第758号 - 山形県医師会

DIC416
第758号 昭和27年8月21日第3種郵便物認可〔山形県医師会会報〕 平成26年10月10日発行
平成26年10月10日発行(毎月10日発行)昭和27年8月21日第3種郵便物認可〔山形県医師会会報〕
第758号
表 紙 写 真
「エレガント」
鶴岡市 三 原 一 郎
あつみ温泉ばら園には、約90種3,000本のバラが植栽されています。6月から10月
まで次々と咲き楽しませてくれます。毎年一番咲きの見頃の6月には、ばら園祭りが
盛大に行われています。写真は、今年の6月に撮ったものですが、薔薇は、ゴージャ
スで、大好きな被写体のひとつです。
生涯教育のお知らせ
開催日時及び場所
主な演題及び講師
「スポーツの功罪」
11月1日㈯
14:00~15:00
みゆき整形外科クリニック院長 齋藤 聰
山形市
山形市保健センター
11月1日㈯
15:00~16:00
「上肢の傷害―スポーツ傷害を含む―」
朋仁会整形外科
北新東病院札幌手外科・手の先天異常センター長 荻野利彦
山形市
山形市保健センター
取得単位
会の名称及び主催者又は連絡先
日医生涯教育
1単位
市民公開講座
「健康スポーツと不健康スポーツ」
山形県医師会
察0236665200 (川崎)
日医生涯教育 1単位
日医認定健康スポーツ
医学再研修 1単位
日医認定産業医
(基礎研修後期1単位
又は生涯研修専門1単位)
日本整形外科学会
(専門医1単位又は
認定スポーツ医1単位)
健康スポーツ再研修会
山形県医師会
察0236665200 (川崎)
「山形県住民データに基づくCKD診療」
11月5日㈬
18:45~20:15
山形大学医学部内科学第一講座准教授 今田恒夫
寒河江市
グランデール寒河江
日医生涯教育
1.
5単位
寒河江市西村山郡医師会学術講演会
「GLP-1受容体作動薬による糖尿病治療の新展開」
11月5日㈬
19:30~21:00
関西電力病院糖尿病・代謝・内分泌センター部長 矢部大介
山形市
アストラゼネカ山形分室
日医生涯教育
1.
5単位
Di
abet
esTV Sympos
i
um
11月7日㈮
18:30~20:00
山形市
村山保健所
「ウイルス性肝炎の最新標準治療について」
山形大学医学部第二内科 齋藤貴史
日医生涯教育
1.
5単位
ウイルス性肝炎最新標準治療研究会
11月7日㈮
19:00~20:30
山形市
山形国際ホテル
「高齢者における閉塞性肺疾患を考える
日医生涯教育
~高齢者喘息:COPDとのオーバーラップ~」 1.
5単位
大阪市立大学大学院医学研究科呼吸器内科学教授 平田一人
寒河江市西村山郡医師会
察0237864291 (加藤)
アストラゼネカ㈱
察0227222172 (近藤)
県健康福祉企画課薬務・感染症対策室
察0236302315 (濱本)
Symbi
cor
t5t
hanni
ver
sar
y
Symposi
um i
nyamagat
a
アストラゼネカ㈱
察0227222172 (中瀬)
生涯教育のお知らせ
開催日時及び場所
主な演題及び講師
取得単位
会の名称及び主催者又は連絡先
「診療ガイドラインからみた腰痛の診断と治療 -運動療法の有用性-」 日医生涯教育
11月8日㈯
15:00~18:00
岩手医科大学整形外科教授 土井田 稔
2単位
山形市
「膝関節動態解析の新展開」
山形国際ホテル
愛媛大学大学院医学系研究科整形外科教授 三浦裕正
【参加費:1,
000円】
第77回山形整形外科研究会
11月11日㈫
18:30~20:30
山形市
山形国際ホテル
11月12日㈬
18:45~19:45
山形市
山形市立病院済生館
11月12日㈬
18:30~20:30
天童市
天童ホテル
11月14日㈮
18:30~20:00
三川町
庄内総合支庁
11月15日㈯
14:00~18:00
山形市
大手門パルズ
【参加費:1,
000円】
11月15日㈯
16:15~17:15
山形市
山形国際ホテル
【参加費:1,
000円】
第一三共㈱
察0236252821 (鷹羽)
「Br
ugada型心電図に出会ったら」
山形大学医学部附属病院第一内科病院教授 渡邉 哲
「冠動脈および全身のカテーテルインターベンション治療」
山形県立中央病院循環器内科 玉田芳明
日医生涯教育
2単位
循環器検診研修会
「がん治療症例検討会」
(放射線、緩和ケア、外科)
日医生涯教育
1単位
第38回済生館がん治療症例検討会
「高齢者の慢性の痛みに対する有効かつ安全な薬物療法を考える
日医生涯教育
~」 2単位
~J
apanpai
nAs
s
es
s
ment& Tr
eat
ment
仙台ペインクリニック石巻分院院長 川井康嗣
山形県医師会
察0236665200 (鈴木)
山形市立病院済生館第二診療部外科
察0236255555 (守本)
第191回三郡市医師会合同学術講演会
北村山地区医師会
察0237552810 (大貫)
「ウイルス性肝炎の最新標準治療について」
日本海総合病院消化器内科 鈴木義広
日医生涯教育
1.
5単位
ウイルス性肝炎最新標準治療研究会
「抗血栓薬服用者に対する内視鏡診療とNEWS」
東京大学医学部附属病院光学医療診療部准教授 藤城光弘
日医生涯教育
4単位
第35回山形県消化器治療内視鏡研究会
県健康福祉企画課薬務・感染症対策室
察0236302315 (濱本)
エーザイ㈱
察0236320116 (田中)
「初発統合失調症のMRS研究から見えてきたもの」
産業医科大学精神医学教室診療教授 吉村玲児
日医生涯教育
1単位
第43回山形心身医学研究会
山形大学医学部精神科
察0236285322 (宍戸)
生涯教育のお知らせ
開催日時及び場所
11月15日㈯
17:00~18:00
主な演題及び講師
会の名称及び主催者又は連絡先
日医生涯教育
1単位
東北大学艮陵同窓会山形県支部特別講演会
「警察の検視と医師の検視立会(検案)」
山形県警察本部刑事部捜査第一課統括検視官 齋藤 茂
山形市
「死体のみかた-東京都監察医務院を参考にして」
ホテルメトロポリタン山形
山形大学医学部法医学講座教授 山崎健太郎
日医生涯教育
2単位
死体検案研修会
11月22日㈯
14:00~
日医生涯教育
2単位
糖尿病市民公開講座
山形市
山形グランドホテル
「東北大学医学部の現状とこれから」
東北大学大学院医学系研究科医学部
外科病態学講座腫瘍外科学分野教授 大内憲明
取得単位
11月17日㈪
18:30~20:30
新庄市
新庄市民プラザ
「世界糖尿病デーについて」
山形県立中央病院副院長 間中英夫
「糖尿病と上手につきあう食事療法 ~外食等の活用~」
山形県立中央病院管理栄養士 久合田美穂
「看護師がサポートする糖尿病」
寒河江市立病院看護師長 渡辺ひろみ
「今日から始める糖尿病予防」
済生会山形済生病院内科 山口 宏
11月22日㈯
13:00~16:00
東北大学艮陵同窓会山形県支部事務局
察0236888733 (岡部)
山形県医師会
察0236665200 (栗原)
山形県医師会
察0236665200 (鈴木)
基調講演
「医療安全における災害対策 ~東日本大震災から3年、
山形市
学術的検証からみえる医療従事者の使命~」
山形県看護協会会館
赤塚クリニック院長 赤塚東司雄
シンポジウム 「医療安全における災害対策」
日医生涯教育
3単位
第5回医療安全やまがたフォーラム
11月28日㈮
19:00~21:00
「これからのCOPD治療戦略」
和歌山県立医科大学内科学第三教室講師 松永和人
日医生涯教育
1.
5単位
山形県臨床内科医会学術講演会
「CTO-PCI
最近の話題」
豊橋ハートセンター循環器内科部長 土金悦夫
日医生涯教育
3単位
第40回山形冠疾患治療検討会
山形市
ホテルキャッスル
11月29日㈯
15:00~18:00
山形市
大手門パルズ
山形県医師会
察0236665200 (大泉)
山形県臨床内科医会事務局
察0236665200 (金子)
エーザイ㈱
察0236320116 (鷲見)
がんネットTVカンファレンス
開催日時及びテーマ(担当)
会 場
取得単位
山形県立中央病院
第4会議室(3階)
日医生涯教育
1.
5単位
11月13日㈭ 17:30~19:00
多地点合同メディカルカンファレンス
「原発がんごとの骨転移の集学的治療戦略」(
大阪)
11月27日㈭ 17:30~19:00
「がん治療における歯科との医療連携」(中央)
産
開催日時及び場所
11月13日㈭
18:30~
新庄市
ゆめりあ
11月18日㈫
18:00~
山形市
山形国際ホテル
11月20日㈭
18:30~
米沢市
米沢市医師会館
会の名称及び申込先
業
医
研
主な演題及び講師
修
山形県立がん・生活習慣病センター
察0236852616 (平田)
会
取得単位
実施主体者及び申込先
「労働安全衛生法の改正について」
新庄労働基準監督署安全衛生課長 髙橋健一
「産業医のための皮膚病講座」
つばさ皮膚科院長 橋本秀樹
基礎研修 後期 2.
0単位
又は
生涯研修 更新 1.
0単位
専門 1.
0単位
新庄市最上郡医師会
察 0233221151
「ヒューマンエラーと人間の行動特性」
三河労働安全コンサルタント事務所 三河修司
「産業医が行う就業措置・支援の実際」
山形県医師会理事 神村裕子
基礎研修 後期 2.
5単位
又は
生涯研修 専門 2.
5単位
山形県医師会
察 0236665200
「最近の労働衛生の動きについて」
米沢労働基準監督署安全衛生課長 梅木繁則
「弊社の事業と安全衛生への取り組み」
米沢ダイヤエレクトロニクス㈱環境保安室長 田上保徳
「産業医活動の現状「意見交換・質疑」」
米沢市医師会副会長 中條明夫
基礎研修 実地 1.
0単位
後期 1.
5単位
又は
生涯研修 更新 0.
5単位
実地 1.
0単位
専門 1.
0単位
米沢市医師会
察 0238230386
産
開催日時及び場所
11月27日㈭
14:00~
酒田市
特別養護老人ホーム
寿康園
11月27日㈭
18:00~
新庄市
ゆめりあ
11月29日㈯
16:00~
新庄市
大地会館
業
医
研
修
主な演題及び講師
会
取得単位
実施主体者及び申込先
「職場巡視について」
山形産業保健総合支援センター産業保健相談員(産業医学)
医師 菅原 保
山形産業保健総合支援センター産業保健相談員(労働衛生工学)
労働衛生コンサルタント 斉藤 誠
生涯研修 実地 2単位
「作業環境測定の基本」
株式会社テトラス 本間直人
「産業医が行う就業措置・支援の実際」
山形県医師会産業医委員会委員長 菅原 保
基礎研修 後期 2.
5単位
又は
生涯研修 専門 2.
5単位
山形県医師会
察 0236665200
「禁煙外来を始めよう」
社会医療法人公徳会トータルヘルスクリニック 川合厚子
「新庄病院における肺がん治療の現状」
山形県立新庄病院外科 松本秀一
「未成年に対する禁煙外来のノウハウ」
山形県立新庄病院放射線科 大竹修一
基礎研修 後期 2.
0単位
又は
生涯研修 専門 2.
0単位
山形県医師会
察 0236665200
山形産業保健総合支援センター
酒田地区医師会十全堂
察 0234220558
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
1
目 次
生涯教育のお知らせ
がんネットTVカンファレンス
産業医研修会
お知らせ
“じん肺管理区分申請”時の注意事項について………………………………………………………………… 2
RI
Cとの契約のご案内……………………………………………………………………………………………… 2
PMDAからの医薬品適正使用のお願い…………………………………………………………………………… 3
YBCラジオ番組「ドクターアドバイスできょうも元気」放送中……………………………………………… 9
第34回「やまがた健康塾」のご案内……………………………………………………………………………… 9
山形県医師会会員専用ページのアカウント及び
メールによる周知文書の自動配信・メーリングリストについて……………………………………… 10
表彰
厚生労働大臣表彰 齋藤 壽一先生…………………………………………………………………………… 11
厚生労働大臣表彰 國井兵太郎先生…………………………………………………………………………… 11
地域医療情報ネットワークのご紹介
医療情報ネットワーク「もがみネット」の機能充実を目指して
~公開情報拡大の可能性とその課題~
……………………………………………………………最上地域医療連携推進協議会副会長 井渕 安雄… 12
勤務医のページ
吉岡病院だより………………………………………………………………吉岡病院整形外科 佐藤 大祐… 13
郡市地区医師会コーナー
私の国際学会発表記………………………………………………………………山形市医師会 深瀬 和利… 15
寄 稿
バイオマス…………………………………………………………………………………山形市 武田 和夫… 19
山形県の偉人央「結城芳夫」…………………………………………………………… 山形市 武田 昌孝… 20
日本の“地方”…………………………………………………………………………… 山形市 木村 理… 21
郡市地区医師会会報より
YBCラジオ「ドクターアドバイスできょうも元気」ラジオ出演
体験記「バラとワイン」……………………………………………………… 鶴岡地区医師会 伊藤 茂彦… 22
学 術
山形県急性心筋梗塞発症登録評価研究事業 平成24年のまとめ
………………………………………………………山形大学医学部内科学第一講座 和根崎 真大 ほか… 23
筆 硯
地域医療を守るということ…………………………………………………山形県医師会監事 小林 正義… 28
県医師会だより
県病院協議会と県医師会との懇談会……………………………………………………………………………… 30
第4回常任理事会…………………………………………………………………………………………………… 31
第8回全理事会……………………………………………………………………………………………………… 37
地域保健研究委員会………………………………………………………………………………………………… 42
学校保健委員会……………………………………………………………………………………………………… 43
県医日誌……………………………………………………………………………………………………………… 44
会員異動……………………………………………………………………………………………………………… 46
医師国保だより……………………………………………………………………………………………………………… 47
厚生年金基金だより………………………………………………………………………………………………………… 49
編集後記……………………………………………………………………………………………………………………… 50
〔ホームページ〕ht
〔Eメール〕ke
t
p:
/
/
www.
yamagat
a.
med.
or
.
j
p/
ni
s
hi
@yamagat
a.
med.
or
.
j
p
2
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机
救
去
“じん肺管理区分申請”時の注意事項につい
“
“じ
じん
て
項に
の注意
意事項
”時
時の
分申
申請
請”
理区
区分
ん肺
肺管
管理
につい
いて
救
去
揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机
去る平成26年9月1日に開催された山形県医師会呼吸器検診中央委員会において、 労働局への“じん
肺管理区分申請”についてデジタルデータでの申請ができないとの報告があり、そのため申請時の注意事
項について、柴田委員長より、下記のとおり連絡がありましたのでお知らせいたします。
記
1.現在山形労働局でのじん肺診査会では、胸部X線写真フィルムによる読影が行われていますが、CD媒
体などによるデジタルデータでは読影を行っておらず、デジタルデータでは申請を受け付けてもらえ
ませんのでご注意ください。
2.胸部X線写真フィルムがなく、じん肺管理区分申請ができないことで患者が不利益を生じることが危
惧される場合には、対応可能な医療機関又は検診機関で、胸部X線写真を撮影し、そのフィルムを添
付して申請されることをお薦めします。
3.独自にフィルムを出力される際のレントゲン撮影条件に関しては、厚生労働省労働基準局安全衛生部
労働衛生課長からの通達“じん肺健康診断及びじん肺管理区分決定におけるDR(FPD)写真及びCR
写真の取り扱い等について”
(ホームページ:ht
t
ps
:
/
/
www.
j
ai
s
h.
gr
.
j
p/
anzen/
hor
/
hombun/
hor
151/
hor
1512410.
