満喜葉会会報

第
28号
平 成 21年 H月 1日
日本 大 学 満 喜 葉 会 会 報
(1)
発 行 者
日本大学満喜 葉会
捷
山本
編集 発行責任者
日 本 大 学 満 喜 葉 会 事 務 局
〒2528510 神奈川県藤沢市 亀丼野1866
日 本 大 学 生 物 資 源 il学 部 内
TEL FAX
印
刷
0466 84 3652
F‐
旭
吊1
之
印
03-6673-4210
お元気 ですか …
第
皆 さん、お元気 ですか。私が会長 に就任 しご挨拶 し
てか ら早 い もので、1年 が経 過 しま した。 一 昨 年 19
年 5月 に満喜葉 会 の 60周 年記念行 事 が 開催 され、本
年 7月 には学部校友会 の 60周 年記念行 事 が挙行 され
ま した。満 喜葉会 では 昭和 23年 3月 創立以来 の数 え
年 で 早 め に、 学部校友 会 は 同年 10月 倉1立 です が満 年
齢 で 総会 に合わせ て 開催 した為、時期が少 しズ レま し
たが、 お 目出度 い行事 が滞 りな く催 され ま した。生物
資源科学部 で は再来年秋 に 60周 年 をお祝 いす る計画
とお聞 き してお ります。学部 60年 の歩 みは、 昭和 26
年 に 日本大学農学 部 と東京獣医畜産大学 が合併 し、翌
27年 に 日本 大学 農獣 医学部 が発 足 した ことを起源 と
して い ます。卒業 生、在校生皆 でお祝 い しましよう。
世 の 中オ バマ 米 国大統領 が Yes We canlと 変革 を叫
び、圧倒 的多数 で 当選 し、 日本 で も真夏 の総選挙 の結
果大差 で 政権交代 が実現 しま した。今年は真夏 か ら新
型イ ンフル エ ンザ の大発 生 に怯 え、経済 はデ フ レ模様
の 中迷走 し、景気 は底 を打 つた と言 う人 もいれば、 こ
れか ら二 番底 が来 る と言 う人 もいて、 先が見 えな い状
況 と言 つて いい と思 い ます。 この様 な変化 の厳 しい世
の 中ですが、学部校友会 では着 々 と歴 史 を重ね、事業
として学生諸君 へ の奨学 金制度等 へ の充実 を図つてお
り、満喜葉会 で も昨年度 はスポ ーツ フェスタ の学科支
7代 会 長
山 本
捷
。
(23期 昭和 44年 卒 )
援や各研究室前の掲示板の贈呈等 を行いました。
学 生時代 の一 時期 、 共 に
同 じ釜 の 飯 を食 い 、談 笑 し、
勉 学 した学 舎 は、 三 軒 茶 屋
か ら六会 日大 前 に移 り、 大
変 立派 な校 舎 とな り、 満 喜
葉 会 の 会 員数 も 8千 名 を超
え る大 きな組 織 とな りま し
た。 組織 は大 き くな りま し
たが 同 じ学合 で 学 んだ仲 間
と して、機 会 あ る毎 に懇 談
し、 絆 を深 め あお うで は あ
りませ んか。満喜葉会 では、3年 に一度 の総会 の他 に
年 2回 、新入 生歓迎会 (5月 末 の土 曜 日)と 満喜葉祭 (牧
場実習 の打 上 )(10月 頃 )に 役員会 を兼ね て、 学 生諸
君 とも懇談 してお ります。そ の時期 には各期 の幹事 さ
んには ご案 内 してお ります ので、 役員 の方以外 で も懇
親会 には参加 出来 ます ので 是非連絡 を取 り合 つて卒業
生 の皆 さんは学部 を訪れ てみ ませ んか。会員並 び にご
家族 の皆様 のご健康 とご発展 をお祈 り申し上げ る と共
に、是非懇親会 でお会 い 出来 る ことを楽 しみに して い
ます。
満喜葉 会役員会 を 開 く
平 成 21年 度 第 2回 満 喜 葉 会 役 員 会 が、 平 成 21年
10月 10日 (土 )13時 30分 よ り日本大学 生物 資源科
学部博 物館第 一 会 議 室 にお いて 開催 され た。 会 長挨
