誕生日の歌、誰のもの?=著作権訴訟で近く判断—米 時事通信 8 月 29 日(土)14 時 40 分 【ニューヨーク時事】誕生日の歌「ハッピー・バースデー・トゥー・ユー」は誰のも の? かつて女優マリリン・モンローがケネディ大統領の前で歌い上げ、世界的に親しま れる歌の著作権をめぐり、米国で起こされた訴訟の判断が9月にも示される見通しだ。 訴訟は、120年以上前にさかのぼる歌の歴史を扱った映画を制作しようとしたニュ ーヨークの会社が、著作権保持を主張する米音楽大手ワーナー・ミュージック・グループ 傘下の出版社から1500ドル(約18万円)の支払いを求められたことが発端。 映画制作会社は2013年、「著作権はみんなのもの」と支払い不要の確認などを求 めて提訴。結審が迫る今年7月下旬に、著作権を明示せずにこの歌を収録した1922年 発行の本を見つけ、証拠として提出した。「明示しなければ権利なし」との当時の法令に 従い、著作権が放棄されたはずだと主張している。 一方、ワーナー側は1935年に著作権が登録され、2030年まで権利があると反 論。米国で著作権の保護期間が段階的に延長されたことも論拠にしている。 [時事通信 社]
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