平 成 27 年 10 月 23 日 発 行 普及センターだより こ う じ え ん 耕耳苑 宮古農業改良普及センター TEL: 0193-64-2220 FAX: 0193-64-5631 岩泉普及サブセンター TEL: 0194-22-3115 FAX: 0194-22-2806 いわてアグリベンチャーネット http://www.nougyou.kitakami.iwate.jp/agri/index.html 10 月 20 日 、 宮 古 地 方 「岩 手 県 食 の 匠 の 会 」及 び 「郷 土 料 理 の 技 」認 定 者 の 技 術 研 鑽 研 修 会 を 開 催 い た し ま し た 。こ の 研 修 会 は 、 「 食 の 匠 」と「 郷 土 料 理 の 技 」認 定 者 の 相 互 交 流 を図り、技術研鑽を行うことを目的に年 1 回開催しているものです。今回の研修会では 関 係 機 関 を 含 め 、 14 名 が 参 加 し ま し た 。 研修は、フリーアナウンサー兼料理家の千葉星子さんをお招きし、旬の鮭を使った料 理の実習と、料理教室を行う際のポイントについての講義 でした。 実習のメニューは、 「 鮭 の 和 風 タ ル タ ル ソ ー ス 焼 き 」、 「 鮭 の 揚 げ 餅 」、 「フィンランド風 サ ー モ ン ス ー プ 」、「 ヘ ル シ ー 鮭 ち ま き 」 の 4 品 で 、 鮭 の タ ル タ ル ソ ー ス で は 、 ピ ク ル ス ではなく奈良漬を使用するなど、各食材の味を充分に引き立たせるための作業工程など を 学 び ま し た 。講 話 で は 、 「 伝 承 活 動 の 際 に 、ポ イ ン ト を た だ 説 明 す る の で は な く 、な ぜ その工程を行うのか理由を含めて説明すると理解が進む 」といった経験に基づいたお話 をいただきました。 郷土料理を現代風にアレンジする手法や、指導の 視点を改めて学ぶとても良い機会と なりました。 ☆ポイント ・ 糞 尿 で 牛体 を濡 ら さ な い ようにし、隙 間 風 を 防 ぎ ま し ょう 。 ・ 寒さが厳しい 場合は、 飼 料 の 増 給 ( 2 割) に加え、カ ー フ ジ ャ ケ ッ ト の 着 用 、カ ーボ ン ヒ ー ター や投 光 器 で の保 温( 夜 間 ) も行います。 ・ でも、換 気 は 確 実 に 行 い空 気の 入 れ 替 えは 怠ら な い 。 ■牛床管理 敷料が糞尿で濡れていたり、子牛の下腹やお尻に糞尿がこびりついた状態になって いたりして、被毛が濡れると気化熱が発生し、体温を奪います。また、体が濡れた状 態 で 風 に あ た っ た り 、コ ン ク リ ー ト 床 に 直 接 触 れ た り す る こ と で も 、熱 が 奪 わ れ ま す 。 牛床には清潔な敷料をたっぷりと敷く と と も に 、敷 料 交 換・除 糞 を こ ま め に 行 う こ と が 大 切 で す 。ま た 、す き 間 風 が 子 牛 に あたらないようにすき間を板やシートで 塞 ぎ ま す 。な お 、安 価 な お 風 呂 マ ッ ト を 一 枚敷くだけでも大きく変わります。 (写真) お風呂マットの使用 ■飼料の給 与量 と水 子牛は寒さにより、エネルギー消費が激しくなります。配合飼料の給与量を2割程 度増給し、十分な栄養を与えます。また、給与時の「ぬるま湯」は欠かさないでくだ さい。 ■保温 カ ー フ ジ ャ ケ ッ ト の 着 用( 写 真 )や カ ー ボ ン ヒ ー タ ー に よ る 保 温 が 有 効 で す 。カ ー ボ ン ヒ ー タ ー の 場 合 、本 体 や コ ー ド を い た ずらしないよう高さで設置してください。 