ht
m)をご参照く
ださい。
揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机
救
去
労災指定医療機関の皆さまへ RI
Cとの契約のご案
労
C
関の
の皆
皆さまへ
療機
機関
案内
ご案
指定
定医
医療
の契約
約のご
労災
災指
内
Cと
との
へ RI
救
去
揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
3
揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机
救
去
PMDAからの医薬品適正使用のお願
P
(
適正
正使
医薬
薬品
品適
らの
の医
DA
Aか
から
PM
MD
い(独)医薬品医療機器総合機構
願い
使用の
のお願
品医
医療
療機
機器
器総
(独)
)医薬品
総合
合機
機構
構
救
去
揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机
妊婦及び妊娠する可能性がある婦人へのARB及びACE阻害剤の適正使用について掲載します。
4
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
5
6
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
7
8
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
9
揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机
救
去
「
YBC
ついて
につ
クタ
ター
ーア
」の放
放送に
「ド
ドク
て 去
気」
ょうも
も元気
きょ
バイス
スでき
アド
ドバ
ジオ番組
Cラジ
組「ドクターアドバイスできょうも元気」の放送につい
救 YBCラジオ番
揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机
山形県医師会では、月曜日から金曜日まで下記の時間、県民向けにYBCラジオで健康情報番組「ドク
ターアドバイスできょうも元気」を放送中です。
健康に役立つ楽しい番組ですので、患者さんに聴取をお勧めください。
11月の放送予定は下記のとおりです。
【放送時間:月曜日から金曜日 6時30分~6時45分、16時15分~16時30分】
放送日
テーマ
出演者
医療機関名
11月3日~7日
アレルギー性鼻炎について
稲村 和俊
東 北 中 央 病 院
11月10日~14日
心血管病の検査・治療について
佐々木敏樹
東 北 中 央 病 院
11月17日~21日
うつ病の復職支援プログラムについて
後藤 剛
山形さくら町病院
11月24日~28日
食物アレルギー関連
荒井 崇彦
荒 井 小 児 科 医 院
揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机
救
去
第34回「やまがた健康塾」のご案
第
がた健
健康
やま
まが
4回
回「
「や
第3
34
内
」のご
ご案内
康塾
塾」
救
去
揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机
本会では、県民への最新の医療情報の提供や、地域で活躍する開業医の紹介、かかりつけ医の普及、医
療連携の推進、また、さまざまな課題をかかえる医療の現状を県民に広報するため、健康セミナー「やま
がた健康塾」を開催しております。
第34回「やまがた健康塾」の概要は下記のとおりですので、患者さんに聴講をお勧め下さい。
記
日 時 平成26年11月27日㈭ 14:00~15:00
会 場 長井市置賜生涯学習プラザ 大研修室
長井市久野本12351 TEL 0238846900
テーマ 「子宮頸がんと子宮脱」
講 師 沼崎 政良(公立置賜長井病院副院長)
10
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机
救
去
山
山形県医師会会員専用ページのアカウント及
会会
会員
県医
医師
師会
ント及
及び
山形
形県
び
ウン
ジのア
アカウ
ージ
員専
専用ペー
救
去
メールによる周知文書の自動配信・メーリングリストについ
メ
救
去
知文
文書
書の
リス
ーリン
ングリ
メー
ール
て
メー
動配信
信・メ
の自
自動
いて
る周
周知
ストに
につい
ルに
によ
よる
揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机
山形県医師会では、会員専用ページを開設して
おります。このページでは会員および医療機関の
情報、県医師会および各地区医師会の行事などを
花笠メーリングリスト
会 員 専 用 の メ ー リ ン グ リ ス ト「花 笠 M L」
(hanagas
aml
@yamagat
a.
med.
or
.
j
p)を立ち上げ
公開しております。会員の先生方の専用ページと
ております。
なっており、アクセスするためにはアカウントが
花笠MLは、県医師会会員どうしが情報・意見交
必要となります。
換を行う場を提供します。また、この趣旨を通じ
て地域医療の発展、更には医療全体の向上に寄与
会員専用ページのアカウント
することを願うものです。
◆ユーザ名:
未加入の会員は、これを機会に是非ご参加くだ
y+日医会員番号(日医刊行物送付番号)
さい。
◆パスワード:
生年月日西暦下2桁+月2桁+日2桁
(例)
:1950年1月2日の方:500102
※準会員の方は、本会までお申し込みください。
周知文書の自動配信
申し込み先
周知文書の自動配信、メーリングリスト「花笠
ML」への参加を希望される先生は、本会宛メール
(ke
ni
s
hi
@yamagat
a.
med.
or
.
j
p)にてお申し込み
ください。
周知文書あるいは県医師会からのお知らせを
メールを利用して行っております。希望された会
山形県医師会ホームページ:
員には、県医師会ホームページの会員メニュー「新
ht
t
p:
/
/
www.
yamagat
a.
med.
or
.
j
p/
着文書」をメールにて配信いたします。ご希望の
メールアドレス:
会員は、是非お申し込みください。
ke
ni
s
hi
@yamagat
a.
med.
or
.
j
p
花笠MLアドレス:
hanagas
aml
@yamagat
a.
med.
or
.
j
p
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
表 彰
齋 藤 壽 一 先生
厚生労働大臣表彰に輝く
齋藤壽一先生(鶴岡市)は、多年にわたり地域
の救急医療の確保、救急医対策の推進に貢献され
たご功績が認められ、去る9月9日、厚生労働大
臣より表彰されました。
まことにおめでとうございます。
國 井 兵太郎 先生
厚生労働大臣表彰に輝く
國井兵太郎先生(寒河江市)は、多年にわたり
産科医療の推進に貢献されたご功績が認められ、
去る9月30日、厚生労働大臣より表彰されました。
まことにおめでとうございます。
11
12
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
医療情報ネットワーク「もがみネット」の機能充実を目指して
~公開情報拡大の可能性とその課題~
最上地域医療連携推進協議会副会長 井 渕 安 雄
医療情報ネットワーク「もがみネット」は県立
新庄病院が保有する情報を公開する形で平成25年
3月に稼動を開始しました。
稼動までに私たちは、協議会内に医療情報ネッ
トワーク検討専門部会を設け、検討を重ねてきま
した。その中で、公開する情報は画像系情報とし、
放射線画像、透視画像、CT、MRI、3D画像
の各患者情報の公開を行いました。
さらに、稼動から約1年を経過し、地域医療に
携わる方々から「画像に関する説明事項があれば
さらに分かりやすくなる」との御指摘をいただき、
26年3月から公開情報の拡大を行ったところです。
今回追加した公開情報は、放射線科レポート、
心臓カテーテル・アンギオ画像、生理検査情報、
内視鏡レポートの4項目です。画像に関する専門
医の所見が付属することによって、閲覧される開
業医等の方々にもより理解しすい情報提供の形と
なったのではないかと思っております。
一方、情報公開のあり方についてはまだまだ課
題も多いと認識しております。地域のニーズとし
ては、医療と介護の連携を意識し、入退院当時の
患者の状態について情報がほしいとの声がありま
す。これらに対しては看護サマリーや退院サマ
リーの公開について検討すべきであろうと思いま
す。しかし、これらサマリー情報は大量情報で多
岐に渡ること、極めてプライバシーに関わる情報
が含まれている可能性があることから、公開の取
扱いは慎重にしなければならないと考えておりま
す。当協議会ではこれら課題を整理し、さらに検
討を加え、より有用性の高いシステムとすること
を目指していきます。
地域医療情報ネットワーク利用情報 平成26年9月1日現在
情報提供施設
村山地域医療情報
ネットワーク(べにばなネット)
もがみネット
−n
OKI
et
ちょうかいネット
※利用状況はクリック数
登録施設数
登録者数
利用状況※
H26秋からの本格運用を予定
1
15
166
874
11
86
9,
295
131,
350
5
139
13,
293
350,
449
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
13
吉岡病院だより
吉岡病院 整形外科 佐 藤 大 祐
秋涼爽快の候、山形県医師会の先生方には平素
限られているため、非常に多くの症例を御紹介頂
より多大なる御指導、御支援を頂き誠に有難うご
いております。それにしても次から次へ肩の症例
ざいます。この度、勤務医のページに寄稿する機
はこんなにも多いものかと改めて驚かされること
会を頂いたのは光栄なことではありますが、何に
がありますが、症状の無い、いわゆる無症候性の
ついて語ればいいか全く思い浮かばず、食事も喉
腱板断裂は60歳代の約50%にみられるとの報告も
を通りにくい日々が続いております。とは言って
あるぐらいですから、頷ける結果かも知れません。
も、そこは食欲の秋、結果的には全量プラスα摂
慢性の五十肩に悩まれる症例の中に実は腱板断裂
取してしまうのですが…。先生方に専門分野のこ
が隠れていた、なんていうことも決して珍しいこ
とについて語るに気恥ずかしく、医療行政を語る
とではありません。脊椎に関しては、頸髄損傷等
に学がなく、かといって自分の好きな食べ物や動
の外傷から椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症等
物等について延々と語り、ここだけ変にシュール
の変性疾患まで幅広く手術が行われていますが、
なページを作り上げてしまっては恥さらしの極み、
最近では肩関節同様、これらを関節鏡視下に行う
場合によっては緊急入院か医師会の退会を命ぜら
ようになってきており、傷が小さく術後の疼痛も
れ兼ねません。そこで、ここは無難に(?)現在
軽くて済むため、多くの患者さんから喜びの声を
研修を積ませて頂いている吉岡病院の紹介という
頂いております。いずれも全身麻酔下に行われる
形でお許しを頂きたいと思います。
手術なので、麻酔科の先生の存在も非常に大きな
人間将棋で有名な天童市舞鶴山の麓に位置する
力となっております。リウマチ外来では関節リウ
吉岡病院は、整形外科単科の病院で、常勤は院長
マチや膠原病の患者さんに対し、生活指導から手
を含めて整形外科医5名ですが、他にも曜日ごと
術に至るまで幅広い診療が行われています。特に
に内科、脳神経外科、リウマチ科、リハビリテー
最近では生物学的製剤を導入してリウマチ発症早
ション科の外来が開かれています。当科では、手
期から積極的に治療が行われています。生物学的
や足の骨折、関節脱臼、捻挫等の外傷の治療等一
製剤を導入している施設は限られているため、こ
般的な診療の他、肩関節外来、股関節外来、肘関
ちらも午前中のみの外来が夕方遅くまで延長され
節外来、脊椎外来、スポーツ外来、リウマチ外来、
る等、県内から非常に多くの症例を御紹介頂いて
リハビリ外来と、専門性の高い治療も行っていま
おります。その他、毎年6月を迎える頃になると、
す。特に肩関節外来、脊椎外来、リウマチ外来は
さくらんぼ作業中に脚立から転落して脊椎や踵の
当院の3枚看板といっていいでしょう。肩に関して
骨、手首等を骨折する、いわゆる“さくらんぼ外
は毎週の様に関節鏡視下手術の予定が組まれてい
傷”の症例が増え始め、さくらんぼシーズンの到
ます。特に肩を拳上させる腱の断裂例に対しては、
来を実感させられます。高齢者が転倒して手首や
関節鏡を用いて小さな皮切で修復を行った方が術
脊椎の骨折、または大腿骨頸部骨折など、いわゆ
後の筋力低下が少ない等の利点が多く、また県内
る骨粗鬆症性の骨折を受傷する症例も後を絶たず、
でも関節鏡視下に手術を行うことのできる施設が
転倒予防等の患者教育や骨粗鬆症の治療にも力を
14
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
入れています。手や足の骨折等の一般外傷や変性
と最新の
行っています。その他、最近1.
5TのMRI
疾患に対する手術件数も年々着実に増えてきてお
イメージが導入され、より短時間で鮮明な画像が
り、昨年度の年間手術件数は696件に達しました。
得られるようになりました。病棟も改装され、入
これから冬場にかけて転倒する症例が多くなるの
院患者さんにはより快適な環境下で治療やリハビ
で、また一段と忙しくなりそうです。また、これ
リに専念して頂いております。年々勢いよく増加
らの整形外科領域の治療成績を左右するのは何と
する手術件数に対応できるよう、これから年末に
いってもリハビリテーションです。当院のもう一
かけて更に手術室が改装される予定です。病院の
つの特徴としてリハビリテーションの充実が挙げ
スタッフが一致団結して、さらにパワーアップ、
られ、現在では理学療法士26名、作業療法士17名
進化できるよう日々努力を積み重ねて行きたいと
で運動器ならびに脳血管疾患リハビリテーション、
思います。
通所リハビリテーション、訪問看護や介護支援事
以上、原稿の締切も迫っているので駆け足で病
業等が行われています。医師とPT、OTが同じ方
院紹介をさせて頂きました。誤字、脱字、見当違
向を向いて治療を行うことが重要であるとの認識
い、認識不足、表現力の欠如等々、多々あるかも
から、毎朝行われる症例検討会ではPT、OTも同
知れませんがどうぞ御容赦下さい。いろいろ書か
席の上、各症例に対する情報を共有しながら治療
せて頂きましたが、擦り傷、切り傷、打ち身に捻
計画の設定と修正を行っています。また2週に1
挫、うおのめ、たらのめ(?)
、爪損傷、のら猫や
回の割合でリハビリ勉強会と称し、PTとOTが3
飼い犬、奥さんに咬まれた傷、交通事故のトラブ
人ずつ交代でテーマに沿ってケースレポートをま
ルケース、喧嘩の仲裁(?)等、何でも構いませ
とめ医師や看護師の前で発表する機会を設けてお
ん。病院の方針として、整形外科に関するものは
り、運動器の基礎的な知識を再確認したり、文献
基本的に全てお引き受けすることになっておりま
から最新の知見を取り入れ臨床の場に生かす試み
すので、お困りの症例などございましたらお気軽
もされています。また地方の学会や講演会等を積
に御相談させて頂ければと思います。今後も患者
極的に聴講する等、熱心なPT、OTが多いです。
さんに寄り添い、まごころ医療を展開しつつ、一
医師陣も負けてはいられないので、毎週交代で抄
勤務医という立場を通じて人間とは、生きるとは
読会を行い、最新の文献を紹介し合ったり、臨床
何かについて探求して参りたいと考えております。
の合間をぬって積極的に学会発表や論文発表を
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
15
私の国際学会発表記
山形市医師会 山形県立中央病院 消化器内科 深 瀬 和 利
山形県医師会の先生方には大変お世話になって
おります。山形県立中央病院消化器内科の深瀬和
利と申します。山形市医師会からの依頼もあり、
私の国際学会での発表歴を記してみます。
① 10t
hTheWor
l
dCongr
es
s
esofGas
t
r
oent
er
ol
ogy
10.
7
(
WCOG):LosAngel
es
,USA 1994.
「Ev
al
uat
i
on of Endos
copi
c Res
ect
i
on of
I
nt
r
amucos
alGas
t
r
i
c Cancerwi
t
ht
he Obl
i
ques
cope」pos
t
er
vi
ewed2channelFi
ber
自治医大の義務年限を終えて、私は1992年か
ら山形県立中央病院内科消化器グループのス
タ ッ フ と な り、早 期 胃 癌 の 内 視 鏡 的 切 除 術
(Endos
copi
cMucos
alRes
ect
i
on、 EMR)に 情
熱をかけて診療に当たっていました。日本消化
器内視鏡学会総会のシンポジストなども何度か
務め、我が国のトップクラスの先生方とも交流
させていただくようになって直に国際学会の話
も聞くようになり、4年に1度開催される消化
器学会のオリンピック的なWCOGに演題を出し
たところ採択され、初めての発表へと至りまし
た。
「ファイバースコープ」の言葉が古き時代を
感じさせますが、斜視型スコープの有用性につ
いての発表でした。質問は機種の構造などに関
するものが多かったのですが、自分の英語能力
が錆び付き始めていることに畏怖驚愕を覚え、
(山形市内在住の
同年12月からnat
i
ves
peaker
ALT)を招聘して院内での英語の勉強会を始め、
継承された先生は現在10代目となり、会は20周
年 を 迎 え よ う と し て い ま す。
(初 代 の 先 生 の
Kei
t
hは、現在Was
hi
ngt
on大学の准教授をして
おり、この7月に友人の結婚式のためにSe
at
t
l
e
に行った折り、19年ぶりに会うことができまし
た。世界は狭いものですね!)若手の先生の勉
強のためにと消化器の後期研修医を同行させた
のですが、初回は現在村山市で開業している半
田和広先生を連れて行きました。
② 5t
h Uni
t
ed Eur
opean Gas
t
r
oent
er
ol
ogy Week
(
UEGW):Par
i
s
,Fr
ance1996.
