決算審査特別委員会会議録

平成24年第3回定例会
決算審査特別委員会会議録
(平成24年9月12日)
栄町議会
決
議
事
日
程
算
審
査
特
別
委
員
会
(第1号)
平成24年9月12日(水曜日)午前10時00分開会
日程第1
認定第1号
平成23年度栄町一般会計歳入歳出決算
認定第2号
平成23年度栄町国民健康保険特別会計歳入歳出決算
認定第3号
平成23年度栄町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算
認定第4号
平成23年度栄町介護保険特別会計歳入歳出決算
認定第5号
平成23年度栄町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算
1
出席委員(12名)
委 員 長
橋
本
委
員
菅
原
委
員
金
島
委
員
藤
村
委
員
野
田
委
員
戸
田
出席委員外議員
議
浩
君
副委員長
大
野
徹
夫
君
洋
之
君
委
員
鈴
木
照
夫
君
秀
夫
君
委
員
染
谷
茂
樹
君
勉
君
委
員
山
田
真
幸
君
泰
博
君
委
員
高
萩
初
枝
君
栄
子
君
委
員
大
野
博
君
義
和
君
(1名)
長
大
澤
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
説明のため出席した者
総 務 課 長
長
﨑
光
男
君
財 政 課 長
大
澤
企画政策課長
新
村
政
美
君
住民活動推進課長
藤
代
税 務 課 長
浅
野
一
夫
君
会計管理者
塩
田
消
鈴
木
薫
君
消防防災課長
高
塚
防
長
幸
男
君
斉
君
一
雄
君
茂
明
君
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
出席議会事務局
事 務 局 長
浅
野
正
治
君
書
2
記
西
城
猛
君
午前10時00分
◎ 開
○委員長(橋本
開会
会
浩君)
ただいまから、決算審査特別委員会を開会いたします。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎ 開
○委員長(橋本
議
浩君)
直ちに、本日の会議を開きます。
本決算審査特別委員会は、認定第1号、平成23年度栄町一般会計歳入歳出決算の認定につ
いて、認定第2号、平成23年度栄町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、認
定第3号、平成23年度栄町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第
4号、平成23年度栄町介護保険特別会計特別会計歳入歳出決算の認定について、及び認定第
5号、平成23年度栄町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、以上5件につ
いての審査を付託されております。
審査方法につきましては、すでに配付されております「決算審査特別委員会設置及び運営方
法」に基づき、本日から3日間にわたり、各常任委員会の所管事項に分けて行います。
ここで、審査方法を確認いたします。初めに、担当課長等より関連する質疑事項について、
質疑通告順に従い、議員ごとに一括答弁を受けます。その後、再質疑については一問一答で回
数制限なしとします。また、通告書に基づいた質疑応答が終了後、通告以外の質疑の時間を設
けますが、委員会のスムーズな運営に鑑み、1委員3件以内に止めるものといたします。なお、
14日の後半に町長、副町長、教育長および総務課長との意見交換を予定しておりますので申
し添えます。
本日は、総務常任委員会の所管であります、総務課、財政課、企画政策課、住民活動推進課、
税務課、消防本部及び消防署、出納室、選挙管理委員会、監査委員、固定資産評価審査委員会
並びに議会事務局の関係事項につきまして審査いたします。
すでに、本会議において提案理由の説明を受けておりますので、早速質疑応答に入ります。
ここで、執行部の皆さんに申し上げます。答弁は簡潔にされるようお願いいたします。また、
委員各位の再質疑にあたっても、ポイントを絞り簡潔にされますよう併せてお願いいたします。
それでは、質疑通告順に従い、委員ごとに質疑応答を行ないます。
始めに、通告1番、髙萩初枝委員の通告に対し、各担当課長から一括して答弁をお願いいた
します。大澤財政課長。
○財政課長(大澤幸男君)
それでは高萩議員から質問のありました決算書10ページの都市
計画税について、お配りした資料、都市計画税の課税状況等の調べに基づき説明します。その
資料が、県に報告しています町の都市計画事業の額と財源内訳になります。都市計画税を充て
ている平成23年度の都市計画事業は、下水道事業で1,204万5,000円、その他の都市
計画事業として、都市計画を担当している職員等の人件費等が1,884万8,000円、それ
3
から今までに下水道事業、公園事業、街路事業などの都市計画事業等を実施した時に借り入れ
た
起 債 の 償 還 に 充 て る 経 費 が 1 億 9 ,7 2 5 万 2 ,0 0 0 円 で す 。 総 額 で 都 市 計 画 事 業 は
2億2,814万5,000円の事業を実施しました。お配りした資料の下段に内訳があります。
負担金や都市計画税1億4,788万1,000円、一般会計、単費分を足して都市計画事業を
実施しています。2億2,814万5,000円の事業に対して1億4,788万1,000円の
都市計画税が投入されています。以上です。
○委員長(橋本
浩君)
○住民活動推進課長(藤代
藤代住民活動推進課長。
斉君)
主要事業説明書34ページ、協働パートナー連携推進事
業の努力についてお答えいたします。今後は色々な面で地域の課題解決が必要になってきます
ので、地域住民の皆さんと行政等が共にその解決にあたっていく為に、新たな多くの方々の参
加による町づくり事業を進めていく必要があります。このことから、前年度はその立ち上げを
目指してきました。具体的な取り組みとしては、総合計画の策定も踏まえて各小学校区別に行
われた地区懇談会の場を活用して、北辺田、酒直、布鎌、安食台の4地区において共通の説明
を行い、立ち上げに向けてスタートを切ったところです。その後、該当する地域で柱となって
いただける関係者の方々で意見交換をしてきましたが、立ち上げの合意形成や気運の高まりは
残念ながら生まれませんでした。以上です。
○委員長(橋本
浩君)
高塚消防防災課長。
○消防防災課長(高塚茂明君)
災害軽減対策事業の委託料1,131万円についてお答えし
ます。決算書93ページの備考欄に委託料として記載されていますが、一つは災害時要援護者
避難個別支援計画策定委託で798万円です。この災害時要援護者避難個別支援計画の中には
災害弱者と言われる高齢者、独居高齢者、介護認定者、障害者等の1,754名が対象者とし
て名簿に登録されています。その中で、高齢者、独居とダブる方がおられますので、実際に郵
送した対象者は1,252名です。その中で、回答いただいた最終登録者は470名です。ま
た、この計画は実効性の高い課題もありますが進めてまいります。もう一つは、東日本大震災
被害記録誌作成委託の333万円です。これは、東日本大震災の関係で当町も大きな被害を被
ったことから、震災の特徴、支援状況、復旧・復興までの道のりを幅広く記録して後世に残し、
今後の防災行政に役立てて行こうという観点から作成しました。作成部数は1,000部、
24年4月末現在で450部配布しました。主な配布先は国関係機関、県関係機関、県内消防
関係機関、国及び県の図書館、県内全市町村、町議会議員、町内区・自治会長、町内小中学校、
町内防災会議員、町内消防団関係、役場の各課室及び課長です。また、ホームページ等を見た
機関からの問い合わせもありますので配布しています。以上です。
○委員長(橋本
浩君)
一括答弁が終わりましたので、高萩委員の再質問を許します。高萩
委員。
4
○委員(高萩初枝君)
大澤課長に伺います。資料の配布ありがとうございました。一つだけ
お聞きします。説明のありました、下水道事業の1,204万5,000円について具体的に教
えてください。
○委員長(橋本
浩君)
大澤財政課長。
○財政課長(大澤幸男君)
計算式がございます。 平成23年度、町から下水道事業に
1億4,251万9,000円を繰り入れしています。その内の1億3,088万2,000円が
市街化区域分として出ています。起債償還が1億1,883万7,000円です。その差額の
1,204万5,000円が都市計画事業として計算されています。どの人件費、どの事業とい
うことではありません。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
要するに、借金の返済に回っているということですか。
1億9,725万2,000円とありますが、いただいた資料ではどのように使われているのか
分かりません。この件については、住民の皆さんから固定資産税の0.3%を都市計画税とし
て納税しているが、どのように使われているか分からないという声が多く寄せられています。
分かりやすく教えてください。
○委員長(橋本
浩君)
大澤財政課長。
○財政課長(大澤幸男君)
都市計画税が当てられるものは都市計画事業です。前は街路、公
園、下水道整備のための財源としてに都市計画税をいただいていました。現在は、新規事業は
殆んどありませんが、当時の都市計画事業として実施した部分の償還が入ってきますので、そ
の部分に当てています。実際は、下水道事業と前新田関係の公園及び道路事業分が主なものに
なっています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
要するに、借金の返済が大部分だということですか。前新田地区の道
路や公園の整備、下水道を敷設するのは明らかに都市計画事業です。新規事業が無い中、住民
の皆さんの思いは都市計画税がずっと付加されていることへの疑問が出ています。下水道課に
確認したところ、下水管は市街化区域だけでなく現在は市街化調整区域にも敷設されています。
このような状況の中、ずっとこのままでいいのか疑問です。住民の皆さんが勘違いされている
部分も確かにありました。都市計画税の一部は街路樹の剪定や草刈り等に使われているのでは
ないかと思っています。このようなことから、具体的にどのように使われているかお伺いしま
した。
○委員長(橋本
浩君)
○財政課長(大澤幸男君)
大澤財政課長。
過去に実施した事業費の返済に充てている部分もあります。現在
の都市計画事業は下水道事業だけだと思います。実際、施設整備に限定されていますので維持
管理には都市計画税は充てられない状況です。
5
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
現在、下水道管が市街化調整区域以外の木塚地区、酒直地区、須賀地
区、須賀新田地区、竜角寺地区の一部にも敷設されています。都市計画税をなくすことは無理
かもしれませんが、軽減を考える時期に来ていると思います。以上です。
○委員長(橋本
浩君)
浅野税務課長。
○税務課長(浅野一夫君)
税率を考えろということですが、税率100分の0.3は地方税
法で決められている上限です。都市計画税があてられる事業がある限りは下げることはできな
いと思います。今まで納めていただいた方への公平感があります。特別に事業がなくなって当
てるものが尐なくなった段階では税率を下げることを検討する余地はあると思います。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
税務課長は下げるわけにはいかないとの答弁です。だったら、恩恵を
被っている皆さんにも平等に負担していただく方法もあると思います。如何ですか。
○委員長(橋本
浩君)
大澤財政課長。
○財政課長(大澤幸男君)
市街化調整区域の特定環境保全公共下水道事業には都市計画税は
当てられていません。そのことから、恩恵を受けている地域の方から都市計画税的なものをい
ただいたらどうかというお話だと思います。街路事業を市街化区域で実施する場合には市街化
区域充当があります。道路事業だとまた違ってきます。何と言ったら良いのでしょうか。市街
化区域内は重点的に整備されていて、それが地下に繁栄されている。市街化調整区域は利便性
を受けるかもしれないが地下には反映されていないとか色々な面があります。負担していただ
く事が可能だと言えば可能かもしれませんが、その辺は慎重に検討していかなければならない
と考えています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
当然、下水道が敷設され、地下に繁栄されているとのことですが、売
る目的の人は良いと思います。しかし、私たちは買ったからにはずっと栄町に住んで、最後は
骨を埋めたいと考えています。そこのところを考えてください。
○委員長(橋本
浩君)
大澤財政課長。
○財政課長(大澤幸男君)
確かに、住んでいる方にとって、土地が上がれば固定資産税も上
がることになります。しかし、イメージでは自分の家の地価価格が上がると良い感じがすると
思います。逆に下がればがっくりすると思います。余談になりました。非常に微妙な問題です
ので、ここではこれ以上は申し上げられません。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
藤代住民活動推進課長に伺います。北辺田、酒直、布鎌、安食台の地
区懇談会で協働のまちづくりの立ち上げに向けて関係者の方々と意見交換をしてきたが、地域
の合意形成や気運の高まりは生まれなかったとのことでした。それは、何故だと分析していま
6
すか。
○委員長(橋本
浩君)
藤代住民活動推進課長。
○住民活動推進課長(藤代
斉君)
4地区を公平にまた一斉に行政サイドから提案していっ
たことは間違いではなかったと思います。ただ、現実的に各地域で色々な取り組みをされてい
る皆様はそれぞれの事業でかなりご苦労されています。頑張っていただいていますが、ある意
味尐しゆとりがありません。そのような中、唐突なお話に新たな負担感だけが生れたのではな
いかと感じています。鶏と卵の話しではありませんが、もう尐し事前に地域の方々と前段の意
見交換をやっておくべきであったと反省しています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
この件に関しては、4年前から竜角寺台地域で行っており、現在もそ
の団体は頑張って活動しています。負担感だけが生れたというのはどのようなことですか。協
働のまちづくりは住民が出来ることは住民が行い、難しいものは行政が支援すれば良いと思い
ます。それで、その地域に住んでいて良かったとなれば行政も住民も良いのではないかと思い
ます。それと、職員側の意識、取り組みについてはどうですか。
○委員長(橋本
浩君)
藤代住民活動推進課長。
○住民活動推進課長(藤代
斉君)
高萩委員からご指摘いただいたように、これからの課題
もあるのでみんなで力を合わせて行いましょうという、課題に対する共通認識が上手く回らな
かった点だと思います。そのあたりを行政が事前に説明しておけば、流れが作れたのかと考え
ています。職員側に取り組みについては、地域に身近な防災・環境・福祉等、担当課が考える
地域のあり方がもっと具体的なものとして更に踏み込んで出来れば、違った方向に行けたのか
と思っています。決して行っていなかったわけではありません。もう一歩踏み込んだ形を内部
で考えていくことが今後の改善の材料だと考えています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
これからの課題があるとか、この課題について共通認識と言われまし
たが、どのような課題ですか。
○委員長(橋本
浩君)
藤代住民活動推進課長。
○住民活動推進課長(藤代
斉君)
現状はすでにかなりの部分で地域活動を行っていただい
ているのはご承知のとおりです。特に、今回の総合計画でも明確にしているように、行政が現
実的に小さくなっていく中で、地域がどのように頑張ったら良くなるのだろうという部分は地
域ごとに特性があると思います。その辺の事前の共有が無かったと考えています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
ちょっと気になるのは今後、全町的に高齢化率が高まってきます。こ
のような中、地域がもっと頑張ったら良くなると言われた言葉がちょっと気に掛かります。
○委員長(橋本
浩君)
藤代住民活動推進課長。
7
○住民活動推進課長(藤代
斉君)
先程、申し上げたように行政は現実的に小さくなる、あ
るいは行政だけのものに特化していく、そのような中、課題やニーズはもっと深まります。こ
のことから、その部分を埋めていただくために、より良い身近な活動、迅速なサービス、心の
こもったサービスを行っていただけるのは、地域の方々がメインになると思います。この部分
の具体的な共有が無かったと思います。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
○委員長(橋本
高萩委員。
職員の研修、意識、取り組みの姿勢はどのようにされていますか。
浩君)
藤代住民活動推進課長。
○住民活動推進課長(藤代
斉君)
昨年度の取り組みを踏まえ、行政としてご質問いただい
た課題を考えて全庁的に横断的プロジェクトで実施しています。その中で、職員の意識を変え
るには、協働は勿論ですが、具体的な事務事業を積み上げていく中、地域の皆さんとこのよう
にしたいという考えがかなり入ってきます。その点を具体化していこうとヒアリングを行って
います。職員については研修も含めて意識を高めていきたいと考えています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
重点プロジェクトですので、頑張っていただきたいと思います。次に
消防防災課長に伺います。アンケート調査で470名の方が登録されたとのことでした。その
ような中、今後は実効性の高いものにしていきたいとか、課題が残ると言われました。どのよ
うな課題が残ったのですか。
○委員長(橋本
浩君)
高塚消防防災課長。
○消防防災課長(高塚茂明君)
個別支援計画の中には、支援をいただける方を記載できるよ
うになっています。例えば、支援をいただける方が近所に住んでいる場合もありますし、他県
等遠くに住んでいる場合もあります。このことから、何かあっても直ぐに駆けつけることは難
しい状況ですが記載されている状況も見受けられます。本来は、ご近所や自治組織の中で支援
をいただければ一番いいと思います。そのようなことが確立されている市町村であれば、個別
支援計画を作成する必要はないと思います。しかし、このような時代、なるべく近くの1人な
いし2人の方に支援していただけるのが一番良いと思います。このことから、このような方を
見つけていくか、また各自治組織の中でどのようなご協力いただけるかを、福祉課等と協議し
ていきたいと考えています。今、申し上げたことが残っている課題です。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
要援護者避難個別支援計画ですが、遠くに住んでいる方の名前を書い
た人がいたのも分かります。その中で、素朴な疑問が出ました。団地の中では独居高齢者等の
見守りが進んでいると思います。このような人達や自治組織とは連携は全く取られていないの
ですか。
○委員長(橋本
浩君)
高塚消防防災課長。
8
○消防防災課長(高塚茂明君)
見守りの組織があることは福祉課から聞いています。今後は
協議を進めて行くようになると思います。福祉課は他にも色々な情報を持っていると思います
ので一緒に進めていきたいと考えています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
今後とは平成24年度中のことですか。もう一点気になるのは、高齢
者、独居、障害者等で援護が必要な人が1,754名いて470名が登録されたということは
どのようになっていますか。
○委員長(橋本
浩君)
高塚消防防災課長。
○消防防災課長(高塚茂明君)
個人の希望ですので、こちらからは強要はできません。相手
方の受け止め方で登録されています。ですが、希望される方は今後も出てくると思います。計
画の中身は詰めていきたいと思います。人数が増えるとか、支援が必要な方が出てくることも
考えられますので時間がかかる部分はあると思います。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
時間がかかるのは承知していますが、いつまでに作るとか、タイムリ
ミットはないのですか。ただ、だらだら行っていくのですか。
○委員長(橋本
浩君)
高塚消防防災課長。
○消防防災課長(高塚茂明君)
基本的な中身は出来ています。消防部門だけではできないの
で平成24年度から福祉部門と協力して進めていきたいと考えています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