拶 、会則 に基 づ き会長 を議長 に選 出 し議事が進 め られ
た。初 め に、丹羽事務 局長 よ り平成 21年 度 日本大学
満喜葉 会事業計画 につ いての 中間報告 が行われ 了承 さ
れた。
次 に山本会長か ら準会員対応事業 につ いて の議事 が
提案 され、丹羽事務局長 による説明が行 われ審議後承
認 された。 引き続 いて、 山本会長か らクラス会等 の補
助事業 につ いての議事 が提案 され、新保副会長 よ リク
ラス会等 の補助事業 に関す る説明が行わ れた。そ の後、
クラス会 ・ 研 究 室 OB会 。地域分会 の 開催 に 関す る補
助規定 が提案 され 審議後 承認 された。
)
(詳 細 に関 しては 3ペ ー ジを ご覧下 さい。
また、午後 3時 よ り 1年 次牧場実習 反省会 と合 同で
農場 にて満喜葉祭 が行われ準会員 とも親睦 を深めた。
F
クラス会等 開催 に対 しての補助規定
1)ク ラス会・研究室 OB会 ・ 地域分会の開催援助について
*会
合名
「日本大学満喜葉会会則 第 4条 2 その他の必要な事業Jに 基 づき以下 の
*開 催 日時及び場所
*代
表者
補助を行 う。
(援 助基準)
*出
席者数及び通知者数
*招 待の先生名 。会合開催に関連 した招待者名
①援助は各会合 ごとに、1年 に 1回 (毎 年 4月 1日 よ り翌年 3月 31日 までの間)
とする。
*出
席者 の名簿および報告書 (400字 前後)
*開 催時の集合写真 2葉 以上
②各会合が完了していることとし、予定だけでは不可。*1
③各会合 の出席者は 10名 以上 とする。但 し各卒業年度 によ り人員の差が有 (補 助金 の支払 い)
り、満喜葉会会長の承認を得れば この限 りではない。
①各会合 の開催申請書が事務局 に届いた 日より lヶ 月以内に代表者 の日座に
振 り込む。但 し現金書留希望 の場合は若干 日時が掛か ります。
④合同の会合については、2団 体では 20名 以上の出席者を要する。
(援 助内容)
(会
合の報告義務)
①各会合に対 して一律 10,000円 を補助する。又通信費 として 5,000円 を補
①提出された報告書および集合写真は満喜葉会報等 に掲載致 します。
助する。
②合同クラス会、合同研究室 OB会 を開催する場合、会合費として 20,000円 、
通信費として 10,000円 を補助 し、 これを上限とする。
③ 2つ 以上の地域分会が合同で開催する場合、会合費補助 として 20,000円 、
通信費として 10,000円 を補助 し、 これを上限とする。
(申 請手続き)*1
①会合 の開催後、次 の事項 を満喜葉会事務局までに、郵送又はメールにて所
定の書式で 申請する。 (書 式は事務局に用意、IPよ リダウンロー ドも可)
②削除
(会 合 の種類
)
◎クラス会 :卒 業年度別クラスの同級会
◎研究室 OB会 :現 存 の研究室、統合された研究室、名称変更 の研究室等 も
可
◎地域分会 :満 喜葉会事務局に登録されている地域分会。
2)援 助規定で明記されていない項 目については、満喜葉会会長が他役員 の意
見を調整 した上で決定する。
(4)平 成 21年 11月
1日
日本 大 学 満 喜 葉 会 会 報
第
28号
動物資源科学科 の今 昔物語
矢 澤 好 幸
(16期・昭和 37年 卒 )
満喜 葉会相談 役
が いたか らこそ、酪農乳業史 の発信は藤沢 日大か らと
いって も過言 ではな いだ ろ う。
畜産経営学研究室 の書庫 の一 角 には 明治、大正、 昭
和 の酪農乳業 の専 門雑誌が保存 されて いた ので、 興味
深 くみて いる と、今 か ら 70年 前 の雑誌 に次 のよ うな
記事があ った。乳 肉加 工 ・ 毛皮 。革加 工 ・缶詰 の実際
教授す る本邦 唯 一 の学校 である 「東京畜産 工 藝学校 」