11.
5
「Ef
f
i
cacyofER ofI
nt
r
amucos
alGas
t
r
i
cCancer
t
er
af
t
erFi
vePoi
nt
edLas
erMar
ki
ng」pos
積極的なマーキングは治療成績を向上させ、
4方向5点のマーキングは病理検体の方向性お
よび遺残の部位の確認にも有用という内容です。
すべての発表を論文化せよ(それも英文で)と
は自覚しているものの、実行は難しの日常です
が、この発表は和文で論文化しました1)。後期研
修医は松田尚久先生が同行しました。彼は現在、
国立がん研究センター中央病院内視鏡科の
2で、全国いや世界を股にかけて活躍中で
NO.
す。私は厚労省の治療内視鏡班会議(齋藤豊班)
の班員なので、年に2回は築地に行きその度に
彼とは会いますが、この学会に出席したことが
彼の海外飛翔への第一歩だと語ってくれます。
若手を連れて行くことはやはり意味があるので
すね。この学会の時期に、私の自治医大時代の
和歌山県の同期生である森岡君が公衆衛生の研
に
究でLondonに留学中であったため、Eur
os
t
ar
乗って渡英し、森岡一家とも会ってきました。
またも世界は狭い!
③ 11t
hWCOG:Vi
enna,Aus
t
r
i
a 1998.
9.
8
「I
nves
t
i
gat
i
onofRes
ul
t
sofEndos
copi
cRes
ect
i
on
f
orI
nt
r
amucos
alGas
t
r
i
c Cancerwi
t
h Ul
ceror
」p
i
veScar
os
t
er
Ul
cer
at
潰瘍や潰瘍瘢痕を伴った早期胃癌はEMRの適
応病変にあらずというのが当時のコンセンサス
でした。しかし潰瘍や潰瘍瘢痕を伴った早期胃
癌であっても、病巣最大径10mm未満の分化型
粘膜内癌であれば根治しうるというのが当科の
成績であり主張でした。この病変は、現在では
適応拡大病変としてしっかりガイドラインに記
載されています。かなり時代を先取りした発表
だったのでしょう、学会誌に投稿しましたが審
16
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
査がやたら厳しく、論文化は頓挫しました。後
期研修医は、現在桧町で開業されている鈴木康
之先生が同行しました。またLAに同行した半田
先生が当時勤務されていた町立八幡病院から演
題を出して採択され発表しており、4年前に蒔
かれた種は確実に実を結んでいるのだなと実感
しました。
④ As
i
a Paci
f
i
cDi
ges
t
i
veWeek(
APDW):Sydney,
9.
26
Aus
t
r
al
i
a 2001.
「Co
mpl
i
cat
i
ons and Thei
r Count
er
meas
ur
es of
」
Endos
copi
cRes
ect
i
onf
orEar
l
yGas
t
r
i
cCancer
s
pos
t
er
全国的に比較しても当科の胃癌EMRの偶発症
の発生頻度は低いのですが、その内容に関する
発表でした。後期研修医は現在岩手県金ヶ崎診
療所勤務の加藤喜信先生、子育て中で今春から
当院ドックの嘱託医も務める川原(旧姓、松田)
佳代子先生が同行しました(佳代子先生は松田
尚久先生の妹さんです)。ちょうどSydne
yには
当院研修医OBの大久保孝義先生が東北大から
留学中であり、ご自宅にまでお邪魔してごちそ
うになりました。またまた世界は狭い!
⑤ 5t
hI
nt
er
nat
i
onal Gas
t
r
i
c Cancer Congr
es
s:
5.
6
Rome,I
t
al
y 2003.
「Ev
al
uat
i
on of t
he Ef
f
i
cacy of Endos
copi
c
Tr
eat
mentf
orEar
l
yGas
t
r
i
cCancerCons
i
der
edi
n
m Pr
ognos
i
soverMor
eThan10
Ter
msofLongt
er
Year
sACompar
i
s
onwi
t
hSur
gi
calTr
eat
ment
-」
pos
t
er
早期胃癌に対するEMRの長期予後成績は外科
手術に遜色ないという発表で、私の学位論文の
基盤となる仕事です2)。後期研修医は現在仙台の
佐藤病院勤務の深瀬滋太先生が同行しました。
子先生も発表があったので、現地では多くの時
間を共にしました。また英語勉強会2代目の先
生だったLi
在
z(UK出身)が偶然にもMont
r
eal
住であったため、ご主人のTomの車で市内観光
に連れて行ってもらい中華街でごちそうになり
ました。またまたまた、世界は狭い!
⑦ 14t
hUEGW :Ber
l
i
n,Ger
many 2006.
10.
24
「I
ndi
cat
i
onofEndos
copi
cMucos
alRes
ect
i
onf
or
I
nt
r
amucos
alGas
t
r
i
c CancerDer
i
ved f
r
om t
he
heLongt
er
m Fol
l
owupSt
udy」pos
t
er
Res
ul
t
soft
胃癌のEMRの適応設定は膨大な数の外科手術
標本の病理学的検索から抽出されたものです。
当科のように黎明期からEMR後の経過観察を長
期にわたり精密に行っている全国でも数少ない
施設のみに可能な、長期成績から翻って検討し
た適応の妥当性についての発表です。英文で論
文化しました4)。後期研修医の加藤喜信先生と同
僚の間部先生が同行しました。間部先生はこの
学会が初めての国際舞台での発表だったうえに、
での採択だったので準備が極めて
さらにはor
al
大変でした。今となっては良き思い出ですね。
⑧ 15t
hUEGW :Par
i
s
,Fr
ance 2007.
10.
30
「St
r
at
egy of Endos
copi
c Res
ect
i
on f
or
」p
os
t
er
I
nt
r
amucos
alGas
t
r
i
cCancerEMRorESD 当科でも2002年から、一括で大きく切除が可
能なESD(Endos
copi
cSubmucos
alDi
s
s
ect
i
on)
の手技を導入しましたが、従来のEMRとのすみ
分けに関する発表です5)。後期研修医は現在福島
県立医大勤務の中村純先生が同行しました。
には私の従兄弟が住んでいるので、レスト
Par
i
s
ランの予約やら通訳やら、彼女にはずいぶんと
お世話になりました。実に世界は狭い!
Di
ges
t
i
ve Di
s
eas
e Week(DDW, Amer
i
can
ego,
Gas
t
r
oent
er
ol
ogi
calAs
s
oci
at
i
on)2008:SanDi
5.
21
USA 2008.
「Er
adi
cat
i
on of Hel
i
cobact
er Pyl
or
if
or t
he
I
nci
denceofMet
achr
onousGas
t
r
i
cCanceraf
t
er
i
on」or
al
Endos
copi
cRes
ect
⑨
⑥ 13t
hWCOG:Mont
r
eal
,Canada 2005.
9.
12
「An
al
ys
i
s of Compl
i
cat
i
ons of Endos
copi
c
I
st
he
Res
ect
i
on f
or Ear
l
y Gas
t
r
i
c Cancer
sSubmucos
alI
nj
ect
i
onNeces
s
ar
yundert
heDoubl
e」p
os
t
er
channelMet
hod? 2001年の発表にさらに症例数を上乗せして
解析し、胃癌の2チャンネル法によるEMRにお
いては、偶発症の発生頻度から見ても粘膜下局
注は必須ではないと、世に問うた発表です。論
文化し日本消化器内視鏡学会誌に掲載されまし
た3)。後期研修医は現在県立河北病院勤務の宇賀
神智先生が同行しました。また同僚の加藤智惠
ピロリ菌の除菌によって異時性胃癌の発生が
抑 制 で き る こ と を 示 し た の が、J
apanGas
t
St
udyGr
oupのRCTであり、この論文を書くこ
とが私の担当でした6)。しかるべき国際学会での
発表は他の先生の担当だったはずなのですが、
での発表と
なぜか私に白羽の矢が放たれ、or
al
なりました。発表後フロアから2つの質問があ
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
りましたが、質問の趣旨は聴き取れていました
ので問題なく回答できました。英語の勉強会が
役に立っているなあと実感できた瞬間でした。
国際学会の討論で立ち往生している日本人医師
の多くは、質問内容が聴き取れていないことに
起因する場合がほとんどなので、
「英語耳」を養
成することが重要であると個人的には考えてい
ます。後期研修医は現在自治医大さいたま医療
センター勤務の大滝雄造先生が同行しました。
⑩ 16t
hUEGW :Vi
enna,Aus
t
r
i
a 2008.
10.
21
「St
r
at
egy of Endos
copi
c Res
ect
i
on f
or
I
nt
r
amucos
alGas
t
r
i
c CancerEMR orESD-2nd
」p
os
t
er
r
epor
t
早期胃癌に対するEMRとESDのすみ分けをよ
り具体的に検討した発表でした。後期研修医は
再び大滝雄造先生が同行し、2008年2度目の外
遊となりました。
⑪ GASTRO2009(
UEGW/
WCOG):London,UK
2009.
11.
23
「Co
mpar
at
i
veEval
uat
i
onofLongt
er
m Pr
ognos
i
s
bet
weenEndos
copi
cTr
eat
mentand Sur
ger
yf
or
」p
r
i
cCancer
os
t
er
Ear
l
yGas
t
治療後30年以上経過しても、早期胃癌に対す
るEMRの長期予後成績は外科手術と比べて遜色
ないとの発表でした。日本で最も長期にわたる
経過観察の論文でしょう7)。後期研修医は現在山
形大学第二内科勤務の石澤哲也先生が同行しま
した。London近郊には、以前我が家にhome
s
t
ay
していたJ
aneが住んでおり、彼女のお宅にお呼
ばれして、12年ぶりに会ってきました。山形に
も遊びに来てくれた、彼女のご両親もお元気で
した。またしても世界は狭い!
⑫ APDW 2012:Ban
gkok,Thai
l
and 2012.
12.
6
「Th
ePr
es
entCondi
t
i
onandAnal
ys
i
sofDi
ges
t
i
ve
Ther
apeut
i
cEndos
copyi
nJ
apan(
Yamagat
a)over
」p
s
os
t
er
20Year
発表期間が開いたのは、私が2011年2月4日
の第146回日本消化器内視鏡学会東北支部例会
の会長を務めたため、準備を含め様々な仕事が
あり国際学会どころではなかったことと、2011
年3月11日の東日本大震災の影響などによりま
す。
山形県における消化器治療内視鏡の20年間の
データの集積とその動向の解析の発表でした。
17
山形県消化器治療内視鏡研究会のアンケート結
果が基盤となった、山形県の消化器治療内視鏡
に関わるすべての先生方のご協力の賜物です。
日本消化器内視鏡学会雑誌2014年8月号に掲
載されたばかりです8)。後期研修医は現在三友堂
病院勤務の仁科武人先生が同行しました。
⑬ 21t
hUEGW :Ber
l
i
n,Ger
many 2013.
10.
14
「An
al
ys
i
s of Lymph Node Met
as
t
as
es af
t
er
Addi
t
i
onal Sur
ger
yf
or Ear
l
y Gs
at
r
i
c Cancer
cal Lymphat
i
c
Tr
eat
ed by ESD wi
t
h Pat
hol
ogi
」p
os
t
er
I
nvas
i
ons
「胃癌治療ガイドライン」では、EMR/
ESDの
病理標本でリンパ管侵襲が陽性(l
y+)の場合は
追加外科手術が必須とされています。当院での
追加手術例の病理を検討すると、リンパ節転移
陽 性 だ っ た も の は わ ず か25% で し た。こ の
di
s
cr
epancyをなんとかできないものかと考え
ています。後期研修医は現在公立置賜総合病院
勤務の小野里佑介先生が同行しました。私の次
に留学中なので
男は声楽の勉強のためSt
ut
t
gar
t
すが、夜行バス(どこの国でも学生は安いバス
を選ぶ)に8時間乗ってBe
r
l
i
nまで会いに来てく
れました。本当に、世界は狭い!
いくら国際学会に演題を出しても、採択されな
ければ発表には行けません。落とされた先生から
の情報によると、最近のUEGWの採択率は40%程
度、米国のDDWは50%台だそうで、ずいぶん狭き
門になってきました。私の発表してきた仕事は決
して私一人の力でできたものではなく、大先輩で
ある故水戸先生、故古澤先生らが先鞭をつけ、大
泉先生、松田徹先生と共に汗(冷や汗?)を流し
ながら取り組み、同僚や後輩にも助けられながら、
今日に至っている共同作品であると思っています。
2002年から導入したESDも、黎明期には間部先生、
鈴木康之先生と共に血と汗を流しながら泣きなが
ら施行していましたが、現在では当院にもしっか
りと定着し、今は藤嶋先生、川越先生、吉澤先生
らが安定した技術で歴史を繋いでくれています。
また学会出張中は消化器グループの先生方には留
守番をお願いすることになりますので、その点で
も常に感謝することしきりです。
さて、今年の予定は?
11月のAPDW(Bal
i
,I
ndones
i
a)へ後期研修医
の若林花梨先生を連れて発表に行ってきます。ま
たの機会がありましたら、ご報告致します。
18
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
文献
1)深瀬和利,他.胃粘膜内癌に対する内視鏡的切
除術における5点マーキング法(5PM)の有用
性.Gas
t
r
oent
er
olEndos
c41:25552558,1999
2)深瀬和利,河田純男.10年以上の長期予後成績
からみた早期胃癌に対する内視鏡的治療の評価
—外科的治療と比較してー .山形医学22(1):
18,2004
3)深瀬和利,他.早期胃癌に対する内視鏡的切除
術の偶発症の検討— 2チャンネルスコープを用
いた非局注法の考察— .Gas
t
r
oent
er
olEndos
c
309,2006
48:3034)Kaz
ut
os
hiFukas
e etal
.Cons
i
der
at
i
on of
I
ndi
cat
i
onsf
orEndos
copi
cMucos
alRes
ect
i
on
t
r
i
cCancerAccor
di
ng t
o
f
orI
nt
r
amucos
alGas
:
Longt
er
m Out
come.Yamagat
aJMed43(
2)
102106,2009
5)深瀬和利,他.早期胃癌に対するEMR(2チャ
ンネル法)とESDのすみ分け.臨床消化器内科
23:6164,2008
6)Kaz
ut
os
hiFukas
eetal
.Ef
f
ectofEr
adi
cat
i
on
of Hel
i
cobact
er Pyl
or
i on I
nci
dence of
ci
noma af
t
er
Met
achr
onous Gas
t
r
i
c Car
Endos
copi
cRes
ect
i
onofEar
l
yGas
t
r
i
cCancer:
an Openl
abel
,Randomi
s
edCont
r
ol
l
edSt
udy.
397,2008
Lancet372:3927) Kaz
ut
os
hi Fukas
e et al
. Compar
at
i
ve
Eval
uat
i
on ofLongt
er
m Pr
ognos
i
sabout30
alRes
ect
i
on
Year
sbet
weenEndos
copi
cMucos
and Sur
ger
yf
orI
nt
r
amucos
alGas
t
r
i
cCancer
.
:117122,2013
Yamagat
aJMed47(
2)
8)深瀬和利,他.山形県における消化器治療内視
鏡の現況—山形県消化器治療内視鏡研究会アン
ケート20年間の推移— .Gas
t
r
oent
er
olEndos
c
2429,2014
56:2424-
2013年:小野里先生(左)、
北大の間部先生(右)とBe
r
l
i
nにて
にて
1994年:半田先生とLAconvent
i
oncent
er
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
19
バ イ オ マ ス 山形市 武 田 和 夫
3.
