県外投資家が岡山の不動産に注目

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集
県舛投資家が口山の不動藤に注目
安全度ランキング上位で人気に 今年に入り引き合い急増
今年 に入 ってか ら中古 アパ ー ト・ 賃貸 マ ンシ ョンなど投
資物件 の 売買 が活 発 にな つている。地元不動産事業者 では、
県外 の個 人投資家 による引 き合 いが 増加 。震 災以降 、 さま
ざまな媒体 で発 表 され る安全度 ランキングで、岡山県が上
位 にあることが一因のよ うだ。今 、岡山の不動産市場 に何
リーマ ンシ ョック以 降、低 空 飛行 を
続 けて い た 県 下 の不 動 産投 資が、年 初
か ら中古 アパ ー トや 中古 賃貸 マ ンシ ョ
ンの 1棟 買 い な どを 中心 に活発 化 して
い る。 不 動 産仲 介 事 業 な ど展 開す る棚
ウ ェー ブハ ウス (岡 山市北 区辰 巳 2市 川周 治社 長 、 資本 金 1000万 円)
で は、 昨年 に比 べ 仲 介件 数 の 伸 びが 約
108、
が積 極 的 に物 件
を探 して い るJ
現 在 15ο/ο 程 度 に
県外投 資家 の
岡 山 へ の 注 目度
時動 い て い た の は、 フ ァ ン ドや機 関投
資家 が 中心 。 今 回 は県外 の個 人投 資家
が 高 まった の は、
兵B大 文 夫 !?
あFJに 住 家万
本大震災以 降 さ
ど
そ
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ヽしヽ
住居iよ
関東脱 出 I本 気 で移住 マニ ュアル (イ
ース ト・ プ レス刊 )で は岡山市 が安全
で暮 ら しやすい都市 ラ ンキ ン グの トッ
プ と して紹介 された
僅 3)ViЫ On 2012夏 季 特別号
上!!
者 に 占 め る県 外
投 資家 の 割合 が 、
まで増加 した。
「移 佳 」
マニユアル&
レポート。
¬嘩
中
測
た投 資物 件 購 入
市 川社 長 は「 リーマ ンシ ョック前 の
2006年 に も ミニバ ブルが あ ったが 、 当
本 関
裏 東
マ で 脱
出
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は 5°/ο 程 度 だ っ
5割 に達 した。
表犠、
析木、
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薫京、
神奈川L埼 玉,千 葉。
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と話 す ① 同 社 で
亀
県外個人投資家の狙いは中古収益物件
回
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が起 こってい るの か追 つた。
昨 年 3月 の 東 日
ま ざ まな媒 体 が
こぞ っ て 県 別 や
ウェ ー ブハ ウ スが投 資家 向 けに購 入 した岡 山駅前 の商 業 ビル
(中 央 )。 中古 アパ ー ト、 中古賃 貸 マ ン シ ョ ンを中心 に オ フ ィ
ス ビル に も引 き合 いがある
都市別 の安全度 ラ ンキ ングを発 表 し、
大 きな活断層がほとん どな く原子力発
電所か らも100kal以 上離れている「岡山
市Jが 多 く取 り上 げ られてか ら。国土
交通省が 5月 に発表 した「不動産投資
家 ア ンケー ト調査」 (機 関投 資家姑象
の投資判断時の諸要素 の重視度調査で、
自然災害 リス クの有無 と対策状況 につ
いて「大いに重視す る」「重視する」の
福 岡 を対 象 に イ ン ター ネ ッ トの 不動 産
サ イ トで物件 を探 した とい う。
合計が「 これまで (の 判断の仕方)」 の
44ο/ο に対 し、
「今後 (の 判 断 の仕方 )」
では86.3ο/ο に達す ることか らも、災害
リス クの低 さが投資の要件 に浮上 して
い ることが分かる。
県外 で保険代理店 を経 営 し、 このほ
さ らに、 A氏 に よる と「地 価 が安 い た
め 固定 資産税 が 安 く、見 た 日の利 回 り
以外 に もメ リ ッ トが あ る点 も魅 力」 と
)
ど岡山市 内 の収益物作 を購入 した A氏
は、東 日本大震災後、「安全 な街が今後
発展するのではないか」 と読 んで岡山、
また、 岡 山が利 回 りの 面 で意 外 に優
良 な こ と も県 外 か らの 投 資 を後 押 し。
大都 市 部 で はす で に利 回 りの 良 い 物件
は枯 渇気 味 で、8ο/ο で も優 良物 件 。 一
方 岡 山 は全 国的 に見 て も地 方都 市 に し
て は家 賃相 場 が値 崩 れ してお らず、8
∼ 12ο/ο 程度 の物件が まだ まだあ る状態。
い う。
そ の 結 果 、所 有者 が相場 よ り高 い価
格 設定 で 売 り出 して い る買 い手 の なか
った塩 漬 け物件 までが動 き出 し、 仲介
件 数 を押 し上 げて い る と市 川社 長 はみ
て い る。
岡山人気の要因
め る数億 ∼数 十億 円規模 の物件 が枯 渇。
①策害 リスクが低いとい うイメージ
福 岡 な ど政 令 指 定都 市 で も規 模 の大 き
い都 市 で は品不足気 味で利 回 りも低 く、