○委員長(橋本
高萩委員。
タイムスケジュールを教えてください。
浩君)
高塚消防防災課長。
○消防防災課長(高塚茂明君)
470名の登録者がいますので平成24年度だけでは出来ま
せん。平成25年度中には福祉課や見守り隊等と名簿に記載された方の扱いについては進めて
いきたいと考えています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
委員会ですので率直に申し上げます。作成しなければいけないことは
分かっていたと思います。そのような中、平成24年度ではできない、平成25年度とか、福
祉課や見守り隊と協議するとか、名簿の扱いなどと言われました。緊急雇用事業で予算がつい
たから行ったのであって、いつ来るか分からない災害に対して本腰を入れて行ったとは感じら
れません。このようなことで良いのでしょうか。
○委員長(橋本
浩君)
高塚消防防災課長。
○消防防災課長(高塚茂明君)
今後は実施計画が策定されます。その中で位置付していくこ
とになります。消防単独ではなく福祉課と早めに協議しながら進めていきます。ご理解をお願
いします。
9
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
日常業務が忙しいのは承知しています。福祉課やその他の課と一緒に
なって進めてください。終わります。
○委員長(橋本
浩君)
これで、高萩委員の通告に対する質疑を終わります。ここで、
10時55分まで休憩とします。
午前10時45分
休憩
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
午前11時55分
○委員長(橋本
浩君)
再開
休憩前に引き続き会議を開きます。通告2番、戸田栄子委員の通告
に対し、各担当課長から一括して答弁をお願いします。浅野税務課長。
○税務課長(浅野一夫君)
決算書の2ページになります。町税収納未済額
2億8,959万5,781円の決算後の収納状況は、8月末時点で1,835万3,000円で、
未済額に対して6.3%の収納状況になっています。各税目でも6%から8%の収納状況にな
っています。次に、コンビニ納付とコールセンターは平成23年度決算にどう生かされている
かとの質問にお答えします。お配りしてあります税目等別収納状況をご覧ください。前年度と
比較いたしまして現年度分の収納率が町民税を除いては伸びを示しています。このことは、コ
ンビニ納付とコールセンターの相乗的効果が表れているのではないかと考えられます。尚、コ
ンビニ納付の利用率については、平成23年度が初年度ということもあり、町税全体の6%の
利用率になっています。特筆すべき点としては軽自動車税が27%の利用率になっています。
他の特徴としては、納税義務者数はほとんど変わりありませんが、督促状の発行件数が平成
22年度と比較すると1千通ほど減尐しています。以上です。
○委員長(橋本
浩君)
新村企画政策課長。
○企画政策課長(新村政美君)
公共交通活性化事業についてご説明します。お手元に平成
24年2月の広報紙に掲載しました公共交通の維持活性化を図るという記事の写しを配布させ
ていただきました。この調査は町の実情にあった公共交通のあり方を検討するため、平成
23年度に町内在住の15歳以上の方から2千名を抽出して調査を行いました。主な調査結果
につきましては配布したとおりです。尚、詳細を知りたい場合には企画政策課でご覧ください。
この調査結果から出てきた主な課題としては、既存のバス路線の見直し、新たな公共交通手段
の導入により町民の足を確保することです。これは、高齢化に伴って自動車離れが予想される
ことと、循環バスのルート見直し、デマンド交通などの新たな公共交通の導入を検討していく
必要があるのではないかということです。もう一点は、町内の中心部安食地区、ここにつきま
しては、公共施設や買い物施設、病院、駅などがありますので、移動するためにスムーズにア
10
クセスができるように検討していく必要があるということです。また、新たに成田湯川駅が出
来ましたので、検討していかなければならないと思います。今後は、具体的な公共交通のあり
方を検討するために、交通事業者やバス利用者等に集まっていただき検討会を開催していきた
いと思っています。以上です。
○委員長(橋本
浩君)
藤代住民活動推進課長。
○住民活動推進課長(藤代
斉君)
平成23年度における住民活動支援センターの活動の特
徴並びに、相談の特徴についてお答えします。戸田委員もご存じのように、活動支援センター
は広域活動が円滑に展開される様、あくまでも間接的な支援を行うところです。昨年度に限っ
ては、特段の学習の機会や交流事業を展開していませんが、センターも設立から昨年の10月
で10年を迎えました。このことから、既存の活動団体からは一定の信頼を得ているものと判
断しています。センターには様々な相談が寄せられます。個別の事業や団体の運営における経
理や助成金をどのように応募したら良いかのアドバイス、事業に対するPR、チラシの作製方
法、地域情報誌への掲載の協力依頼など具体的な活動への支援相談が多くを占めています。相
談の特徴としては、ここ数年、新たな活動者の発掘が難しい、会員の年齢構成も上がって来て
いることから事業展開も思うように進まない、それにどう対応していこうかなどの相談が増え
ています。具体的には事業を行うのに関係する団体は無いか、個人ボランティアの紹介を望む
声が一つの特徴だと思います。もう一つは、人材という点でみると定年退職された団塊の世代
の人がセンターを訪れる、前の掲示板を見に来る方が増えていることは事実です。これも一つ
の特徴だと思います。説明をする皆さんには、ご協議がある中で活動を促しますが、近年はや
ってみようとする方が出てこない、出せていないのも事実です。
○委員長(橋本
浩君)
一括答弁が終わりましたので、戸田委員の再質問を許します。戸田
委員。
○委員(戸田栄子君)
税務課長に伺います。コンビニ納付とコールセンターの設置により納
税者も便利になり町も収納率が上がったという良い報告がありました。平成23年度からの実
施ですが、初年度から成果があったことが分かりました。不納欠損については詳しい表をいた
だきました。不納欠損及び収入未済額は出納閉鎖後も努力されているけれども、まだ現実的に
はあるというなかで、このような質問をすると、税金を100%納めてもらい収入未済額をな
くすべきだと取ってもらいたくないのですが、住んでいる人達の状況がどのように変化してい
るのか、どのような現実を抱えているのか知りたいと思います。給食費の未納についても後で
触れますけれども、コールセンターの設置や便利なコンビニ納付制度を作っても払っていただ
けない家庭があります。その家庭の状況を把握していたらお答えください。
○委員長(橋本
浩君)
○税務課長(浅野一夫君)
浅野税務課長。
戸田委員が言われたことが反映する税目は住民税です。2~3年
の統計を取ると課税所得は減っています。このことから、住民税の調定額はどんどん減ってい
11
ます。今は、サラリーマンしか見ていません。サラリーマンだけでも200万円以下の方の収
入はあまり変わりません。税収が多い200万円から700万円くらいの年収の方に課税され
る所得金額は一人当たり30万円程落ちています。一人当たりに課税される金額が平成20年
度と比べると平成23年度は30万円程落ちています。これは大変なことです。退職する方も
います、給料が貰えない状況の方もいると思います。非常に厳しい状況になっているのかなと
思います。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
当町ばかりでなく、全国的にどこの自治体もそのような状況を抱えて
いると思います。いただいた不納欠損状況の表を見ると平成22年度の個人は46人ですが、
71人に増えています。これは、課長が言われたように所得が減ったことによるものですか。
○委員長(橋本
浩君)
浅野税務課長。
○税務課長(浅野一夫君)
所得環境が悪くなって生活が苦しくなった状況の方が増えている
のは事実だと思います。税務課の窓口には連日、納税相談に訪れている方は増えています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
昨日の決算に係る総括質問に関連します。最初の予算の組み方として、
決算書からみると予算現額と調定額にかなりの差がありますが、財政法上、調定額の何%以内
で予算を組みなさいというような決まりはあるのですか。
○委員長(橋本
浩君)
大澤財政課長。
○財政課長(大澤幸男君)
予算を編成する場合、当然、歳入と歳出のバランスを合わます。
納めていただけない方は不納です。納めていただけると見込んで予算計上すると、納めていた
だけない時には大変な痛手を被ります。確実に納めていただけるであろうという金額のみしか
予算計上しません。想定です。このことから差が出ます。調定額をそのまま予算計上すると当
然、不納欠損が出ます。最後には赤字になってしまいます。確実に納めていただける金額を予
算計上しています。
○委員長(橋本
浩君)
浅野税務課長。
○税務課長(浅野一夫君)
税の場合は申告して納税してもらいます。法人町民税とたばこ税
です。これは予測がつかない部分があって、今回の決算でも法人町民税が伸びています。たば
こ税は平成22年に改正があったので落ち込むかと思いました。しかし、たばこの本数は減っ
ていますが税額が上がったことから税額は伸びています。予算に対し3,600万円程伸びて
います。この内の2,000万円くらいは法人町民税とたばこ税です。税の場合は予測できな
いことが多々あります。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
予算と調定額の関係ですが、基本的には分かります。予算どおりに税
収が入らなかったら大変だということも分かります。ただ、予算編成の時、どのような事業を
12
行っていくかは住民要望も含めて計画すると思います。その時に予算規模が小さければ、要求
も 精 査 さ れ る と 思 い ま す 。 そ の 辺 の 兼 ね 合 い か ら 、 平 成 2 3 年 度 決 算 で は 予 算 現 額 は、
24億8,500万円、調定額は28億2,400万円です。3億円強の差があります。3憶円
が必ず入ってくる補償はありませんが、取れる可能性のある調定額の金額を予算計上すれば、
住民から寄せられた要望も可能な考えになります。考えは分かります。他市町村はどのように
なっていますか。県からの指示等はどのようになっていますか。
○委員長(橋本
浩君)
浅野税務課長。
○税務課長(浅野一夫君)
収入未済額を取れと言われているように感じます。私の課の頑張
りが足らないのかと思います。現状では1年で3億円を収入にすることはできません。予算的
なものについては、今までの収納率や税制の改正を見て収入額を見込んでいます。未収の部分
を頑張って取れば財源になることは分かります。しかし、限度があります。ご理解ください。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
私が聞いているのはそのようなことではありません。予算現額と調定
額の金額の差はどのくらいが望ましいと指導されているのかです。そのような指導はないので
すか。無いならないと言ってください。
○委員長(橋本
浩君)
浅野税務課長。
○税務課長(浅野一夫君)
税に関しては、各市町村でまちまちです。収納率や今までの状況
によって予算の収入額を決めております。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
2項目めの質問に移ります。2月号の広報紙に掲載されたのは知って
います。これまでも交通機関に関するのアンケートは、何度も独自に担当課で取り組んできた
経過があると思います。この公共交通のアンケートだけでなく、行政も含めて私も個人的によ
り良い町づくりの参考にしたいと思い、住民の皆さんにアンケートをお願いしました。住民の
皆さんの声は、アンケートによって結果はどのように変わるのかを知りたいようです。行政に
対しても、議員個人に対する叱咤もあります。何%でも良くなることを願ってアンケートに協
力してくれる方もいます。しかし、アンケートに答えても良くならないという声もあります。
交通機関のアンケートに限らず厳しい声はあります。その結果を報告し、そのために努力する
ことは目的に沿うことだと思います。先程、担当課長から答弁がありましたように、既存路線
の見直し等、6点の改善をされる項目を並べていただきました。何よりも、原点はバスが通っ
ていることが町づくりの大きな柱だと思っています。利用者が尐ないからとか、金が掛かると
の理由で廃止をしないで欲しいという声を絶対に守っていただきたいと思います。バス事業だ
けでなく色々な事業を実施するにはお金がかかります。是非、頑張っていただきたいと思いま
す。アンケートに沿って強化されて行くと思います。最後に、湯川駅への交通利便性を検討す
るとありました。町長と語る行政懇談会でも、湯川駅までの交通手段が無いことからバスを回
13
したらどうかという声があった地域もありました。具体的にどのような検討をしているのか聞
かせてください。単なる構想だけですか。
○委員長(橋本
浩君)
新村企画政策課長。
○企画政策課長(新村政美君)
現在、湯川駅へバスが乗り入れ可能な道路はありません。成
田市がロトルア牧場近くで道路工事を行っています。その状況を成田市に確認する、また路線
バスの運行主体である千葉交通から情報収集をしなければならないと考えています。一つ言え
るのは、本当に乗車していただけるのか心配があります。前にも地区懇談会等で日本医科大学
北総病院行きのバスを出していただきたいような話もあり、運行しましたが、乗車件数は尐な
かった実情もあります。こちらから、運行してくださいとお願いするのは簡単です。しかし、
将来的に利用していただけるかを確認する必要があると思います。湯川駅を利用して東京へ行
くのも一つの方法ですので、じっくり検討していきたいと思っています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
今後の検討課題ということでお預けします。再度、お聞きします。現
在、既存路線の見直しについてはどのような計画になっていますか。
○委員長(橋本
浩君)
新村企画政策課長。
○企画政策課長(新村政美君)
具体的な検討は行っていません。これから検討していく内容
です。ただ、利用者の中には時間帯の運行を増やして欲しいとのお話もあります。また、循環
バスの走っていない地域やバス停まで出るのが大変な地区もあります。このようなことから、
アンケートにあるように、デマンド交通の検討及び平成27年4月の学校統廃合に係るスクー
ルバスの運行もトータル的に考えていかなければと思っています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
デマンド交通システムについては、あったら利用する方が多いと思い
ました。利用しないと思う、どちらともいえないという方が多いのは意外でした。酒々井町で
取り組んでいます。どちらともいえないと答えた方は料金の関係でしょうか。利便があっても
負担の問題でしょうか。デマンド交通システムのアンケート調査を行ったことは構想があるの
ですか。また、取り組んでいる自治体の状況をつかんでいたら教えてください。
○委員長(橋本
浩君)
新村企画政策課長。
○企画政策課長(新村政美君)
構想としてはあります。実証実験から始めて、そのうえで利
用者が増えてくれば本格的に稼働する自治体が多いようです。そのようなことができるのか検
討したいと思います。アンケートはアンケートです。実証実験を行い最終的には結果を見て稼
働するかを検討していかなければと思っています。他の自治体の資料はもっていません。後ほ
ど、机上でお願いします。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
分かりました。次の質問に移ります。住民活動支援センターが出来て
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10年経ちました。夏祭りでの住民活動支援センターの活躍は大変でした。特に花を添えてく
ださった、ロウソクを使用したキャンドルメッセージは圧巻でした。あれを見てどこでやって
いるのと周りの関心が高まってきました。夏祭りにおける、住民活動支援センターの役割は大
きかったと思います。課長から、悩みは新たな人材の発掘だと伺いました。支援センターだよ
りも発行していますが、人材の募集等はどのようにしているのですか。支援センターまで行っ
て印刷物や掲示板を見るようになるのですか。それ以外に住民の目に触れる何か良い方法を考
えていますか。
○委員長(橋本
浩君)
藤代住民活動推進課長。
○住民活動推進課長(藤代
斉君)
戸田委員が言われたように支援センターは相談、掲示、
支援センターだよりの回覧を毎月、自治会関係の協力を得て実施しています。今、改善を手掛
けているのはホームページがリニューアルして見やすくリンクしやすくなりましたので、担当
者が各団体等を紹介する個別のシートを整理しています。インターネット上でも分かりやすく
紹介できるように取り組んでいます。当面はそれが柱になると考えています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
今後の活動はインターネット等を利用して努力されるとのことですの
で期待したいと思います。住民活動支援センターが出来たことによりふれプラの文化行事関係
も盛り上がっていると思います。調べていませんが、活動するにも、PRするにもお金が掛か
ります、予算的にはどのように考えていますか。
○委員長(橋本
浩君)
藤代住民活動推進課長。
○住民活動推進課長(藤代
斉君)
これまでの10年間は、ほとんど人件費と施設の維持管
理費等でした。支援センターの祭りもほとんどお金をかけずに手作りで行っています。良い意
味で地域の皆さん、団体の皆さんの協力で行っているのが特徴だと思っています。ただ、人材
発掘も含めて、住民活動を活性化する意味で学習の機会が尐なかったと思います。今年度も若
干の予算をいただきましたので継続していきたいと考えています。協働のプロジェクトもあり
ます。行政からも具体的な強いメッセージを出すことが、行政にとっても既存の活動団体にと
っても、良い形でまちづくりが出来るようになります。情報発信力を含めて地域に入り込んで
いくやり方で対応していきます。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
これで、再質問を終わります。最後に、本日の決算委員会で高萩委員
から都市計画税に関する質問が出ました。同じ委員会ですので言わせてください。前新田の区
画整理事業については都市計画税は道路整備や下水道整備には使っていません。地権者による
土地の減歩方式で行いました。人件費等も地権者の土地を売ったお金で行っています。説明し
ないと、前新田地区は良いなと思われますので、私も住んでいますので、是非、ご理解くださ
い。
15
○委員長(橋本
浩君)
大澤財政課長。
○財政課長(大澤幸男君)
確かに、自分の家の前の狭い道路等は地権者の減歩で対応してい
ただいたと思います。しかし、大きな道路等や下水道の幹線整備には町のお金も入っています。
下水道も家に密着した箇所には町のお金は入っていないと思います。全てではありません。
○委員長(橋本
浩君)
これで、戸田委員の通告に対する質疑を終わります。次に、通告
3番、山田真幸委員の通告に対し、各担当課長から一括して答弁をお願いします。浅野税務課
長。
○税務課長(浅野一夫君)
決算書の9ページから10ページになります。不納欠損の状況に
ついては、戸田委員からも質疑がありましたが、お配りした不納欠損状況のとおりです。町税
については、不納欠損の総額は平成22年度と比較しますと150万円程減尐しています。た
だ、人数的には49人増加しています。特に個人所得の悪化により個人町民税の不納欠損額が
増加する傾向にあります。続いて、収入未済額については税目ごとに決算書に表示されていま
す。未収入金額の大きい個人町民税は現年と滞納分を合わせますと2,343件、固定資産税
は現年と滞納分を合わせますと2,528件となっています。町税全体の未収入金額では
7,375件です。以上です。
○委員長(橋本
浩君)
大澤財政課長。
○財政課長(大澤幸男君)
決算書の27ページ、町有地の売り払い収入についてお答えしま
す。2,940万2,866円を計上させていただいています。場所は矢口工業団地の隣接地が
3筆で1,097.37㎡、安食字道面地先が4筆で207㎡、安食字十五町歩地区で県道鎌ヶ
谷・本埜線工事が行われている関係で2,428.65㎡の代替地として670.65㎡、分割
支払の契約になりますが、県道美浦栄線の隣接地、北地区で2筆、370.58㎡、同じく北
地区で2筆、421.49㎡、請方地区で1筆、349.77㎡分となります。次に28ページ