11の東日本の大地震と津波による影響をもろ
使われず、主に暖房用や船舶のディーゼルエンジン
に受けて、福島の原子力発電所が倒壊した。大量の
の燃料だが、この化石燃料には現在でも灯油という
放射線が撒き散らされ、3年経過しても収拾の目処
名称が使われる。
すら立たない状態である。夢のエネルギーとうたわ
江戸時代は竃で木を燃やした灰は染物に必要なの
れた原子力は、果たして安全なのか。化石燃料は燃
で、専門の回収業者が集めて回った。農家では下肥
焼のとき二酸化炭素を出し、地球温暖化の原因とも
と共に貴重な肥料であった。ところが今は水洗便所
されている。原子力発電は二酸化炭素を排出しない
の普及で下肥は消滅し、化学肥料が使われる。灰な
から、地球に優しいエネルギーだと宣伝されてきた。
どは仏壇のお線香でも、溜まった灰の処分をどうし
だが形があるものはいずれ滅びなければならない、
ようかと困る状態である。ガスや灯油を燃やせば後
原子炉の最終処理まで考えたら、本当に安価安全な
始末無用だが、目には見えなくとも煤が出て、大掃
エネルギーなのか。家電製品などはリサイクルで金
除でガラス窓を洗った時など、その汚れに驚くこと
属を回収している、しかしプラスチックは腐らない
がある。
ので地球に戻せない。太陽光発電も風力発電も、2
少子高齢化で住む人なしの、空き家率が13.
5%も
−30年後に機械の寿命が尽きたときのことを、想定
あるという。その一方で宅建業者は新聞折り込み広
に入れておかねばならない。
告で盛んに新築を勧めている、リースやカードを作
バイオマスといわれ草木の植物は成長するときに、
るときには持ち家だと有利らしい。パリやニュー
二酸化炭素を吸収し酸素を出すので、植物から作ら
ヨークの中心では一軒家を持つなどは考えられない。
れた燃料は再生可能エネルギーとして見直されてい
バイオマスと宣伝しても、燃料が居間のストーブに
る。しかし現代社会では、昔のように薪割りをして
入るまでの手間と保管スペース、それに燃やした後
竃での煮炊きや、長火鉢に埋めた炭火に鉄瓶を載せ、
の灰の始末、これらの安定したルートが解決されな
お湯の煮えたぎる音を楽しむことなど、ほぼ不可能
ければ間伐材の問題は解決しない。
である。さればせめて気持ちを和ませる暖房だけで
太陽光、風のエネルギーの利用効率はお天気次第
もと思っても、燃え残りの灰をどう処分するか。
である、海の潮の満ち干、打ち寄せる波は晴れの日
今日のようにガス、電気、石油が一般的熱源にな
も雨の日も変わらない。台風や津波もあるかもしれ
る以前は、電気は照明にのみ使われ、ガスといえば
ないが、洋上風力発電でもリスクは同じである。自
都市ガスで配管工事が必要であり、現在のNLGの
然エネルギーの研究は、今まで電力会社から事ある
ように手軽には使えなかった。あぶらは昔から灯明
ごとに妨害されてきたが、これからの重要課題であ
として、胡麻油、菜種油が使われた。明治以後は行
ろう。
灯から石油ランプとなり、今はあぶらは照明用には
20
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
レ
コ
ー
ド
に
参 吹
考 き
資 こ
料
ま
れ
・ 広
本 く
の 愛
郷 唱
土 さ
館
れ
る
松 こ
坂 と
俊 に
夫 な
著
る
。
共
同
出
版
発
行
ガ ネ 純 楽
イ
粋し
ニ一さ
キコ途の
イニな中
テ コ 創 か
ヨ
作ら
ネニ意生
』ッ欲ま
三コのれ
番 リ 結 た
ま
晶自
で ネ で 身
続
あの
く母る詩
こチ。で
のャ『あ
詩ンナっ
は イ た
昭オシ。
日
和耳ョ
十ヘ
本
ナ童
四
年コイ謡
山ッシ史
上
口ソョ
保 リ の
ナ名
治
のアイ作
作ノシ『
曲ネョナ
にノノイ
よ ネ 話 シ
ハ
っ
ョ
話
て坊
、ヤア』
キノノも
ンオネこ
グネノの
呼
ば
れ
て
い
て
も
、
決
し
て
幼
い
者
た
ち
に
与
え
る
た
め
に
作
ら
れ
た
も
の
で
は
な
く
、
作
る
喜
び
と
は
も
と
よ
り
、
二
十
四
歳
で
戦
病
死
す
る
ま
で
書
き
続
け
ら
れ
た
膨
大
な
作
品
の
数
々
は
、
童
謡
と
は
南
陽
市
宮
内
生
れ
。
昭
和
十
三
年
童
謡
誌
『
お
て
だ
ま
』
を
創
刊
・
主
宰
、
こ
の
中
で
発
表
し
た
童
謡
結ゆ
う
城き
よ
し
を
(
一
九
二
〇
〜
一
九
四
四
)
童
謡
詩
人
(
歌
韻
仄
起
・
起
句
踏
み
落
し
)
不 童 幼 攜
レ
朽 謠 年 手
結
名 偏 舊 共
城
詩
内
緒
歌
愛
敲
二
佳
作
憶
壯
年
科
吟
芳
親
夫
母
影
不ふき
朽ゅう
の
名めい
詩
し
童どう
謡よう
偏ひと
にえ
愛あい
し
佳かさ
作く
を
敲たた
く
幼よう
年ねん
のき
旧ゅう
お
憶 く
手て
をた
携ずさ
え
共とも
に
吟ぎん
ず
親しん
母ぼ
の
影かげ
内ない
緒しょ
の
歌うた
一
壮そう
年ねん
の
科か
山
形
県
の
偉
人
央
山
形
市 武
田
昌
孝 山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
21
日本の“地方”
山形市 山形大学副医学部長 山形大学外科学第一講座 教授 (消化器・乳腺甲状腺・一般外科学)主任教授 木 村 理
先日、ある専門医試験の会議のときの雑談で、
「あほ、ばか」の方言の意味が関東と関西で大きく
特色というのを意外に知らない。
日本には多くの“地方”があるのに、存外に他
異なっているという話題になった。関西地方では、
の地方の特色や人間性、地理や風土などはほとん
前者は愛情をふくむふつうの言い方だが、後者は
ど知らないのではなかろうか。同じ日本であって
人間関係がこわれるほどの強い意味をもつらしい。
もさまざまである。外国のことも一部しか知らな
しかし関東では両者のちがいはそれまで大きくない。
いが、日本国内のことも知らないのだ。
名古屋の医師たちもいたのでいっしょに議論し
そういう意味で我々は山形のことはいろいろと
たところ、名古屋と関西との間には、揖斐、長良、
知ったが、他の人は知らないと思った方がいい。
木曽という3本の川があり、この3本の川の向こ
そこに山形を他の地方にどんどん売り出していく
うは関西弁をつかうという。たとえば三重は関西
意味がある。東京−名古屋のリニアが2027年に開
弁なのだという。
通し30分となる。
我々が小中学校で習ってきたことは、三重は中
板谷峠をほって福島−米沢間が峠越えでなく
部地方に含まれているが、言語的には違うという。
なったら、山形はどれだけ近くなるだろう。など
三重も名古屋も東海三県にはいるのだが、これま
と夢はふくらむ。もちろん十分な資源/ヒトと金
でのさまざまな地理学・歴史的な分画しした、政
が必要なことは間違いないが。
治的に決まった「県」
「地方」とは自ら、さまざま
そういう意味ではドル箱 J
R東海の新幹線も東
な違いがあるからだろう。あるインターネットで
京に新大阪間のみであってそれ意外はけっこう苦
岡山県は全国的には目立たないと評判だが、中国・
戦もしているのだという。
四国地方の雄であり、気候的にも人間的にも住み
日本の中で短くすべきはその間だけであって、
やすいということが議論になっていた。それぞれ
それら大都市を結ぶ東京・名古屋意外はその外に
にそれぞれの利点があるのだろう。
ある地方都市もその間でとばされてしまう地方都
そういう意味ではどこも地方なのであって、地
市も様々な歴史をゆっくり味わいながら、いいと
方の集合体が日本という国を形作っている。しか
ころをそれぞれにみつけだしてのんびりと生活し
も我々が住んでいる身近な地方というar
ea以外の
てよいのだろうか?
22
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
鶴岡地区医師会だより「めでぃかすとる」
(平成25年9月15日 第257号)から
YBCラジオ「ドクターアドバイスできょうも元気」ラジオ出演体験記
「バラとワイン」
鶴岡地区医師会 伊 藤 茂 彦
まず出演にご協力頂ける先生達を探す事から始
ラジオを持っていなかった私は放送を聞いてい
まった。
なかったのだが、放送当日より患者さんに「ラジ
依頼するにしてもどんな放送なのかも解らず、
オ聞きました。」とか、よく行くガソリンスタンド
以前出演した先生達に内容を聞きながら、総務課、
のおじさんにも、
「ラジオ出て無かった?」と聞か
諸先生達のご協力のお陰で何とか6人の先生を選
れ、伊藤耳鼻科という事がばれてしまった。AM放
出することが出来た。
送でしかもあの時間にラジオなんか聞くのかな?
後日YBCより収録の日程、内容の確認f
axが届い
と思っていたが、私の予想とは裏腹にかなりの方
た。選曲はたまたまテレビで80年代のヒット曲を
が聞いていて反響の多さに驚いた。同時に受付に
放送していて懐かしくなり、ちょうどその頃の好
て「ラジオで先生の趣味や、普段では聞けないプ
きだった曲ばかり選んだ。ただ座右の銘、子供の
ライベートな事が聞けたので身近に感じられた。
」
頃感動した本などは思いつかず、プロのアナウン
とも言っていたらしい。確かに診察中には、そん
サーの腕に任せてしまおうと「特にありません」
な話はする事がないので、患者さんの反応に医療
と返信し、タイトル「こどもの中耳炎」の原稿を
的な内容ばかりで無く、医者の人となりを少しで
まとめ収録に向かった。
も垣間見ることが出来るのが、この様な番組のお
木 曜 日 の 午 後 に 愛 車 のR32GTRで 山 形 に 向
もしろさという事も知ることが出来た。朝の静寂
かった。あまり山形市に行くことがないので、多
な中で私が選んだ80年代のロックな曲が流れたか
少道に迷いながら何とか時間どおりにYBCに到着
と思うとシュールな状況に、少し笑ってしまう。
することが出来た。
私が放送を聞いたのは、木曜日になってからだっ
ラジオ番組ディレクター加藤研さんと挨拶を交
た。やっとラジオを買ったのだが、結局その日一
わしスタジオへと向かった。インタビュアーは、
日しか聞くことが出来なかった。その後たまに聞
よくテレビで拝見するアナウンサー松下香織さん
こうと思うのだが、その1回きりで、まだラジオ
だった。
の電源は入っていない。 緊張している事をアピールし、和やかに収録が
この年になっての初体験に戸惑ってしまう私で
進んだ。
「この回は、中耳炎についてこういう話を
あったと同時に松下アナのプロの対応に感謝である。
します。」と一通り話し、それに対して松下さんが
最後に快く出演にご協力頂いた先生達に心より
「ではこんな質問をしますね。
」といった感じでそ
の場で内容を決めていった。やはり松下さんはプ
ロである。私が医学用語を使ってしまうと一般の
人にも解るように進行中うまく言い直してくれた。
そして、話している間の相づちさえリスナーに
とって心地良いようにうまく間に入れてくれた。
後半の人となりでは、雑談の中で「この話にし
ましょう」といった具合に見つけて頂いた。収録
時間は、約3時間ほどで終了した。
感謝致します。
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
23
山形県急性心筋梗塞発症登録評価研究事業
平成24年のまとめ
山形大学医学部 内科学第一講座 和根崎 真大、西山 悟史、平山 敦士、渡邉 哲、久保田 功
山形大学医学部 公衆衛生学講座 成松 宏人、深尾 彰 山形県医師会 德永 正靱 1.はじめに
「山形県急性心筋梗塞発症登録評価研究事業」は
平成5年に山形県より山形県医師会が登録業務の
委託を受け発足し1),2)、平成18年度より山形県医師
会の事業として実施していた。平成22年度より再
び県で新たにスタートした「山形県脳卒中・心筋
梗塞発症登録評価研究事業」に組み込まれ、平成23
年度から本事業の委託先が医師会から山形大学医
学部へ変更となったが、急性心筋梗塞に関する事
業については県医師会の全ての医療機関の全面的
な協力支援を得て実施している状況に変わりはな
い。現在21年次を継続中であり、平成5年4月か
ら平成24年12月までの20年間で急性心筋梗塞登
録総数は10,
028名に達した。各年次のまとめは山
形県医師会会報において毎年公表されている。
長年の蓄積データを解析したところ、診断・治
療・予防医学の観点から意義深い知見が得られ、
国際学会と英文誌において報告した。本稿では平
成24年1月から12月までの第20年目の調査結果
を報告するとともに、過去20年間の登録者数、平
均年齢、冠動脈形成術施行率と急性期死亡率の年
次推移を示し考察する。
表2.平成24年登録症例 (
1)
県内27施設より合計604症例を登録頂いた。二
重登録症例26例を除外した578例のうち、WHOの
)と
診断基準3)に準じ554例を急性心筋梗塞(AMI
による突然死症例
診断した。そのうち34例はAMI
(院外CPAで蘇生されなかった症例)であった。平
県健康福祉部
成24年の山形県人口動態統計調査 (
健康福祉企画課による一般公表)の結果 を基に算
の発症率は48.