の 校歌 (高 井武 芳作 )が 掲載 され て い た。 4章 節か
らな る詩 の 中 に飛 び 飛 びではあるが 紹介す る と、草の
香清 き武蔵野 に畜産 日本 の輝 きを…畜産 日本 を開きゆ
く若 き腕 の頼 もしさ…緑 の牧場 に昇 る陽はわれ らの胸
・
の 象徴 な り… 畜 産 工 藝 進 む ゆ く国 家 (く に )の 前途
産 野生動物 と動物 園動物 の保全 とい う。そ してキー
ワー ドには新 しい生命科学 の学 問領域 であつた。 私 は
(ゆ くし )光 あれ … お ゝ東京畜産 工 藝学校 とある。 こ
の学校 は、昭和 10(1935)年 に創立 した当学部附属鶴 ヶ
何故か、故佐 々木清綱先生 の畜産経営 を屋根 とす る「畜
の前身 であ り、又畜産学科 のルー ツをもつ もの
の
の
4本
にす
る
しく
を懐か
丘高校
を豊か
学 問概念
産
柱 」 農村
思 い 出 して いた。 しか し、現在 では畜産学が見直 され、 で あろう。前述 の ミル クプ ラン トや現存す る食 肉加 工
科学が専門化 して いるので、そ う単純 の ものではな い セ ンターの 系譜が、す で に この時代か らあった事 を示
す ので ある。
だろ う。
ご存知 のよ うに嘗 て の農獣 医学部 は 50年 の歴史 を
ある 日、 乳学 を専 門 とす る増 田哲也先 生か ら OBの
。
もち、学部 のいわれは言 うまで もな く日本大 学農学部
私 に相談が あつた。牛乳 乳製 品実験実習 セ ンター を
と東京獣 医畜産大学が合併 した呼称 で ある。数奇 の ド
大学 の方針 で解体す る とい うのであった。 この施設 は
ラマ をもち、校友 を尊び、歴史 を重ん じる当時の 関係
故小山進先生 らが企画 された もので、以前他 の大学 に
な いミル クプ ラン トを造 る とい う話 を直接 聞 いて いた
者 の英知 を しぼ った名称で あろう。勿論 当学科 は、 日
い
ので何か と気 にな った。 どうして も保存せねば と思
大畜産学科 を父 にもち、 東京獣畜大 。畜産学科 を母 に
もつ概念 か らみて他 の 11学 科 に類 のな い極 めて 異例
某乳業 メーカー に話 した ところ、 早速社長が 自 ら来て
な双 方 のルー ツをもつ伝統 ある学科で ある。
全 て の牛乳 ・ 乳 製 品機器 を引き取 り、 昭和 40年 代 の
ミル クプ ラン トを再現 し保存 して くれ る事 にな った。
今 日の各大学 の風潮 は小子化 を含 め、農学 の原点 を
の
求 め、 学科名称 の変更や組織再編 は常 に考 えねば な ら
乳業 の歴史 を残す 当学科 貴重 な乳 機器 で あるか ら実
な い重要な課題で ある事 は間違 いない。今 日生命科学
はホ ッ トし嬉 しか った。
この解体 作業 は 1週 間 ほ ど費や し私 も立 ち会 った。 の解析か ら、学 問領域が幾 つ か の学科 に専 門分化 もす
るだ ろ。 しか し重 要 な事 は、 これ らに惑わ されず 動物
す る と部屋 の片隅 に戦前戦後 の酪農乳業 に関す る古 い
の
い
の生命 を原点 に、そ の生産物 を社会 に提供 し、 動物 を
の
さんが
紙 数百冊 書籍が収納 されて た。先程学生
介 して豊かな環境保全 を探究す る科 学 であろ う。そ し
学科 を説 明 していた最先端 のキ ー ワー ドとす る生命科
て 動物 の一生 を対象 に研究す る唯 一 の学科 である事 を
学 の学 問 とはいえ、 先人が著 した書籍が今 日の動物資
の
の
この
てはな らな い。
であろ
も
う。前述
忘れ
原点
乳業会社が
書籍
源科学
こ
松尾芭蕉 の「 奥 の細道 Jの 序文 に「 月 日は百代 の過
保存 して くれ る事 になった。 大学 そ離れ るが、先 輩
