中上貴晶がバレンシアGPで6位フィニッシュ ウィライローは20位でゴール

中上貴晶がバレンシアGPで6位フィニッシュ
ウィライローは20位でゴール
Rd18 バレンシアGP/バレンシアサーキット: 2016年11月13日(日)
コンディション:ドライ
気温: 20℃
路面: 25℃
第18戦バレンシアGPの決勝レースで、IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶は
6位フィニッシュ。シーズン最終戦を粘りの走りで戦い抜き、苦しい中でも最大限の結果を残し
て27周の戦いを走りきった。
3列目9番グリッドからスタートした中上は、レース序盤でポジションを13番手まで落としたが、
安定したペースで追い上げを続け、着実にポジションを回復していった。6位に入って10ポイン
トを獲得したことにより、中上は年間ランキングを6位として2016年シーズンを締めくくった。
チームメイトのラタパー・ウィライローは、25番手スタートから少しずつ順位を上げて、トップ20
圏内でフィニッシュ。持ち味の粘りと頑張りで最後まで走り抜いてチェッカーフラッグを受けた。
中上貴晶(6th)
「年間ランキングを6位で締めくくったので、最低限の仕事はできたと思うが、今日のレース内容
と結果に関しては、決して喜べるものではなかった。序盤から我慢のレースで、少しずつ追い上
げて6番手でゴールするのが精一杯だった。週明け早々に来シーズンに向けたテストが始まる
ので、来年こそチャンピオンを獲得するためにチームと力を合わせて取り組んでゆきたい」
ラタパー・ウィライロー (20th)
「フロントは安心感があったが、リアがコーナー進入でスライドするので、ラインを維持するために
ブレーキを早めにリリースする必要があった。とはいえ、バイクの仕上がりは総じて満足のいく内
容で、良いレースをできたと思う。今シーズンは、とても多くのことを学べた一年で、チームの皆
に感謝をしている。今年の経験を今後の自分の活動に活かしたい」
岡田忠之-チーム監督
「中上は、残念ながら表彰台を獲れなかったが、追い上げのレースで6位に入ることができた。
来年こそチャンピオンを獲得するために、週明けのヘレステストから全力で取り組み、万全の準
備を整えたい。ラタパーは、レース中盤で追い上げを見せて20位でゴールできた。今年はシー
ズン中に負傷などもあって厳しい一年だったが、今年の経験を活かして今後のレース活動でア
ジアのレベル向上に貢献をしてほしい」