の財政調整基金ですが、当初予算の編成にあたっては各課から平成23年度に行いたい事業と
予定額を提出していただきます。歳入についても同時に提出していただきます。最終的には歳
入と歳出のバランスを考え、平成23年度事業として何を実施していくのかを決めていくこと
になりますが、歳入が不足してしまう場合もあります。その場合には財政調整基金を取り
崩して事業を行う形を取っています。平成23年度当初予算の編成では、
1億1,771万1,000円の歳入不足が見込まれたため財政調整基金からの繰り入れを行う
ことで予算計上したものです。以上です。
○委員長(橋本
浩君)
一括答弁が終わりましたので、山田委員の再質問を許します。山田
委員。
○委員(山田真幸君)
税務課長に伺います。不納欠損処分状況の表をいただきました。実は、
この判断基準は何かと、法18条、法15条7の4、執行停止の継続だとか色々記載されてい
ます。各々の項目について、例えば時効は何年だとか、執行停止の継続などの意味が良く分か
16
りません。教えてください。
○委員長(橋本
浩君)
浅野税務課長。
○税務課長(浅野一夫君)
地方税の場合には5年を経過すると時効が完成します。5年経過
が法第18条です。滞納処分の執行停止の継続とは、生活状況等の要因からこれ以上交渉して
も納めていただけない状況が出てくれば、そこでストップします。3年間待っても資力が回復
しない場合には落とすことになります。それが法第15条7の4です。納税義務の即時消滅が
法第15条7の5です。これは、その方が死亡して相続する方がいない場合を言います。納税
義務を負う人がいない場合です。会社が倒産した場合も納税義務の即時消滅になります。以上
です。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(山田真幸君)
山田委員。
不納欠損になる事案は予想がつきますか。そうでないと予算が組めな
いと思いますが。
○委員長(橋本
浩君)
浅野税務課長。
○税務課長(浅野一夫君)
執行停止をかけている方の場合、資力が回復しなければ3年後に
は落ちます。そのような方は把握できます。ただ、会社の倒産や相続人がいないというような
ことは予測できません。金額的には、特別な要因が無ければ毎年、1,300万円くらいの不
納欠損が出ています。ある程度の予測はあります。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(山田真幸君)
山田委員。
固定資産税、軽自動車税、都市計画税についても、予測は難しいので
すか。
○委員長(橋本
浩君)
浅野税務課長。
○税務課長(浅野一夫君)
大体の目星は付きます。確定するには例えば、1年間の交渉結果
を見て不納欠損にするか判断します。見極めは1年間をかけた状況でよろうかと思います。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(山田真幸君)
山田委員。
私も永い間、土木畑でお金を預かってきました。次年度の収入見込み
を算出しますが、なかなか、予算現額と調定額との差が気になります。収入の予測はどうなる
のか聞いてみました。固定資産税も収入未済額の比率が高いようです。理由があるのですか。
大きな理由はなんですか。
○委員長(橋本
浩君)
○税務課長(浅野一夫君)
浅野税務課長。
固定資産税は、3年に1度の評価換えがあります。その時点、時
点での価格が大きく下落していれば税額の変更があります。決めた時点での貰っている収入と
支払う額が変わらない、収入は減っているが支払う額は変わらない、固定資産税は負担がなか
なか難しいと思います。
○委員長(橋本
浩君)
山田委員。
17
○委員(山田真幸君)
ありがとうございました。次は町有地ですね。これも、予算現額と収
入済額の差が約1,000万円あります。結局、町有地の売却を見込んだが売れなかったとい
うことですか。
○委員長(橋本
浩君)
大澤財政課長。
○財政課長(大澤幸男君)
平成23年度に限っては、これだけ売れるだろうと考えていたの
がもっと売れたということです。予算は1,700万円を想定していましたが、3月ぎりぎり
の時点に県関係事業で1,100万円がポンポンと出てきました。予算計上はされていません
でした。確かに、土地を買いたいという方が並んで待っていてくれれば予算計上出来ますが、
そうではありません。来年はこのくらいの面積の土地を売りたいと考え予算計上しています。
減額しなければならない場合もあります。たまたま、平成23年度は予算よりは売れました。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(山田真幸君)
山田委員。
分かりました。次に移ります。財政調整基金について聞きたいと思い
ます。決算カードを見ると、実質単年度収支はここ近年黒字になっています。ところが、藤江
元町長の最後の頃は赤字が続いていて、川﨑前町長の頃もマイナスになったりプラスになった
りしていました。その頃は、大変で財政健全化計画を策定して町民サービスもお金が無いから
出来ないと言っていました。住民もある程度納得していました。仕方ないなと。ところが、近
年の実質単年度収支は黒字です。だから、財政調整基金も毎年、1億円くらいは積み立てられ
るのかと思いました。積んでおけば後で使えます。一般家庭からみれば、無駄に使ってしまう
というか。尐しくらいのお金はここに使おう、基金から出せば良いのだ。このような考え方は
安易にならないか危惧しています。基金を毎年積み立てないで、どの辺まで住民サービスに使
えるか。実質収支がマイナスの頃は金が無いからできませんと言っていました。その頃はそれ
で済んでいました。今は、逆に、住民サービスを検討してみますと言えるのではないですか。
平成23年度は財政調整基金として1億9,668万円を増額したようですが、増額分はどこ
からきているのですか。
○委員長(橋本
浩君)
○財政課長(大澤幸男君)
大澤財政課長。
赤字というお話がありましたが、単年度収支で赤字になったこと
はありません。当然、実質収支ですので年度内部分では繰越金を入れなければ不足の場合はあ
りました。単年度収支での赤字はありません。財政調整基金残高ですが、総括質疑の中で町長
は10億円を目指すと話されました。幾らあれば良いかは微妙です。県下の平均で見ますと当
町の規模では10億円から15億円の財政調整基金が必要だと思われます。当町の場合、財政
調整基金が数千万円という時代を経過しましたのであるように感じます。今後は、役場庁舎等
の修繕も発生してきます。学校の修繕が発生した場合には数億円のお金が出ていきます。今は、
何もやっていませんが大きな事業を行うと無くなっていく現実もあります。バランスを考えな
ければと思っています。財政調整基金を積み立てなければ住民サービスに回ります。ただし、
18
何かあったら対応できなくなります。非常に難しいところです。サービスを限定して、立て直
しを図ってきたのは事実です。今後は総合計画も始まりますので、バランスを考えながら行っ
ていきます。ただ、ある程度の財政調整基金は必要です。色々な事業も出てきますので、来年
度以降は財政調整基金をどのくらい積めるかは不透明ですが10億円程度は目指していきたい
と考えています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(山田真幸君)
○委員長(橋本
山田委員。
内訳は机上で伺います。
浩君)
大澤財政課長。
○財政課長(大澤幸男君)
平成23年度は東日本大震災の関係もあり4月、6月、9月に
2回、12月、3月と補正を行いました。その度に、積み戻したり、入れたり、積んだりしま
した。結局、歳入と歳出のバランスで調整を取っています。最終的には歳入が確保できたので
財政調整基金の取り崩しを最小限に抑え、ある程度積めたということです。どれを持ってきた
かということではありません。積み立ては、繰越額の2分の1程度は積みなさいという指導が
ありますので、そちらは、出来れば積んでいきたいと考えています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(山田真幸君)
山田委員。
財政調整基金は何にでも使えるのがみそだと思います。際限なく積み
回していく、多古町はその筆頭だと思います。建物の修繕を行うのなら、長期計画を作成して
いけば良いと思います。
○委員長(橋本
浩君)
山田委員、決算審査特別委員会ですので、決算審査に関連した質疑
をお願いします。
○委員(山田真幸君)
○委員長(橋本
これは、最終日の町長との意見交換会で言わせてもらいます。
浩君)
大澤財政課長。
○財政課長(大澤幸男君)
お話のように、財政調整基金は何にでも使えます。皆様に議決し
ていただければ何にでも使えます。他市町村から比べると規模的にはまだまだ不足しています。
ただし、平均が正しいかも分かりません。以上です。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(山田真幸君)
山田委員。
先程、課長は単年度収支については赤字になったことが無いと言いま
した。これは、ほぼそのとおりだと思います。1回か2回あったと思いますが。私が言ってい
るのは実質収支です。ご理解ください。特定目的基金でも作って、大きな事業を行えば際限な
く何にでも使えることはありません。町長なり各課長の中で相談してください。よろしくお願
いします。以上です。
○委員長(橋本
浩君)
これで、山田委員の通告に対する質疑を終わります。他に質疑ござ
いますでしょうか。
(「なし」の声あり)
19
○委員長(橋本
浩君)
他に質疑がございませんので、これで総務常任委員会所管事項の審
査を終わります。執行部の皆様ご苦労さまでございました。
次は明日午前10時から経済建設常任委員会所管事項の審査を行なうこととし、これをもっ
て本日の会議を閉じます。
午後12時00分
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
20
終了
平成24年第3回定例会
決算審査特別委員会会議録
(平成24年9月13日)
栄町議会
21
決
議
事
日
程
算
審
査
特
別
委
員
会
(第1号)
平成24年9月13日(水曜日)午前10時00分開会
日程第1
認定第1号
平成23年度栄町一般会計歳入歳出決算
認定第2号
平成23年度栄町国民健康保険特別会計歳入歳出決算
認定第3号
平成23年度栄町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算
認定第4号
平成23年度栄町介護保険特別会計歳入歳出決算
認定第5号
平成23年度栄町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算
22
出席委員(12名)
委 員 長
橋
本
委
員
菅
原
委
員
金
島
委
員
藤
村
委
員
野
田
委
員
戸
田
出席委員外議員
浩
君
副委員長
大
野
徹
夫
君
洋
之
君
委
員
鈴
木
照
夫
君
秀
夫
君
委
員
染
谷
茂
樹
君
勉
君
委
員
山
田
真
幸
君
泰
博
君
委
員
高
萩
初
枝
君
栄
子
君
委
員
大
野
博
君
(なし)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
説明のため出席した者
産 業 課 長
古
川
下水道課長
近
藤
正
彦
君
環 境 課 長
岩
﨑
裕
君
建 設 課 長
池
田
正
行
君
誠
君
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
出席議会事務局
事 務 局 長
浅
野
正
治
君
書
23
記
西
城
猛
君
午前10時00分
◎ 開
○委員長(橋本
開会
会
浩君)
ただいまから、決算審査特別委員会を開会いたします。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎ 開
○委員長(橋本
議
浩君)
直ちに、本日の会議を開きます。
本日は、経済建設常任委員会の所管事項であります、環境課、建設課、下水道課、産業課、
及び農業委員会の関係事項につきまして審査いたします。
それでは、質疑通告順に従い、委員ごとに質疑応答を行ないます。
始めに、通告1番、髙萩初枝委員の通告に対し、各担当課長から一括して答弁をお願いいた
します。岩﨑環境課長。
○環境課長(岩﨑正行君)
それでは私からは廃棄物資源化対策事業についてお答えします。
栄町において廃棄物資源化対策を推進する上で、可燃物として出されたゴミの中にどのような
資源物がどの位の割合で含まれているか調べました。平成22年度は、資源物が30.6%含
まれておりました。その資源物の中でも特に紙類が53.3%、資源プラが38.6%含まれて
いました。平成23年度は、資源物が21.4%含まれていました。内訳は紙類が52.9%、
資源プラが27.1%です。これらの分析結果を踏まえ、広報等による適切な分別方法の周知、
出前講座等でゴミ減量化推進員と連携した資源の適切な分別及び3Rの減らす、再使用、再資
源化の啓発に努めました。また、印西地区環境整備事業組合と連携して、2市1町の小学生を
対象にした3R推進ポスターコンクールを実施し各家庭での3Rの推進を図ると共に、ふれあ
いプラザさかえ及びいっさいがっさいフェステバルにおいて入賞作品を展示し廃棄物資源化の
啓発を行いました。また、資源物集団回収は、町から1キログラム当たり3円の助成金を支出
し、自治会、子ども会、小中学校PTAなど32団体の協力を得て実施しました。以上、答弁
といたします。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
一括答弁が終わりましたので高萩委員の再質問を許します。
答弁ありがとうございます。答弁の中で、可燃物の組成分析をした結
果、平成22年度は可燃に含まれている資源物は30.6%が、平成23年度は21.4%に減
っていました。これはある程度の効果が出ていると思います。ただ気になるのは相変わらず紙
類が可燃の中に混入しています。確かに、広報等で分別への取り組みを促しているのは分かり
ます。先程の答弁でゴミ減量化推進委員と連携して啓発活動に取り組んだと言われました。ゴ
ミ減量化推進員は設置当時から各地域のゴミ減量のための実践部隊として配置されていると認
識しています。平成23年度、ゴミ減量化推進委員は各地域で具体的にどのような活動をされ
たのかお伺いします。
○委員長(橋本
浩君)
岩﨑環境課長。
24
○環境課長(岩﨑正行君)
ゴミ減量化推進委員の活動状況ということですが、町では49名
の方をゴミ減量化推進委員として委嘱しています。そのような中、毎月、活動状況を報告して
いただいています。しかし、毎月、活動状況報告をいただいているのは20%程度です。その
中の内容等を見ますと、町と推進員で不適排出物の整理及び集積所の清掃活動です。その際、
推進委員に対して分別の徹底ということでスキルアップを図っています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
言いにくいのですが、担当課はスキルアップを図っているという認識
かもしれません。しかし、竜角寺台では活動が全く見えません。ただ、見えたのは地域の夏祭
りでゴミ減量化推進員が一生懸命にゴミの整理にあたっていたことです。毎月1回は会議があ
ると聞いています。ゴミ減量化推進員に具体的にどのような活動内容を示しているのですか。
町と推進員で違法ゴミが出た場合には清掃活動を行っているようです。ステーション指導だと
思います。このような場合、町は具体的にどのように指導しているのか伺います。
○委員長(橋本
浩君)
岩﨑環境課長。
○環境課長(岩﨑正行君)
ゴミ減量化推進員の活動内容は、要綱で定められています。目的
は、栄町のゴミ問題を把握しゴミ減量化、再資源化の推進を図るためとなっています。確かに、
活動状況報告書が20%程度しか上がっていない状況では活動状況がよく見えないということ
になると思います。残り80%の地域ではどのような活動をされているか把握できていないの
は確かです。平成23年度にゴミ減量化推進員会議を開催したのは1回です。その席上、活動
していただく内容についてはお話しています。ただ、ご指摘のように町の思うように行ってい
ない部分はあると思います。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
先ず一つは、毎月の活動状況報告書をきちんとあげていただく事が大
事だと思います。もう一点伺いたいのは、住民の方から、役場にゴミに関する苦情や相談が寄
せられていると思います。その内容は地域のゴミ減量化推進員に報告し、この問題にどのよう
に対応しようか相談しているのですか。
○委員長(橋本
浩君)
岩﨑環境課長。
○環境課長(岩﨑正行君)
住民の皆さんからゴミについてご意見や苦情をいただいています。
その内容は、集積所に不適格で出されているゴミが多いようです。ゴミ減量化推進員と連携を
図って対処すればいいとは思いますが、大半は行政側だけで対応している事実はあります。
今後は、ゴミ減量化推進員会議の中で、協力要請を求めていきたいと考えています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
感想です。苦情が寄せられた場合、解決するために役場の職員と一緒
になって減量推進員さんにも考えていただく事が大事だと思います。その事が減量化推進員と
して力をつけることになると思います。これまでの経験上からです。苦情処理を役場だけで行
25
っていると減量推進員は役場で対応してくれると思ってしまうのではないですか。減量化推進
員を育てる取り組みも必要だと思います。その材料になるのが苦情だと思います。会議を開い
たら、減量化推進員はその内容を地域の皆さんに報告すべきだと思います。ゴミはこの様に出
してくださいと協力要請する場合でも、行政が出す文書ではなく各地域の減量化推進員が出し
た文書の方が住民の皆さんは意識を持って見ると思います。意識を持って見るということは、
このように出さないと迷惑をかけるということになると思います。是非とも、苦情を上手く利
用してゴミ減量化推進員を育て、活動を活発にしていただきたいと思います。
○委員長(橋本
浩君)
岩﨑環境課長。
○環境課長(岩﨑正行君)
ご意見はごもっともだと思います。今後、推進員会議の中で地域
から出たご意見や苦情は推進員にお伝えします。推進員の中で地域の回覧関係については取り
組んでいただく方向に持って行きたいと考えています。町としてもバックアップしていきます。
推進員と連携を図って取り組んでいきたいと考えています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
最後に一点確認します。平成23年度はゴミ量が増えています。どの
ように分析していますか。
○委員長(橋本
浩君)
岩﨑環境課長。
○環境課長(岩﨑正行君)
平成22年度と平成23年度を比較すると約300t増えていま
す。これは平成23年3月11日に発生した東日本大震災に伴う震災ゴミが影響しているので
はないかと分析しています。人口は減尐していますのでゴミ量も減尐すると思われます。この
ことから、東日本大震災の影響かと思います。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
そのような中、平成23年度、事業系のゴミが増えています。担当課
は指導していると思います。どのような理由でしょうか。
○委員長(橋本
浩君)
○環境課長(岩﨑正行君)
岩﨑環境課長。
事業系のゴミについては毎年、事業者より町にゴミ減量計画書を
上げていただいています。計画書ではゴミの減量に努めるということです。しかし、結果とし
てゴミの減量がなされなかったことはあります。町内すべての事業者ではありません。ある一
定の規模を持った事業者から減量推進計画を提出していただいています。結果的に計画書に基
づいた内容での減量に至らなかった事実はあります。
○委員長(橋本
浩君)
これで、高萩委員の通告に対する質疑を終わります。
次に、通告2番戸田栄子委員の通告に対し、各担当課長から一括答弁をお願いします。岩﨑環
境課長。
○環境課長(岩﨑正行君)
最初に、墓地管理運営事業についてお答えします。本事業は町営
墓地の維持管理に要する経費を予算化したものです。歳入は墓地の使用者から毎年、墓地の維
26
持管理に要する経費として栄町墓地条例第4条の規定に基づき徴収しています。平成23年度
の決算額は38万7,000円となります。歳出の内訳は光熱水費として電気料、水道料、修
繕費として門扉の修繕に支出しました。また、使用料納付通知書を通信運搬費として、合わせ
て約7万3,000円を支出しています。尚、歳入の充当先は需要費、役務費以外に町職員が
墓地内の除草及びゴミ回収等を行っていることから人件費に充てています。また、使用者への
使用料についての報告義務については特に定めはありません。二点目の廃棄物資源化対策事業
ですが、平成23年度における減量化推進員の具体的な活動についてお答えします。一つとし