西 日本 の都 市 の 中 で は利 回 りの 良 い 岡
②大都市国の投資物件不足
③政令指定都市の中でも高 い利回 り
新築工事もフル稼画
人気 な のは 中古物件 だ け ではない。
賃貸 マ ンシ ョン建設事業者で専 門誌 の
中四国賃貸住宅着 工戸数 ラ ンキ ング 2
年連続 1位 の新和建設い (岡 山市北区
辰 巳36-114、 田淵満希雄社長、 資本
金3000万 円)は 、現在 フル稼働 で投資
物件 を建設 してい る。
同社 の場合、県外か らの引 き合 いが
増 えて い るものの県内投資家 の依頼 も
急増 して いるため、県外か らの依頼 ま
で手が回 らな い状態 にある。建設の前
段階 の土地 情報 の照会 は昨年か ら倍 増
して い る とい う。茂 山健 二 副社 長 は
「県内の投資家 だけに岡山駅前へ のイオ
ン進出や医療機 関の充実な ど地域 のプ
ラス要因に詳 しいが、今 はそれ以上 に
安全度 を重視 しているようだ。災害 リ
スクの低 さが将来の人 口増加や地域の
岡山県企業立地推進課
安全度が企業立地後押 し
依然高い企業の関心
山が注 目されてい るとい うわ け。最近
では住宅系 だけでな くオフイス ビルの
引 き合 い も出だ した とい う。一 方震災
関連では、パー クホームズ桑 田町 レジ
デ ンスの 2割 強が避難用、 セカン ドハ
活性化 につ ながるのでは とい う期待感
が感 じられる」 と話 してい る。
同社 ではこの投資熱 は しば らく続 く
ものとみてお り、「消費税 の駆け込み需
要 も控 えてお り、 さらに引 き合 いが増
ウス として購入 した首都 圏、関西圏 の
客 で、実用 目的の動 きが 日立つ。
ただ、今後 については「そ ういった
動 きを受け、安全度の高 さで岡山市が
発展す る とプ ロ個人投資家が判断すれ
加す るのでは」 と期待。今後「県外投
資家 の要望 に もこた えられるよ う早急
に射策 を考えたい」 と話す。
ば、注 目される可能性 はある」 と中野
昇司支店長。 イ ンター ネ ッ トで投 資物
件 を探す層 と比較 し、物件選定 におい
て慎重 に精査 す るプ ロ個人投資家だけ
に、実利が期 待 で きる ことが分かれば
大手は今後に期待
一 方、 よ り高額物件 を封象 に投 資す
るプ ロ個人投資家 では少 々事情が異 な
るようだ。三 井 の リハ ウスを展 開す る
三井不動産 リアル ティ中国い 岡山支店
による と、安全度 を重視 して とい う よ
り 3大 都市国 の 品不足か ら政令指定都
市 に対象が広が る中で 岡山市内の物件
にも引 き合 いが増 えている状態 と話す。
3大 都市 圏では数百億 円規模 の大 開
動 き出す とい う読み だ。地震 リスクに
敏感 なファ ン ド系 も徐 々 に動 きつつ あ
ることも追い風 となる可能性があると
予測す る。
課題 は中古 アパー ト、中古賃貸 マ ン
シ ョンと異 な り、対象 となる規模 の大
きい賃収系 の投資物件が少 ない点。遊
休不動産 を抱 える企業や地元資産家の
動 きが注 目される。
発 はあるものの、 プ ロ個人投 資家が求
「緊急の案件か ら長期的 に検討す べ き案
やアセス メ ン トな どの手 続 きを終 えた
件 に変化 したもので、 リスク分散への姿
後 、事業者 に売却 し、民 間主導で開発、
勢 自体は変わ つていなしヽ
」 と話す。 7月
23日 に東京都で開しヽ
た企業立地セミナー
誘致を進める手法を採用。立地企業には、
県営企業団地へ の立地 と同程度の支援策
を準備する。
震災後、災害の少ない岡山に注 目した
には250人 の定員を超 える企業関係者が
のは投資家だけではない。企業も事業継
参加するな ど依然注 目度は高 い。◆後も
現在開発事業者などへの ヒア リングで
続のための リスク分散の観点か ら岡山に
災害 リスクの低さを前面 に押 し出 し企業
る。年内には
計画の精度向上を進めてしヽ
注目している。
誘致に努める考えだ。
計画をまとめ議会 に報告 し、来年度当初
2011年 度の企業立地状況を見ると24件
のうち災害 リスク回避を狙 つた立地が帥
日立製作所 (東 京都 )、 御 TOKAIコ ミュ
ニケー シ ョンズ (静 岡県)と 仰両備 シス
リスク分散へ新企業団地
県有地 27万 爾開発を計画
テムズ (岡 山市)の 共同開発、lttlド ン レ
具企業立地推進課 は、災害 リスク分散
ニー ズの受け皿 と して新 しい企業団地の
ミー (東 京都 )、 オ カモ ト通商仰 (同 )
開発を立案中だ。
の 4件 に上 った。さ らに専用窓口に寄せ
開発の対象 と しているのは、岡山空港
られた地盤、津波被害の想定、電力需給
と県 リサーチパークの中間に位置する県
などについての問い合わせは約 1年 間で
が保有する山林約 27万 面。約 20年 前 に第
140件 に達 し、現在も交渉継続中の案 件
2リ サ ーチパ ー ク用 地 と して取 得 した
が多いとしヽ
う。
が、企業立地の減速で計画が凍結された
電力需給の危機的状況が一段落 した昨
年末以 降、間 い合 わせ は減 つたが 県 は
予算で事業費を確保 したい考え。
土地だ。
開発計画地
整備計画 を公募 した上で保安林の解除
ViЫ on
2012夏 季特別号
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