ペットボトルをリサイクルした植木鉢 生徒が校外から持ち込むペットボトルをリサイクルし,植木鉢を作りました。このペットボトルは石油から作ら れています。限りある貴重な資源を大切に使う心を育てることを目的に取り組みました。主に課題研究の時間を使 い,問題点を克服しながら進めました。ものづくりの楽しさ・大変さ,樹脂の性質そしてリサクルの大切さを学習 できました。 校内から回収したペットボトルを 鋏で 2~3cm角に切断します 粉砕機で微粉砕します 工業技術基礎の時間に合成した顔料(2~5g)と 微粉砕PET(350g) ,低密度ポリエチレン(350 g)を混合し,乾燥器(170℃)で溶かします 成形は一度混合し たものを溶かし, PET(ペットボトルの樹脂)の性質 ヒ-タ-プレス機 融点は 265℃です で行いました 300℃を超えると分子が切れます 溶けたPETは粘度が高く,流れにくくなります 微量の水が含まれていると分子が切れます 空気との接触(長時間)によって茶色に変色します 結晶化が起こり白くなります PET成形上の問題点 PETは乾燥し,含まれる水分を除かないと成形時に長い 分子が切れ,分子が小さくなります。ペットボトルはPE T樹脂のなかでも分子の長いものを使用していますが,わ ずかな水分により分子が切れ、分子が小さくなり結晶化が 進みます。PETに含まれる水分を除くためにためには, 乾燥した空気で,何時間も乾燥する必要があります。この ため,PETは固体のまま微粉砕し,低い温度で溶け,結 晶になりにくいポリエチレンを溶かし,PETと混ぜ植木 老松小学校環境クラブ 鉢を作りました。 の児童に植木鉢(40 セ ット)を贈呈しました ペットボトルをリサイクルした 植木鉢一鉢あたり,2ℓペットボト ルを 5 個使用しています
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