て、ゴミ集積所等での適正な排出指導及び助言、二つ目として、ゴミ集積所での維持管理、三
つ目として、地域におけるゴミ減量とリサイクル推進の啓発、地域住民からのゴミに関する意
見や要望の取りまとめとなっています。また、減量化推進員の活動実績については活動報告書
を提出いただいています。具体的に1例として上げますと、下町地区の減量化推進員は9月
27日及び30日、午前4時30分から午前11時30分まで集積所に立ち、利用者にゴミの
分別の徹底及びゴミ出しのルールについて啓発活動を行っていただきました。竜角寺台の減量
化推進員は地区内のゴミ集積所の衛生管理について問題があったため、自治会の4名の班長に
集まっていただき、解決を図っていただきました。その他の活動についても、町と減量化推進
員が協働してゴミ減量化を図っています。平成23年度の出前講座実施回数は、自治会等の要
請で2回実施しました。また、ゴミゼロ運動等において、職員が出向きゴミの正しい分別等の
指導も行いました。平成23年度の出前講座ではゴミの減量化、3Rについて講座を行いまし
た。住民の方々からはゴミの減量化につながる正しい分別方法の質問が多々寄せられました。
このことは、広報紙等での啓発だけでは不十分であるということがよく分かりました。今後は、
出前講座でサンプルを使用した啓発に力を入れたいと考えています。以上、答弁とします。
○委員長(橋本
浩君)
○産業課長(古川正彦君)
古川産業課長。
ビジネス交流事業についてお答えします。ビジネス交流事業は農
産物生産者と商業者等が交流する場を作ると共に農産物の販路の拡大や地産地消を進めること
を事業目的として活動しています。昨年は商談会、展示会、イベント等へ参加してPR・消費
拡大を図りました。メディア等にも積極的なPRも行いました。また、直売所においても、月
1回の定例イベントを新たに開催するなど消費拡大を図っています。ご質問にありましたよう
に、昨年、町内スーパーに農産物直売所を開設していただきました。開設できた背景には、地
元出身のスーパーであったことから受け入れ態勢が整っていたものと思います。今後の販路拡
大につきましては、米以外の町内で生産される野菜類につきましては、絶対量が不足している
ことから、新たなスーパーに農産物直売所を開設することは難しい状況であると思います。し
かしながら、農家自身が独自の販売ルートを開拓し、他市町村で販売している方もいます。農
家自身の販路拡大が動き始めていると思っています。また、商工会との連携による販路拡大や
開拓に繋がるケースも増えてきています。今後も活動の中で農家の収益率が上がっていただけ
27
ればと思います。以上、答弁とします。
○委員長(橋本
浩君)
○下水道課長(近藤
近藤下水道課長。
裕君)
下水道事業についてお答えします。受益者負担金ですが、平成
23年度における現年の調定額は478万3,700円で収入は471万1,100円です。収
入未済額は7万2,600円です。収納率は98.5%で平成22年度より0.3%増えていま
す。滞納繰越分の調定額は1,093万7,200円で収入額は84万3,000円、収入未済
額が1,009万4,200円、収納率は7.7%で平成22年度より3.7%増えています。収
入未済額の合計は1,016万6,800円です。このうち、平成24年8月末までに、現年分
で3,400円、繰越滞納分として4,500円の計7,900円の徴収がありました。未済額
の分として0.07%徴収しています。受益者負担金の現年度分の納期としては税と同じく年
4回となっています。その収納を確認後に未払いの方には督促状を送付しています。滞納され
ている方に理由を伺うと、高齢者世帯になって支払いが困難になった、現在は合併浄化槽を使
用している、下水道に接続するときに支払う、生活が苦しく一度に支払いできない等々のこと
でした。次に使用料及び手数料の収入未済についてお答えします。使用料の調定額は
3億1,962万8,422円に対し収入済額は3億384万5,766円で収納率は95.1%
です。前年度と比較しますと633万8,320円の収入減で2%減となります。減収の要因
としては行政人口が22,483人と平成22年度の23,032人より549人減っています。
このことから、下水道処理区域内人口も平成22年度の19,199人から395人の減の
18,804人となりました。水洗化人口についても平成22年の18,530人から248人
減尐して18,282人となりました。このことから、収入が減となりました。また、大手工
場の使用料も節水に努めていることから年々減っています。これも、収入が減った要因の一つ
です。徴収した使用料の内訳は、現年度の調定額が3億455万3,199円、収入済額が
3億163万4,724円で前年度より2.34%の減となっています。収納率は前年度と同じ
く 9 9 % で す 。 滞 納 繰 越 金 の 調 定 額 は 1 ,5 0 7 万 1 9 5 円 に 対 し 収 入 済 額 は
220万5,014円、前年度より89万3,727円増えました。収納率も14.6%になり
前年度より5.8ポイント増えました。収入未済額は平成23年度分で291万8,475円、
滞納繰越分で1,160万7,650円の計1,452万6,125円です。その内、8月31日
までに193万1,765円を徴収しました。収納率は13.3%です。滞納整理は平成22年
度より長門川水道企業団との水道料金徴収事務等一元化に伴い役場2階の上下水道お客様セン
ターに徴収を委託し、3ヶ月毎に水道の給水停止や督促、催告状の送付及び訪問による臨戸徴
収により対応していただいています。過去には経済状況の低迷や個人所得の伸び悩みから水道
の給水が停止しないように水道料金の支払いを優先し、下水道料金を滞納する家庭も多く見受
けられました。しかし、現在は徴収の一元化で水道料金と下水道料金を一緒に支払っていただ
くようにお願いしています。それでも、滞納額の一括支払いが困難なことから分割支払いの家
28
庭も多く見受けられます。次に、不納欠損の状況について説明します。不納欠損の金額は
125万6,531円です。状況は、住所不明が34件で34万5,742円、平成18年以降
の5年時効で不納欠損としたものが7件で52万6,510円、納付者の死亡によるものが
2件で38万1,129円、会社の倒産により徴収できなくなったのが3,150円です。所在
不明者34件の内21件はアパート住まいの方、13件は住宅を持っていた方でした。転出後
の住所を追いかけましたが追いきれませんでした。空き家の影響はとのご質問ですが空き家に
は使用料を掛けていませんので影響はありません。以上、答弁とします。
○委員長(橋本
浩君)
一括答弁が終わりましたので戸田委員の再質問を許します。戸田委
員。
○委員(戸田栄子君)
産業課長に伺います。スーパーに買い物に行くと地元生産者の顔が見
える写真等が貼ってある商品もあります。消費者は安心して購入できると思います。私は良い
試みだと思います。この決算審査前までは、スーパー自体の独自事業だと思っていました。今
の答弁でまちづくりの一環として町が行った事業だと伺いました。しかし、経営者が同じスー
パーでもA店ではやっているがB店ではやっていないという話しも聞きます。消費者は両方の
店にも行きます。その違いは何故ですか。率直な疑問です。努力されたけれど出来なかったの
ですか。ご苦労もあったと思います。産業活動の一環として働きかけた事業ですか。
○委員長(橋本
浩君)
古川産業課長。
○産業課長(古川正彦君)
町が働きかけたのかということですが、地元スーパーには、直売
はできないかという問いかけはしました。社長からは他店でも直売の開設計画があることから、
栄町でも計画しましょうというお話をいただけたのが発端となっています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
同地域のスーパーでは、同じような直売所はできませんか。不可能で
すか。壁は厚くてできないのですか。
○委員長(橋本
浩君)
古川産業課長。
○産業課長(古川正彦君)
地元のスーパーですと、地元決裁で行動が起こせます。チェーン
店の場合は本店決裁になりますので、本店の意向が強く作用することが明らかです。もう一点
は、栄町の農業生産物は米を除くと大きな直売機能を持つだけの生産量に至っていません。こ
れが主な要因です。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
生産量の課題はあると思います。試みとして町の産業課が連携して取
り組んでくれたことは道筋を示してくれたと思います。今後も意欲を持った取り組みに期待し
ます。ただ、生産量の問題はあると思いますが、作物の種類についてはどのように分析されて
いますか。
○委員長(橋本
浩君)
古川産業課長。
29
○産業課長(古川正彦君)
比較的生産がし易い葉物が多いのは現実です。施設栽培のトマト
やキュウリは安定的に供給されています。ただ、畑地の面積が尐なく、水田を畑地に利用する
にも造成等の問題も発生します。このことから、直ぐには生産拡大に繋がりません。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
そのとおりだと思います。また、新たな問題点が出てくる可能性もあ
りますが、とても良い事業ですの期待しています。次に、町営墓地の関係に移ります。墓地の
所有者は何名で歳入はどのくらいになりますか。
○委員長(橋本
浩君)
岩﨑環境課長。
○環境課長(岩﨑正行君)
使用料ではなく、管理料になります。徴収件数は103件です。
内訳は4㎡の区画が72区画で管理料は年間3,000円、6㎡の区画が10区画で管理料は
4,500円、8㎡の区画が21区画で管理料は6,000円です。1㎡あたり750円です。
当初予算額は39万6千円ですが、納入された管理料金は38万7,000円です。3区画分
の管理料が納められていません。3名の内1名の方は平成24年度に入ってから納めていただ
きました。2名の方について未収の状況です。2名の方は町内在住者です。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
民間の墓地を購入している方も多くいると思います。管理料もまちま
ちだと思います。町営墓地ですので年間3,000円が高いか安いかは別問題です。民間から
比べればそれなりの料金だと思います。草刈りに要した職員の人件費はどのような計算の基に
算出されているのですか。光熱水費は水道代ですか。
○委員長(橋本
浩君)
岩﨑環境課長。
○環境課長(岩﨑正行君)
管理料の充当先ですが、光熱水費は水道代です。水道代が
1万5,315円、修繕料として門扉の修繕を行いました。金額は4万8,510円です。それ
以外に通信運搬費として管理料の納付通知書に8,960円を支出しています。それ以外は職
員が年間を通して墓地管理に充っていることから人件費に充てています。月ごとの人件費の配
分は考えていません。人件費に充てているということでご理解ください。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
細かいことに何故こだわるのと疑義もあると思います。平成23年度
は門扉が壊れて修繕費、4万8,000円を支出しましたが、毎年、毎年、修繕費は掛からな
いと思います。平成23年度はたまたま大きな出費があったと思います。通常の年度は、光熱
水費の水道代が主だと思います。毎年、約39万円の墓地管理料をいただくなかで事業費とし
て数万円しか支出が無いのはどうしてですか。
○委員長(橋本
浩君)
岩﨑環境課長。
○環境課長(岩﨑正行君)
平成23年度は門扉の修繕がありましたので修繕料として4万
8,510円支出しています。修繕が無ければ光熱水費の水道代と通信運搬費の支出に留まる
30
と思われます。他には、職員により時期、時期に墓地の草刈り作業を行います。このことから、
残りの金額は人件費に充てています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
町営墓地ですので事業に掛かる経費は当然だと思います。約39万円
の収入があって、例年は3万円程度の経費で維持管理ができます。そうすると36万円が人件
費となります。細かいことを言うと職員が年間、何回で何時間、草刈りを行っていることにな
ります。そのような会計報告は必要ないですか。再度、確認させてください。
○委員長(橋本
浩君)
岩﨑環境課長。
○環境課長(岩﨑正行君)
徴収させていただきました、管理料の使用内訳を墓地所有者に報
告する義務はありません。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
○委員長(橋本
戸田委員。
分かりました。総務課長としての判断をお聞きします。
浩君)
長﨑総務課長。
○総務課長(長﨑光男君)
制度上、報告する内容ではないのかと思います。担当課長が答え
たとおりだと思います。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
○委員長(橋本
浩君)
戸田委員。
墓地管理料、4㎡の区画が3,000円の根拠を教えてください。
岩﨑環境課長。
○環境課長(岩﨑正行君)
使用料条例に基づき3,000をいただいています。しかし、具
体的な根拠は分かりかねます。申し訳ありません。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
町営墓地です。事実、そのような声がありましたので質問させていた
だきました。安い高いの問題ではありません。支出内容についてお聞きしました。
○委員長(橋本
浩君)
ここで、11時10分まで休憩とします。
午前11時00分
休憩
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
午前11時10分
○委員長(橋本
浩君)
再開
休憩前に引き続き会議を開きます。戸田委員の再質疑を許します。
戸田委員。
○委員(戸田栄子君)
何故、決算員会で墓地の質問をしたかといいますと、平成22年度の
決算委員会で岩井元町議が墓地の質問をしました。その時、私が先程申し上げたように、収入
と支出の差がこんなにもあるという印象を持ちました。それがきっかけです。お彼岸やお盆前
31
は綺麗に清掃されていると思います。しかし、故人の命日などに行った時には草が生えている
状況もあると思います。そのような管理まで必要ではないかと思います。それとも、皆さんが
協力して草刈り作業等も良いのかなと、個人的に思っていました。厳しい質問ではないと思い
ます。そのように感じたら、あしからず。何かあればお答えください。
○委員長(橋本
浩君)
岩﨑環境課長。
○環境課長(岩﨑正行君)
確かに歳入と歳出の差はあります。光熱水費や通信運搬費以外は
人件費に充てています。季節、季節に墓地に訪れる方がいる中、草が生い茂っていたら良い感
じはしません。このことから、季節、季節に4名の職員で清掃作業に充たります。1回の作業
で半日掛かります。私も、清掃作業に出向きました。そのことから、人件費に充てています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
分かりました。ありがとうございました。次に、廃棄物資源化対策事
業について伺います。個人的なことを申し上げますと、ゴミ減量化推進員を夫が3年から4年
前に行いました。大変だったことを覚えています。結局、男性には限界がありますので家族も
一緒に見回りや清掃を行いました。ゴミ減量化推進員は大変だと思います。体験したことはよ
かったと思います。新たなゴミ減量化推進員も一生懸命です。指定袋を使用しないゴミや、猫
が食いちぎったゴミを自腹で購入した指定袋に入れたりしています。町から袋をもらったらと
言いましたが、自分の役割だからと言っていました。1ヶ月もやったらかなりの経費です。そ
の辺の改善も必要だと思います。何箇所かひどいところがありましたが、見違えるほど綺麗に
なりました。ゴミ減量化推進員の力はすごいなと思いました。住民の方はその姿を見ています。
ゴミ減量化推進員会議の際には激励の声があったことも伝えてください。もう一点は、出前講
座です。出前講座もどのようにして良いのか分からない。広報誌や回覧版にはゴミの出し方を
掲載しています。何回も目にします。先般はクリーンセンターからも配布されました。PR活
動はよくやられていると思います。今後は、地域ごとに集まっていただき、このような場合は
どうするのというような対応が出来るような講座を具体化してください。どこに話しをしたら
いいかも分かりません。数人しか集まらなかったらどうしようとか思ってしまいます。新しく
越してきた人は分からないと思います。前新田地区はアパートが多く外国人も住んでいました。
何の袋でも出していました。散らかして、外国人がほとんどいなくなったらその箇所は綺麗に
なりました。特殊な地域については、チェックと啓蒙活動をしていただきたいと思います。平
成23年度の活動を活かした今後の取り組みについてお聞かせください。
○委員長(橋本
浩君)
○環境課長(岩﨑正行君)
岩﨑環境課長。
今までの出前講座は講義一本でした。実際、講義だけではご理解
いただけない部分があります。今後の出前講座ではサンプルを使用した、目に見える出前講座
を行っていきたいと考えています。ゴミ集積所の記載看板はすべて日本語で書かれています。
日本語を理解できない外国人は、ゴミの出し方が分からないと思います。前からの課題として
32
認識しています。外国人用の看板設置については検討させていただきたいと思います。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
よろしくお願いします。次に、下水道事業についてお聞きします。下
水道課長から口頭による詳しい報告をいただきました。使用料については事前に資料をいただ
きましたが、他の資料もいただきたいと思います。書きとめましたがかなりの量です。如何で
しょうか。
○委員長(橋本
浩君)
○下水道課長(近藤
○委員長(橋本
近藤下水道課長。
裕君)
浩君)
○委員(戸田栄子君)
資料は後ほどお配りします。
戸田委員。
使用料及び手数料の収入未済額は1,452万6,126円でした。負
担金の欄と見間違いました。失礼しました。水道は止めることができても、下水道は使用料が
払えないからと言って止めることはできません。それが良いことではありません。納税と違っ
て滞納しているからと言って止めることはできません。支払いができない家庭はどのような状
況ですか。そのような家庭は水道料や税金等も払えない状況だと思います。どのように分析し
ていますか。教えてください。
○委員長(橋本
浩君)
○下水道課長(近藤
近藤下水道課長。
裕君)
支払いが出来ない家庭というご質問ですが、お客様センターに
聞いた内容や名簿から見ますと、税金の滞納や給食費の未払い家庭とだいたい一致しています。
その方々につきましても全然支払っていただけないということではありません。お客様には支
払いがされていない分も含めて請求します。いっきに支払い出来ない方については尐しずつ支
払っていただいています。今月は水道料金や税金を支払うのでということから下水道料金が最
後になる方は多いです。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
水道料金と連携していますので、本当に支払いに困っている方から
の相談でした。例えば、「水道は止めます。」と言われ、飲み水にも困ってしまうという相談
でした。本当に支払いができない家庭もあります。水道企業団としては水道料金の未収が無い
ようにすることは当然だと思います。大変な思いをして支払った家庭もあります。そのような
事情の中、水道料金を滞納している家庭は下水道料金も滞納していると思います。何を言いた
いかというと、税務課では納税相談を行っていますが、下水道課には相談する窓口はあります
か。
○委員長(橋本
浩君)
○下水道課長(近藤
近藤下水道課長。
裕君)
現在、そのような相談窓口はありません。支払いは、一元化に
より上下水道お客様センターで行っています。状況については、お客様センターから聞いてい
ます。
33
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
一般的な質問になりました。収納率を上げていただくのは良いことで
すが、家庭には色々な事情ががあることから質問しました。加入者の相談に乗っていただける
システムを構築してください。「いつ水道を止められてしまうの。」下水も流せないのという
切羽詰まった家庭があります。「相談に行きなさい。」と言いますと、相談に行っても努力し
て支払ってくださいと言われるそうです。何ヶ月以上滞納したら、「水道を止めるしかな
い。」と言われ、これ以上、相談に行けないという家庭があるという実態を下水道課も知って
おいてください。下水道料金ですが、前は千葉県内で茂原市が一番高かったと思います。課長
からいただいた資料を見ますと当町は9番目です。印旛管内の成田市や佐倉市と比べると
20立方の使用で1,000円くらい違います。今も一番高い茂原市と比べると1,000円安
