ
て発熱線からの熱を金属管表面に伝達しやすくしたヒータです。
曲げ加工も可能です。
「シーズヒータ」は、金属パイプの中央にスパイラル状の発熱体
を熱伝導の良い絶縁物(MgO)で高密度に充填したヒータです。
1. 電気的に完全に絶縁されており、直接加熱が可能で安全。
2. 振動、衝撃に強く、発熱線が酸化されないため長寿命。
3. 熱伝達に優れ、耐熱性のパイプ材質にすれば、高温の場所にも使用可能。
特徴
4. 曲げ加工が容易で、様々な形状に制作が可能。
5. 量産性に優れ、低価格
用途
鋳型、金型、液体加熱器、半導体製造装置、食品産業用機械など。
標準寸法
パイプ材質
パイプ長
銅
パイプ仕上外径
ターミナル径
(ΦD1)
(ΦD2)
Φ8、Φ9、Φ10、Φ12
ステンレス
Φ6.5、Φ8、Φ9、Φ10、Φ12、
(SUS304、316L)
Φ14、Φ15、Φ16、Φ18、Φ20
200 ~ 12,000
インコロイ 800
Φ6.5→Φ2
Φ8→M3
Φ9→M3、M4
Φ10→M4
Φ6.5、Φ8、Φ9、Φ10、Φ12
Φ12→M4、M5
パイプ内径とターミナルの絶縁距
離を考慮して決定してください
インコネル 600
チタン
Φ15
Φ10、Φ12、Φ18
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01-3 マイクロヒータ
Micro heater
金属シース構造になっており、安易に曲げ加工がおこなえるヒータです。非発熱マイクロヒータの設計・製作が可能です。
マイクロヒータ
Micro heater
外径が非常に細かいため曲げ加工が容易で、複雑な形状の場所に取り付けが可能。
特徴
標準寸法
シース種別
S(1 芯 )
シース外径
(DΦmm)
抵抗値
(Ω/m)
許容最大 発熱線径 シース肉厚 加工最大
電流値 (A) (dΦmm)
(tmm)
長さ (m)
耐電圧
(V)
1.0
28.0
1.5
0.22
0.15
200
500
1.6
11.0
2.9
0.35
0.20
180
600
2.4
4.8
5.5
0.55
0.30
90
3.2
2.6
7.2
0.72
0.40
4.8
1.5
11.0
0.96
1.4
84.0
1.2
0.18
29.0
2.1
0.30
42.0
1.6
0.26
60.0
1.4
0.21
90.0
1.1
0.18
100.0
1.0
0.17
40.0
1.6
0.26
27.0
2.4
0.32
シース種別
シース外径
(DΦmm)
抵抗値
(Ω/m)
許容最大 発熱線径 シース肉厚 加工最大
電流値 (A) (dΦmm)
(tmm)
長さ (m)
9.4
5.0
0.55
20.0
2.7
0.37
700
31.0
2.2
0.29
50
800
7.2
6.0
0.63
0.60
23
1000
15.0
4.0
0.43
0.18
3
500
24.0
2.5
0.34
4.4
8.0
0.80
9.6
4.5
0.53
15.0
4.0
0.43
3.2
10.0
0.90
6.6
6.0
0.65
10.6
4.5
0.50
42.0×3
1.2
170.0
220.0
2.8
3.2
耐電圧
(V)
0.34
3 ~ 10
700
0.40
6 ~ 12
700
0.34
3 ~ 10
700
0.60
10 ~ 20
900
0.18
0.25
3.5
600
1.2
0.18
0.25
2.5
600
1.0
0.16
0.25
1.5
600
W(2 芯 )
1.6
4.0
0.20
2~5
500
W(2 芯 )
4.8
0.25
2.0
42.0
110.0
1.6
1.0
4
T(3 芯 )
2.4
F(4 芯 )
2.4
600
0.26
0.16
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コールドエンド付マイクロヒータ
Micro heater with cold end
マイクロヒータ端末部に任意の長さで非発熱部を設計することが可能です。
特徴
従来品との比較
シース径
シース素材
φ3.2
インコネル 600、SUS316
φ4.8
SUS316
片側端子基本形状/ W-A 型・F-A 型
Micro heater
W(2 芯 )、F(4 芯 ) シースを所要の長さに切断し、一端で発熱
線を直列に結続したのち絶縁物を封入して密閉し、他端スリー
ブ及びリード線を取り付けた型式でスリーブの基本形状です。
A 型スリーブはリード取出部に防湿シール加工を施してありま
すのでスリーブ周囲の温度は 200℃以下でご使用ください。
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04
シース先端部の構造
A 型スリーブの構造
発熱線結続図
