機械系工作室 工作機械操作注意事項 全工作機械共通 1.作業者は名札を装着する事(研究室・学番・名前等を明記) 2.作業に適した服装で行う事(基本は作業服) ①袖口・裾がきちんと締められる物、パーカー類等ひも状の装飾の有る物は 着用厳禁。 ②作業帽(野球帽等)の着用 ③アクセサリー類の装着禁止、特にネックレス類は厳禁。 ④靴に関しては安全靴・運動靴またはそれに類する物、サンダル類は厳禁。 ⑤長髪については、機械に巻き込まれない様に各自対処する事。 3.工作機械操作時には安全メガネを着用する事(眼鏡使用者はその都度考慮) 4.工作機械操作時には手袋の使用・椅子への着席は禁止とする。 5.知らない・解らない・不確か等での機械操作は絶対に行わない事。 6.回転中の工作物・工具には絶対に手を触れない事。 7.切削作業によって排出された切粉等は鋭利な為、不用意に手で触れない事。 8.切削直後の加工面は鋭利になっている為、不用意に手で触れない事。 9.作業中は不用意に目を擦らない、違和感が有ればすぐに管理者に連絡する事。 10.安全作業を心掛け、無理をしない。何かあれば直ちに管理者へ連絡する事。 上記の項目は工作室全ての機械操作に共通です。 機械別の諸注意は下記に記します。上記項目と合わせて必ず守る事。 旋 盤 主に丸棒の加工を行う場合に使用する機械です。表面・端面・ねじ切り等の 加工が出来ます。 1.チャックを回転させる際には、工作物が確実に 固定されている事・チャックハンドルは外して 有る事を確認した上で回転開始操作を行う事。 2.回転始動時、工作物の回転延長線上には絶対に 立ってはいけない。 3.工作物取り外しの際、チャックにチャック ハンドルを付けたままの状態で放置しない事。 4.工作物に絡まった切粉は素手で取り除かない事。 5.回転中の工作物に顔を近づけ過ぎない事。 6.切削直後の切粉は高温の為、十分注意を払う事。 7.油をさす際、油刷毛が工作物に絡まない様に注意する事 2 フライス盤 角物・変形物の加工を行える機械です。四角形・長方形・長穴等の加工が出来ます。 1.エンドミルを機械に装着する際は、素手で直接刃の 部分を持たない事。 2.チャックにしっかりと固定するまで、切削工具は 絶対に手放さない事。 3.加工中の目線は、常に高い位置で、工作物と同じ 高さには絶対に持っていかない事。 4.切削直後の切粉は高温の為、十分注意を払う事。 5.常に切粉の飛散する方向を意識して作業を行う事。 6.各軸の早送りは、十分余裕をもった位置で動作を 停止させる事。 7.工作物が確実にバイスに固定されているのを確認の上 加工を行う事 ボール盤 1.ドリルは、しっかりとチャックに固定をする事。 2.工作物は、バイス・シャコ万等で固定し、素手で 押さえての作業はしてはいけない。 3.貫通穴を加工する際は、テーブル・バイス等に 傷を付けない様に気を付ける事。 4.加工中、飛散した切粉で火傷等しない様に注意 する事。 (卓上ボール盤) 主に穴加工が行える機械です。 3 (大型ボール盤) 鋸盤(横) 丸棒・ブロック等の切断が行える機械です。 1.切る際は工作物が確実に固定されているのを 必ず確認する事。 2.鋸刃を下げる際は、十分注意する事。 3.位置合わせをする際は、鋸刃を下げ過ぎない事。 4.鋸刃が回転していない状態では、絶対に 工作物に接触させない事。 5.切り終わって機械が停止するまでは手を 触れない事。 鋸盤(縦) 丸棒・ブロック等の切断が行える機械です。 1.工作物のサイズにガイドの高さを合わせて使用する事。 2.鋸刃が回転しているので、手を切らない様に注意。 する事。 3.鋸刃に工作物を持って行かれるので、鋸刃の抜ける 際は十分注意する事。 