いです。佐倉市と比べると700円から800円高いです。将来、下水道料金は緩和される可
能性はありますか。
○委員長(橋本
浩君)
○下水道課長(近藤
近藤下水道課長。
裕君)
料金が改定され緩和されるのかというご質問ですが、大変、厳
しく難しいと思います。当町は単独の下水処理場を持っています。佐倉市、柏市、我孫子市等
は県の広域下水処理場を使用しています。維持管理費もかなり掛かります。このことから難し
いと考えます。
○委員長(橋本
浩君)
戸田委員。
○委員(戸田栄子君)
単独と広域では違います。今までも色々な議論がされてきました。
単独の良さもあると思います。努力していただいて、20立方の使用料が幾らかでも減額され
るような処置を講じていただけるようお願いして、平成23年度決算に係る質問を終わります。
○委員長(橋本
浩君)
これで、戸田委員の通告に対する質疑を終わります。以上で、通告
に対する質疑を終わります。これより、通告外で質疑のある委員の発言を許します。菅原委員。
○委員(菅原洋之君)
確認させてください。70ページ、廃棄物事業の不法投棄産業廃棄物
処理委託として16万円計上されています。場所はどこで、何箇所で、どのような物が、どの
くらいの量があったのか教えてください。
○委員長(橋本
浩君)
岩﨑環境課長。
○環境課長(岩﨑正行君)
この処理費は町内全域で不法投棄された、電化製品やタイヤ等々
を一時的に下水道処理場の一部を借りて保管しています。それらの品を年度末に業者に16万
円で処理委託しました。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(菅原洋之君)
菅原委員。
個々に捨てられた品を一箇所に集めて処理した費用ということですね。
分かりました。ありがとうございました。
○委員長(橋本
浩君)
野田委員。
34
○委員(野田泰博君)
71ページ、廃棄物排出抑制事業の生ゴミ減量化器機設置助成金の当
初予算及び補正予算の金額を教えてください。
○委員長(橋本
浩君)
岩﨑環境課長。
○環境課長(岩﨑正行君)
例年、当初予算では5基くらいを予算化しています。補正でも
5基を予算化したと思います。詳細の資料を持っていませんが、いっさいがっさいフェステバ
ルの会場でゴミ減量化器機のPRを行いました。その時に、購入したいとの希望がありました
ので5基ほど補正対応で増やしていると思います。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(野田泰博君)
野田委員。
参考までに聞いてください。その器機で生ゴミを減らしました。今日
は資料を持ち合わせていませんが、生ゴミの約80%の重量が減ります。20%は灰になりま
すが肥料に使えます。確かに塩分は高いですが、コンマ何%の部類です。中身は魚の骨や野菜
くずです。農家の方は畑や水田に埋めるのであまり出さないと聞いています。出すのは団地の
人間だけです。週2回の収集日がありますが、生ゴミがたまってくると臭いです。生ゴミが入
ると水分があるので重いです。夏場は1日で腐ってしまいます。このことから、生ゴミ減量化
器機は非常に良いと思います。今、農家の方と検討しています。乾燥した生ごみは肥料になる
ことから研究しています。もう一度粉にして他のものを混ぜると臭くありません。佃煮の匂い
みたいになります。減量化の大きな方策の一つです。もう尐ししたら発表出来ます。
○委員長(橋本
浩君)
岩﨑環境課長。
○環境課長(岩﨑正行君)
野田委員が言われたように、現在の大きな課題は、生ゴミの水分
を如何に落とすかです。最終的にはクリーンセンターに持ち込んで焼却処分しますが、負担金
関係はすべてが重量で積算されます。重量が一番かさばるのは生ゴミです。生ゴミの水分を落
とすことが負担金に影響します。堆肥としても使えます。減量化器機で乾燥させると十分の一
の重さになります。減量化器機の普及に力を入れていかなければと思っています。今後の取り
組み方針として検討させてください。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(野田泰博君)
野田委員。
A3用紙のスペースで高さが約80㎝、夜間電力代を使うと、1日約
10円です。それで、この器機でゴミ減量化を実施すると、効果としては他にもあります。分
別についてもきちんと実施するようになります。プラスチック類や紙の分別が徹底されます。
大型の可燃ゴミ袋を1週間に2袋使用していたものが2週間に1袋で済むようになります。そ
ういう意味で、分別を一生懸命やるには、モニターをたくさん作って何回か行った方が良いと
思います。
○委員長(橋本
浩君)
○環境課長(岩﨑正行君)
岩﨑環境課長。
おっしゃる通りだと思います。分析をするにはモデル地域を作り、
減量化器機を貸与し、一定期間の統計を取ることも必要だと考えています。
35
○委員長(橋本
浩君)
○委員(金島秀夫君)
他には、ありませんか。金島委員。
77ページの商工費です。当初予算は約7,000万円、補正予算が
約2,200万円の合計が約9,245万円です。支出済額は約8,000万円です。予算から
見ると87.2%になります。前年比から見ると114.5%です。不用額が約1,200万円
出ています。大きな変更や中止がありましたか、この要因を教えてください。
○委員長(橋本
浩君)
古川産業課長。
○産業課長(古川正彦君)
緊急雇用事業を活用して、ドラムの里内の枯れ松の撤去、薬剤注
入、岩屋古墳周辺の除草作業を行いました。緊急雇用事業は全額が国庫負担です。ただし、全
事業費の70%は新規雇用人件費に充てなければなりません。清算の段階で事業者が提出して
きた内容を見ると人件費の割合がはるかに超えていました。人件費割合の分しか支払いできな
い旨を伝えました。このことから、金額が確定した段階で700万円以上下がりました。これ
が主な要因になります。
○委員長(橋本
浩君)
金島委員。
○委員(金島秀夫君)
分かりました。次に墓地の件でお尋ねします。墓地管理料
9,000円が収入未済となっています。これは支払っていただけないのですか。
○委員長(橋本
浩君)
岩﨑環境課長。
○環境課長(岩﨑正行君)
戸田委員の質問にもお答えしましたが、平成23年度末では3件
の未納がありました。平成24年度に入り、1件の支払いがありました。現在、2件が未納に
なっています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(金島秀夫君)
金島委員。
収入未済額はイエローカードで不納欠損額はレッドカードになると思
います。昨日の税務課長の話ですと、不納になった場合には、3年間見てと言っていましたが、
私は商法上5年ではないかと思います。レッドになった場合には納めていただくまで待つので
すか。それとも、返していただくのですか。
○委員長(橋本
浩君)
岩﨑環境課長。
○環境課長(岩﨑正行君)
最終的に納めていただけず、何年も経過した場合ですが、墓地で
すので、法律に基づいて強制的に排除することはできないと思います。条例上もそこまでの規
定はありません。町としては、何とか納めていただくように努力するしかないと思います。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(金島秀夫君)
金島委員。
何故、しつこく聞くかといいますと、墓地ができた時に熾烈な抽選が
ありました。当選した方、当選から漏れた方がいました。それでお聞きしました。気持ちさえ
分かっていただければと思います。ありがとうございました。
○委員長(橋本
○委員(藤村
浩君)
勉君)
他には、ありませんか。藤村委員。
84ページ、都市計画総務費の都市計画基礎調査委託の内容につい
36
て伺います。
○委員長(橋本
浩君)
○建設課長(池田
池田建設課長。
誠君)
5年に1度、県が主体となって栄町の土地利用について調査した
ものです。国政調査による人口統計の土地版だと思ってください。5年前は市街化調整区域に
は家が建っていなかったが、現在は建っている可能性はあります。国全体の土地の流れを調査
するものです。都市計画の6条調査と呼ばれています。
○委員長(橋本
○委員(藤村
浩君)
勉君)
藤村委員。
決算審査からは外れるかもしれませんが、、町が所有している土地な
ども調査に入りますね。そこで、お聞きします。酒直台のセブンイレブンの道路を隔てた町有
地ですが、噂では開発計画があるようです。差支えなかったら聞かせてください。
○委員長(橋本
浩君)
○建設課長(池田
池田建設課長。
誠君)
この基礎調査には反映されていません。理由は更地ということで
す。現状は、地区計画がありますが動いているのは事実です。今後、地区計画に沿った形で開
発行為が出てくると思います。
○委員長(橋本
○委員(藤村
浩君)
藤村委員。
勉君)
具体的にはエービンが出店するように聞いています。町民の方に
聞かれた時に、議員として知らないといけないと思いお聞きしています。
○委員長(橋本
浩君)
○建設課長(池田
池田建設課長。
誠君)
エービンは地区計画がある地域にはなかなか入れない業者でした。
ただし、例外規定もあります。エービン側には出店したい希望がありました。町としても、日
常生活に欠かせない業種を取り扱っていますので、酒直台自治会と協議を重ねました。その結
果、エービンならば良いでしょうというご意見をいただきました。
○委員長(橋本
○委員(藤村
浩君)
勉君)
藤村委員。
町有地が売れて、そのような形になれば良いと思います。是非、進め
てください。終わります。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(染谷茂樹君)
他には、ありませんか。染谷委員。
83ページ、町道維持管理事業について伺います。課長の見解で良い
です。小規模道路修繕工事があります。この修繕工事の金額は毎年のことですが尐ないように
思います。課長としてどのように思っていますか。
○委員長(橋本
○建設課長(池田
浩君)
誠君)
池田建設課長。
金額は多いに越したことはありません。私たちが若いころはこの
様な予算はありませんでした。このような予算を組んでいただきましたので、今日、道路に穴
が開いていると連絡が入っても、業者に発注していますので直ぐに対応できます。尐額かどう
かは別問題として、小規模道路修繕工事がありますので速やかな事故防止等はできます。金額
37
には限界もありますので、必要な予算は毎年、要望していきたいと思っています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(染谷茂樹君)
染谷委員。
今年度は増えています。ただ、もっと予算が増えなければと思います。
地震等との関係もあり細かいところが目立つようになりました。よろしくお願いします。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(菅原洋之君)
他には、ありませんか。菅原委員。
78ページ、観光情報の発信事業で約1,200万円が委託料として
支出されています。備考欄に地域特産品PRや販路拡大事業委託との記載があります。実際、
どのようなことをやられているのですか。
○委員長(橋本
浩君)
古川産業課長。
○産業課長(古川正彦君)
ふるさと雇用再生特別基金事業ということで、100%国庫補助
事業になっています。こちらは、ドラムの里の指定管理者である観光協会に委託し、新規雇用
3名を採用していただき、町内外のイベント等で町の農産物や観光PRをしていただきました。
また、新商品開発にも携わっていただきました。内訳的には人件費として支出しました。この
事業は平成21年度から平成23年度までの3年間の継続事業でした。以上です。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(山田真幸君)
他には、ありませんか。山田委員。
同じ箇所の質問です。人件費だということですが、目に見える成果は
難しいと思います。3名で、3年間、続けてきた成果はありましたか。
○委員長(橋本
浩君)
○産業課長(古川正彦君)
古川産業課長。
指定管理者の業務に携わった訳ではないので、目に見えて変わっ
たことはありません。観光協会が動けない部分の仕事を代わりにしていただきました。現実論
として、顧客が増えた背景はありました。しかし、現在も継続した顧客かは分かりません。
3名の雇用者がいる期間、ドラムの里のレストランで食事をしていただく団体を増やすなどの
効果は現実にありました。以上です。
○委員長(橋本
浩君)
他に質疑ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
○委員長(橋本
浩君)
他に質疑がございませんので、これで経済建設常任委員会所管事項
の審査を終わります。執行部の皆様ご苦労さまでございました。
次は明日午前10時から教育民生常任委員会所管事項の審査を行なうこととし、これをもっ
て本日の会議を閉じます。
午後11時45分
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
38
終了
平成24年第3回定例会
決算審査特別委員会会議録
(平成24年9月14日)
栄町議会
39
決
議
事
日
程
算
審
査
特
別
委
員
会
(第1号)
平成24年9月14日(金曜日)午前10時00分開会
日程第1
認定第1号
平成23年度栄町一般会計歳入歳出決算
認定第2号
平成23年度栄町国民健康保険特別会計歳入歳出決算
認定第3号
平成23年度栄町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算
認定第4号
平成23年度栄町介護保健特別会計歳入歳出決算
認定第5号
平成23年度栄町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算
40
出席委員(12名)
委 員 長
橋
本
委
員
菅
原
委
員
金
島
委
員
藤
村
委
員
野
田
委
員
戸
田
出席委員外議員
議
浩
君
副委員長
大
野
徹
夫
君
洋
之
君
委
員
鈴
木
照
夫
君
秀
夫
君
委
員
染
谷
茂
樹
君
勉
君
委
員
山
田
真
幸
君
泰
博
君
委
員
高
萩
初
枝
君
栄
子
君
委
員
大
野
博
君
義
和
君
(1名)
長
大
澤
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
説明のため出席した者
健 康 保 険 課 長
小
出
善
章
君
福 祉 課 長
埜
嵜
久
雄
君
住 民 課 長
岩
立
正
雄
君
教 育 総 務 課 長
杉
田
昭
一
君
学 校 教 育 課 長
並
木
進
君
生涯学習課長
鈴
木
隆
君
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
出席議会事務局
事 務 局 長
浅
野
正
治
君
書
41
記
西
城
猛
君
午前10時00分
◎ 開
○委員長(橋本
開会
会
浩君)
ただいまから、決算審査特別委員会を開会します。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎ 開
○委員長(橋本
議
浩君)
直ちに、本日の会議を開きます。
本日は教育民生常任委員会の所管事項の審査であります、住民課、健康保険課、福祉課及び
教育委員会の教育総務課、学校教育課、生涯学習課の関係事項につきまして審査をいたします。
それでは、質疑通告順に従い委員ごとに質疑応答を行ないます。
初めに通告1番、髙萩初枝委員の通告に対し、各担当課長から一括答弁をお願いします。
並木学校教育課長。
○学校教育課長(並木
進君)
それでは、平成23年度の給食費負担金の収納状況について
お答えします。調定額が8,274万3,389円、収納済額が7,514万3,135円で
90.8%の収納率でした。前年度比1.3ポイントの減となりました。未納の内訳は98世帯、
760万254円です。平成23年度分及び滞納繰越分のそれぞれの内訳ですが、現年度分は
調定額が7,608万8,829円、収納額は7,455万8,545円で98%の収納率になり
未納額は153万284円です。内訳は53世帯、77名が未納となっています。また、平成
14年度から平成22年度までの滞納繰越分につきましては、調定額が665万4,560円
の95世帯、収納額は58万4 ,590円、34世帯で8.8%の収納率です。未納額は
606万9,970円で71世帯が未納となっています。今後の課題は、いかにして現年度分
の給食費の未納を尐なくするか、いかにして過年度の未納分の収納率を上げるかです。滞納解
消に努めていくためには学校との連携強化が欠かせないと考えています。その対策として、保
護者への収納依頼通知と納付書の送付、督促や催告通知の送付、就学援助制度の周知、児童手
当からの給食費の徴収制度等における学校との連携、過年度分徴収に掛かる収納担当課との連
携などを通し未納の解消に努めていきたいと考えています。
次に、特色ある学校づくりを推進するために使用した568円はどのような成果があったの
かというご質問にお答えします。本事業は、学校が児童生徒や地域の実態に応じ、創意工夫を
凝らした教育活動を行うことを支援するものです。主な事業の成果ですが、最初に学校評議員
設置事業について説明します。学校評議員は校長が保護者や地域の方々の意見を幅広く聞くた
めに設けられています。これにより、地域や社会に開かれた学校づくりを一層推進し、学校が
家庭や地域と連携しながら特色ある教育活動を展開することができました。校長が学校評議員
の意見や意向を聞いて、教育方針や計画などを自ら決定し、地域に信頼される特色ある学校づ
くりを進めることができました。また、総合的な学習の時間などへの支援、子供たちの地域ぐ
るみの育成、地域の行事や福祉事業との関連などで成果が見られました。二つ目は、地域住民
42
による学校支援推進事業です。これは、各教科や総合的な学習の時間等に保護者や地域の方々
をゲストティーチャーとして迎え、各学校の創意工夫により地域の人々や学習環境を積極的に
活用し児童生徒の体験活動等の充実を図ることができました。三つ目は、教育振興支援事業で
す。町の学校教育の推進に寄与するため、町内の教職員の研修組織である栄町学校教育振興会
に対し物心両面から支援を行いました。栄町学力スタンダードを完成させるなど子どもたちの
学力向上を中心に取り組むことができました。四つ目は、学校規模適正化検討事業です。6回
の検討委員会を経て平成24年3月22日に栄町学校規模適正化検討委員会から栄町立小中学
校の学校規模適正化について答申をいただきました。その他は、学校安全指導事業として自転
車通学用ヘルメットの補助、小学校新1年生に防犯ベルの配布、学校運営支援事業として学校
用務員の配置などを行い、児童生徒の交通安全や防犯、学習環境の整備などに成果が上がった
と考えています。
次に、学校支援地域本部事業についてお答えします。平成23年度は、これまでの竜角寺台
小学校区に加え、新たに安食小学校区と北辺田小学校区で実施しました。3小学校区が本事業
の対象になりました。事業を円滑に推進するため、本事業の核となるコーディネーターを養成
する目的で研修会を3回実施すると共に竜角寺台小学校での研究会において、本事業について
各学校の先生方に直接説明する機会を持ちました。平成23年度の具体的な取り組みについて
申し上げます。安食小学校区の取り組みですが、地域コーディネーター1名を配置しました。
安食小学校サポーターの名称の下、見守りサポート、環境美化サポート、学習サポートの三つ
の部門に分け、それぞれリーダーを設置しこれまでの安食小でのボランティア活動の経験を生
かしながら学校やコーディネーターと調整を図り活動をしてきました。ボランティアは26名
でした。北辺田小学校の取り組みは、コーディネーターを2名配置しました。環境美化ボラン
ティア、学習ボランティアの名称の下、コーディネーターが調整を図りながら39名の方が学
校をサポートしました。竜角寺台小学校の取り組みは、コーディネーター1名を配置しました。
竜角寺台小学校応援団の名称の下、見守り応援隊、環境美化応援隊、学習応援隊の3つの部門
に分け活動しました。更に竜の子応援団として青空映画会、親子ミニ門松づくり、書き初め練
習会を行うと共に学習の見守りをする竜の子道場も行いました。これらの事業には70名以上
のボランティアの方にサポートしていただきました。以上です。
○委員長(橋本
浩君)
一括答弁が終わりましたので、高萩委員の再質疑を許します。高萩
委員。
○委員(高萩初枝君)
学校給食費の関係から再質問します。平成23年度、給食費の徴収に
ついて特に努力された点はありますか。
○委員長(橋本
浩君)
○学校教育課長(並木
並木学校教育課長。
進君)
給食費の徴収については口座振替を原則にしています。現年
度分については毎月10日に振替を行っていますが、振替不能になった場合は学校を通じて対
43
象者の保護者に納付依頼通知と納付書を送付しています。更に、督促や催告通知を送付すると
共に電話での納付依頼や臨戸徴収を行いました。しかし、不在の家庭が多く、また、その場で
