市会本会議 議事要旨(平成 27 年 2 月 23 日)

市会本会議 議事要旨(平成 27 年 2 月 23 日) 会派名 公明党 (企画調整局) 質問者 壬生 潤 議員 質 疑 要 旨 答弁者 応 答 要 旨 問2.マイナンバー制度について マイナンバー法の施行に伴い,社会保障・
市 長 税番号に関して,本年 10 月より番号通知が,
便性向上と効率的な行政運営が可能となり,
平成 28 年1月より制度利用開始が予定され
それによる公平・公正な社会の実現といった
ている。 社会的な便益の向上が期待できる。この効果
国は,マイナンバー制度の導入趣旨を「複
をより高めるためには,番号及びマイナンバ
数機関に存在する個人の情報を同一人の情
ーカードの活用コンテンツを充実させ,活用
報であるということの確認を行うための基
領域を増やすことで,制度とカードの普及を
盤であり,社会保障・税制度の効率性,透明
図ることが重要である。 性を高め,国民に追って利便性の高い公平・
具体的な導入効果として,他の行政機関等
公正な社会を実現するための社会基盤」とし
との情報連携による,窓口での添付文書の削
ており,同制度を社会保障・税・災害対策等
減の他に,神戸市では,平成 28 年1月のカー
に導入することの効果として,より正確な所
ド交付開始にあわせて,カードを活用してコ
得把握による社会保障と税の給付と負担の
ンビニ交付を開始する。これにより,住民票
公平性がはかれ,真に手を差し伸べるべき者
の写しの取得など,住民の利便性が大幅に向
を見つけることできる,災害時の積極的な支
上することを期待している。 援に活用できる,各種行政事務の効率化がは
また,ご指摘のプッシュ型サービスは,そ
かれる,ITを活用することにより,添付文
れぞれの行政機関が国民に対して個人番号利
書が不要になる等,国民の利便性向上と行政
用事務についてそれぞれの国民が希望する情
機関から国民へプッシュ型行政サービスが
報,本人の利益になるような情報を提供する
可能になるとしている。 機能である。例えば,確定申告のお知らせや
すなわち,個人を特定するために住民全員
社会保障の給付,各種保険制度の高額自己負
に重複のない番号を付与し,その番号を元に
担の償還の案内,また自治体によっては予防
情報ネットワークが異なる行政機関が名寄
接種の案内をするなどの利用が考えられる。 せを行い,住民にはマイナンバーカードを付
大変期待できる分野であるが,国の検討状
与するという制度である。確かに,行政手続
況をみると,国のIT戦略総合本部マイナン
きにおいて,関係機関を回り提出書類をそろ
バー等分科会でも議論されているが,未だイ
える手間が省けることはありがたい。また,
メージの段階で,技術的・制度的な課題の解
平成 28 年1月からはコンビニでの住民票等
消は今後の検討課題にとどまっているものと
の付与を受けることができると聞いている。
考えられる。市としては,国による基盤整備
行政機関にとっても本人確認の文書を省け,
の動向を見ながら,国の検討状況をみてでき
1 マイナンバー制度の導入により,住民の利
市会本会議 議事要旨(平成 27 年 2 月 23 日) 会派名 公明党 (企画調整局) 質問者 壬生 潤 議員 質 疑 要 旨 答弁者 応 答 要 旨 効率化がはかれる。 るだけ迅速にプッシュ型サービスが展開でき
しかし,厳格な保護措置を講じているとは
るよう,今後検討を進めてまいりたい。 いえ,個人情報を扱いやすくするため市民に
カードの交付率向上に関して,利便性向上
できる限りのサービスを提供するという前
のほか,正確な手続きと個人情報保護,なり
提が必要である。災害時か平時かに関わら
すまし犯罪防止に最も効果的であることか
ず,積極的に支援すべき人を見つけ支援す
ら,できる限り全員にカードを持っていただ
る,また市からのプッシュ型行政サービスを
くようPRを始めている。 行うべきである。これを念頭に置いた制度構
築でなければ,マイナンバーカードの交付率
それによる利便性向上は表裏一体であると考
は上がらず,単なる役所の便利グッズになっ
えている。まずは,制度の円滑導入とカード
てしまうことを懸念する。そうならないため
普及に力を入れていく。 に,情報提供システムであるマイポータルを
設置し,個人にあったお知らせを表示した
り,健康保険証や身分証明書等のカード類と
の一元化をはかることが検討されていると
聞いている。 マイナンバー制度の基盤整備はもとより,
そのコンテンツの充実により,市民サービス
の向上を目指すべきと考えるが,いかがか。 (再質問1) 制度・カードの普及定着と活用場面の拡大,
第一に市民サービスの向上を目指すこと
市 長 まさに,議員ご指摘の通り,今年の 10 月か
が重要である。国の説明会の場の印象とし
ら番号の通知が始まり,来年の1月から番号
て,法人にも,個人にも番号を付ける,勤め
カードの交付が始まるのだが,国民や企業の
人であればアルバイトであれ,雇用主に番号
みなさんへの周知が大変遅れている。ただ,
が伝わる。そうなると,確定申告で適当な手
本市の場合,企画調整局を中心に,担当職員
続きを取らなければ,必ずわかる。税の取り
は熱心に対応していると認識しており,さま
っぱぐれのない制度になるのかもしれない
ざまな会議で説明するのみならず,70 社ほど
が,個人情報も開示するわけであるし,その
の企業・団体に出向き説明を行っているので,
前に市民サービスの向上としてできること
市内での周知徹底はかなり進んでいると考え
をPRすることが本来すべきことであろう。
ている。こういう努力を続けたいと考えてい
市民サービスの向上が第一の目的である,と
るし,行政側だけが手間暇が省けるというも
2 市会本会議 議事要旨(平成 27 年 2 月 23 日) 会派名 公明党 (企画調整局) 質問者 壬生 潤 議員 質 疑 要 旨 答弁者 応 答 要 旨 いうことをPRすべきである。2月 20 日の
のではなく,市民の側から見て行政との関係
新聞に,1月にアンケートを取ったところ,
でも効率化され,市民サービスの向上につな
法律は通ったが,マイナンバー制度を知らな
がることに重点を置きながらPR活動を行っ
いと答えた方が7割に上るとのことである。
ていきたい。 だからこそ,PRをする際には,さまざまな
可能性があることを衆知を集め,PRできる
よう,取り組んでいただきたい。 (再質問2) カードの普及について,昨年の 11 月に説
市 長 全国民共通の問題であるので,総務省が内
明を受けた段階では有料か無料かが決まっ
閣官房の政府広報を通じ,もう少し積極的に
ていなかった。住基カードの失敗を活かし,
取り組むべきではないか,という印象を持つ
ぜひとも無料にしていただきたい,という要
が,神戸市は神戸市で独自に,議員ご指摘の
望は叶い,より普及しやすい状況になった。
点も踏まえ,PRをしっかりとやっていきた
ただ,個人情報を名寄せで見た,ということ
い。 が個人に通知されるのだが,これにはカード
を持つだけでなく,パソコンとカードリーダ
ーがなければ分らない状態になっている。カ
ードの普及に加え,使い方をしっかりと浸透
させていただかなければ意味がない。こうい
ったことも含めて重要と考えるが,いかが
か。 (要望) ぜひお願いしたい。 3