の心意気 と学科 の歴史 を持 つ貴重 な遺産 は、大切 に保
客 にして、行 きかふ年 も又旅 人也 Jと ある。先人が培 っ
た歴史 を大切 に残 し、 更 に新 しい科学 に挑戦す る役割
存 され、 きっ と後世 に伝 えて くれ るだ ろ う。
この度元教授、長野賞先生 の発案 によ り「 日本酪農
は、そ の時代 に生 きる人 々の大切な課題 であ り、 また
責務 であろう。
子L業 史研 究会 (会 長足立達東 北大 名誉教授 )Jが 設立
さ らなる母校 の発展 を祈 りなが ら、薇郁 の緑 の風 に
された。 事務局は畜産経営学研究室 で あるが、酪農学
の基礎 となる育種 ・ 繁殖 ・飼養 ・ 製造 ・ 厩肥学な どの
送 られ 夕方 の キ ャ ンパス を後 に した。
歴史 を構築 した元教授佐 々木清綱 先生、斉藤道雄先生
五 月晴れ のある 日、満喜葉会役員会 を経て新入学生
の歓迎会 に参加 した。先 程行 われたスポーツ競技 の疲
れ も見せ な い若 人か ら多 く のパ ワー を貰 った一 瞬 で
あった。今 か ら 60年 前 の 卒業 生か ら始 まる畜産 学科
の先輩が、 この場 にタイムス リップ したな らば何 と言
うだ ろ うか。 彼 らは 戦後 の貧 しい時代 に生 きたか ら、
このよ うに広 い会場 でカ ラフルな服装で身 を包む学生
とテーブル の豊富 な和洋 中 の料理 をみて 「 あ ゝす ごい
な一 」と、 驚嘆 し、そ の豊か さに大変驚 くだ ろ う。
学科 を紹介す る学 生の資料 を見 る と、 当学科 で学 ベ
る 3つ の分野 に大別 し、 即ち動物 の 生命科学 。動物生
第
28号
育翼曇 15期
日本 大 学 満 喜 葉 会 会 報
(日 召和
平成 21年 11月
1日
(5)
36年 卒 )同 チ
胡会 の集 い
山
田 哲 雄
。
(15期 昭 和 36年 卒 )
平成 3年 5月 18日 厚 木市鶴巻温 泉光鶴 円発足会 が
海老 先 生他 同期 生 17名 の 出席 の下第 1回 が 開かれそ
の後 一 時途切れ た ものの今年 7月 2日 横浜 で 第 12回
目の集 ま りを持 ち ま した。 出席者 は 12名 残念 なが ら
海老先生はお体 の不調か ら欠席 され ま した。 出席者 も
ここ数年 ほぼ 向 じ様な顔ぶれ にな り、話題は、 健康 の
事、現在仕事 を持 つてお られ る方 の仕事 の 内容な ど話
題 は豊 富 で した。
前満喜葉会会長 を務 め られた岩間 さんが、 ス リラン
カで地 域 の 人た ち の ご指 導 を され てお り、 この 国 の
方 々 との交流 を深 め られて いる との事 で した。
卒業 した 同期 生 も事 務 局 で 把握 して い るか ぎ り 50
人 中 14名 の方 がすで に亡な り、転居 な どか ら 11名 が
消息不 明 とな って い ます。 同期 生 も早 70歳 これ か ら
年 々仲間が少な くな って くる と思 い ます。 学校 も畜産
学科か ら動物 資源科学科 にな りこれか らます ます発展
す る事 を祈 って い ます。 第 13回 の 来 年 は 同 じ 7月 2
日前後 を横浜で予定 しています。 同期 の方 には予定を
入れふるって ご参加下 さい。
最後 に満喜葉会事務局担当の先生を始め会員 の皆様
の ご健勝 をお祈 りします 。
Ⅲ
Ⅲ…,犠
44満 喜
葉会
某
44満 喜葉会 の メンバーは、 昭和 44年 3月 末学部封鎖 の
中、代 々木 の会場 を借 りて卒業式 を行 い、それぞれ に
二 日後 に と り行 われ る入 社 式 の 勤務 地 に 向か い ま し
た。
あれか ら40年 が経過 し、一 昨年皆が還暦 を迎 え、定
年退職 の時期 とな りま した。 卒業以来研究室単位 の 同