納付の約束をしていただいたにも関わらず守られないことが多い状況でした。現実には大きな
成果は上がっていない状況です。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
○委員長(橋本
浩君)
○学校教育課長(並木
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
臨戸徴収は、年間に何回くらい実施されたのですか。
並木学校教育課長。
進君)
手元に資料を持っていません。できるだけ確認します。
高萩委員。
分割納付の約束をしても守っていただけないようですが、実際に各家
庭を回るのは学校の先生方ですか。
○委員長(橋本
浩君)
○学校教育課長(並木
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
並木学校教育課長。
進君)
実際に回るのは給食センターの職員です。
高萩委員。
回って見ての結果はまとめてあると思います。気になるのは家庭の状
況です。不在の家庭が多いとのことですが、実際は払えるのか、払えるのに払わないのか、払
うのが大変なのか、その辺の見極めはどのようにしていますか。
○委員長(橋本
浩君)
○学校教育課長(並木
並木学校教育課長。
進君)
ケースバイケースです。本当に払えない状況の家庭について
は、学校からも情報が入ります。民生児童委員からも情報が入ります。そのようなケースには、
就学援助制度を勧め申請していただく事もあります。今回の場合は、払えそうであるのに払っ
ていただけないケースが結構多いと感じています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
払えそうで払っていただけない家庭もあるのではないかということで
すが、担当課として、現年度分の53世帯、77名の内、何世帯で、何名か把握していますか。
○委員長(橋本
浩君)
○学校教育課長(並木
並木学校教育課長。
進君)
何世帯で何名という資料はもち合わせていません。そのよう
な家庭には国の児童手当等の制度を活用し、そこから徴収して収納率を上げる努力はしていま
す。平成23年度は、全未納世帯にそのような制度を活用していただけないかと案内を出しま
した。その結果、10世帯から了解を得、21万9,900円を徴収しました。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
基本的に、原則は家庭の収入状況が悪くない限り、払える家庭はきち
んと支払っていただかないといけないと思います。支払っていただく手立て、例えば保証人を
立ててもらうとかしたいですね。
44
○委員長(橋本
浩君)
○学校教育課長(並木
並木学校教育課長。
進君)
今後も、就学援助制度の周知、児童手当からの給食費の徴収
制度等を学校と連携強化しながら周知を図っていくことと、役場の関係課と連携して徴収に努
めていきたいと考えています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
今後も就学援助制度を周知していくとのことですが、制度を案内して
辞退されたケースはありましたか。
○委員長(橋本
浩君)
○学校教育課長(並木
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
並木学校教育課長。
進君)
平成23年度はありませんでした。
高萩委員。
次に、特色ある学校づくり推進事業についての質問に移ります。学校
評議員制度があります。評議員は各小中学校に配置されていると思います。学校長は委員にど
のような意見を聞かれて、学校運営や経営にどのように反映されたのか伺います。
○委員長(橋本
浩君)
○学校教育課長(並木
並木学校教育課長。
進君)
学校長が意見を求めた例を何点か紹介します。体育の授業で
は、低学年の段階からのレベルアップの取り組み、体力の低下が叫ばれている中、総合的な体
力づくりを進めたい言うようなことがありました。その事に対しまして、低学年の体育指導に
力のある教員を配置し、体育強化の充実を図った事例がありました。また、学力向上等につい
て意見を求めたところ、尐人数教育を最大限に生かし、平均点で他の学校や子供たちを比較す
るのではなく、個に応じて力をつけていくことに賛同をいただきましたので、学力一人5点ア
ップ計画の目標を立てて取り組んでいる例もあります。ミニ集会のテーマですが、3世代同居
の多い学校、地域等では祖父母を交えて躾に係るテーマを取り入れる、また携帯電話やお小遣
いをテーマに集会を行い、子育てに係る祖父母とも共通理解を図ることができました。これら、
校長が求めた意見に対して評議員から色々な提案をいただいたことを学校経営に生かしていく
事例が見られました。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
○委員長(橋本
浩君)
○学校教育課長(並木
高萩委員。
特に、中学校ではどうですか。
並木学校教育課長。
進君)
中学校では学力向上についてどのような手立てを取っている
のかということですが、各教科で学習シラバス、要するに各教科の目標、指導の方法、内容、
評価を一覧にしたものを作成し、家庭に配布し、家庭と連携して家庭学習の習慣化を図ること
が実践に及んでいます。福祉教育については、心の教育のためにも福祉教育は大事であるとの
意見があることから、ボランティア活動の推進、福祉体験の充実、地区行事への参加、小中学
校でのクリーン活動を通して福祉活動に力を入れてきました。またボランティア活動について
45
は地域のボランティアグループと連携し地域の夏祭りに参加、敬老の日の戸別訪問活動等の事
例が報告されています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
○委員長(橋本
浩君)
○学校教育課長(並木
高萩委員。
小中学校ありますが、年間何回行っているのですか。
並木学校教育課長。
進君)
一学期に1回、年間3回を目安にお願いしています。2回の
学校もあります。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
学校評議員制度が導入され、校長先生も意見を伺い、学校運営に反映
されているということですね。分かりました。次に移ります。学校支援地域本部事業です。答
弁いただきましたが、学習支援についてはどの範囲で、どのくらいの活動をされていますか。
○委員長(橋本
浩君)
○学校教育課長(並木
並木学校教育課長。
進君)
学習支援については3小学校区で実施しています。安食台小
学校では特別支援学級児童の登校時の付添、授業中の付添、図書ボランティアによる本の読み
聞かせ等を中心に行っています。北辺田小学校では読み聞かせ、月1回のクラブ活動での三味
線やフラダンス、昔の遊び等の活動支援、総合的学習では学習ボランティアとして田んぼの先
生、畑の先生として携っていただいています。また、ドリルタイムという計算や漢字の練習の
時間には担任の先生と一緒に丸つけをしていただいています。竜角寺台小学校では水曜日を除
く4日間、15分間を基礎学力の向上を目指すチャレンジタイムというを時間があり、その時
に丸つけを行っています。他には、国語科の教材の作成補助、絵本の読み聞かせ、昔の遊びの
補助、凧揚げ、田んぼの先生として携っていただいています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
活動内容が広がってきているようですね。平成23年度、平成24年
度は3校です。今後の方向として他の学校に増える予定はありますか。
○委員長(橋本
浩君)
○学校教育課長(並木
並木学校教育課長。
進君)
学校支援地域本部事業ということで、すべての小学校区に栄
っこ夢・元気プロジェクトの中で増やしていきたいと考えています。一方、ふれあい推進員の
活動事業もあり、その兼ね合いが今後は課題となってくると思います。活動の内容は両者とも
似通ったところもあり、ふれあい推進員活動の中でも学習支援に踏み込んでもらえそうなとこ
ろもあります。今後、生涯学習課と連携を取りながら地域にあった内容で進めていきたいと考
えています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
○委員長(橋本
浩君)
高萩委員。
了解しました。
これで、高萩委員の通告に対する質疑を終わります。次に通告2番、
46
戸田栄子委員の通告に対し、各担当課長から一括して答弁をお願いします。小出健康保険課長
○健康保険課長(小出善章君)
65ページ、予防接種事業で特に乳児における接種率は
100%が望ましい思うがどうかとのご質問についてお答えします。接種率の表をお配りしま
したのでご参照ください。予防接種事業は生後2カ月から小学校入学前まで行う予防接種、小
学生から18歳までに行う予防接種、65歳以上の方への予防接種があります。乳児というこ
とですので、生後2カ月から小学校入学前まで行う予防接種について説明します。定期接種と
して実施しているのは、ポリオ、3種混合、BCG、日本脳炎1期、麻疹・風疹・混合1期、
2期の6種類あります。また、任意接種としてヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンの2種
類があります。これらの定期接種、任意接種については、生後2カ月ごろ対象者に通知し予防
接種の勧奨をしています。他の勧奨については、生後4カ月までの子を持つ家庭を保健士が訪
問する事業、5ヶ月、6ヶ月児のもぐもぐ教室という名称を使用した成長発達の確認、離乳食
の知識の啓発等を行っている事業があります。10ヶ月、11ヶ月児が対象の初めての歯磨き
教室、1歳6カ月児健康診査、2歳児歯科健康診査、3歳児健康診査これらの健診時に母子手
帳を確認し予防接種の勧奨をしています。また、小学校で実施する就学前健康診断時にも母子
手帳を確認し予防接種の確認をしています。その他では、毎月、町広報紙で予防接種について
掲載しています。乳児から幼児に対してはほぼ全員に勧奨しています。平成23年度の実績は
配布資料のとおりです。特に、小児用肺炎球菌、ポリオですが、その予防の接種率は低い状況
です。引き続き、適正な時期に接種するよう呼びかけていきたいと思っています。
次に、121ページ、国民健康保険税、収入未済額のその後の歳入状況についてお答えしま
す。税の徴収は税務課と健康保険課が連携を取りながら行っています。現年分については、健
康保険課、過年度分については税務課で行っています。平成23年度決算における収入未済額
は過年度分になります。健康保険課では通常業務の中で短期保険証の更新時に分納誓約等の状
況を確認して納付交渉を行っています。短期保険証は1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月と種類がありま
すが、その更新時に交渉を行っています。保険証の更新が今年の3月にありました、その時に
通常の保険証、短期保険証、資格証明書に分けて発送しています。短期保険証、資格証明書に
ついては理由を付して送付しています。資料をご覧ください。平成23年度中の世帯の収入状
況は転入、転出した方々を含めた延べ人数で資料を作成しています。世帯数が3,824世帯
の内100万円未満の世帯が最も多く1,758世帯で全体の45.9%です。100万円から
200万円の世帯が1,060世帯で27.7%、200万円から300万円の世帯が559世
帯で14.6%です。その他は資料のとおりです。一世帯の平均所得額は146万4,428円
で、平均所得以下の世帯が2,296世帯で全体の60%を占めています。平成23年度の収
入未済額は現年度分が7,242万円、滞納繰越分が3億1,038万円となっています。合計
が3億8,280万円の状況です。
次に149ページ、後期高齢者医療です。軽減世帯数と賦課限度額についての資料を求めら
47
れています。質問にあります、均等割の軽減率は3割は無く、2割、5割、8.5割、9割と
なります。均等割りの軽減は世帯の水準に応じて軽減されますが、保険料賦課は世帯でなく
1人ひとりになりますので、人数でお答えします。平成23年度の被保険者数は2,419人、
均等割り軽減の9割対象者は被保険者で489人、被扶養者で123人の計612人、
25.3%になります。8.5割軽減は被保険者で327人、被扶養者で46人の計373人、
15.4%になります。5割軽減は被保険者で62人、2割軽減は被保険者で145人です。
被扶養者はそれぞれの区分したデータが無いので合計の人数になります。211人となります。
合わせて418人、17.3%です。上限の限度額は50万円から55万円に変わりました。
これは平成24年度からになります。平成23年度の上限額は50万円です。50万円の対象
者は8人が該当していました。参考に申し上げますと、平成24年度の保険料賦課にあたって、
55万円に達している人数は同じく8人です。以上です。
○委員長(橋本
浩君)
○学校教育課長(並木
並木学校教育課長。
進君)
就学支援事業、平成23年度の就学援助申請の内容と他自治
体との比較についてとの質問にお答えします。就学援助申請の主な内容は町民税が非課税又は
減免の世帯、母子等により国等からの手当ての需給世帯、祖父母による養育、保護者が体調を
崩して働く事が出来ない、パートのみで収入が尐ない等による経済的理由から就学困難と思わ
れる場合、学校長と地域の民生児童委員の意見を付しまして保護者が教育委員会に申請をする
ことです。就学援助費の支給対象品目は、学用品費、通学用品費、小中学校新1年の新入学用
品費、郊外活動費、修学旅行費、給食費等です。当町の平成23年度の修学援助受給率は小学
校が31名で3.23%、中学校が29名で5.92%になります。他市町との比較ですが、成
田市は小学校が5.86%、中学校が8.05%です。印西市は小学校が2.69%、中学校が
3.60%です。富里市は小学校が4.43%、中学校が5.54%です。酒々井町は小学校が
4.14%、中学校が9.62%です。また、印旛地区9市町全体では小学校が4.63%、中
学校が6.71%です。
次に給食事業、平成23年度の賄材料費7,588万円の内、地元産の材料はどのくらいか
また、給食費未納の家庭状況はどうかとの質問にお答えします。平成23年度における賄材料
の栄町産品は米が週4回で662万9,700円、黒大豆の枝豆が10月に1回で
9万8,700円、黒大豆のに豆が1月に1回で4万2,000円、イチゴが2月に1回と3月
に1回で14万円です。栄町産品の合計額は691万400円です。これは賄材料費総額の
9.1%にあたります。更に、費用の面だけで申し上げますと、米飯には炊飯に掛かる費用、
混ぜご飯等にするためには、その加工賃が掛かりますので、炊飯費、加工費、
703万7,825円を加えると賄材料費総額に占める栄町産品の割合は18.38%となりま
す。給食費未納の家庭状況ですが就学援助制度を鑑み、現在未納となっている世帯は一般的な
世帯であると考えています。
48
○委員長(橋本
浩君)
一括答弁が終わりましたので、戸田委員の再質疑を許します。戸田
委員。
○委員(戸田栄子君)
予防接種事業から再質問します。乳幼児から小学校入学前の6歳まで
の予防接種は100%が望ましいのは誰もが考えることだと思います。予防接種のお知らせや
誘導はされている訳ですが、それでも予防接種を受けていない家庭の状況を見た時に、子供の
虐待、放置、育児放棄等につながる可能性があるのではないかと思います。幸いに、栄町では
そのような実態はないと思います。受診率も100%が望ましいですが、現状はこの様な状況
なのかと思います。感想です。ただ、生ポリオの75%は低いです。25%の乳幼児が置かれ
ている状況が引き出せたらともいます。何故、生ポリオが75%なのか把握していますか。
○委員長(橋本
浩君)
小出健康保険課長
○健康保険課長(小出善章君)
把握していません。ただ、不活化ポリオの関係は尐し前から
話題になっています。接種を控えているのが多尐影響していると思います。しかし、接種を控
えていて病気になってしまっては元も子もありません。そのようなことが無いように、色々な
機会を通して単独のポリオ接種を勧奨してきました。ただ実態が、このような結果になってい
ることは親の理解が得られていないのかなと感じています。具体的な要因は分かりません。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
子どもの体質や病歴によっては予防接種の強制はできないと思います。
接種しない理由もそれぞれあると思います。プライバシーを侵害することになってはいけませ
んが、その辺をつかんでいただければと思います。これは要望です。引き続き予防接種の努力
をお願いします。次に国保関係について伺います。先程、資料もいただきました。改めてその
実態も分かります。所得金額300万円未満の人が国保加入者の73.69%締めています。
栄町だけではありません。全国的です。率が高いのは八街市だと聞いていますけれども、国保
会計の担当課は大変だと思います。このような中、医療行政をどのように向上させていくのか
が最大の課題だと思います。そこでお尋ねします。短期保険証と資格証明書を発送されていま
すが、資格証明書だと窓口で100%支払わないと医療が受けられません。資格証明書は国保
に加入していますという証明だけです。実費だと検査等があると数万円単位の支払いが生じま
す。平成23年度の実例で、国保滞納による資格証明書発行世帯での問題点を把握しています
か。
○委員長(橋本
浩君)
小出健康保険課長。
○健康保険課長(小出善章君)
平成23年度、資格証明書の対象者が医療機関に掛かるうえ
で不都合が生じたという話は聞いていません。今後、起こり得る可能性は十分あると思います。
ただし、平成23年度はありません。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
分かりました。国保の状況は資料をいただきましたので、思ったとお
49
りという感想です。次に後期高齢者医療について伺います。もの凄く所得が多い家庭も何世帯
かありますが、所得が低い後期高齢者世帯が多いのも実態です。軽減措置の件です。 平成
23年度決算で聞いていますが、平成24年度も後期高齢者医療は保険料も軽減処置も同じ率
と処置内容でやられると思います。実際に、国保と同じように、短期保険証と資格証明書です
が後期医療制度の中で発行されていますか。確認させてください。
○委員長(橋本
浩君)
小出健康保険課長
○健康保険課長(小出善章君)
確認させてください。資格証を発行しているかということで
すか。後期高齢者医療制度の資格証の発行は制度上できることになっています。ただ、厚生労
働省の通達で資格証の発送は控えてくれと言われています。このことから、全国的にも資格証
の発送はしていません。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
私もそのように聞いていました。県内で資格証明書の発行をやられた
と聞きましたので伺いました。県内ではゼロではないと思います。
○委員長(橋本
浩君)
小出健康保険課長
○健康保険課長(小出善章君)私が確認している範囲では発行はしていません。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
栄町での発行はないとのことですね。特に高齢者は受診が遅れると大
変な事態が発生します。乳幼児と同じように特別な年齢層ですのでご配慮をお願いします。再
度質問します。後期高齢者医療の中、家庭状況や医療費負担の関係で問題点はありますか。
○委員長(橋本
浩君)
小出健康保険課長。
○健康保険課長(小出善章君)
特に大きな問題点はありません。ただ今後は後期高齢者人口
が増えることから年々、医療費がかさんでくると思われます。どのようにしたら、健康な体を
維持していけるかの施策を考えていかなければならないと思います。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
これは健康増進、病気にならない、健康で長生きする施策に結びつい
て行くと思います。平成23年度以前の経験を生かして施策に力を入れていただきたいと思い
ます。その中で、不納欠損が出ています。300万円以下の世帯がこんなにも多く占めている
中、不納欠損の状況も厳しいと思います。国民健康保険以上に厳しいと思います。後期高齢者
世帯の滞納状況等はつかんでいますか。滞納整理の状況について教えてください。
○委員長(橋本
浩君)
小出健康保険課長
○健康保険課長(小出善章君)
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
後期高齢者世帯の滞納整理関係資料はもち合わせていません。
戸田委員。
国民健康保険関係では滞納整理に伴う相談件数が増えていると思いま
す。所得の低さ、抱えている問題の大きさに再認識させられました。まだ相談に訪れる方は良
50
い方だと思います。平成23年度、滞納相談の内容やそれに対する指導や援助について教えて
