理学療法士科

スポーツ外傷応急処置
スポーツ外傷
RICE処置
聞いたことがありますか?
実施したことがありますか??
実施されたことはありますか???
スポーツ外傷の応急処置
Rest(安静):
そえ木、固いダンボール
などで固定します。受傷
部分の保護が目的です。
受傷部位を中心にその
上下の関節を越えて固
定するのが原則です。
スポーツ外傷の応急処置
Icing(冷却):
組織の破壊で腫張と供
に、炎症が始まります。
氷またはアイスパックに
よる冷却が必要です。
受傷後48時間は持続的
に冷やす必要がありま
す。ただし、凍傷には十
分注意してください。
スポーツ外傷の応急処置
Compression(圧迫):
腫脹の増悪を抑えるため、
伸縮包帯などを用いて圧
迫しましょう。 強すぎ長
すぎで、神経麻痺や循環
障害が生じないように注
意します。
スポーツ外傷の応急処置
Elevation(高挙):
動脈血を抑制しながら、静脈血の流れをよ
くします。腫脹を少なくするのが目的です。
患部を心臓より高くするのが原則です。
アイシング を体験してみよう ①
急性外傷の場合、一刻も早く実施することが基本
ですが、遅くとも30分以内にするのが効果的です。
寒冷刺激による皮膚温の低下
血管拡張物質の
生成と遊離の減少
皮膚温度受容器
脊髄後根神経節
平滑筋収縮
交感神経活性化
血液粘度の増加
血管収縮
血液量低下
アイシング を体験してみよう ②
① 治療する場所から、すべての衣服や装飾品を取り外します。
② アイスパックをタオルなどにくるみます。
アイスパックが近くになければ、ビニール袋に氷をいれ
ビニール袋の空気を抜き取り患部にフィットさせるようにします。
③ くるんだアイスパックを治療する場所にあて、弾性包帯を使うか
タオルを使ってしっかりと固定します。
アイシング を体験してみよう ③
④ アイスパックを10-30分間そのままの位置で置いておきます
痛みや炎症を抑えるために使用するなら10~15分程度がよいでしょう。
その他 使用目的により、最長30分程度用いることもあります。
アイスパックで治療されている感覚は
→ 徐々に「暖かい」 →
「ピリピリする」 → 最後は「感覚がなくなる」
初めは「痛い」
アイシングを体験してみよう ④
⑤ 治療が終わったら、アイスパックを取り外し、治療した場所を確認します。
発疹(ブツブツ)が出ていないかどうかをチェックすることが大切です。
治療直後、皮膚が赤や暗いピンク色になるのは正常なことです。