カーフジャケットを着た子牛 ■換気 寒いからといって牛舎を閉め切ってしまい換気が悪く、結露している牛舎をみかけ ます。湿気やアンモニアが溜まって、かえってよくありません。湿気は体温を奪い、 尿から発生するアンモニアは子牛の呼吸器系の粘膜にダメージを与えます。 このような環境では、肺炎や下痢の病原体が増殖しやすくなります。冬場でも新鮮 な空気を吸えるよう日中は子牛に直接風が当たらないように窓や戸を開け、換気 しま す。 宮 古 市 田 老 の 復 旧 農 地 で は 、 今 年 の そ ば 収 穫 が 9 月 24 日 に 行 わ れ ま し た 。 地域の営農組織「八幡ファーム」が、中古の普通型コンバインを準備し、機械作業の 難しい隅や障害物周辺は手刈り作業するなど組合員総出で行いました。 7 月 11 日 に 約 2ha に 播 種 さ れ た そ ば は 、日 照 り や 長 雨 を 乗 越 え 、堆 肥 散 布 な ど の 土 作 りの甲斐もあって昨年以上の生育となりました。 収穫当日は、農機販売会社の指導を受けながら、慣れないながらもオペレーターがコ ンバインによる収穫作業を行いました。遅く播種したほ場もあるため、一部残りました が、予定した区画の収穫は 1 日で完了しました。 また、そば作りのための土作りと「来年の春には黄色い花を咲かせて景色を良くした い 」 と 10 月 12 日 に 「な た ね 」を 播 種 し ま し た 。 出 荷 の た め の 選 別 な ど 、ま だ 今 年 の 作 業 は 残 っ て い ま す が 、今 年 の そ ば の 出 来 ば え (味 ) と来年の菜の花を楽しみに、組合員の方々は元気に働いていました。 組合員がオペレーターとなって 収穫作業を行いました 角や障害物の回りは手作業で収穫 JA 新 い わ て 宮 古 地 域 野 菜・花 き・わ さ び 生 産 部 会 、宮 古 地 方 農 業 振 興 協 議 会 で は 、以 下のとおり「園芸推進座談会」を開催いたします。 各部会の役員や関係機関も出席し、園芸生産の状況や、宮古地域で栽培されている主 な品目についての紹介が行われます。 部会員以外の方でも、園芸に興味があり、出荷できる方であれば大歓迎です。 来年の作付計画の参考に、お気軽にご参加ください! 日にち 時間 市町村 10:00~ 12:00 去石集会所 11 月 30 日( 月 ) 14:00~ 16:00 17:00~ 19:00 10:00~ 12:00 江繋地域振興センター 宮古市 12 月 1 日 ( 火 ) 14:00~ 16:00 12 月 2 日 ( 水 ) 12 月 4 日 ( 金 ) 川井生涯学習センター 基幹集落センター(刈屋) 田代林業者センター 17:00~ 19:00 JA 宮 古 営 農 経 済 セ ン タ ー 10:00~ 12:00 岩泉基幹集落センター 14:00~ 16:00 10:00~ 12:00 12 月 3 日 ( 木 ) 場所 岩泉町 14:00~ 16:00 10:00~ 12:00 14:00~ 16:00 釜津田コミュニティセンター 小川生活改善センター 山田町 10:00~ 12:00 12 月 7 日 ( 月 ) 13:00~ 15:00 安家生活改善センター 猿神農業担い手センター 荒川農業構造改善センター 明戸地区公民館 田野畑村 15:30~ 17:30 田野畑村役場第一会議室 尾肝要地区公民館 なお、事前の申込は不要ですので、直接会場までお越しください。 編集後記 日が落ちるのがすっかり早くなりました。 車 の ラ イ ト は “ 早 め 点 灯 ” に し て 、 夕 方 の 事 故 に 気 を つ け て く だ さ い ね 。( 太 田 )
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