出したAMI
1/10万人年であった。
と診断された554例についての解析結果を以
AMI
下に述べる。
⴫⊓㍳∝଀
ᕆᕈᔃ╭᪪Ⴇ
଀
㧔߁ߜ‫ޔ‬ᕆᕈᔃ╭᪪Ⴇߦࠃࠆ⓭ὼᱫ ଀㧕
଀
ේ࿃ਇ᣿ߩ⓭ὼᱫ
ว⸘
଀
ᕆᕈᔃ╭᪪Ⴇ⊒∝₸ ਁੱᐕ
ᐔᚑᐕጊᒻ⋵ੱญ ੱ
3.患者背景 (
表2)
男性374例、女性180例がAMI
として登録された。
女性患者(79±10歳)は男性患者(69±13歳)に
比し有意に高齢であった。患者住所による地区別
⴫ᕆᕈᔃ╭᪪Ⴇ∝଀ߩᖚ⠪⢛᥊
↵ᕈ
ᅚᕈ
ว⸘߹ߚߪᐔဋ
✚
ᢙ
଀
ᐕ
㦂
ᱦ
r
r
r
り
㐳
EO
r
r
r
r
r
r
૕
㊀
MI
࿾ ඙ ೎ ⊒ ∝ ᢙ
ᐣ
ౝ
ᦨ
਄
᧛ጊ
ጊᒻᏒࠍ㒰ߊ
ጊ
Ꮢ
⟎
⾦
⋵
ᄖ
ᒻ
2XU↵ᕈ
ᐕ㦂り㐳૕㊀ߪᐔဋrᮡḰ஍Ꮕࠍ⴫␜
24
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
発症数は、庄内地区149例(27%)、最上地区48例
(9%)、村山地区(山形市を除く)150例(27%)
、
山形市99例(18%)、置賜地区95例(17%)、県外
13例(2%)であった。昨年の解析結果とほぼ同
様であり、地区別発症数の割合は山形県の地区別
人口比(総務省統計局による平成22年国勢調査)
にほぼ一致した。
表4.冠動脈疾患の危険因子 (
3)
冠危険因子としては、高血圧症を68%、喫煙歴
を58%に認めた。高血圧症の合併頻度は男性に比
し女性で有為に高かった。喫煙歴は、女性に比し
男性において有意に多かった。男性の喫煙者は、
全男性登録症例の74%、全喫煙者の89%(223/
251
例) を占めていたが、女性の喫煙者も全女性登録
症例の21%と、例年より多い傾向を認めた。糖尿
病と高脂血症の合併頻度は、それぞれ35%、41%
であった。脳卒中の既往を有する例を15%に、心
筋梗塞の再発例を11%に認めた。解析可能症例に
おける血清脂質レベルでは、総コレステロール値
が男性に比し女性で有意に高値であったが、中性
脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール
はいずれも男女間に有意差を認めなかった。
平成19年までの登録データをもとに、冠危険因
発症率の関係を検討し、平成21年
子の推移とAMI
の日本循環器学会総会及び心筋梗塞研究会におい
て発表を行った。最終的な報告は、平成22年の日
本循環器学会総会にて発表を行い、英文誌にて報
告した4)。
⴫౰േ⣂ෂ㒾࿃ሶ
㊀ⶄ଀޽ࠅ
↵ᕈ
㜞ⴊ࿶∝
ᅚᕈ
ว⸘
♧ዩ∛
㜞⢽ⴊ∝
༛ᾍᱧ
⴫ᕆᕈᔃ╭᪪Ⴇ⊒∝ᤨߩ⥃ᐥ∝⁁ߣ⁁ᴫ
↵ᕈ
⥃ᐥ∝⁁
㊀ⶄ଀޽ࠅ
⢷ ∩ ࡮ ⢷ ㇱ ⛉ ᛗ ᗵ
๭
ๆ
࿎
㔍
ᄬ␹࡮⌇ᥝ࡮ᗧ⼂ૐਅ
ཌྷฯ࡮ฯ᳇࡮᳇ಽਇ⦟
಄ ߿ ᳨ ࡮ ో り ୱ ᕃ ᗵ
⢛
ㇱ
∩
ᔃ┃ㇱ∩࡮⣻∩࡮ਅ∯
᡼ᢔ∩࡮∽ࠇ
⢋࡮਄⣨
⊒
቟
઀
⌧
⿠
㘩
౉
ឃ
2 %
ㅘ
ㆇ
༛
㊒
∝
ᤨ
ߩ
㕒
੐
࡮
ഭ
⌁
ᐥ
੐ ࡮ 㘶
ᶎ ਛ ዩ ࡮ ឃ
+ ਛ ࡮ 2
ᨆ
ォ
ᾍ
ࠅ
ᴫ
ᤨ
૞ ਛ
ਛ
ᤨ
㈬ ਛ
⋥ ᓟ
ଢ ਛ
% + ᓟ
ਛ
ਛ
ਛ
ਛ
ᅚᕈ
ว⸘
⁁
⣖තਛߩᣢᓔ
ᔃ╭᪪Ⴇߩᣢᓔ
✚ࠦ࡟ࠬ࠹ࡠ࡯࡞ (OIFN
r
r r
ਛᕈ⢽⢌ (OIFN
r
r
r
r
*&.ࠦ࡟ࠬ࠹ࡠ࡯࡞ (OIFN
r
r
r
.&.ࠦ࡟ࠬ࠹ࡠ࡯࡞ (OIFN
r
r
r
ᣢᓔਇ᣿෸߮࠺࡯࠲ᰳ៊଀ߪ⸃ᨆࠃࠅ㒰ᄖ
2XU↵ᕈ
2XU↵ᕈ 5.発症時の臨床症状と状況 (
表4)
初発時の症状で最も多いものは定型的な(確か
な心外性の原因がなく、20分以上続く入院を要す
。次
る程度の)胸痛と胸部絞扼感であった(78%)
いで、呼吸困難、失神・眩暈や嘔吐・気分不良・
腹痛・下痢等の消化器症状を認めた。非典型的な
症状として肩・
上腕・背部の痛みが挙げられた。性
別毎に臨床症状の検討を行ったところ、胸痛・胸
部絞扼感の自覚は女性に比し男性で有意に多かっ
た。一方、呼吸困難及び嘔吐・気分不良の自覚は
男性に比し女性において有意に多かった。失神・
眩暈は男女間で有意差を認めなかった。
発症時の状況は、安静時(43%)、仕事・労
AMI
、食
作中(19%)、睡眠中(14%)、起床時(5%)
事・飲酒中(5%)であった。その他の発症状況
として、入浴中・直後、排尿・排便中、透析中等
が欄外に挙げられており、注意が必要である。
2XU↵ᕈ 2XU↵ᕈ
2%+⚻⊹⊛౰േ⣂ࠗࡦ࠲࡯ࡌࡦ࡚ࠪࡦ
表6.臨床検査所見 (
5)
発症から最終的に収容を受けた病院までの到着
時間は平均10時間(中央値2時間)であった。以
前認めた到着時間の男女差は、昨年同様に認めら
れなかった5)。
確実な心電図所見(異常Q波の出現または1日
以上続くST上昇の経時的変化)が捉えられた症例
は69%、心筋逸脱酵素値の明らかな異常(発症ま
たは入院72時間以内に少なくとも1回以上、上限
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
の2倍以上)が捉えられた症例は82%を占めた。
男 性 の 血 清CPK最 高 値 は 女 性 に 比 し、MannWhi
t
neyU検定において有意に高値であった。Q波
梗塞が全体の57%を占め、心電図変化による梗塞
部位は前壁梗塞と下壁梗塞がそれぞれ42%、45%
を占めた。
⴫⥃ᐥᬌᩏᚲ⷗
↵ᕈ
ᅚᕈ
ว⸘߹ߚߪᐔဋ
r
r
r
ᔃ㔚࿑
⏕ታ
ਇ⏕ታ
⹥ᒰᚲ⷗ߥߒ
ਇ᣿
᪪Ⴇߩဳ
3ᵄ
㕖3ᵄ
ਇ᣿
r
r
r
∛㒮෼ኈ߹ߢߩᤨ㑆
JT
ਛᄩ୯
᪪Ⴇㇱ૏
㊀ⶄ଀޽ࠅ
೨ო
ਅო
஥ო
ߘߩઁ
ᔃ╭ㅺ⣕㉂⚛
⇣Ᏹ
Ⴚ⇇ၞ
ਇቢో
ᱜᏱ
㕖․⇣⊛
%2-ᦨ㜞୯ +7
́ ́
例 は、非 死 亡 例 に 比 べ 有 意 に 高 齢 で あ っ た
(79±11vs
.70±13歳、P<0.
01)。女性患者の急性
期 死 亡 率 は、男 性 に 比 し 有 意 に 高 値 で あ っ た
(46/
180例;26% vs
.56/
374例;15%、P<0.
01)。
これは女性患者が男性患者に比べ高齢であること
が一因と考えられた。
表8.心不全重症度と急性期死亡率の関係 (
7)
心不全重症度分類であるKi
度(心
l
l
i
p分類では、I
不全なし)を330例(60%)、I
V度(心原性ショッ
ク)を89例(16%)に認めた。入院時の心不全重
症度が高くなるにつれ、急性期死亡率は有意に上
昇した(Ki
l
l
i
pI4%,I
I13%,I
I
I22%,I
V 58%)。
性別毎に比較すると、女性の重症心不全(Ki
l
l
i
p
Ⅲ,Ⅳ)の 割 合 は、男 性 に 比 し 有 意 に 多 か っ た
(53/
180例;29% vs
.72/
374例;19%、P<0.
01)。女
性において重症心不全患者が多いこともまた、女
性の急性期死亡が高率であることの一因と考えら
れた。
⴫౉㒮ᤨߩᔃਇో㊀∝ᐲߣᕆᕈᦼᱫ੢₸ߩ㑐ଥ
- K N N K R ಽ 㘃
+
ᔃਇోߥߒ
++
↵ᕈ
ᅚᕈ
ว⸘
ᱫ੢ᢙ
₸
シ∝ᔃਇో
+++ ㊀∝ᔃਇో
+ 8 ᔃේᕈ࡚ࠪ࠶ࠢ ਇ
́
2XU↵ᕈ
∛㒮෼ኈ߹ߢߩᤨ㑆ߣⴊᷡ%2-୯ߪ
߮
␜
ᐔဋrᮡḰ஍Ꮕ෸߮ਛᄩ୯
ࡄ࡯࠮ࡦ࠲ࠗ࡞ ́ࡄ࡯࠮ࡦ࠲ࠗ࡞ࠍ⴫
7.急性期死亡率と原因 (
表6)
平成24年の急性期死亡率(AMI
発症28日以内の
死亡率)は18.
4%(102/
554例)であった。死亡原
因の66%をポンプ失調が占めていた。急性期死亡
⴫ᕆᕈᦼ
⊒∝ᣣએౝᱫ੢₸ߣᱫ੢ේ࿃
↵ᕈ
ᅚᕈ
ว⸘
ࡐࡦࡊᄬ⺞
ਇᢛ⣂
ᔃ⎕ⵚ࡮ਛ㓒⓫ሹ
ᔃ⤳એᄖߩේ࿃
ߘߩઁ㧔⹦⚦ਇ᣿㧕
ว⸘
଀
ᕆᕈᦼᱫ੢₸ ଀
25
᣿
9.再灌流療法の手技別施行数と急性期死亡率の
表 関係 (
8)
登録症例のうち411例(74%)に対して、急性期
に経皮的冠動脈インターベンション (
PCI
)が施行
施行率は、男性に比し有意に低
された。女性のPCI
かった(116/
180例;69% vs
.295/
374例;80%、
⴫ౣἠᵹ≮ᴺߩᚻᛛ೎ᣉⴕᢙߣᕆᕈᦼᱫ੢₸ߩ㑐ଥ
✚ ᢙ
ᱫ੢⠪ᢙ
ᱫ੢₸
ⴊᩖṁ⸃೷ߩ㕒ᵈ
ⴊᩖṁ⸃೷ߩ౰ᵈ
✕ᕆ౰േ⣂ࡃࠗࡄࠬⴚ
౰ⴊⴕౣᑪⴚᧂᣉⴕ
⚻⊹⊛౰േ⣂ᒻᚑⴚ
㧔߁ߜਇᚑഞ㧕
㊀ⶄ଀޽ࠅ
ᕆᕈᦼ⚻⊹⊛౰േ⣂ࠗࡦ࠲࡯ࡌࡦ࡚ࠪࡦᣉⴕ₸ ଀
26
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
施行群は、冠血行再検術未施
P<0.
01)。急性期PCI
行群に比し有意に死亡率が低かった(9%vs
.45%、
P<0.
01)。平成20年度までの報告をもとに、性別毎
施行率の推移を検討し、平成22年
の死亡率とPCI
の心筋梗塞研究会と平成23年の日本循環器学会総
る例の増加が予想され、PCI
施行率向上に鈍化の懸
念がある。
࿑⊓㍳∝଀ᢙߣᐔဋᐕ㦂ߩᐕᰴផ⒖
∝଀ᢙ
⊓㍳⠪ᢙ
ᐕ㦂
↵ᕈ
ᐕ㦂
ᅚᕈ
ᐕ㦂
ᱦ
㪏㪇
㪎㪇㪇
会にて報告を行った。
㪍㪇㪇
10.経皮的冠動脈インターベンション施行率と急
図 性期死亡率の年次推移 (
1)
PCI
施行率はこの20年間で飛躍的に増加し(平
成6年 26%→ 平成24年 74%)、急性期総死亡率は
初期の20%台から一時は10%台前半まで低下した
(平成5年 20.
8%→ 平成21年 12.
2%)6),7)が、平成
22年以降は上昇傾向にあった。平成24年も18.
4%
と前年に比べわずかに低下したものの以前高値で
あった。ただし院外CPA症例を除いた死亡率は
11.
7%と例年並みであり、近年の高い総死亡率は院
外CPA症例の登録数が増えたためと考えられた。
施 行 率 は 前 年 同 様70%台 半 ば で
平 成24年 のPCI
施行率は横ばいで推移してお
あったが、近年はPCI
り、頭打ち傾向にある。急性期死亡率も最近10年
は明らかな改善傾向は認めておらず、死亡率の改
施行率の上昇が鍵になると考えられる。
善にはPCI
࿑⚻⊹⊛౰േ⣂ࠗࡦ࠲࡯ࡌࡦ࡚ࠪࡦᣉⴕ₸ߣᕆᕈᦼᱫ੢₸ߩᐕᰴផ⒖
2%+ᣉⴕ₸
2%+ᣉⴕ₸
ᱫ੢₸
✚ᱫ੢₸
㧔%2#ࠍ㒰ߊ㧕
ᱫ੢₸
㪐㪇
㪏㪇
㪎㪇
㪍㪇
㪌㪇
㪋㪇
㪊㪇
㪉㪇
㪈㪇
㪇
㪟㪌
㪍
㪎
㪏
㪐
㪈㪇 㪈㪈 㪈㪉 㪈㪊 㪈㪋 㪈㪌 㪈㪍 㪈㪎 㪈㪏 㪈㪐 㪉㪇 㪉㪈 㪉㪉 㪉㪊 㪉㪋
ᐕ
図11.登録症例数と平均年齢の年次推移 (
2)
山形県におけるAMI
の登録症例数と男女別平均
発症者数は年々増
年齢の年次推移を示す8)-14)。AMI
加傾向にあったが、最近4年間は明らかな増加傾
発症者数は2
向を認めていない。平成24年のAMI
期ぶりに前年比で増加した前年度に比べるとやや
減少した。発症年齢は年々上昇を認め、特に女性
の平均発症年齢の上昇は著しい(平成5年 72±10
歳 → 平成24年 79±10歳)。平成24年の平均発症年
患者
齢は男女とも前年度と変わらなかった。AMI
施行率にも関わらず急
の高齢化は、近年の高いPCI
性期死亡率改善が頭打ちにある一因と考えられた。
施行困難例や複合併存疾患を有す
今後さらにPCI
㪎㪌
㪌㪇㪇
㪋㪇㪇
㪎㪇
㪊㪇㪇
㪉㪇㪇
㪍㪌
㪈㪇㪇
㪇
㪍㪇
㪟㪌
㪍
㪎
㪏
㪐
㪈㪇 㪈㪈 㪈㪉 㪈㪊 㪈㪋 㪈㪌 㪈㪍 㪈㪎 㪈㪏 㪈㪐 㪉㪇 㪉㪈 㪉㪉 㪉㪊 㪉㪋
ᐕ
12.まとめ
平成24年の山形県における急性心筋梗塞発症率
は48.
1/10万人年であった。急性期総死亡率は
18.
4%と近年増加傾向にあるが、院外CPA症例を
除いた急性期死亡率は11.