4.丸棒を切る際は十分注意する事。 5.加工中に工作物が回ってしまう恐れがあるので、 回転防止策を取った方が良い。 6.定尺物(一人では作業困難)の板を切る際は、安全の為 必ず複数人数で行う事。 4 シャーリング 鉄板を直線に切断する機械です。 1.鉄板を切断する際は材質・厚さ・幅をよく確認し 表示条件に従って作業を行う事。 2.基本は二人以上で作業を行う事。 ①切断する際は、一人は操作・一人は安全確認を 担当し声を掛け合いながら行う事。 ②操作を担当する者は、安全担当者の掛け声が ない限り切断を開始してはならない。 3.切断面は鋭利になっているので手を切らない様 に十分注意する事。 4.機械裏側に人がいる際は、切断作業を行ってはならない。 ファインカッター 小径の丸棒を切断できる機械です。 1.工作物を、確実に固定する。 2.必ず安全カバーをしてから切断を行う。 3.切断刃がとても薄いので、作業は慎重に行う事。 ①刃の破損に十分注意する事。 ②非鉄金属(特にアルミ類)は、切断出来ません。 4.切断は、φ15mm以下の物に限定します。 それ以上のサイズは加工に適しません。 高速切断機 口径の大きな丸棒・アングル等を切断できる機械です。 1.工作物を、確実に固定する。 2.回転刃を強く工作物に当てない事。 3.必ず集塵機を作動させてから作業をする事。 4.原則機械を外に出して切断作業をする事、室内で 作業をしてはいけない。 5.切断中に出る火花には十分注意する事。 6.切断面は高温になる為、素手では触らない事。 5 グラインダー 砥石によって、金属を削る機械です。 1.始動時には、砥石の回転方向には絶対に 立ってはいけない。 2.作業開始する前に 1 分以上砥石を空運転させる事。 ①空運転中は砥石回転方向には絶対に立たない事。 ②空運転終了後、必ず試し削りを行い砥石の 安全を確認後作業する事。 3.作業中も砥石正面での作業はしない。必ず体は 回転方向から逃がして作業する事。 4.砥石に工作物をぶつけない・強く当て過ぎない様に注意する事。 5.作業時には粉塵が出るので、集塵機を必ず作動させる事。 6.作業時には、安全メガネ・防塵マスクを着用する事。 7.砥石の側面は使用しない事。 8.切削を行う際は、工作物をワークレスト(受け台)に載せて作業する事。 ①ワークレストから浮かせて作業を行うと、砥石に弾かれて怪我をするおそれがある。 成形研磨 金属の表面仕上げができる機械です。 1.マグネットテーブルに工作物を確実に固定する事。 ①工作物とテーブルの間に切粉・ゴミなどが 入らない様に十分注意する事。 ②マグネット稼働時に、工作物が確実に固定 されている事を手で動かして確認する事。 ③マグネットに付着しない物は加工出来ない。 ④厚みが 2mm以下・大きさが 30×30 以下の 物は、加工に適さない。 2.始動時には、砥石の回転方向には絶対に立たない事。 3.作業開始する前に 1 分以上砥石を空運転させる事。 ①運転中は砥石回転方向には絶対に立たない事。 ②空運転終了後、必ず試し削りを行い砥石の安全を確認後作業する事。 4.粉塵が出るので、必ず集塵機を作動させる事。 6 溶接室 1.使用出来る人 ①溶接免許を持っている人、もしくは免許保有者の指導の下で作業する事。 2.感電・漏電・火傷には十分注意して作業をする事。 3.保護具は必ず着用して作業をする事。 4.有毒な煙が出るので、換気扇を必ず回して作業する事。 5.使用後は火の元の処理・各ガス類のバルブの開閉等の安全確認を、必ず確実に行う事。 東海大学機械系工作室 7
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