チュニジア投資フォーラムへの御案内 2011 年 5 月吉日 チュニジア投資開発庁 チュニジア外国投資振興庁(FIPA)は6月16、17両日ラマダプラザ・ホテル で革命後の最初の経済イベントとなる「チュニジア投資フォーラム」を開催いた します。 この「チュニジア投資フォーラム2011」はチュニジアの新しいビジネス動 向やこの移行期間中、どのような直接投資の流入促進策がとられるかを示し、 チュニジアをよりいっそう企業の自由度の高い国、投資機会の多い国にしよう としています。 チュニジア革命がもたらした新しい価値観は外国投資の増加にプラスに働くと 見られています。つまり、この平和的革命は教育、学識のある若者たちが自由 な企業活動のもとでの適正な組織管理、透明性、機会均等そして司法の独立な どを求めて達成したものであり、これらの主要原則はチュニジアで事業に当た る外国経営者たちの期待するものと軌を一にしているからです。また、この新 しい状況は国内のチュニジア人投資家や在外チュニジア人たちを活性化させる 魅力的な要素でもあります。 「チュニジア投資フォーラム2011」は長期間チュニジア投資の重石となって いた旧体制の強権支配から解き放たれた状況の下で、専門家たちや投資家たち が新しいビジネス環境と取り組みます。ビジネスを取り巻く状況変化は、外国 投資家たちにチュニジアをこれまでとは異なる投資対象に見せることでしょう。 透明性がいっそう高まり、潜在的な投資領域が自由化されることで産業競争力 が強化されます。 企業活動はすでにほぼ元通りに回復しており、チュニジア革命に対する世界的 な共感、経済の良好なファンダメンタルズの維持、産業・企業パートナーたちの 新たな関心などでチュニジアの投資対象国としての魅力はかなり高まるとみら れています。 民主体制への移行プロセスについてはすでに表現の自由、複数政党や結社の公 認、既成支配を続けた与党の解散、議会選挙制への手続き確定など、明確なメ ッセージが示されてきました。これらは民主主義を求めるチュニジア国民の強 い決意を示すものであり、経済活動の分野ではっきりした透明性を保証するカ ギとなるものです。これらの点は今回の「フォーラム」でテーマ別課題として 討議されます。 この「フォーラム」ではまた、外国資本にとってのチュニジアの新しい魅力を 国内とオフショアの二つの分けて、二つのワークショップが作業をします。そ して投資家たちの高い関心を集めるとみられるチュニジア西部と南部の投資機 会の重要性を考慮に入れることができるよう、道しるべを掲げます。これらの 地域は良質な労働力と高い成長力の水源地です。そこでこれら地域のインフラ 整備、地域開発への期待に沿うような投資をどう進めるかについても、対策を 示します。 アウトソーシングサービスやオフショアの分野は、すでに過去10年あまり急 成長を続けてきました。今回「フォーラム」のプログラムの中で、この領域が チュニジアのもつ人的資源やハイテク技術を中心とした高度教育、強い競争力、 環境調和型のシステムと言ったさまざまな要素をもとに、今後も拡大発展して いくとの展望が示されます。 「チュニジア投資フォーラム」は、チュニジアとパートナーシップを求め、ビジ ネス機会を探ろうとする外国企業経営者との非公式なネットワーク形成の場で もあります。FIPA は外国人のお客様がこの機会に、私共の「フォーラム」の他、 同時期に開催される「チュニスー地中海インダストリー2011」(合弁事業・ 技術革新に関する国際サロン)、そしてエレクトロニクス分野の国際フォーラ ムである「フォルトロニック=FORTRONIC」にも御参加いただけるよう最大限 努力いたします。 プログラム 2011年6月16日(木曜日) 午前10時 午後6時―7時半 同 7時半より フォーラム参加者による登録手続き開始 チュニジア首相による開会式 カクテルレセプション 6月17日(金曜日) 午前9時―9時半 同 9時半―11時 計画・国際協力大臣による開会スピーチ テーマ別討議「民主体制への移行 よりよい ビジネス環境に向けての挑戦と展望」 この討議では移行期間における現状の点検と当面の 課題をどう克服するかに焦点を当てます。また 透明性を取り戻すことでチュニジアビジネス環境 をどう改善していくかの方策を探ります。 同11時ー11時半 コーヒーブレーク 同11時半ー午後1時 ワークショップ 1 「チュニジアにおけるオフショア事業 価値の 創出と高等教育課程を終了した学生の雇用」 ここではオペレーターたちの現場の声をもとに この分野の将来展望と機会に取り組みます。 午後1時ー3時 午後3時―5時 昼食 ワークショップ 2 「チュニジアの地方 外国投資のための有利な立地」 ここでの作業は内陸部に進出して成功を収めている 外国企業を通じてこれら地方の潜在可能性を探り ます。また各地方が供与する開発のチャンスに着目 します。
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