A 型スリーブの部品構成
A 型スリーブの標準寸法
部品 No
部品名
材質
1
発熱線
NCHW-1
シース外径
(DΦmm)
部品名スリーブ
(dmm)
スリーブ
(Imm)
リード
(Rmm)
36
1.0
43
1.6
1.4
6.4
1.6
2
3
シース
絶縁物
SUS-316
MgO
2.4
1.4
8.0
4
スリーブ
SUS-304
2.8
3.2
5
リード線
ニッケル線
4.0
6
シール材
両側端子基本形状/ S-A 型
ガラス
10.0
4.8
Micro heater
シースを所要の長さ (Lmm) に切断し、両端にスリーブ及び
リード線を取り付けたもので、スリーブの基本形状です。
スリーブ周囲の温度は 200℃以下でご使用ください。
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A 型スリーブの構造
A 型スリーブの部品構成
A 型スリーブの標準寸法
シース外径
DΦmm
部品名
材質
材質
1
発熱線
NCHW-1
NCHW-1
シース外径
(DΦmm)
部品名スリーブ
(dmm)
スリーブ
(Imm)
リード
(Rmm)
36
1.0
43
1.6
1.4
6.4
1.6
2
シース
SUS-316
3
絶縁物
MgO
NCHW-1
NCHW-1
2.4
1.4
8.0
4
スリーブ
SUS-304
NCHW-1
5
リード線
ニッケル線
NCHW-1
2.8
3.2
4.0
シール材
6
ガラス
両側端子基本形状/ S-B 型
NCHW-1
10.0
4.8
Micro heater
A 型スリーブに M3 のネジターミナルを結続し、外部リード線を ネジ止めで接続できる構造にしたものです。
A 型同様スリーブ周囲の温度は 200℃以下でご使用ください。
B 型スリーブの構造
B 型スリーブの標準寸法
1
発熱線ニッケルリード線 1.6Φmm
2
テフロンブッシュ 8Φmm×10
3
ターミナル、SUS-304、M3、P0.5
4
ワッシャー M3 用
5
ナット M3、P0.5
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01-4 プレートヒータ
Plate heater
プレートにヒータエレメントを取付け、プレート面の温度を均一にしたヒータです。
温度に応じて、プレート材質の選定も可能です。
製品
プレートヒータ
仕様内容
形状 丸ステージ、角ステージ製作可
使用温度
標準タイプ 100 ~ 400℃
※高温タイプ 600 ~ 800℃
弊社のプレートヒータは、研究・開発・生産と様々な用途で使用されております。
用途
近年ではエネルギー産業で益々拡大している太陽電池製造装置における加熱プロセスにおいても
使用されており、他にも半導体の成膜装置・基板加熱・焼成・乾燥(樹脂、金属)
・接着剤熱硬化・
温度シュミレーション試験などに使用されております。
・ヒータ、熱電対からの放出ガスが少なくクリーンな環境で加熱することができます。
製品特徴
・プレートのサイズが豊富・円型・角型と用途に応じた設計が可能です。
・環境対応︓加圧、真空、不活性ガス、空気
円型プレートヒータ
角型プレートヒータ
※上記写真は 1 例です。「大型角型プレートヒータ」サイズ 1000×450(mm)、使用温度 600℃
試料固定治具
装置取合い用フランジ
オプション
リフレクタ
真空チャンバー
電流導入端子
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07
01-5 セラミックボードヒータ
Ceramicboad heater
セラミックボードにヒータエレメントを埋め込んだ設計で、大気中で高温まで使用できます。
セラミックボードヒータ上に溝を加工し、発熱線を埋め込んだヒータです。
最高温度は 1100℃まで加熱でき、形状は円筒~パネル状と自由設計が可能です。
お客様のご使用条件に応じたヒータ効率、長寿命設計を考慮したご提案をさせていただきます。
まずは、何なりとご相談ください。
用途
鋳型、金型、液体加熱器、電気炉、乾燥炉、食品産業用機械など
01-6 帯線ヒータ
Zone line heater
特殊合金の発熱線に直接電気を流し、高温まで加熱することができます。
また、曲げ加工が可能な為、自由設計が可能です。
用途
溶解炉
01-7 ラジアントヒータ
Radiant heater
特殊合金の発熱体により、大容量のヒータ設計が可能です。
お客様のニーズに応じた発熱体、碍子を選定します。
メンテナンス性にすぐれ、発熱体の交換が容易におこなえます。
用途
非鉄金属溶融炉、保持炉、雰囲気ガス処理炉、循環型電気炉、熱風発生装置など
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