建設法規 C5・前期 専門科目・選択 4.災害を防ぎ,環境を守る技術 の

授業科目名
建設法規
履修年次・学期
C5・前期
科目区分
専門科目・選択
教育目標との対応
4.災害を防ぎ,環境を守る技術
の基礎的な知識がある
単位数
1(学修単位・JABEE 認定)
オフィスアワ-
火曜日以外の放課後
担当教員名
大屋 誠・山田裕巳
授業点検教員名
C 科 新人
JABEE 科目区分
専門工学
JABEE 学習・教育目標
との対応
5-1:
「システムづくり」のための
基礎的な工学能力がある
総時間数
授業概要
到達目標
45 時間(授業 30 時間+自学自習 15 時間)
社会基盤整備や建築物の計画・設計・工事管理等を対象とする建設分野において、建設
産業の仕組みを学び、建設行政、施主、設計者、施工者として仕事をする上で必要な関連
法令を学ぶ。
建設分野で仕事をする場合、健全な産業育成や技術水準の確保、あるいは安全対策およ
び環境の保全について、多くの法律により適切な開発計画や施設の築造となるよう指導と
規制を受けている。このように建設関連の各種の法律が、行政や産業界が適切に活動し施
工するよう整備されている。これらの法律を建設法規と呼ぶ。
本講義は、このような法規を学び、社会に出た際に、法違反も無く環境にも配慮した社
会基盤や建築物を整備できるように内容が構成されている。また、卒業後、各種の資格試
験が取得可能となるような内容を目指しており、各種法規集を適切に参照し、建設分野に
おける法規的な課題を解決できる能力を養成する。
本講義の内容は、 施工管理技士や建築士の資格試験に合格するレベルに相当し、大学水
準である。教育目標の 5-1「システムづくり」のための基礎的な工学能力があるに対応する。
(1)
(2)
(3)
建設・労務・安全関係法、建築基準法等の計画や開発関連の法律を説明できる。
国土利用関係法,都市開発関係法,環境保全等の計画や開発関連の法律を説明でき
る。
各分野について,基準や規制についてレポートすることができる。
全出席(実験系)
成績評価方法
・評価基準
教科書
(参考書)
履修ガイドライン
○
出席要件無
到達目標(1)について中間試験で,(2)について期末試験で評価する.中間と期末それぞれ
の試験(各 100 点満点)
(中間得点*0.5+期末試験得点*0.5)によって評価する。
60 点以上を合格とする。
教科書:よくわかる建築基準法 鈴木ひとみ,杉原仁美著,日本実業出版社
土木施工管理技術テキスト法規編 地域開発研究所
参考書:建設産業時点 建設産業氏研究会,鹿島出版会
必要に応じプリントを配布する。
自学自習12時間+試験準備3時間

その他
2/3 出席
1 回の講義(90 分)あたり 90 分の予習復習(課題を含みます)をしているものとして
講義を進めます。
 法に関連する分野・社会上の問題についてレポートを課します。自らの考察を加え、
レポートを作成してください。
本講義は,建設分野において計画や施工が法律違反となり事業が頓挫するか遅延するこ
との無きよう,技術資格を取るための内容に構成されています.
授業計画・内容
建設産業の構造と入札契約制度、品質保証に関する講義を行う。
労働関係法 - 労働基準法と労働安全衛生法 -
第2回
実施日
/
建設と法規
第1回
実施予定日
/
労働基準法の理念、労働契約など労働者の労働条件に関する基本的な法律について学習する。また、職場
における労働者の安全及び衛生の確保の基礎となる労働安全衛生法について学習する。
建設業を営む上での法律
第3回
- 建設業法,技術者制度、建築士法 -
/
建設業法の目的を理解し、建設業の許可制度、建設工事の適正な施工を確保するための諸規定などについ
て学習する。また、各種技術者制度(施工管理技士、技術士、建築士など)について解説する。
土木分野 - 土木分野の概要
第4回
土木技術の特質,土木事業の仕組み,公共事業と積算体系等について学習する。
国土と安全 - 道路法,河川法,災害対策基本法,水防法,砂防法,地すべり等防止法 -
第5回
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都市計画に関する基本的な考え方、七つの規定、まちづくり 3 法について学ぶ。
環境保全関係
第7回
/
道路法や河川法など、
「安全な国土づくり」を行う上で必要となる基本的な法律について学習する。
都市計画と都市づくり - 都市計画法,まちづくり 3 法 -
第6回
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- 公害対策基本法,大気汚染防止法,水質汚濁防止法,騒音規制法 -
/
排ガスの規制による健康保護と環境保全のために,煤煙の排出規制,総量削減計画についての大気汚染
防止法を学ぶ.また,公共用水域の汚濁防止と健康保護についての水質汚濁防止法,および騒音規制法に
ついて講義する.
中間テスト
第8回
第1回から第7回までの範囲でテストを行う。このテストの割合は 50%である.
テストの返却,建築基準法の概要と制度規定
第9回
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第 9 週から第 14 週までの範囲でテストを行う。このテストの割合は 50%である.
テストの返却
第 16 回
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建築物の構造,防災,防火,避難,設備等について学習する。
期末試験
第 15 回
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高さ制限について学習する。
建築基準法 - 単体規定 -
第 14 回
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容積率について学習する。
建築基準法 - 集団規定 (その4)-
第 13 回
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建ぺい率について学習する。
建築基準法 - 集団規定 (その3)-
第 12 回
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用途地域について学習する。
建築基準法 - 集団規定 (その2)-
第 11 回
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中間テストを返却し、解説を行う。建築基準法の目的と概要、建築関連の法体系、用語定義を習得する。
建築基準法 - 集団規定(その1) -
第 10 回
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期末テストを返却し、解説を行う。
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