7%と例年並みであった。
女性患者は男性患者に比し有意に高齢であった。
登録症例の主な臨床所見は近年の解析結果と同様
であった。男性の喫煙者が全男性登録症例の74%、
全喫煙者の89%を占めていたが、女性の喫煙者も
全女性登録症例の21%と、例年より多い傾向を認
めた。引き続き禁煙の啓発が必要である。
施行率は74%であった。PCI
が施行
急性期のPCI
9%)は、冠血行再建
された症例の急性期死亡率 (
術非施行例の死亡率 (
45%)に比し有意に低値で
成功率は96%であった。
あった。急性期におけるPCI
施行は、AMI
の急性期死亡率を
迅速かつ確実なPCI
低下させる上で最も重要な因子と考えられた。
施行率は飛
過去20年間で、山形県におけるPCI
躍的に増加し、急性期死亡率は初期の20%台から
施行率は
10%台半ばへと低下した。平成24年のPCI
前年同様70%代半ばであったが、急性期死亡率は
最近10年間では改善傾向を認めず、死亡率の改善
は頭打ち傾向にある。急性心筋梗塞症例の平均発
困難な症
症年齢は上昇傾向にあり、今後さらにPCI
例が増加することが予想される。
13.謝辞
平成25年も全国規模の学会にて本事業の結果を
発表することができました。また平成26年7月に
開催された心筋梗塞研究会においてYI
A最優秀賞
を受賞することができました。これも20年間にわ
たり本事業に御協力頂きました医師会会員の皆様
方のおかげであり、厚く御礼申し上げます。
本登録評価事業は平成21年度より再び県の事業
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
となり、平成22年度より、がん登録と同様に患者
氏名等の個人情報が登録可能となりました。これ
により、今後、慢性期予後の検討が可能となり、
更に本事業の重要性は増していくものと思われま
す。今後とも益々のご協力とご支援を賜りたく宜
しくお願い申し上げます。
参考文献
1)山形県環境保健部,山形県医師会,山形大学第
一内科:山形県急性心筋梗塞発症登録研究事
業.平成5年の中間報告(第一報).山形県医
師会会報.平成6年;514:5859
2)久保田功、廣野摂、福井昭男、野崎直樹、奥
山雅基、竹石恭知:山形県における急性心筋
梗塞症の短期ならびに長期予後の実態につい
て.山形医学.2002;20;6976
3)Tuns
t
al
l
PedoeH,Kuul
asmaaK,AmouyelP,
Ar
vei
l
er D, Raj
akangas AM, Paj
ak A:
hsi
n
Myocar
di
ali
nf
ar
ct
i
onandcor
onar
ydeat
t
he WHOMONI
CA Pr
oj
ect
: Regi
st
r
at
i
on
pr
ocedur
es, event r
at
es, and casef
at
al
i
t
y
r
i
esi
n
r
at
esi
n 38popul
at
i
onsf
r
om 21count
f
ourcont
i
nent
s.Ci
r
cul
at
i
on1994;90:583612
4)Ni
s
hi
yama S, Wat
anabe T, Ar
i
mot
o T,
Takahas
hi H, Shi
s
hi
do T, Mi
yas
hi
t
a T,
Mi
yamot
oT,Ni
t
obeJ,Shi
bat
aY,Kont
aT,
o T,Fukao A,Kubot
aI
:
Kawat
a S,Kat
Tr
endsi
ncor
onr
yr
i
s
kf
ct
or
samongpat
i
ent
s
he
wi
t
h acut
e myocar
di
ali
nf
ar
ct
i
on overt
l
as
tdecade:t
heYamagat
a AMIr
egi
s
t
r
y.J
At
her
os
cl
erThr
omb2010;17:98998
5)西山 悟史、廣野 摂、竹石 恭知、柴田 洋雄、
久保田 功:急性心筋梗塞症例における発症か
ら病院到着までの時間が医療費と予後にあた
える影響.心臓 2008;40:83844
6)I
t
oH,Kubot
aI
,YokoyamaK,Yas
umur
aS,
Tomoi
ke H: Angi
opl
as
t
y but not
t
hr
ombol
ys
i
si
mpr
ovess
hor
t
t
er
m mor
t
al
i
t
y
of acut
e myocar
di
al i
nf
ar
ct
i
on. A
mul
t
i
cent
ers
ur
veyi
nYamagat
a,Japan.Jpn
27
Hear
tJ.1999;40:3839
7)Kubot
aI
,I
t
oH,YokoyamaK,Yas
umur
aS,
t
er acut
e
Tomoi
ke H:Ear
l
y mor
t
al
i
t
y af
myocar
di
ali
nf
ar
ct
i
on:obs
er
vat
i
onals
t
udy
i
n Yamagat
a,19931995.Jpn Ci
r
cJ.1998;
18
62:4148)西山 悟史、廣野 摂、竹石 恭知、久保田 功、
武田 憲夫、有海 躬行、遠藤 克二:山形県急性
心筋梗塞・突然死発症登録評価研究事業 平成17年のまとめ.山形県医師会報 平成19
年;665:2024
9)西山 悟史、廣野 摂、竹石 恭知、久保田 功、
武田 憲夫、有海 躬行:山形県急性心筋梗塞・
突然死発症登録評価研究事業 -平成18年のま
とめ.山形県医師会会報 平成20年;678:1520
10)西山 悟史、渡邉 哲、久保田 功、武田 憲夫、
深尾 彰、有海 躬行:山形県急性心筋梗塞発
症登録評価研究事業 -平成19年のまとめ.山
形県医師会会報 平成21年;689:1519
11)西山 悟史、佐々木 真太郎、渡邉 哲、久保
田 功、武田 憲夫、深尾 彰、有海 躬行:山形
県急性心筋梗塞発症登録評価研究事業 -平成
20年のまとめ.山形県医師会会報 平成22年;
702:1418
12)西山 悟史、和根崎 真大、渡邉 哲、久保田
功、寶澤 篤、深尾 彰、有海 躬行:山形県
急性心筋梗塞発症登録評価研究事業 -平成21
年 の ま と め.山 形 県 医 師 会 会 報 平 成23年;
718:1317
13)和根崎 真大、西山 悟史、平山 敦士、渡邉
哲、久保田 功、寶澤 篤、深尾 彰、有海 躬
行:山形県急性心筋梗塞発症登録評価研究事
業 -平成22年のまとめ.山形県医師会会報 平
成24年;732:1317
14)和根崎 真大、西山 悟史、平山 敦士、渡邉
哲、久 保 田 功、成 松 宏 人、深 尾 彰、有 海
躬行:山形県急性心筋梗塞発症登録評価研究
事業 -平成23年のまとめ.山形県医師会会報
平成25年;742:1317
28
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
地域医療を守るということ
山形県医師会監事 小 林 正 義
今、米沢市平日夜間休日診療所で内科担当の当番医として勤務しながら作文を書いている。相棒は、
埼玉県所沢在住の小児科医K君。彼は私の高校の同級生で年末年始、ゴールデンウィーク等に郷土の子
供たちのために診療所の当番を引き受けてくれている。
そもそも、米沢市の休日診療は昭和38年に休日在宅当番医制度(現在盛んに議論されている在宅医療
とは異なる)として開始され、昭和59年には米沢市立病院、三友堂病院、舟山病院による病院群輪番制
が発足し2次救急体制が整備されるはずであったが、風邪ひき等1次診療で済むはずの患者さんが、コ
ンビニ受診することが多く、病院の負担が増大していった。
この事態を解消すべく、米沢市医師会でも休日在宅当番医制を発展的に解消し、昭和60年4月「米沢
市休日急病診療所」を開設するに至った。診療所の受診者は約7割が小児科関連であったため、当初は
小児科医常駐ではなかったが、平成3年2月からは山大小児科教室から10名の応援を受け市内の開業医
4名を加え、漸く内科系あるいは外科系医と、小児科医の医師二名体制が実現し診療体制は強化された。
しかし、平日準夜帯の輪番病院コンビニ受診が続き、本来の目的である2次救急の診療にも支障をきた
すことも懸念されたため、米沢市医師会でも平日午後7時から午後9時30分までの診療を当番制で休日
診療所で行うこととなり、平成20年11月から実施している。しかし、やはり小児科医常駐は無理で、自
分の子供さえ小児科医に診てもらっていた私でさえ、小児の診療をせざるを得ない状況である。勿論本
格的診断治療は無理で、トリアージを行い中等症以上の子供は米沢市立病院の小児科にお願いしている。
市立病院の小児科の全面的バックアップがあって始めて出来る事である。それでも勤務医の先生たちの
負担軽減に少しは貢献できているようである。しかし、手上げ方式でA会員全員参加ではないため当番
医の高齢化も進み、今後この方式を維持するのも中々大変かなとの思いもある。
医師の偏在、診療科の偏り等、新研修医制度の負の側面を見せつけられているような気がする。米沢
市では、開業医のみならず、病院群の医師不足は深刻で在宅医療も含めどうやって地域の医療水準を維
持するのかが大きな課題となってきている。米沢の休日診療所の小児科診療も、近隣の市町の小児科の
先生方や、K君のような郷土出身者の善意で何とか継続できている状況であり、今後どうなるかは五里
霧中である。
医療や教育の充実は人口流出や少子化の歯止めになるはずである。行政や我々医師会もそのために出
来るだけの努力はしているつもりである。しかし、我が山形県内では地域差はあるものの多くの地域で
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
29
は苦戦を強いられている。人材が集まらないことには何もできない。ではどの様にして人を集めるか。
方法としては、人材を多く作ること。でもこれは、大学等の定員もあり難しい。地域の魅力をアピール
して医学生等に当地に残ってもらう。嫁さんでも世話をすればさらに有効性は増加する。同様に他の地
域の学生を引っ張り込む。これも有効であろうがせめて半人前になるためにさえも時間が掛かる。職を
離れている女性の活用。これも大事なことではあるがトレーニング等の時間が掛かる上に不確実である。
一番有効そうだと考えられるのは、まだ現役は続けてはいるが、定年退職等で病院勤務はできないが、
例えパートタイムでも外来診療で郷土の役に立ちたいと考えている団塊の世代の活用である。何より彼
らは郷土の言葉を理解し、患者さんが訴えたい微妙なニュアンスも理解できるはずである。現在米沢市
では個人的な繋がりで細々と人集めを行っているが、県人会や高校の同窓会組織なども活用し、もっと
幅広く永続する制度の構築が成されれば、今より格段に医者集めは楽になるかもしれない。
歴史的に見ても我が県は人材の供給地である。人が大都会に集中し、地方の人口減少が深刻な問題に
なっている今、供給した人材を少し返してもらう(寝たきりや、徘徊するようになってからはちょっと
困るが)方策をより真剣に考えなければ、故郷が消滅してしまう。流出した人材を故郷に戻し再度活躍
する場を提供し、周囲とも馴染んだ状態で終末期を迎えてもらうようにする取り組みが必要かもしれな
い。そうすれば、都会の超高齢化時代にともなう問題も緩和され一挙両得になるのではなかろうか。
30
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
県医師会だより
県病院協議会と県医師会との懇談会
去る8月4日㈪午後4時からホテルメトロポリ
しょうか。お話は、医療事故、医療法人制度、医
タン山形において、山形県医師会と山形県病院協
療従事者の確保、勤務環境改善、医学部と医師数
議会との懇談会が行われました。
から専門医制度の仕組みまで進み、最後は在宅医
例年、双方から出し合った数題の議題に関して
療介護保険地域医療ケアの深い関係で締めくくら
の質疑応答を行う形式でしたが、今回は病院に
れました。
とって差し迫っている課題である病床機能報告制
今回の法律は、以下の一括法の一部として、個
度について、厚生労働省の担当者から直接に話を
別法である医療法を改正するものです。
「地域にお
聞く会として開催されました。
ける医療及び介護の総合的な確保を推進するため
病院協議会の役員と県医師会の役員、また、県
の関係法律の整備等に関する法律」は、19本の個
内の殆ど全ての病院長と山形県健康福祉部の担当
別法からなる一括法です。この19本の個別法はす
者が多数参加し会場は賑わっておりました。德永
でに公布施行が順次行われており、ついに、今年
正靱山形県医師会長、後藤敏和山形県病院協議会
の10月1日には病床機能報告制度(有床診療所も
理事長の挨拶の後、講演が始まりました。
含む)も始まりました。来年4月1日からは地域
医療構想の策定と介護保険法の見直しも始まりま
講 演
す。この5〜6年の間、医療の何が変わるのかを
「医療法改正により何が変わり何をすべきか
良く知り、何をすべきかを的確に考えることが必
〜地域医療ビジョン、新たな財政支援制度、医師確保等〜」
要であると言えます。
(報告者 山形県医師会常任理事 吉岡信弥)
厚生労働省医政局指導課 医師確保等地域医療対策室 在宅医療推進室長 佐々木 昌弘先生
医療法の歴史から始まり、今回の医療法改正の
ポイント 1.病床機能報告制度 2.地域医療
構想(ビジョン) 3.医療計画 4.協議の場 5.新たな基金(財政支援制度)についての詳し
い解説があり、各病院がどのような方向へ進むべ
きなのかを考える良い機会になったのではないで
佐々木昌弘先生
德永会長
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
第
4
31
回 常 任 理 事 会
日 時、平成26年9月10日㈬ 午後3時30分~
会 場、県医師会館役員室 出席者
会 長 德永 正靱
副 会 長 中目 千之、清治 邦夫、中條 明夫
常任理事 大内 清則、齋藤 忠明、島貫 隆夫
吉岡 信弥、渡辺 眞史
事 務 局 鈴木事務局長他事務局員
〔Ⅰ〕報告事項
4.東北各県担当者連絡会議
敢 医事紛争部門
9月6日㈯ 秋田ビューホテル
中目副会長出席
中目副会長より、各県における最近10年間の
医事紛争処理の状況報告や医事紛争事例が発生
した場合の処理手順等について意見が交わされ
た旨報告。
1.消化器検診中央委員会
8月28日㈭ 県医師会館
清治副会長ほか役員出席
柑 勤務医部門
9月6日㈯ 秋田ビューホテル
島貫・吉岡常任理事出席
清治副会長より、本会主催の消化器検診読影研
修会を9月20日㈯、午後2時から産業創造支援セ
ンターで開催する。なお、酒田地区医師会十全堂
から要望があった遠距離参加者に配慮した開催時
間の設定及び開催場所・開催回数等の課題につい
ては、次年度に改めて検討することとした旨報告。
島貫常任理事より、勤務医確保に向けた討議
がなされるとともに、各県の勤務医部会の活動
状況報告や勤務医の組織化、医師会の組織強化
等について意見が交わされた旨報告。
2.地区医師会長と県医師会との連絡会議
8月30日㈯~31日㈰ 葉山館
德永会長ほか役員出席
德永会長より、本日出席されている常任理事の
方々も出席されたので内容報告は省略するが、各
郡市地区医師会長の考えを聞くことができ有意義
であった旨報告。
3.呼吸器検診中央委員会
9月1日㈪ 県医師会館
清治副会長ほか役員出席
清治副会長より、回報書様式が変更されたこと
に伴う記載方法等について協議された。また、労
働局への「じん肺管理区分」申請におけるエック
ス線写真については、所謂レントゲンフイルムが
必要である旨の情報提供がなされた旨報告。
桓 広報部門
9月6日㈯ 秋田県医師会館
清治副会長、渡辺常任理事出席
渡辺常任理事より、広報媒体として最も有効
な手段であるテレビ広報についての日医の状況
や各県の広報活動の現況報告及び学生や研修医
に対する広報手段等について意見が交わされた
旨報告。
棺 社会保険部門
9月6日㈯ 秋田ビューホテル
中條副会長、大内常任理事
小林監事出席
中條副会長より、有床診療所等における管理
栄養士常勤問題への対応の総括がなされるとと
もに、長期投薬許容推進による弊害等について
意見が交わされた旨報告。
款 特定健診・がん検診部門
9月6日㈯ 秋田県医師会館
深尾常任理事、三條理事出席
鈴木事務局長より、日医から特定健診及び保
健指導の受診率が低迷しており抜本的な見直し
32
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
が迫られていることの説明がなされるとともに、
各県医師会におけるがん検診への取組状況等に
ついて意見が交わされた旨、深尾常任理事から
報告が届いている旨説明。
5.第68回東北医師会連合会総会並びに学術大会
9月7日㈰ 秋田ビューホテル
德永会長ほか役員出席
德永会長より、日本医師会の横倉会長を招き総
会が盛大に開催された旨報告。
中目副会長より、セッションにおいては6名の
演者により人口減少問題や医師確保問題さらには
看護師不足への対応など幅広い分野について討論
がなされた旨報告。
中條副会長から、発表形式がこれまでにない新
たな手法が取られ、今後、本県開催に当たって多
いに参考すべき事項があった旨報告。
なお中目副会長より、同日開催された会長昼食
会において、8月に発生した広島県の土砂災害に
対し、東北医師会連合会として同県医師会に見舞
金を贈呈することを決定した旨報告。
6.学校保健委員会
9月9日㈫ 県医師会館
德永会長ほか役員出席報告。
(詳細については本誌別掲)
7.保険医療機関の個別指導
9月9日㈫ 山形ビッグウイング
吉岡常任理事より報告。
8.会議・行事等
敢 地域包括ケアシステムトップセミナー
8月28日㈭ 県庁
清治副会長出席報告。
柑 平成26年度第2回山形県助産師出向支援モ
デル事業実施協議会
9月8日㈪ 県看護協会会館
吉岡常任理事出席報告。
2.文部科学省「東北地方における医学部設置に
係る構想審査会構想審査結果」について
中目副会長より、日本医師会長から、
「東北医科
薬科大学」の構想が選定されたとの通知がある旨
説明があり、了知することと決定。(本会ホーム
ページ・会員メニュー「新着文書」に掲載。)
3.第1・2回国立大学法人山形大学顧問会議の
日時について
第1回 10月30日㈭ 山形大学
第2回 2月3日㈫ 山形大学
中目副会長より、山形大学長から、標記開催案
内がある旨説明があり、欠席することと決定。
4.平成26年度東北ブロック認定産業医制度基礎
(前期)研修会の開催について
10月19日㈰ TKPガーデンシティ仙台
忠)
常任理事より、宮城県医師会長から、標
齋藤(
記開催案内がある旨説明があり、各郡市地区医師
会長宛通知することと決定。(本会ホームページ・
会員メニュー「新着文書」に掲載。)
5.病院・診療所及び社会福祉施設に対する腰痛
予防対策講習会の周知依頼について
10月30日㈭ 山形ビッグウイング
齋藤(
忠)
常任理事より、日本医師会長から、標記
開催案内がある旨説明があり、各郡市地区医師会
長宛通知することと決定。(本会ホームページ・会
員メニュー「新着文書」に掲載。)
6.