期会 は各地 で 開催 されてお りま したが、 平成 2年 10月
に愛媛県宇和 島市 で 30名 が参加 して 開催、以降 2∼ 3年
ご との開催 とな り、 浜 松、 新 宿、江 ノ島、 佐 渡、 宮
崎、飛騨高 山、稚 内 (利 尻、礼文 )と 回 を重ね ま した。
そ して 今 回 9回 目と して 平成 21年 6月 5日 ∼ 7日 に水
戸 。大洗 で 16名 が参加 し親 交 を深 めま した。大 洗港 の
ホテル に集合 して 部屋 で 乾杯、大酒 のみが 多 くビール
と焼 酎、 ウイスキーで大 いに盛 り上が り、 19時 か ら開
宴、最初 に我 々 同期卒業者 は59名 だが他界 された方が
す で に5名 とな りご冥福 を祈 つて 1分 間 の黙祷、そ の後
工 藤
学
(23期 。昭 和 44年 卒 )
乾杯。回を重ね る毎 に配偶者 との同席 も多 くな り、和
やかムー ドで も年 には勝 てずそれぞれが早めに就寝。
2日 目は、観光 バス をチ ャー ター して、笠 間稲荷神
社 ⇒ 偕楽 園⇒ 西 山荘 ⇒ 袋 田 の滝 を観光 して袋 田温泉
泊。 2日 目も部屋 で乾杯 し18時 か ら開宴、途中か らカ
ラオケも入 り大 いに盛 り上がる。
3日 目もバ ス に乗 り那珂港 水産 市 場 ⇒ 水戸 市 内 で 昼
食、午後 2時 に解散 とな りま した。
次 回は、毎年 開催 とい う要望 も強 く出ま したが、 し
か し冠婚葬祭 が多 くな る年代 である ことや本人 の健康
等 の理 由 も考 え られ るので、 来 年 または 2年 後 開催 と
い う こと とな りま した。 我 々 の 世代 は卒業 間近 の 12
月、福島県 での 日大闘争 による疎 開授業 の思 い 出が印
象深 く残 つてお ります。共通 の思 い 出を持 った 59名 の
皆 さん も、今 は 54名 とな りま したが次 回は更 に多 くの 8参
参 加 を希望 致 してお ります。
÷ ●…
古
(6)平 成 21年 H月
日本 大 学 満 喜 葉 会 会 報
1日
第
28号
動物 資源科 学科 この一 年
学科 だ よ り
学 科 主任
小林
信一
満喜葉会会 員 の皆様 には、 常 日頃 よ りご支援、 ご協
力 いただ いて お ります ことに、 感謝 申 し上げ ます。
動物資源科学科 は、本 年 3月 に 158名 の卒業生 を送
り出 し、 4月 には 新 入 生 152名 を迎 え ま した。9月 1
日現在 の在校 生数 は、 1年 次 155名 、 2年 次 173名 、 3
年次 158名 、 4年 次 140名 の合計 626名 (男 子 260名 、
女子 366名 )で 、 女性 比率 は全学科 中最 も高 い 58.5%
とな って い ます。 この 10年 間 は この 比率 が常 に過 半
を占める状況が続 いて い ます。
女性比率増加 の背景 には、女子 の大学進学率 の 高 ま
りや、本学科独 自の要 因 として、平成 4年 度 にカ リキ ュ
ラム変 更 によ り、 対 象動物 が家 畜 中心 か ら野 生動物、
伴侶動物 な ども含 む、 よ り広範 な動物種 に拡大 した こ
と、 平成 8年 度 の学部 名称変更 に合 わせ て、 学科 名称
も畜産学科 か ら動物資源科学科 に変更 した ことな どが
影響 している と考 え られ ます。
一 方 、 こ の 3年 間 の 就 職 内 定 率 は 平 成 18年 度
94.8%、 19年 度 96.7%、 20年 度 97.5%と 徐 々に 良 くなっ
て 来 て い ま したが、今 年度 は 一 転 して 非常 に厳 しい状
況 にあ ります。 こ こ 10年 間 の 卒 業 生 の就 職状 況 を見
ます と、 最 も多 いのは 食品製造業、 食 品や ペ ッ ト関連
な どの卸売業 の各 1割 で、 畜産 食品 の製造販売業 がや