ください。
○委員長(橋本
浩君)
小出健康保険課長
○健康保険課長(小出善章君)
現年度分については健康保険課で対応しています。本人が病
気になり医療機関に掛かる時に困ってしまい、保険証を発行して欲しいと相談に見える方がい
ます。その時は、分納誓約書を書いていただき、短期保険証等を発行して対応しています。
○委員長(橋本
浩君)
ここで10分間の休憩とします。11時10分に再開します。
午前11時00分
休憩
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
午前11時10分
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
再開
休憩前に引き続き会議を行います。戸田委員の再質問を許します。
学校教育課長に伺います。就学支援事業です。印旛管内の人口規模が
ほぼ同じ酒々井町は小学校が4.14%、中学校が9.62%です。当町と比べるとこんなにも
違うものなのかなと、率直な感想です。就学支援事業と学校給食事業は関連します。滞納の場
合、給食費を払いたくても払えない家庭と、払えるが小中学校は義務教育なので国や町が負担
するのが当然だと考えている家庭があると思います。給食費を払えない家庭の中にはまだ就学
援助の適応を受けていない家庭もあると思います。本当に給食費が払えないなら就学援助を進
める手立ては子どもにも、親にも、町にも一つの救済策だと思います。平成23年度の様子か
ら判断してそのような家庭があると思いますか。
○委員長(橋本
浩君)
○学校教育課長(並木
並木学校教育課長。
進君)
本当に生活が苦しくて、給食費も払えない状況の場合は就学
援助制度を説明して、準要保護の認定を受けるように学校を通じて行っています。そのような
家庭は、年度途中でも申請していただき認可されています。給食費滞納の場合は支払いができ
るのに払っていただけないケースの方が多いのではないかと認識しています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
そのようなことかなと思います。でも、以外に強がりの場合も多々あ
ると思います。子どもを守る立場できめ細かく観察をしていただきたいと思います。就学援助
制度は保護者が学校に申請するようになっています。相談しづらい、恥ずかしい、学校まで行
くのが大変等の理由で行かない家庭もあると思います。認定される可能性があるのに行かない
家庭があると思います。自治体によっては、基本的には学校への申請だが教育委員会の窓口で
も対応している場合もあると思います。その辺はどのようにお考えですか。また、この制度の
啓蒙活動をどのように行っているかお聞かせください。
51
○委員長(橋本
浩君)
○学校教育課長(並木
並木学校教育課長。
進君)
保護者の方が教育委員会に就学援助の件でお見えになること
はあります。その時、お話させていただき、教育委員会が窓口となって学校とのやり取りをす
る場合や、紹介した民生児童委員を通じて学校とのやり取りをする場合もあります。教育委員
会では現状を把握してお力になれるように努めています。ただ、母子家庭、イコール準要保護
家庭であると誤った認識をされている保護者の方もいます。離婚して母子家庭になったので申
請にきましたという方もいました。その場合は所得等を調べさせていただき、要件があります
ので、母子家庭、イコール準要保護家庭ではないことを説明し、ご理解をいただいたこともあ
りました。啓蒙活動につきましては、今年も就学前の健康診断が10月から始まりますので、
その時に教育委員会から出向き、各会場で制度のお知らせをします。学校では適宜、そのよう
な制度については学校長から保護者に説明しています。一番、このような状況を間近に把握し
ているのはクラス担任です。常日頃より服装、髪の毛の様子、食欲等を総合的に見ています。
色々な危険信号を発している場合は、担任自らまた民生児童委員と連絡を取り状況を把握し、
保護者に申請を勧めたりしています。また、ホームページや広報紙等を利用して説明をしてい
ます。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
ありがとうございます。給食費の未納に関することです。以前は、給
食センターの担当職員が未納家庭を訪問して給食費の徴収にあたった年代がありました。強制
ではなく、うっかりしていたとか、町の職員が何回もこられたら、払わなくてはいけないねと
なった年代がありました。職員は大変でしたが、家庭を訪問し、事情を話し、収納率が上がっ
た年代もありました。平成23年度は各家庭を訪問した徴収は行いましたか。その頃の教訓を
生かせばよい方向に繋がると思います。収納率も上がると思います。どうでしょうか。
○委員長(橋本
浩君)
○学校教育課長(並木
並木学校教育課長。
進君)
収納率を上げる手段として、特に過年度分については臨戸徴
収に力を入れています。比較的良い例としては、おじいさんとおばあさんに会えた時は非常に
よい感触でした。ただ、働きに出ているお父さん、お母さんとはなかなか会えないのが実情で
す。三世代世帯ですと、おじいさん、おばあさんが間に入っていただき、その後、振り込んで
いただいたケースがありました。何れにしても、数多く足を運んで、コミュニケーションを取
りながら行っていくことが大事だと思っています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
次に、給食事業について伺います。米飯の炊飯費と加工費を含めると
約703万8,000円、18.3%であると伺いました。地場産品は米、黒大豆、イチゴが主
です。他の品目を使用することは本当に不可能ですか。例えば、ニンジン、玉ねぎ、牛蒡等を
使用することは不可能ですか。農家との連携は難しいですか。お互いに、もう尐し地場産品が
52
増えたら良いのではないかと思います。どのように考えていますか。
○委員長(橋本
浩君)
○学校教育課長(並木
並木学校教育課長。
進君)
ご指摘のとおりです。今後は直売組合、JA西印旛農業協同
組合、産業課等と地場産品の学校給食への安定提供について協議し、実現できるように努めて
行きます。先程、お話した栄町産品の他に玉ねぎ、ジャガイモ、長ネギは使用可能ではないか
と検討したことはありました。その内、長ネギは給食に使用しました。今後、過去のことも活
かしながら、地場産品を取り入れて行きたいと考えています。地場産品を取り入れる際の障害
は使用する農作物を通年で供給できるか、大量に収穫できる旪の品であるか、給食センターの
基準に合致したものであるかがネックとなります。給食センターの基準とは機械を使用してカ
ットしますので、品物の大きさ、長さ、ねじれ等の問題をクリアできるかです。玉ねぎ、ジャ
ガイモ、長ネギから取り組んでいきたいと考えています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
この問題については、予算委員会や決算委員会で質疑されています。
仕事量が多く大変だと思いますが、産業課等と連携しながら取り組んでください。規格品以外
の品は農薬を使用していないとか良い点もいっぱいあると思います。大きさが合わなかった半
分に切れば良いと思います。基本的には自校方式が良いです。大量の農産物を納めるのは確か
に難しいと思います。いつもお願いや質問するだけで終わってしまいます。空しいです。今日
の献立に使用している野菜は栄町産の玉ねぎとニンジンです。もしかして、僕のおじいちゃん
が作った野菜かな。教育上も非常に良いと思います。何とか本腰を入れて取り組んでください。
規格に合うか合わないかは分かりません。規格に合わない品でも調理できる方法はあると思い
ます。地元産品の割合が更に20%、25%になるように努力してください。それと、野菜等
についての放射能検査は正常に行われていますか。
○委員長(橋本
浩君)
○学校教育課長(並木
並木学校教育課長。
進君)
放射能検査は2学期に入りましても、順調に進んでいます。
翌日使用する生鮮食品はすべて検査しています。放射能等は検出されていません。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
○委員長(橋本
浩君)
戸田委員。
ありがとうございました。以上です。
これで戸田委員の通告に対する質疑を終わります。これより通告以
外に質疑のある委員の発言を許します。高萩委員。
○委員(高萩初枝君)
福祉課長に伺います。介護保険特別会計です。4点ほどあります。保
険料の収入未済額が479万880円、不納欠損額が107万9,800円あります。この説
明をお願いします。2点目は平成23年度の要介護認定事業の認定者数の状況、3点目は介護
保険給付事業についてです。具体的には認定者の内、施設入所者数、居宅サービスを受けてい
る人数、施設の待機者数等についてです。4点目は医療費の増加を抑えること、介護保険のサ
53
ービス給付費を抑えることです。そのためには介護予防事業を行うことによって、高齢者の皆
さんもいきいき暮らせるようになると思います。平成23年度の介護予防特定高齢者施策事業
と一般高齢者事業の具体的な事業内容とその結果について伺います。簡単明瞭で結構です。
○委員長(橋本
浩君)
埜嵜福祉課長。
○福祉課長(埜嵜久雄君)
保険料の未納者は実数で75名です。その内、うっかり未納の方
は9月12日現在、11名で19万4,800円がすでに納付済みです。不納欠損の状況です
が、実数は28件です。内容は財産等が無いことから不納とした事案が4件、
20万8,900円です。死亡によるものが4件、11万9,100円です。生活困窮による不
納が15件、52万4,000円です。その他として5件、22万7,200円です。その他の
内容は色々あります。滞納整理等で訪問しても生活実態はあるように思われますが、接触が不
可能なケースが含まれています。電気のメーターは回っていますが会うことができません。次
の認定者数の状況につきましてはお手元にお配りしました資料に換えさせていただきます。状
況は前年度から比べるとどの認定項目についても微増となっています。3点目の施設別給付費
ですが、施設入所や在宅の人数につては実数がでません。ざっくり説明します。人数は省略さ
せていただきます。給付費は平均です。特別養護老人ホームに1年間入所した場合の介護給付
費が一人当たり約360万円です。施設はこの金額プラス10%の利用者負担をいただく事に
なります。老人保健施設、栄町ではケアセンターになりますが、年間の平均が約480万円に
なります。但し、老人保健施設は6カ月で見直しになりますので基本的にはそれほど多くはあ
りません。1年間利用した場合の金額です。特別養護老人ホームの待機状況は平成23年度末
現在、栄町で申し込みされている方が83名でした。7月1日現在で再度集計した結果 は
76名でした。7名減となっています。入所されたり死亡されたりしたことが原因だと考えら
れます。要介護4及び5の方の人数を申し上げます。要介護5で待機されている方が24名、
要介護4で待機されている方が17名です。介護度が下がるごとによって人数は若干減ってい
る傾向です。どちらで待機していますかということですが76名中29名が居宅、30名が病
院、8名が老人保健施設、その他の方は施設です。予防事業ですが介護予防教室を実施してい
ます。平成23年度は43回実施しました。参加者が391名です。ご存じの方も多いと思い
ますが、脳トレという認知機能軽減予防の事業も実施しました。ふれあいプラザで17名の参
加で延べ20回、酒直台集会所で8名の参加で延べ15回実施しました。運動機能については
2団体が独自の活動をされています。町から支援し、5万円を補助しています。経費について
は町に専門の職員がいる場合は職員を脳トレのように専門の方が必要な場合は委託しています。
以上です。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
簡単明瞭な答弁、ありがとうございます。未納の状況です。75名の
内うっかり未納が11名ということですが、このほかはどのような状況ですか。
54
○委員長(橋本
浩君)
埜嵜福祉課長。
○福祉課長(埜嵜久雄君)
滞納保険料の徴収につきましては、特別徴収と普通徴収に大きく
分かれます。特別徴収は年金等から差し引きますので収納率は100%です。未納の方はすべ
てが普通徴収の方です。その中で、一番多いケースは年金が入るまで待ってくださいとか生活
費がぎりぎりなのでという方です。納付相談をさせていただき、遅れながらも尐しづつ納めて
いただいている方がほとんどです。接触できない5名の方については、生活実態がありますの
で悪質なケースかと思っています。納付を勧奨すべく訪問し接触は試みています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
全体的に高齢者の収入状況が悪くなっているからでしょうか。もう一
つは、聞いていて不思議に思いました。接触できないということは家にいないのでしょうか。
高齢者は勤めていない限り時間があるから家にいると思います。この辺はどのように考えれば
良いですか。
○委員長(橋本
浩君)
埜嵜福祉課長。
○福祉課長(埜嵜久雄君)
徴収に伺っている担当者から聞くと、居留守と思われるケースも
時々あります。介護保険料は強制的に徴収することはできません。納付相談の勧奨のチラシを
入れ帰ってきます。それが現状です。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
認定者数は項目ごとに微増だということですね。認定者数と介護度は
全国平均や県平均と比べるとどのような状況ですか。
○委員長(橋本
浩君)
埜嵜福祉課長。
○福祉課長(埜嵜久雄君)
栄町は高齢者が増えている割には、65歳から75歳までの俗に
言う前期高齢者が多いので、認定率は全国平均を若干下回っています。ただ今後は、非常に増
えることが予想されます。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
今後も認定者数が増える傾向がありますので、介護予防にもっともっ
と力を入れなければいけないと思います。介護予防教室は延べ43回で391人の参加があり
ました。その具体的な説明をお願いします。脳トレは特定高齢者の分だと思います。普通の介
護教室が一般高齢者の分だと思います。具体的に特徴的な部分を教えてください。
○委員長(橋本
浩君)
○福祉課長(埜嵜久雄君)
埜嵜福祉課長。
介護予防の内容ですが、先程申し上げたのは一般高齢者が対象に
なります。特定高齢者に対する介護予防につきましては、通所型介護予防ということで2施設
に委託しています。延べで15名の特定高齢者が参加しています。介護予防の内容は、介護予
防教室は運動機能向上のための予防、歯や入れ歯等の口腔衛生、栄養が偏った高齢者が見受け
られることから管理栄養指導をメインに行っています。
55
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
介護予防教室は健康保険課がいきいき広場として行っている事業です
か。
○委員長(橋本
浩君)
埜嵜福祉課長。
○福祉課長(埜嵜久雄君)
一般高齢者の方で、その他の方と一緒に共同で行っています。そ
の内の介護予防分の人数になります。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
参加者が391人ですが、具体的な周知はどのようにされていました
か。
○委員長(橋本
浩君)
埜嵜福祉課長。
○福祉課長(埜嵜久雄君)
基本的には介護予防検診に来た方全員にお知らせしました。また、
事業が確定した段階で町広報紙やホームページでお知らせしました。特に、健康診断の中で特
定高齢者の候補者としてピックアップされた方については全員、個別にお知らせをしました。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
具体的な事業は健康保険課と思います。竜角寺台でも専門職の方が見
えて良い事業だと認識しています。このような中、もっともっと人数を増やすためには担当課
は現在、そして来年度どのようにしていこうと考えていますか。
○委員長(橋本
浩君)
小出健康保険課長
○健康保険課長(小出善章君)
いきいき健康広場という名称で開催しています。各小学校区
で開催しています。年間、6回から13回くらい開催しています。竜角寺台小学校区は13回
開催していて一番多いです。先程、福祉課長からお話がありましたように、栄養、心の健康づ
くり、歯科医師の講話、運動、健康体操等を開催しています。平成23年度の町全体での実績
は延べ人数で496名の参加です。この数字は多分低いと思います。各地区のサロンや活動団
体との調整が上手く行っていなかったのが一つの原因であろうと思います。上手く調整ができ
た学区は実績として非常に多くの参加者がいました。今後は、地区の団体等と調整を図りなが
ら参加者を増やす方法を考えて行きたいと思います。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
福祉課長に伺います。先程、施設待機者の状況を説明いただきました。
76件中29名が居宅待機とのことでした。施設への入所を希望していながら自宅で家族の方
が見ている状況を担当課はどのように考えていますか。要するに、私が住んでいる竜角寺台で
も要介護認定を受けながら独居高齢者が自宅で暮らしていました。しかし、病気がちになり自
宅での暮らしが困難になったことから施設を探しましたが、入れる施設が見つかりませんでし
た。どうしたかというと、成田市にある介護付の有料老人ホームに何百万円も出して、二人が
入所する状況になっています。一生懸命に頑張って、自宅でペルパーを頼んでも包括ケアが導
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入されていないこともあり、自宅で生活出来なくなりどうしようもなくて、いざ施設に入ろう
と思っても待機者が多くて入れない。施設がこのような状態になっています。どのように考え
ますか。
○委員長(橋本
浩君)
埜嵜福祉課長。
○福祉課長(埜嵜久雄君)
国や県は寝たきりや重度痴呆の方が入る施設を中心に、介護機能
が付いた高齢者の方が安心して暮らせる、住宅の分野を広げて行こうというのが基本的な流れ
となっています。後期高齢者が増える時代は栄町でも確実に迫っています。それを見据えたう
えで特養の増床や新規の導入は近々交渉して、今は公募のやり方もあります。介護関係職員の
採用、国の介護給付費の単価の見直しが微妙に影響しています。その辺も含めて適切な時期に
はそのような方向性として進んで行きたいと考えています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(金島秀夫君)
他に質疑はありませんか。金島委員。
一 つ は 国民 健 康保 険 税の 関 係 です 。 12 1 ペー ジ で す。 予 算が
約6億1,200万円、収入済額が約6億2,100万円、不納欠損額が約1,490万円、収
入未済額が約3億8,200万となっています。収入済額は約6億2,100万で予算現額を超
えています。それと収入未済額と不納欠損額を足すと約3億9,700万になり、予算現額の
約65%になります。収入未済額、約3億8,200万円の内訳を教えてください。
○委員長(橋本
浩君)
小出健康保険課長。
○健康保険課長(小出善章君)
収入未済額については、例えば平成23年度は
7,241万7,000円あります。これが現年度で収入未済額になります。翌年度は滞納の未
済額に加わって行きます。これがだんだんと積みあがって約3億8,200万円になっていま
す。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(金島秀夫君)
○委員長(橋本
浩君)
金島委員。
この累積された金額についても徴収できる可能性はありますか。
小出健康保険課長
○健康保険課長(小出善章君)
徴収できない金額は不納欠損で処理します。収入未済額は現
時点では徴収できる可能性のある金額です。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(金島秀夫君)
金島委員。
どうしてこのようなことを聞くかというと、収入未済額はあまりにも
金額が膨大です。徴収できる可能性があるかは、担当課で分かると思います。例えば、徴収で
きそうだ、難しいなどの判断はあると思います。全く徴収できない金額ですか。不納欠損にな
ってしまう金額ですか。
○委員長(橋本
浩君)
小出健康保険課長
○健康保険課長(小出善章君)
徴収できていれば、金額はどんどん下がっていると思います。
金額が膨らんでいるのは徴収できていない金額が積みあがっているからです。どうしても徴収
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できない金額は不納欠損で落として行かないと収入未済額は減って行きません。不納欠損にす
