--笹原右京、2 戦連続ポイント獲得--

2014 年 5 月 29 日
2014 フォーミュラ・ルノー2.0 NEC 第 2 大会レビュー
--笹原右京、2 戦連続ポイント獲得--
■大会概要
開催地:イギリス(シルバーストン:一周 5.891km)
開催日:2014 年 5 月 23 日(⾦)〜25 日(日)
■シルバーストン・レビュー
5 月 23 日(天気:曇り/路⾯:セミウェット〜ドライ) 練習⾛⾏ 1 回目 12 番手/練習⾛⾏ 2 回目 19 番手
5 月 23 日(天気:曇り〜⾬/路⾯:ドライ〜ウェット) レース 1 予選 11 番手/レース 2 予選 8 番手
5 月 24 日(天気:曇り/路⾯:セミウエット) レース 1 決勝 10 位
5 月 25 日(天気:曇り/路⾯:ドライ) レース 2 決勝 7 位
2014 年シーズンのフォーミュラ・ルノー2.0 NEC(FR2.0 NEC)第 2 大会は、5 月 23〜25 日に F1 イギリス GP
の開催地でもあるシルバーストンで実施されました。ユーロ・ノヴァ所属の笹原右京(ささはら
うきょう/18 歳)
は、初めて⾛るサーキットで、さらに事前調整が不⼗分なクルマに苦労しながらも、2 戦連続でポイントを獲得して
ドライバーズ・ランキング 4 位に浮上しました。
本大会には開幕大会同様、FR2.0 でも上位シリーズに相当するフォーミュラ・ルノー2.0 ユーロカップ(FR2.0
Eurocup)のドライバーが顔を⾒せ、参加台数は 27 台に上りました。5 月 23 日(⾦)の予選前に実施された練習⾛
⾏(45 分間×2 回)では、1 回目が 12 番手で 2 回目が 19 番手。路⾯はところどころで濡れており、新品タイヤを履
かなかったという事情もありましたが、それを差し引いても不本意なラップタイム/ポジションに終わりました。
ドライコンディションで迎えた同日の予選 1 回目(20 分間)
、笹原は新品のスリックタイヤでタイムアタックを実
⾏しましたが 1 分 59 秒 813 で 11 番手でした。5 分のインターバルを挟んでの予選 2 回目(20 分間)
、セッション
開始とともに⾬が降り始め、最初は新品のスリックタイヤでコースインしました。しかし、⾬脚が徐々に強くなった
ためウェットタイヤへ交換。思いどおりのタイムアタックは叶わず、2 分 16 秒 235 で 8 番手でした。
5 月 24 日(土)の決勝レース 1(25 分間+1 周)、11 番グリッドの笹原はスタートで失速しながらも順位は維持し
て周回を重ねました。しかし、クルマの操縦性に悩まされて終始ペースを上げられず、先⾏⾞両のスピンにより 10 位
でチェッカードフラッグを受けるので精一杯でした。
5 月 25 日(日)の決勝レース 2(25 分間+1 周)、笹原はチームと相談してクルマに大幅な調整を施して臨みまし
た。上々のスタートを切り、1 周目に早くも 5 番手へ浮上。しかし、操縦性は相変わらず不安定でコースオフを喫し、
一時は 9 番手へ後退しました。それでもすぐに 8 番手を奪い返し、先⾏⾞両のリタイアもあり 7 位となりました。な
お、FR2.0 NEC の第 3 大会は 6 月 13〜15 日、F1 ドイツ GP の開催地でもあるホッケンハイムで実施されます。
■笹原右京のコメント
「初めてのシルバーストンだったので、練習⾛⾏ 1 回目はブレーキングポイントの確認に専念しました。少し濡れた
路⾯をスリックタイヤで⾛ったため、難しさは感じたもののすぐに覚えました。クルマはいまひとつでしたが、どう
にかトップグループに迫るラップタイムを記録できました。練習⾛⾏ 2 回目は完全なドライコンディションに恵まれ
ました。しかし、クルマは相変わらずいまひとつでした。高速コーナーの連続するセクター1 はトップグループと遜
色ありませんが、テクニカルなセクター2 はトップグループから 0.5〜0.8 秒も後れ、最後のセクター3 はまずまずと
いう状況でした」
「新品スリックタイヤを履かなかった事情こそありましたが、練習⾛⾏のラップタイムが遅く、不安を抱えたまま予
選を迎えました。ドライコンディションの 1 回目は、うまくタイムアタックを決めたつもりでしたが 11 番手でした。
ウェットコンディションの 2 回目は、ライン取りを確認しつつセクター2 のタイムを縮めて 8 番手となりました」
「サーキットの路⾯はところどころ濡れていたものの、決勝レース 1 はスリックタイヤを履いて臨みました。クルマ
はリアがひどいオーバーステアで、苦労しながらも 10 位となりました。しかし、トップの自己ベストタイムから 1
秒以上も遅く、これはかなり深刻な問題でした」
「決勝レース 1 より改善されたとはいえ、決勝レース 2 も不安定なクルマを無理⽮理なだめて⾛っていたためコース
オフ。なんとか乗りこなしての 7 位確保がやっとでした。とはいえ、苦しい状況の中でも大幅なセッティング変更デ
ータは今後に必ず役⽴つはずですし、実際ポイントはモンツァ大会よりも多く獲得できました。これはチャンピオン
シップを争ううえでとても大きいと思います。僕らはさらに進化できるはずです。今後もチーム一丸となって戦って
いきます。ご声援とご支援をよろしくお願い致します!」
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