は り主体 を 占めて い ます。 また、毎年 5人 前後 が法 人
農 業 経 営 や 酪 農 ヘ ル パ ー な ど畜 産 業 に就 業 して い ま
す。入学時点 では 半分近 くが希望す る動物 園飼育員は、
毎年 1人 程度 の採用 です。 首都 圏 の 動物 園飼育員 に 占
める卒業 生 の割合 は高 い ものの、実 際 の就業 は極 めて
難 しい状 況 にあ ります。
こうした、 入学時 と卒業時 のギ ャ ップは、 大学 4年
の
間 授 業や実 習 を体 験す る 中 で、 関心事項 が広 が り、
変化 して いつた結果 とも言 えますが、学 生 の 関心 に対
応 しつつ、 実 際 の就業分野 を視野 に入れ た教育 を行 う
ことが重 要 である と考 えます。
昨年度 には、塩 谷正勝 先 生 (生 産環 境学 )、 遠藤 克
先生 (動 物生体機構学 )の お 二 人 の先 生が定年で ご退
職 され ま した。そ の一 方 で、 副 手や実験助手 を除 いて
゛
初 めて の女性専任教員 で ある福澤 め くみ助手 (動 物行
動学 )が この 4月 に赴任 され ま した。 福澤先 生は麻布
大学 のご出身で、英 国 で 犬 の行動学 で修 士号 を取 られ、
警察犬訓練 士 の 資格 もお 持 ち とい う犬 の 専 門家 です。
学科 として 最近 の学 生の関心事項 に対応す るため もあ
り、新 分野 へ の教 員 の配置な どの対応 を行 って きま し
たが、長期的な視点 を持 って、 今後 の学科 の方 向 を検
討 して い く所存です。 皆様 か らの ご意見 を頂戴で きれ
ば幸 いで す。
(平 成 20年 9月 ∼平成 21年 9月
20.10.18 ま きば 祭
(牧 場 実 習 反 省 会、 家 畜 供 養、
懇親会 )
25藤 桜祭
(リ トル フ ァー ム、 学術 展示、 日
マー
ケ ッ ト)(∼ 10.27)
大
11.15 -般 推薦入学試験
12.11 付属推薦 A方 式 (セ レクシ ョン)入 学試験
中旬 卒業研究発表会 (∼
21.1.20後 学期授業終 了
1月
下旬 )
2.2 -般 入学試験 A方 式第 1期
9 大学院修 士論文発表会 (∼ 2.10)
17 -般 入学試験 A方 式第 2期
21 大学院入学試験 (第 2期 )
3.22謝 恩会 (横 浜 ロイヤル パー クホテル、横浜
25卒 業式 (武 道館、 63期 158名 、大学 院前期
)
7名 )
4.2
3
新入生ガイダ ンス
2∼ 4年 次ガイダ ンス
4新 入生開講式
8入 学式 (武 道館、新入 生 152名 、大学院前
期 10名 、後期 1名 )
13 前学期授業 開始
5.23 生物資源科学部運動会
23 動物資源科学科新入 生歓迎会
7.4大
(懇 親会 )
学院入学試験 (第 1期 )
18 前学期授業終 了
9.1
家畜人 工授精 講習会
18後 学期授業 開始
(∼ 9.17)
>お 願 いく
本会 の 運 営 は 分会 入会 費、 分 会 入会 費相 当寄 付 金
を主 な 財源 と して お ります。 まだ、 分会 入会 費相 当
寄付 金 を納入 され て いな い 会 員 は事 情 賢察 の上、 下
記 口座 に入金 して 頂 くよ うお願 い します。
分会入会 費相 当寄付金
1回 1万 円 (で きるだけ 1日 以 上お願 い します。)
□座番号 0026-4-48307
加入者名 日本大学満喜葉会
事務局分掌
現在 、事務局分掌 は下記 の とお りです。会員 の
皆様 の一 層 のご協 力をお願 い致 します。
福澤
゛
め くみ
)
事務局長
庶 務 係
丹羽
小泉
星
美次
聖一 ・ 加野浩 一 郎 ・ 鈴木
佳織
会 計 係
名 簿 係
会 報 係
増田
小泉
園田
哲也
聖一
豊 ・ 山室
裕
佳代