る基準をしっかり判断していきたいと考えています。一方では徴収できるものはしっかりと徴
収していきます。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(金島秀夫君)
金島委員。
不納欠損額は約1,490万円あります。平成24年度の予算書には
この金額とほぼ同額の1,500万円がプラスされています。これは、何故なのか、素朴な疑
問を持ちましたので聞いています。あとで教えていただきたいと思います。
○委員長(橋本
浩君)
小出健康保険課長
○健康保険課長(小出善章君)
○委員長(橋本
浩君)
○委員(金島秀夫君)
分かりました。あとで自席にてお願いします。
金島委員。
住民課です。外国人が登用されると人口が増えると思います。それに
よって及ぼす影響もあると思います。例えば、高齢者医療費の問題です。計算すると6名ほど
増えていました。高齢者率はどちらで見るのか。次に、選挙があった場合です。選挙権が無い
人は除きますが、人口としての差が出てくると思います。その辺について教えてください。
○委員長(橋本
浩君)
金島委員に申し上げます。本日は、教育民生所管事業の決算審査特
別委員会です。後ほど、担当課にご確認ください。
○委員(金島秀夫君)
○委員長(橋本
分かりました。
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
介護保険の関係で伺います。支援、要支援、要介護で571名です。
この中で、平成23年度において認定が不服ということで不服審査請求がありましたか。また、
介護区分の認定変更が分かったら教えてください。
○委員長(橋本
浩君)
○福祉課長(埜嵜久雄君)
埜嵜福祉課長。
平成23年度、不服審査請求はありません。認定変更は毎月行っ
ています。手元に資料がありません。後ほど自席でお答えします。
○委員長(橋本
浩君)
他に質疑はありませんか。質疑が無いようですので、教育民生常任
委員会所管事項の審査を終わります。執行部の皆様、ご苦労様でした。この後、午後1時より
町長、副町長、教育長及び総務課長のご出席をいただき全体的な質疑を兼ねた意見交換を行い
ます。ここで、午後1時まで休憩といたします。
午前11時50分
休憩
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
午後
○委員長(橋本
浩君)
1時00分
再開
休憩前に引き続き会議を行います。町長、副町長、教育長及び総務
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課長の出席をいただきました。ここで、町長よりお挨拶をいただきたいと思います。岡田町長。
○町長(岡田正市君)
3日間の決算審査特別委員会、大変ご苦労様でした。懇談ということ
ですがお手柔らかにお願いします。本当に3日間ご苦労様でした。
○委員長(橋本
浩君)
ありがとうございました。委員の皆様、お聞きしたいことがあれば
お願いします。高萩委員。
○委員(高萩初枝君)
町長にお尋ねします。平成23年度決算では都市計画税、要するに市
街化区域の固定資産税×0.3%です。1億4,788万1,000円が歳入です。都市計画税
は都市計画事業に充てるものです。街路、公園、下水道を設備するときの財源として使えるも
のですが、ほとんど新たに整備する予定もありません。大部分が起債の償還に使われています。
下水道は市街化区域に限って敷設されている訳ではありません。下水道計画に沿って農村部に
敷設されている状況です。このような中、都市計画税の軽減は考えていませんか。
○委員長(橋本
浩君)
○町長(岡田正市君)
岡田町長。
軽減できるものならしたいと思いますが、農村部にも広げながら利用
料のアップ図り、また、利用料の軽減をするためにはもう尐し増やさなければならないと思い
ます。また、起債の償還という話が出ましたが、起債はまだ84億円もあります。これは、学
校の建設、下水道の整備、ふれあいプラザの建設等のあらゆるインフラ整備に対する借金です。
これらは、都市計画税の部分でも賄って行かないといつまでたっても町の財政はよくなりませ
ん。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
団地の住民からは都市計画税を納めているが、どのように使われてい
るかとの声があります。皆さんからすれば、下水道や公園や道路を造る、設備に要する財源だ
と理解していません。そのような中、街路や公園の草刈りは年間2回です。都市計画税をもっ
とそのようなことに振り向けてほしいと願っています。
○委員長(橋本
浩君)
○町長(岡田正市君)
岡田町長。
税金には都市計画税や町民税等の税収がありますがいちいち分けられ
ない状況です。都市計画税は償還だけでなく維持費も掛かります。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(高萩初枝君)
高萩委員。
都市計画税は目的税で設備を造る時しか使えません。整備はほとんど
終わっています。下水道事業は農村部に入っています。都市計画税を納めているのは市街化
区域に住んでいる方々です。そこで問題提起しました。税率を下げることも可能だと思います。
○委員長(橋本
浩君)
○町長(岡田正市君)
○委員長(橋本
浩君)
○委員(山田真幸君)
岡田町長。
下げる気はありません。
山田委員。
財政調整基金の件で伺います。本会議で10億円くらいは必要だと言
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われました。藤江元町長時代から大変な思いをしてきました。町長も議員時代、お金が無くご
苦労されたと思います。大変な時代を過ごしてきました。ここ2年から3年は経常収支比率が
好転してきました。平成23年度の決算では6億7千万円の財政調整基金ができた。市町村に
よって若干の違いはありますが、一般的は標準財政規模の10%から15%と言われています。
栄町の規模だと4億6千万円から6億9千万円です。毎年、3億円くらいは残っています。そ
こで思ったのは、役場庁舎も建設から28年くらい経っています。雤漏りがしています。自分
たちの仕事場は最後で良いだろうとなかなか修復できない。ふれあいプラザも建設から18年
くらいは経っています。町民が利用する施設でありながらお金が無い。藤江元町長が苦労して
建設した立派な施設です。特定の目的基金としていくらかでも積み立はできませんか。町民の
ためになると思います。お考えを聞かせてください。
○委員長(橋本
浩君)
○町長(岡田正市君)
岡田町長。
確かにおっしゃる通りだと思います。まちづくりのための基金は積み
たいと思っています。平成23年度は尐し基金が増えたと思います。この先も、基金が順調に
伸びて行く可能性は低いです。平成24年度は税収が2億円弱減ります。平成23年度と同等
の予算を編成するには、歳入が不足します。基金が順調に伸びて行けば、当然考えて行きたい
と思っています。基金が平成23年度と同様に2億円を積み立てられれば、駅前のまちづくり
や庁舎、ふれプラの修繕のためには必要なことだと思っています。現在のところ、借金が
84億円あります。負債の額については近隣市町と同じレベルまでもって行きたいと思ってい
ます。62億円くらいまで減らしたいと考えています。将来的には目的別の基金を作りたいと
思っています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
教育長にお尋ねします。決算委員会でも提言しました。担当課の努力
により、農業の活性化を図るため地元スーパーでは栄町産の農産物を扱っています。他の議員
からも話が出ています。一番大事なのは、地元の子どもたちに地元の方が生産した食材をどれ
だけ使用していただけるかを真剣に考えていただきたいことです。一つには機械の関係で規格
の問題をどのようにクリアしていただけるかです。素晴らしい販路もあります。食数もだんだ
ん減ってきています。小規模な給食センターになってきています。お米は100%ですが、他
にはイチゴや黒大豆です。野菜農家と契約栽培などのプロジェクトを作って給食センターへ搬
入してください。安全性の面では放射能検査をしていますので安全だと思います。教育長の考
えを聞かせてください。
○委員長(橋本
浩君)
○教育長(澤村保夫君)
澤村教育長。
学校給食に地産地消の食材を活用して欲しいという要望は教育長に
就任した時からいただいています。なかなか、実現できなくて申し訳なく思っています。でき
るだけ、真剣に来年度に向けて実現出来るように努力していきたいと考えています。
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○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
担当課長から正確な数字はいただきました。増えてはいると思います。
どのような壁があるのでしょうか。何の事業でも厚い壁はあると思います。逆にその壁を打ち
破っていく具体的なプロジェクトを作っていただきたいと思います。この件については、本橋
副町長にもお聞きしたいと思います。副町長に就任されて約6カ月が経ちました、また20数
年前には財政課長として勤務された経験もあります。学校給食の状況もご存じだと思います。
副町長としてのお考えをお聞かせください。また、6ヶ月経過した感想をお聞かせください。
○委員長(橋本
浩君)
本橋副町長。
○副町長(本橋
誠君)
給食については、理想的には地元の食材を児童生徒に食べていただ
くのが一番だと思います。先程、教育長が述べましたようにできるだけ地元の食材を使用する
努力はしていかないといけないと思います。私自身、勉強不足で何がネックなのか、購入経路
がネックなのか、食材を使う献立がネックなのか良く分かっていません。
○委員長(橋本
浩君)
○町長(岡田正市君)
岡田町長。
ネックは下場で畑が尐ないということです。1年通して野菜ができま
せん。ジャガイモなら春先の尐しの間、ネギなら夏先の尐しの間、玉ねぎも尐しの間、野菜は
年間通しての作付がなされていません。春しか出来ない、夏しか出来ない、秋しか出来ない、
冬しか出来ない作物もあります。冬場のためにジャガイモを夏場にいっぱい作付すると、今度
は冷蔵庫が必要になります。そうするとかなりのコスト高になります。栄町の場合、ある程度
の作物は作付できますが、年間を通しての作付は難し状況です。例えば、栄町の下場の人参な
どは色がつかない、橙色ではない、ジャガイモは掘って置いておくと目がでる、玉ねぎも目が
出てしまう、そのような点が一番のネックになっています。冷蔵庫や冷凍庫を備えた大農家が
出てきて作付けしていただければ良いと思います。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(戸田栄子君)
戸田委員。
当然、そのようなことは考えられます。しかし、イチゴなどは
365日使う訳ではありません。イチゴが収穫された時期に使用しています。人参や大根は収
穫された時期に使用する。給食材料に地場産を半分取り入れる。すべてを地場産に切り替えろ
とは言っていません。学校教育課長の説明では、米を入れて栄町産の食材は10%です。それ
を20%、25%に引き上げる手立てをお願いします。現状の中で地場産を100%使えとい
うような無茶なことは言いません。徐々に増やしていただきたいと思います。
○委員長(橋本
浩君)
○町長(岡田正市君)
岡田町長。
個々の農家に尐しでも良いから給食材料に回せと言っても無理があり
ます。給食材料を目的に作付けしていません。町で市場の相場より高く買ってくれれば作付け
してくれます。本当です。
○委員長(橋本
浩君)
本橋副町長。
61
○副町長(本橋
誠君)
給食の関係はよろしいですか。2問目の質問にお答えします。
25年ぶりに栄町役場に帰ってきました。役場は当時の若い職員が課長等になっていて、私を
支えてくれています。町自体は恐縮ですがそんなに変わっていないと感じています。そのよう
な中、財政的には厳しい中ですが一歩でも、二歩でも町の活性化ができればと考えています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(野田泰博君)
他に質疑はございませんか。野田委員。
平成23年度決算を見ますと経常収支比率が3.6ポイント上がって
います。つまり、町長の裁量で使える金額が尐なくなった。ただし、財政調整基金を尐し増や
しています。町税を見ると団塊の世代が1年から2年の間にどんどん退職し、税金を納める人
が尐なくなっています。財政の硬直化がまだまだ続くと言われています。財政調整基金が尐し
くらい増えたとしても、硬直化が続くと何かを削らなければなりません。町長が目指す子ども
や若い人を増やそうと言っても、近隣市町の子どもに対する扶助も良くなっています。各市町
は子ども獲得作戦を行っています。これから、財政はだんだんと硬直化して厳しくなるという
考えがあります。平成23年度決算でははっきり出ています。平成24年度までもっともっと
厳しくなって行く見通しですか。決算から見て将来の方向を教えてください。正確でなくても
良いです。
○委員長(橋本
浩君)
○町長(岡田正市君)
岡田町長。
感覚で申し上げます。人口が減り、生産年齢人口が上がってリタイア
してくる人達が多くなることから、当然もっともっと厳しくなると思います。税収が減っても
経費はなかなか落ちません。そのためには、町にどんどん住んでいただく施策をどんどん推し
進めて行きたいと考えています。そのためには、ある程度の投資が必要だと思います。例えば、
下水道も役場庁舎もふれプラも水道も3万人から4万人の人口がいれば経費は高くならなかっ
たと思います。人口が減っても経費は同じだけ掛かる。厳しくなると思いますが、投資しなけ
ればならない分野は投資をしていきます。
○委員長(橋本
浩君)
本橋副町長。
○副町長(本橋
誠君)
先程、山田議員からお話があったように全体的な財政状況は尐し好
転してきていると思います。町長が申しましたように、あまり小さな政府のような形になって
しまうと次の発展が無くなってくるので、その辺のバランスを考えて行きたいと考えています。
あまり数字にこだわりすぎると、なかなか次の一歩が踏み出せません。ある程度の財政秩序は
必要ですが、今回の経常収支比率が高くなっている一番の原因は国の臨時財政対策債が減って
いるからです。標準財政規模自体が約2億2,000万円くらいです。標準財政規模自体も減
っています。数値の検討、比較、分析は必要だと思いますが、あまりそれにこだわりすぎると
次の一歩が踏み出せません。バランスを取りながら行っていきたいと考えています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(野田泰博君)
野田委員。
平成23年度の歳入歳出を見ますと、色々と町が直さなければいけな
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い箇所を地震の関係で国が直してくれています。その分のお金が財政調整基金に回っています。
副町長が就任する前、私が考えたのは、財政調整基金が3憶円と尐ない時に4億円台に急に上
がったのは、職員の給料を削って千葉県で最低の給料にして何年間か我慢したからこのように
なったと感じています。そのような大変な思いをして蓄えた財政調整基金だと思います。昔か
ら、栄町の規模だと財政調整基金は10億円だと言われています。それを目指すのはよいこと
です。しかし、税収が減ってきている中、平成24年度はどうなるのかなという不安も尐しあ
ります。数字が事実を物語っています。
○委員長(橋本
浩君)
本橋副町長。
○副町長(本橋
誠君)
一番怖いのは、国の制度改正が財政に対して影響を与えると考えて
います。税収が減っても75%、減った分が交付税で増えていれば良いのです。地方交付税の
廃止の話まで出ている中、制度改正は大きな問題があると思います。私が分析したら、三位一
体改革の影響で平成16年と平成15年が一番影響を受けています。事質的な地方交付税が約
4億8,000万円減っています。税収も約7,500万円減っています。町にとって税収と交
付税が減るのが一番大きな問題だと思います。このままだと、税収は減っていくと思います。
税源の確保も考えて行かなければならないと思っています。
○委員長(橋本
浩君)
○委員(野田泰博君)
野田委員。
色々と教えていただきありがとうございます。一番厳しいのは税収も
交付税も減ったことです。税収が減ったのは我々の世代は給料が無くなってきた、我々の世代
は医療費を使うようになってきたことです。入らないのに使うのが多くなってきたことです。
自治体には平均の水準があります。今までは約束で国が減った分を交付税で入れてくれました。
副町長が言われたのは、入れてくれる分が制度改革で尐なくなるとパニックになるということ
ですね。でも、簡単に制度を変えたからと言って、交付税はこれだけですということはあるの
ですか。そうすると、国民が豊かな生活を送るための水準は保たれないと思います。
○委員長(橋本
浩君)
本橋副町長。
○副町長(本橋
誠君)
これは難しい問題です。例えば、国全体で合併を推進する場合には
合併した市町村にできるだけ多くのお金を配分する。そうすると全体のパイは決まっています
ので、合併しない市町村には交付税の配分が尐なくなってきます。国の政策の中でそのような
傾向も年度によってはございます。三位一体改革は影響を受けています。平成16年から平成
15年にかけて事質的な交付税が約4億8,000万円減っています。また、平成17年から
平成16年にかけての3億円が減っています。この時期は税収が約2,000万円増えていま
すが、交付税は3億円減っています。その頃、他の自治体には合併特例債等のお金が出ている
と思います。今後、どのような形が考えられるか分かりませんが、特に小さな町はアンテナを
高く張っていかなければならない世の中になっていると思います。
○委員長(橋本
浩君)
他に質疑はございませんか。質疑が無いようですので、全体質疑を
63
兼ねた意見交換を終ります。町長、副町長、教育長及び総務課長におかれましては、大変お忙
しい中ありがとうございました。以上で、3日間に渡ります平成23年度各会計決算審査に伴
う質疑を終了します。
これより決算審査特別委員会として採決に入ります。採決は決算ごとに行います。
初めに、認定第1号について採決いたします。認定第1号、平成23年度栄町一般会計歳入
歳出決算の認定について、認定することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○委員長(橋本
浩君)
挙手全員。よって、認定第1号、平成23年度栄町一般会計歳入歳
出決算の認定については、認定すべきと決定いたしました。
次に、認定第2号について採決をいたします。認定第2号、平成23年度栄町国民健康保険
特別会計歳入歳出決算の認定について、認定することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○委員長(橋本
浩君)
挙手全員。よって、認定第2号、平成23年度栄町国民健康保険特
別会計歳入歳出決算の認定については、認定すべきと決定いたしました。
次に、認定第3号について採決をいたします。認定第3号、平成23年度栄町後期高齢者医
療特別会計歳入歳出決算の認定について、認定することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○委員長(橋本
浩君)
挙手全員。よって、認定第3号、平成23年度栄町後期高齢者医療
特別会計歳入歳出決算の認定については、認定すべきと決定いたしました。
次に、認定第4号について採決いたします。認定第4号、平成23年度栄町介護保健特別会
計歳入歳出決算の認定について、認定することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○委員長(橋本
浩君)
挙手全員。よって、認定第4号、平成23年度栄町介護保険特別会
計歳入歳出決算の認定については、認定すべきと決定いたしました。
次に、認定第5号について採決いたします。認定第5号、平成23年度栄町公共下水道事業
特別会計歳入歳出決算の認定について、認定することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○委員長(橋本
浩君)
挙手全員。よって、認定第5号、平成23年度栄町公共下水道事業
特別会計歳入歳出決算の認定については、認定すべきと決定いたしました。
なお、決算審査特別委員会の委員長報告の作成は委員長に一任願います。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎ 閉
○委員長(橋本
会
浩君)
これで、本日の会議を閉じます。以上をもって決算審査特別委員会
64
を閉会とします。3日間に渡り、ご苦労さまでございました。
午後1時40分閉会
上記会議録を証するため下記署名いたします。
平成25年2月22日
決算審査特別委員会
委員長
65
橋
本
浩