「職場の健康診断実施強化月間」の実施に関す
る協力依頼について
9月1日㈪~30日㈫
全国労働衛生週間準備月間
齋藤(
忠)
常任理事より、日本医師会常任理事から、
標記通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会
長宛通知することと決定。(本会ホームページ・会
員メニュー「新着文書」に掲載。) 〔 Ⅱ 〕通知事項
1.難病及び小児慢性特定疾病の患者に対する新
たな医療費助成制度における「指定医」
、「協力
難病指定医」及び「指定医療機関」の要件等に
ついて
中目副会長より、日本医師会常任理事から、標
記通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長
宛通知することと決定。(本会ホームページ・会員
メニュー「新着文書」に掲載。)
7.平成26年度山形県ナースセンター事業運営委
員会の開催について
10月23日㈭ 県看護協会会館
吉岡常任理事より、県看護協会会長から、標記
開催案内がある旨説明があり、欠席することと決定。
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
33
8.平成26年台風第12号及び第11号による大雨等
による被災者に係る被保険者証等の提示等及び
公費負担医療の取扱いについて
中條副会長より、日本医師会常任理事から、氏
名、生年月日、連絡先、住所等を申し立てること
により、保険診療が受けられるとの通知がある旨
説明があり、各郡市地区医師会長宛通知すること
と決定。(本会ホームページ・会員メニュー「新着
文書」に掲載。) メニュー「新着文書」に掲載。)
9.平成26年8月15日からの大雨災害及び8月19
日からの大雨災害による被災者に係る被保険者
証等の提示等及び公費負担医療の取扱いについて
15.デング熱の国内感染症例について(第五報)
中條副会長より、日本医師会常任理事から、氏
名、生年月日、連絡先、住所等を申し立てること
により、保険診療が受けられるとの通知がある旨
説明があり、各郡市地区医師会長宛通知すること
と決定。(本会ホームページ・会員メニュー「新着
文書」に掲載。)
10.平成26年度 死体検案研修会(上級)の開催に
ついて
前期 10月18日㈯、19日㈰ 日本医師会館
後期 2月8日㈰ 日本医師会館
中條副会長より、日本医師会長から、標記開催
案内がある旨説明があり、各郡市地区医師会長宛
通知することと決定。(本会ホームページ・会員メ
ニュー「新着文書」に掲載。)
14.平成26年度学校等におけるアレルギー疾患に
対する普及啓発講習会の開催について
10月9日㈭ 山形ビッグウイング
清治副会長より、県スポーツ保健課長から、標
記開催案内がある旨説明があり、各郡市地区医師
会長宛通知することと決定。(本会ホームページ・
会員メニュー「新着文書」に掲載。)
清治副会長より、日本医師会感染症危機管理対
策室長から、デング熱の感染患者が、新たに13名
確認されたこと、また、
「デング熱診療マニュアル
(案)
」の改訂版の作成について通知がある旨説明
があり、了知することと決定。
(本会ホームページ・
会員メニュー「新着文書」に掲載。)
〔 Ⅲ 〕協議事項
1.創立七十周年記念式典並びに祝賀会の御案内
11月7日㈮ ホテルメトロポリタン山形
中目副会長より、県済生会支部長から、標記開
催案内がある旨説明があり、欠席・祝電を打電す
ることと決定。
2.都道府県医師会難病・小児慢性特定疾病担当
理事連絡協議会の開催について
10月15日㈬ 日本医師会館
11.「平成26年度介護報酬改定検証・研究調査への
協力依頼について(再協力依頼)」の送付について
中目副会長より、日本医師会常任理事から、標
記協力依頼がある旨説明があり、各郡市地区医師
会長宛通知することと決定。(本会ホームページ・
会員メニュー「新着文書」に掲載。)
「若年性認知症生活実態調査」に関する協力依
12.
頼について
中目副会長より、日本医師会常任理事から、標
記依頼がある旨説明があり、各郡市地区医師会長
宛通知することと決定。(本会ホームページ・会員
メニュー「新着文書」に掲載。)
13.自己負担が2割となる「一定以上所得者」の
判定基準案について
中目副会長より、日本医師会常任理事から、標
記通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長
宛通知することと決定。(本会ホームページ・会員
中目副会長より、日本医師会長から、標記開催
案内がある旨説明があり、渡辺常任理事出席する
ことと決定。
3.後援名義のご依頼について
10月19日㈰
中目副会長より、県腎友会長から、第34回全国
臓器移植推進街頭キャンペーンへの後援依頼があ
る旨説明があり、後援了承。
4.本間清和先生 日本対がん協会賞受賞記念祝賀
会のご案内
9月27日㈯ ガーデンパレスみすぼ
中目副会長より、発起人から、標記開催案内が
ある旨説明があり、德永会長出席することと決定。
34
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
5.
「第7回山形県呼吸療法セミナー」後援のお願い
10月19日㈰ 山形ビッグウイング
13.平成26年度山形県学校保健研究大会の後援に
ついて
11月20日㈭ 新庄市民文化会館
島貫常任理事より、県臨床工学技士会長から、
標記後援依頼がある旨説明があり、後援了承。
6.「第21回山形県糖尿病談話会」後援のお願い
10月10日㈮ 山形国際ホテル
新庄市民プラザ
清治副会長より、実行委員長から、標記後援依
頼がある旨説明があり、後援了承。
14.予防接種後健康状況調査実施機関の推薦につ
島貫常任理事より、県糖尿病談話会から、標記
後援依頼がある旨説明があり、後援了承。
7.後援名義使用について
12月13日㈯ 山形ビッグウイング
島貫常任理事より、麻薬・覚せい剤乱用防止セ
ンター理事長から、
「がん疼痛緩和と医療用麻薬の
適正使用促進のための講習会」への後援依頼があ
る旨説明があり、後援了承。
いて
清治副会長より、県健康福祉部長から、標記推
薦依頼がある旨説明があり、水痘は山形県小児科
医会へ、高齢者の肺炎球菌感染症は山形市医師会
へ推薦依頼することと決定。
15.各種検診委員会委員の辞退について
解職 東海林啓五 消化器検診委員会
(胃がん部会・大腸がん部会)
8.第24回山形県緩和医療研究会後援のお願い
9月27日㈯ 山形市保健センター
清治副会長より、山形市医師会長から、標記通
知がある旨説明があり、解職することと決定。
島貫常任理事より、県緩和医療研究会会長から、
標記後援依頼がある旨説明があり、後援了承。
16.山形県医師会消化器検診委員会・胃がん部会
9.平成26年度日臨技、
(一社)山形県臨床検査技
師会主催「検査説明・相談ができる臨床検査技
師育成講習会」に対する後援について 12月20日㈯、21日㈰ 山形テルサ
の辞退について
解職 香曽我部謙志
清治副会長より、上山市医師会長から、標記解
職依頼がある旨説明があり、解職することと決定。
17.山形県医師会呼吸器検診委員の推薦について
島貫常任理事より、県臨床検査技師会会長から、
標記後援依頼がある旨説明があり、後援了承。
10.第59回山形県国保地域医療学会の開催について
10月25日㈯ ホテルメトロポリタン山形
島貫常任理事より、県国民健康保険団体連合会
から、標記開催案内がある旨説明があり、清治副
会長出席することと決定。
11.山形県臨床内科医会学術講演会への後援のお
願いについて
10月16日㈭ 山形国際ホテル
委嘱 濱田 顕
清治副会長より、酒田地区医師会十全堂会長か
ら、標記通知がある旨説明があり、委嘱すること
と決定。
18.山形県医師会呼吸器検診委員の推薦について
委嘱 金内直樹
清治副会長より、酒田地区医師会十全堂会長か
ら、標記通知がある旨説明があり、委嘱すること
と決定。
19.市民公開講座「皮膚の日健康セミナー」ご後
島貫常任理事より、県臨床内科医会会長から、
標記後援依頼がある旨説明があり、後援了承。
12.会費納入のお願いについて
清治副会長より、やまがた被害者支援センター
理事長から、会費納入依頼がある旨説明があり、
納入することと決定。
援のお願い
11月16日㈰ 山形ビッグウイング
大内常任理事より、日本臨床皮膚科医会山形支
部代表から、標記後援依頼がある旨説明があり、
後援了承。
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
35
追 加 要 項
7.厚生労働省「疑義解釈資料の送付について
(その9)」及び平成26年度診療報酬改定関連通
知の一部訂正についての送付について
1.山形県バイオクラスター形成推進会議の開催
について
10月2日㈭ 県庁
中條副会長より、日本医師会常任理事から、在
宅患者訪問診療料を算定する場合に記載する様式
の取扱いについて通知がある旨説明があり、各郡
市地区医師会長宛通知することと決定。
(本会ホー
ムページ・会員メニュー「新着文書」に掲載。
)
〔 Ⅱ 〕通知事項
中目副会長より、県知事から、標記開催案内が
ある旨説明があり、德永会長出席することと決定。
2.医療・介護に係る新たな財政支援制度関係団
体打ち合わせ会議の開催について
9月16日㈫ 県庁
中目副会長より、県健康福祉部から、標記開催
案内がある旨説明があり、中目副会長出席するこ
とと決定。
3.肝炎治療特別促進事業の実務上の取扱いに係
る情報提供について
清治副会長より、日本医師会常任理事から、薬
剤の取り扱いについて対応方針が承認されたとの
通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長宛
通知することと決定。(本会ホームページ・会員メ
ニュー「新着文書」に掲載。)
4.デング熱の国内感染症例について(第七報)
及び代々木公園周辺以外の場所におけるデング
熱の国内感染症例について
清治副会長より、日本医師会感染症危機管理対
策室長から、標記症例について通知がある旨説明
があり、了知することと決定。
(本会ホームページ・
会員メニュー「新着文書」に掲載。)
5.平成26年度県立学校管理学校医の委嘱発令に
ついて
8.平成26年度認知症ケア研修会~認知症短期集
医師対象)~【西日
中リハビリテーション研修(
本会場】のご案内
10月25日㈯ 京都鳥丸コンベンションホール
中目副会長より、日本医師会常任理事から、標
記開催案内がある旨説明があり、各郡市地区医師
会長宛通知することと決定。(本会ホームページ・
会員メニュー「新着文書」に掲載。)
9.
「第3期介護給付適正化計画に関する指針につ
いて」の送付について
中目副会長より、日本医師会常任理事から、平
成27年度から29年度までの介護給付適正化事業
は標記指針に基づき実施されるとの通知がある旨
説明があり、各郡市地区医師会長宛通知すること
と決定。(本会ホームページ・会員メニュー「新着
文書」に掲載。)
〔 Ⅲ 〕協議事項
1.第49回優良従業員表彰式のご案内
10月29日㈬ 山形市医師会館
中目副会長より、山形市医師会長から、標記開
催案内がある旨説明があり、德永会長出席するこ
とと決定。
2.世界糖尿病デーイベント実施について
清治副会長より、県教育長から、標記発令につ
いて通知がある旨説明があり、了知することと決定。
6.
「道路交通法に基づく一定の症状を呈する病気
等にある者を診断した医師から公安委員会への
任意の届出ガイドライン」等のご送付について
中目副会長より、日本医師会副会長から、標記
通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長宛
通知することと決定。(本会ホームページ・会員メ
ニュー「新着文書」に掲載。)
清治副会長より、日本糖尿病対策推進会議会長
から、標記通知がある旨説明があり、事業を企画
するとともに、各郡市地区医師会長宛通知するこ
とと決定。
(本会ホームページ・会員メニュー「新
着文書」に掲載。
)
3.協賛依頼について(平成27年度全国小学校社
会科研究協議会山形大会)
清治副会長より、研究協議会から、標記協賛依
頼がある旨説明があり、協賛しないことと決定。
36
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
4.本会主催の「市民公開講座―健康スポーツと
不健康スポーツ」及び「健康スポーツ研修会」
(11
月1日)の共催について
大内常任理事より、標記研修会を企業との共催
で開催したい旨説明があり、了承。
なお、企業協賛の適否については、その都度理
事会に附することと決定。
9.心電図判定基準における心房細動の程度区分
の変更について
清治副会長より、本会循環器検診中央委員会に
おいて、心電図所見の心房細動を「要精査」から「要
医療」に変更承認されたことを受け、山形県に要
望したい旨説明があり、要望することと決定。
〔 Ⅳ 〕医師連盟関係
5.山形県医療審議会委員の推薦について
中目副会長より、県健康福祉部長から、標記推
薦依頼がある旨説明があり、德永会長及び中目副
会長を推薦することと決定。
6.警察・検案医部会WGメンバー(案)について
中條副会長より、アンケート調査・名簿作成W
G及び研修企画立案WGを設置したい旨説明があ
り、原案どおり設置することと決定。
7.病院勤務の医療従事者向け認知症対応力向上
研修会に係る協力について
11月9日㈰ 山形ビッグウイング
中目副会長より、県長寿安心支援室長から、標
記研修会の協力依頼がある旨説明があり、連名に
よる開催通知の発出並びに本会会報に同封し会員
に周知するとともに、各郡市地区医師会長宛通知
することと決定。
8.認知症に関わる専門職向け研修会の開催につ
いて(後援依頼)
11月16日㈰ 県立保健医療大学
中目副会長より、県作業療法士会長から、標記
後援依頼がある旨説明があり、後援了承。
1.報告事項
敢 日医連執行委員会
9月9日㈫ 日本医師会館
中目委員長、有海日医連会計監督者出席
中目委員長より、次期参議院議員選挙(比例
区)に組織内候補を擁立することと決定された
旨報告。
2.協議事項
敢 政経セミナーのご案内とお願い 10月6日㈪ 山形グランドホテル
中目委員長より、近藤洋介と次代を創る会か
ら、標記開催案内がある旨説明があり、欠席す
ることと決定。
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
第
8
37
回 全 理 事 会
日 時、平成26年9月24日㈬ 午後3時30分~
会 場、県医師会館役員室 出席者
会 長 德永 正靱
副 会 長 中目 千之、清治 邦夫、中條 明夫
常任理事 大内 清則、齋藤 忠明、島貫 隆夫
深尾 彰、吉岡 信弥、渡辺 眞史
理 事 折居 和夫、加藤 修一、神村 裕子
齋藤 聰、三條 典男
監 事 小林 正義、根本 元、福原 晶子
議 長 佐藤 顕
副 議 長 島田 耕司
事 務 局 鈴木事務局長他事務局員
ミナーであった旨報告。
4.平成26年度第1回都道府県医師会長協議会
9月16日㈫ 日本医師会館
德永会長出席
德永会長より、病床機能報告制度と地域医療ビ
ジョンについて及び消費税の二つについて協議が
なされた。今後の地域医療ビジョンへの対応に当
たっては、わが国の人口構造等の変化を十分見据
えることがポイントとなる。
また、消費税に関する税制改正要望については、
医療界が一つにまとまらなければならない旨報告。
〔 Ⅰ 〕報告事項
1.代表理事の職務執行状況の報告(定款第25条第
3項)
德永会長より、5月31日の会長就任以降、常任
理事会の設置や常任理事の選定並びに理事会務分
掌などの本会運営の基本事項を決定した。また、
郡市地区医師会との繋がりをより強めるため「地
区医師会長と県医師会との連絡会議」を開催する
とともに、定期的に理事会・常任理事会を開催し
情報の共有化等を図っている旨報告。
続いて、中目・清治・中條副会長より、本会の
業務執行方針等の決定に際しては、会長を補佐す
る立場として理事会等で必要な発言を行ってきた。
また、会長の職代行としての業務及び代表理事と
しての法律行為は無かった旨それぞれ報告があり、
了承。
2.第4回常任理事会
9月10日㈬ 県医師会館
德永会長ほか役員出席
德永会長より、各種委員会等の報告をはじめ、
既に理事会メールで報告しているとおりである旨
報告があり、了承。
3.日本医師会生涯教育協力講座セミナー
9月11日㈭ 山形国際ホテル
德永会長、深尾常任理事出席
深尾常任理事より、排尿器疾患の診断と治療を
テーマに開催し、36名の参加が得られ有意義なセ
5.第2回新たな財政支援制度に係る関係団体打
ち合わせ会議
9月16日㈫ 山形県庁
中目副会長出席
中目副会長より、在宅医療連携拠点事業につい
ては、全ての地区医師会での立ち上げが求められ
ているが、確実に実施が見込まれる地区は少ない。
今年度立ち上げに向けた検討をお願いしたい。ま
た、来年度事業計画の提出は10月を期限とし求め
られることとなるので、計画策定についてもお願
いしたい旨報告。
なお、各理事より、在宅医療連携拠点事業に係
る本年度予算配分は終了していると聞くが対応は
可能なのか。また、来年度以降の事業運営に要す
る財源措置について、活発な討論がなされた。
6.都道府県医師会救急災害医療担当理事連絡協
議会
9月18日㈭ 日本医師会館
大内常任理事出席
大内常任理事より、協議会の議論が災害対策の
みならず救急医療にもウエイトが置かれるように
なった。地域包括ケアシステムの視点から高齢者
に対する救急医療についてより議論を深めていく
とともに、災害医療については、南海トラフ大地
震は起こるということを想定した体制で考えを集
約することとなった旨報告。
38
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
7.H.
