和歌山・有田市の「ペットボトルの水道水」が販売本数 1万6000本突破

和歌山・有田市の「ペットボトルの水道水」が販売本数1万6000本
突破 - 和歌山経済新聞
和歌山・有田市の「ペットボトルの水道水」が販売本数
1万6000本突破
2016年06月01日
瓶詰め炭酸水の「有田日和 しゅわっ」(左)とペットボトルの水道水「有田日和」
有田市が販売している水道水「みかんの里のおくりもの 有田日和」シリーズが5月、累計販売本数1万6000本を
突破した。6月1日からの水道週間を迎え販売に力を入れる。
同市は昨年9月、良質な水道水を市内外にPRするとともに、災害用物資として活用するために保存期限5年間の
「有田日和」(500ミリリットル入り=100円)の製造・販売を始めた。初年度の生産数は1万8000本。
同10月には水道水を使った炭酸水「有田日和 しゅわっ」(350ミリリットル入り=100円)の販売も始めた。
今年6月までに販売した本数の内訳は、「有田日和」が1万4544本、「有田日和 しゅわっ」が2280本という。
市水道事務所の桑原伸浩さんは「有田市では地下水をくみ上げて水道水にしている。水質がよくミネラルも豊富
で、ろ過のコストも安い。使用量は人口減少の影響もあり減少傾向にあるが、老朽化する水道設備のメンテナン
スを行い、これからも安全な水を安定して市民に届けたい」と話す。
和歌山県内では、串本町、高野町、橋本市がすでに、地域の水道水をペットボトルに詰めて販売・備蓄用にする
取り組みを行っており、有田市ではこれらの先行事例を参考に販売を決めたという。
市経営企画課の馬場景子さんは「水道水を販売することに不安もあったが、ボトルウオーター、炭酸水ともにか
わいらしいパッケージデザインと好評。備蓄用や市外へのPRはもちろん、市民にとっても水道水を見直すきっ
かけになれば」と話す。
有田市在住の40代女性は「有田市の水道水はペットボトルで売り出すだけあり、和歌山市や海南市と比べても
おいしい」と話す。
同市内のコンビニ、スーパー、薬局など各種商店ほか、インターネットでも販売する。
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