日本人祖先の航海を再現するプロジェクト りゅうきゅう 日本人の祖先の一部は,およそ3万年前に台湾から 琉 球 諸島に渡 ってきたと考えられている。2月9日,国立科学博物館の人類学者で かい ふ ようすけ ある海部陽介さんが,そのような古代の人々が使った航路をたどるプ ロジェクトの開始を発表した。 そのプロジェクトチームには海洋冒険家や国立科学博物館,沖縄県 立博物館・美術館,南山大学,東京大学の科学者たちが含まれる。同 よ な ぐにじま いりおもてじま チームのメンバーは草舟を使い,7月に与那国島から西 表 島までの 75 キロを航行する予定だ。彼らはその後,2017 年に台湾から与那国 島までの航行に挑戦する。 記者会見で,海部さんは「古代の入植者は台湾から与那国島が見え たのでしょうか。彼らはどのようにして黒潮を渡ったのでしょうか。 その航海はとても困難なものだったに違いないと考えています。私た なぞ ちは日本人の起源に関する謎を解き明かしたいと思っています。」と 話した。 写真 (英文 156 語) 日本人の起源をたどるプロジェクトのために作られた草舟(同 プロジェクトチーム提供)
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