アスベスト管理・作業者のトレーニングと能力に関する国際的 最低基準

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PL-6-02 Max Lopacki (抄録のみ)
アスベスト管理・作業者のトレーニングと能力に関する国際的
最低基準
マックス・ロパッキ
国立アスベスト訓練認証機構(NATAS)[イギリス]
抄録:
建物・店舗・船などに使用されているアスベストの管理者・作業者また除去者の訓練につい
て世界中には多様な解釈と基準がある。ある国々は最低限の基準を定義し、法制化し、政策
化することにたけている。一方、その他の国々ではアスベスト作業者の保護の法制化は存在せ
ず、また、アスベスト作業の訓練という発想すらないのである。
訓練の必要性が定義されかつ強化されている国々においても、訓練を必要とする人は誰か、
訓練には何が必要なのか、訓練の頻度はどうするかという訓練の定義についてはまだ大きな相
違がある。
この相違は、最近、ヨーロッパ連合(EU)が資金を提供し、イギリス安全衛生庁(HSE)の一部
である安全衛生研究所によって行われた調査プロジェクトが、EU加盟国における訓練活動を
確認し、EU加盟国全体でアスベスト作業者の訓練を標準化することを目指したことによって注
目された。新興まもない状況から十分に成熟した段階まで、アスベスト除去の市場が多様な様
相にあるアメリカ、アジア、オーストラリア、その他の地域を考慮すると、この相違はさらに拡大す
る。
この論文は、(著者の知る限り)世界中の様々な基準を考察することを目的とし、そのうえで、
「はたしてアスベスト管理者や作業者の訓練と資格の最低限の国際基準を定義ができるの
か?」を問うものである。
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