バイア名物・お豆とエビのフリッター アカラジェに びっくりしちゃう! ポルトガル人がブラジルに到達して、最初に総督府がおかれたのは、バイーア州でした。バイア州に は、大規模農園(プランテーション)の人手として、連れて来られたアフリカの人々も多く、先住民のイ ンディオ文化と入植者たちのラテン文化、そしてプランテーション小作のアフリカ文化が融合し、渾然 一体となった独自の文化を持つバイア州の名物料理がアカラジェです。原型はアフリカ、ナイジェリア の朝食メニューであるアカラ、という黒目豆のフリッター。これがブラジルに渡ってアカラジェと呼ば れるようになりました。アカラジェの名産地バイア州では海産物で作った具材をアカラジェに挟んで 食べますが、まるで小ぶりなハンバーガーのようにもみえる、ボリューム料理です。 バイア州では白い服を着たおかあさんがたち、街角でアカラジェを売っている姿が多く見られます。 特に州都のサルバドールでは、どこのアカラジェが街で一番美味しいのか、という話題が日常的に語り 続けられているほど、土地に根ざした大人気料理。味の秘訣は現地特産のブラジル式干しエビ(塩漬け) ですが、日本ではほぼ入手不可能なので、桜エビで香ばしさの代用をしましょう。本格的なアカラジェ は、黒目豆のペーストを揚げたパンにエビ、ヴァターパというフィリングを挟みますが、日本人には重 ためなので、簡易版のレシピをご紹介します。 *アカラジェ* 材料(6~7人前) 黒目豆 桜エビ コーン油 300g 100g 適宜 玉ねぎ 塩 大き目の剥きエビ 中2個 適宜 適宜 作り方 ① 黒目豆を乾燥のままフード・プロセッサーに数秒かけて、皮に切れ目を入れる。 ② ①をたっぷりの水に一夜浸けてる。 ③ ②を両方の手のひらで挟んで、こすり合わせるようにして皮を丁寧にはがす。 ④ ③と玉ねぎ、桜エビ、塩と一緒にフード・プロセッサーにかける。 ⑤ ④が滑らかになったらお鍋にコーン油を熱し、スプーンで掬った④に、大き目の剥きエビを軽く を軽く埋めて揚げる。 ※本来はパーム油使用ですが、日本では入手が難しいのでコーン油かピーナッツ油で代用してください。 ※豆が生のまま作るのが現地式。じっくり揚げないと生地が生になるので注意。上手に揚げるのが難しい 場合は、皮剥きした豆を熱湯にしばらく浸けてから生地を作るといいですよ。
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