Fルノー2.0NEC第3大会(ドイツ・ホッケンハイム)レビュー

2014 年 6 月 17 日
2014 フォーミュラ・ルノー2.0 NEC 第 3 大会レビュー
--笹原右京、苦しみながらも最後は 5 位--
■大会概要
開催地:ドイツ(ホッケンハイムリンク:一周 4.574km)
開催日:2014 年 6 月 13 日(⾦)〜15 日(日)
■ホッケンハイムリンク・レビュー
6 月 13 日(天気:晴れ/路⾯:ドライ) 練習⾛⾏ 1 回目 9 番手/練習⾛⾏ 2 回目 22 番手
6 月 14 日(天気:薄曇り/路⾯:ドライ) 予選 1 回目 16 番手/予選 2 回目 19 番手
6 月 14 日(天気:薄曇り/路⾯:ドライ) 決勝レース 1 8 位
6 月 15 日(天気:晴れときどき曇り/路⾯:ドライ) 決勝レース 2 18 位
6 月 15 日(天気:晴れときどき曇り/路⾯:ドライ) 決勝レース 3 5 位
2014 年シーズンのフォーミュラ・ルノー2.0 NEC(FR2.0 NEC)第 3 大会は、F1 世界選手権やドイツツーリング
カー選手権(DTM)の舞台としても知られる、ドイツのホッケンハイムリンクで 6 月 13〜15 日に開催されました。
ユーロ・ノヴァ所属の笹原右京(ささはら
うきょう/18 歳)は、13 日の練習⾛⾏ 1 回目を 9 番手、同日の練習⾛
⾏ 2 回目を 22 番手で終えました。
14 日は 20 分間×2 回の予選が実施され、決勝レース 1 のスターティンググリッドを決める予選 1 回目は 16 番手
で、決勝レース 2 のスターティンググリッドを決める予選 2 回目は 19 番手でした。なお、決勝レース 3 のスターテ
ィンググリッドは決勝レース 1 の結果に基づくものの、上位 6 位まではリバースグリッドとなりました。
同 14 日の決勝レース 1、16 番グリッドの笹原は抜群のスタートダッシュを決めて、第 1 コーナーまでに大きくポ
ジションアップ。第 2 コーナーの混乱もうまくすり抜けて、1 周目を終えたときには 9 番手へ順位を上げました。2
周目に 8 番手へ浮上すると 6 番手争いを展開し、さらに上位をうかがいました。とはいえ、レース半ば以降はタイヤ
のグリップを失い始めてペースが上がらず、しかも周回後れに進路を邪魔されるなど苦戦。それでも後続の追撃を振
り切り 8 位でチェッカードフラッグ、決勝レース 3 の 8 番グリッドを確保しました。
15 日の決勝レース 2、19 番グリッドの笹原は再びスタードダッシュを決めて、1 周目に早くも 15 番手へポジショ
ンアップ。さらにひとつひとつ順位を上げて 12 番手となり、レース中盤にはトップ 10 フィニッシュを射程圏内に収
めました。ところがその翌周、コース半ばのヘアピンカーブで単独スピンを喫して 20 番手まで後退。レース終盤、上
位陣に匹敵する 1 分 39 秒台の自己ベストを叩き出して猛追を図りますが、18 位まで挽回するので精一杯でした。
同 15 日の決勝レース 3、8 番グリッドの笹原は再びスタートを決めて 6 番手へ浮上。さらなる上位進出を狙いまし
たが、ペースが遅い先⾏⾞両の後ろに詰まってしまいました。ようやく抜き去って 5 番手へ上がったものの上位はす
でに大きく逃げており、そのままの順位でチェッカードフラッグを受けました。なお、第 4 大会は 7 月 26〜27 日に
ベルギーのスパフランコルシャンで開催されます。
■笹原右京のコメント
「開幕大会は調⼦が良かったのですが、第 2 大会とこの第 3 大会はクルマの操縦性で苦戦しました。チームとミーテ
ィングを重ねた結果、第 2 大会からブレーキパッドをソフトタイプに変更したのが原因ではないかとたどり着き、決
勝レース 1 の直前に開幕大会で使ったハードタイプへ戻しました。するとクルマは、開幕大会とほぼ同じくらいに納
得できる操縦性になりました。そして決勝レース 1 のスタートは、自分でもびっくりするほどうまく決まりました。
レースの半ば以降は厳しい戦いでしたが、ポイントと決勝レース 3 の上位グリッドを得られました」
「決勝レース 2 のスタートは決勝レース 1 と同じくうまく⾏きました。レース序盤は、ペースの遅いクルマの追い抜
きに手を焼きましたが、それでも着実に順位を上げて一時は 12 番手になりました。でも、路⾯状態の変化が原因なの
か、クルマの操縦性が前日とは違って悪い⽅向へ変化していて、残念な結果に終わりました」
「決勝レース 3 もスタートはうまく⾏きました。ただ、前のクルマのペースが遅く、そのうちに後ろが近づいてきて
バトルになりました。それでも、週末の中ではいちばんクルマの調⼦が良かったので、なんとか抜いて 5 位になれま
した。今後もご声援とご支援をよろしくお願い致します!」
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