感染を考慮した胃X線読影診断研修会
Pyl
or
i
9月20日㈯ 産業創造支援センター
深尾常任理事出席
深尾常任理事より、医師59名、技士その他22名
の参加があり、また、アンサーパットを使用した
新たな研修会形式で好評であった旨報告。
8.保険医療機関の個別・新規個別指導
敢 9月2日㈫ 山形ビッグウイング
神村理事より報告。
柑 9月17日㈬ 酒田市中央公民館 島貫常任理事より報告。
9.会議・行事等
敢 第1回山形県健康長寿推進協議会
9月12日㈮ 山形県庁
清治副会長出席報告。
柑 山形県肝炎対策協議会
9月12日㈮ 山形県庁
中目副会長出席報告。
桓 県医療機関厚生年金基金第75回理事会
9月18日㈭ ホテルメトロポリタン山形
鈴木事務局長出席報告。
棺 第5回医療安全やまがたフォーラム実行委
員会
9月19日㈮ 県看護協会会館
鈴木事務局長出席報告。
款 やまがた健康推進機構50周年記念式典・祝
賀会
9月20日㈯ 山形テルサ
ホテルメトロポリタン山形
清治副会長出席報告。
歓 山形県医師信用組合理事会
9月24日㈬ 県医師会館
德永会長ほか役員出席報告。
2.病床機能報告制度専用ホームページの立上げ
及び疑義照会窓口の設置等について
中目副会長より、県健康福祉部長から、標記通
知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長宛通
知することと決定。(本会ホームページ・会員メ
ニュー「新着文書」に掲載。)
3.
「第67回日本医師会設立記念医学大会」開催の
ご案内
11月1日㈯ 日本医師会館
中目副会長より、日本医師会長から、標記開催
案内がある旨説明があり、欠席することと決定。
4.平成26年度診療報酬改定において経過措置を
設けた施設基準の取扱いについて
中條副会長より、日本医師会常任理事から、10
月1日以降も引き続き算定される項目については
届出が必要であるとの通知がある旨説明があり、
各郡市地区医師会長宛通知することと決定。
(本会
ホームページ・会員メニュー「新着文書」に掲載。)
5.
「地域支援事業の実施について」の一部改正に
ついて
中目副会長より、日本医師会常任理事から、標
記通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長
宛通知することと決定。(本会ホームページ・会員
メニュー「新着文書」に掲載。)
6.平成26年度地域ケア会議活用推進等事業の実
施について
中目副会長より、日本医師会常任理事から、標
記通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長
宛通知することと決定。(本会ホームページ・会員
メニュー「新着文書」に掲載。)
7.アルコール健康障害対策基本法施行に伴うア
ルコール健康障害対策推進基本計画等の策定に
向けた検討について(情報提供)
〔Ⅱ〕通知事項
1.平成26年麻薬年間報告の提出等について
中目副会長より、県健康福祉部長から、11月30
日までに県知事あて報告書を提出する義務がある
との通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会
長宛通知することと決定。(本会ホームページ・会
員メニュー「新着文書」に掲載。)
清治副会長より、日本医師会常任理事から、標
記通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長
宛通知することと決定。(本会ホームページ・会員
メニュー「新着文書」に掲載。)
8.セアカゴケグモ抗毒素について
清治副会長より、日本医師会感染症危機管理対
策室長から、研究班が保管している抗毒素を遠隔
処方できるとの通知がある旨説明があり、各郡市
地区医師会長宛通知することと決定。
(本会ホーム
ページ・会員メニュー「新着文書」に掲載。)
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
9.平成26年度結核予防週間の実施について
9月24日㈬~30日㈫ 予防週間
清治副会長より、日本医師会長から、標記通知
がある旨説明があり、了知することと決定。
(本会
ホームページ・会員メニュー「新着文書」に掲載。)
10.日本医師会・日本獣医師会による連携シンポ
ジウム「人と動物の共通感染症を考える -狂
犬病の現状と対策-」の開催について
10月28日㈫ 日比谷公会堂
清治副会長より、日本医師会長から、標記開催
案内がある旨説明があり、各郡市地区医師会長宛
通知することと決定。(本会ホームページ・会員メ
ニュー「新着文書」に掲載。)
11.感染症の予防及び感染症の患者に対する医療
に関する法律施行規則の一部を改正する省令の
施行等について
清治副会長より、日本医師会感染症危機管理対
策室長から、標記通知がある旨説明があり、了知
す る こ と と 決 定。
(本 会 ホ ー ム ペ ー ジ・会 員 メ
ニュー「新着文書」に掲載。)
12.厚生労働省主催「平成26年度新型インフルエ
ンザの診療と対策に関する研修」の開催について
11月2日㈰
イイノホール&カンファレンスセンター
清治副会長より、日本医師会感染症危機管理対
策室長から、標記開催案内がある旨説明があり、
各郡市地区医師会長宛通知することと決定。
(本会
ホームページ・会員メニュー「新着文書」に掲載。)
39
3.第25回日本医師会主催「指導医のための教育
ワークショップ」の開催について
平成27年2月7日㈯、8日㈰
晴海グランドホテル
深尾常任理事より、日本医師会常任理事から、
標記開催案内がある旨説明があり、各郡市地区医
師会長宛通知することと決定。 4.第59回山形県国保地域医療学会の開催について
10月25日㈯ ホテルメトロポリタン山形
深尾常任理事より、県国民健康保険団体連合会
から、標記開催案内がある旨説明があり、清治副
会長出席することと決定。 5.ご後援のお願い(東北大学艮陵同窓会山形県
支部 特別講演会)
11月15日㈯ 山形グランドホテル
深尾常任理事より、山形県支部長から、標記後
援依頼がある旨説明があり、後援了承。
6.平成26年度 第1回運営協議会の開催について
11月5日㈬ 山形グランドホテル
齋藤(
忠)
常任理事より、山形産業保健総合支援セ
ンター運営協議会会長から、標記開催案内がある
旨説明があり、德永会長出席することと決定。
7.日医ニュース「都道府県医師会だより」原稿
投稿のご依頼について
渡辺常任理事より、日本医師会常任理事から、
標記依頼がある旨説明があり、中目副会長執筆す
ることと決定。 〔Ⅲ〕協議事項
1.平成26年度日本医師会医療事故防止研修会の
開催について
11月16日㈰ 日本医師会館
中目副会長より、日本医師会長から、標記開催
案内がある旨説明があり、中條副会長、大内常任
理事出席することと決定。(本会ホームページ・会
員メニュー「新着文書」に掲載。)
2.観楓会のご案内
10月24日㈮ ベルナール鶴岡
中目副会長より、鶴岡地区医師会長から、標記
開催案内がある旨説明があり、会長代理で中目副
会長出席することと決定。
8.平成26年度 第2回都道府県医師会税制担当
理事連絡協議会開催の件
11月5日㈬ 日本医師会館
吉岡常任理事より、日本医師会長から、標記開
催案内がある旨説明があり、吉岡常任理事出席す
ることと決定。
9.平成26年度 都道府県医師会「警察活動に協力
する医師の部会(仮称)」連絡協議会・学術大会
の開催について
平成27年1月10日㈯ 日本医師会館
中條副会長より、日本医師会長から、標記開催
案内がある旨説明があり、中條副会長出席するこ
とと決定。(本会ホームページ・会員メニュー「新
着文書」に掲載。)
40
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
「やまがたピンクリボンフェスタ2014」ご臨席
10.
とご祝辞のお願い
10月12日㈰ 山形市役所
清治副会長より、実行委員長から、標記出席案
内がある旨説明があり、大内常任理事出席するこ
とと決定。
「山形新聞健康講座 おなかの健康から 楽し
11.
き長寿へ」後援(名義)のお願い
10月29日㈬ 山形国際交流プラザ
大内常任理事より、山形新聞社から、標記後援
依頼がある旨説明があり、名義後援了承。
3.食事療養標準負担額及び生活療養標準負担額
の一部改正について
中條副会長より、日本医師会常任理事から、標
記通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長
宛通知することと決定。(本会ホームページ・会員
メニュー「新着文書」に掲載。)
4.東北地方社会保険医療協議会への委員の出席
について(協力依頼)
10月20日㈪ 東北厚生局
中條副会長より、東北地方社会保険医療協議会
会長から、標記開催案内がある旨説明があり、欠
席することと決定。
「市民公開講座」の開催に伴うご後援のお願い
12.
について
11月30日㈰ 高畠町中央公民館
大内常任理事より、南陽市東置賜郡医師会長か
ら、標記後援依頼がある旨説明があり、後援了承。
追 加 要 項
5.死因究明等推進協議会(仮称)の設置に向け
た都道府県医師会に対する協力要請について
中條副会長より、日本医師会長から、標記協力
依頼がある旨説明があり、了知することと決定。
6.小児死亡事例に対する死亡時画像診断モデル
事業について(ご協力依頼)
〔 I〕報告事項
1.会員訃報
会員氏名 荻生徳寛先生 69歳
【米沢市医師会】
死亡年月日 9月15日㈪
喪 主 荻生愛子様
德永会長より、米沢市医師会にお願いし、弔意
を表した旨報告。
中條副会長より、日本医師会長から、標記事業
への協力依頼がある旨説明があり、各郡市地区医
師会長宛通知することと決定。
7.「結核医療の基準」の一部改正について
清治副会長より、日本医師会感染症危機管理対
策室長から、標記通知がある旨説明があり、了知
す る こ と と 決 定。(本 会 ホ ー ム ペ ー ジ・会 員 メ
ニュー「新着文書」に掲載。)
〔 Ⅱ 〕通知事項
1.平成26年度第2回都道府県医師会長協議会の
開催について
11月18日㈫ 日本医師会館
中目副会長より、日本医師会長から、標記開催
案内がある旨説明があり、德永会長出席すること
と決定。
8.デング熱国内感染事例発生時の対応・対策の
手引きについて
清治副会長より、日本医師会感染症危機管理対
策室長から、標記通知がある旨説明があり、各郡
市地区医師会長宛通知することと決定。
(本会ホー
ムページ・会員メニュー「新着文書」に掲載。)
9.デング熱の国内感染症例について(第十六報)
2.
「地域における医療及び介護を総合的に確保す
るための基本的な方針」の送付について
中目副会長より、日本医師会副会長から、標記
通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長宛
通知することと決定。(本会ホームページ・会員メ
ニュー「新着文書」に掲載。)
清治副会長より、県健康福祉企画課から、標記
通知がある旨説明があり、了知することと決定。
10.平成26年度第3四半期におけるセーフティ
ネット保証5号(緊急保証制度)の業種指定の
取扱について
中目副会長より、日本医師会常任理事から、医
療業について「一般病院」
、「精神科病院」
、
「有床
診療所」
、「無床診療所」が対象から除外されるこ
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
とについて通知がある旨説明があり、各郡市地区
医師会長宛通知することと決定。
(本会ホームペー
ジ・会員メニュー「新着文書」に掲載。)
11.第1回救急電話相談事業検討会議の開催につ
いて
41
5.山形国民保護計画変更素案への意見について
(照会)
大内常任理事より、県危機管理監から、標記意
見照会がある旨説明があり、回答は大内常任理事
に一任することと決定。
9月26日㈮ 山形市医師会館
大内常任理事より、県健康福祉部長から、標記
開催案内がある旨説明があり、大内常任理事出席
することと決定。
〔 Ⅲ 〕協議事項
6.その他
敢 白寿・米寿会員への寿賀祝品の贈呈について
鈴木事務局長より、標記について説明があり、
各地区選出の役員から伝達することとし、その
分担を決定した。
1.平成26年度産業医研修事業の委託契約について
〔 Ⅳ 〕医師連盟関係
齋藤(
忠)
常任理事より、産業医学振興財団理事長
から、標記委託契約依頼がある旨説明があり、契
約を締結することと決定。
2.第10回「在宅医療推進フォーラム」について
11月23日(日・祝) 名古屋大学
中目副会長より、標記フォーラムについて説明
があり、中目・清治副会長出席することと決定。
3.女性医師サポート体制強化のための懇談会の
共催について
10月18日㈯ パレスグランデール
島貫常任理事より、県健康福祉部長から、標記
共催依頼がある旨説明があり、共催を了承すると
ともに、島貫・吉岡・渡辺常任理事、神村理事出
席することと決定。
4.保険医療機関の指導日程について
中條副会長より、標記日程について説明があり、
それぞれ次のとおり立会うことと決定。
敢 新規指定時集団指導(第2回)並びに保険
医新規登録時集団指導(第2回)
11月26日㈬ 県立保健医療大学(立会不要)
柑 新規個別・個別指導
12月 2日㈫ わくわく新庄 三條理事
12月 9日㈫ 山形ビッグウイング 吉岡常任理事
12月16日㈫ 山形ビッグウイング 神村理事
1.報告事項
敢 日医連医政活動研究会
9月13日㈯
トラストシティーカンファレンス・丸の内
島田執行委員、吉岡常任執行委員出席
島田執行委員より、小泉進次郎内閣府大臣政
務官、田村憲久前厚生労働大臣、横倉日本医師
連盟委員長の講演があった旨報告。
2.通知事項
敢 「日本医師連盟活動指針」等について
中目委員長より、日本医師連盟委員長から、
標記通知がある旨説明があり、郡市地区医師連
盟宛通知することと決定。
3.協議事項
敢 第24回参議院議員比例代表選挙における候
補者の公募について
中目委員長より、日本医師連盟委員長から、
標記通知がある旨説明があり、郡市地区医師連
盟宛通知することと決定。
柑 日医連医政活動研究会開催について
中目委員長より、日本医師連盟委員長から、
標記研究会の開催依頼がある旨説明があり、開
催することとし、詳細については中目委員長、
島田執行委員、吉岡常任執行委員に一任するこ
とと決定。
42
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
地域保健研究委員会
本会地域保健研究委員会は、去る8月22日㈮午
後3時30分より県医師会館において開催された。
初めに中目副会長より「この地域保健研究事業
は、各地区医師会がそれぞれ独自に企画し実施す
る研究活動に対し助成金を交付し行っているもの
である。本日の委員会は昨年実施していただいた
事業報告が中心となっているが、忌憚のないご意
見をお願いするとともに、今後の地区医師会の活
性化等が図れるよう今後も研究事業をお願いした
い。」との挨拶があり、続いて委員長に松田徹委員、
副委員長に鈴木明朗委員を選出し、松田委員長の
司会で協議が進められた。
主な内容は次のとおりである。
斬出席者
副 会 長 中目 千之
担当理事 深尾 彰、神村 裕子
委 員 長 松田 徹
副委員長 鈴木 明朗
委 員 小松 芳之、石田 一、原田 一博
半田 和広、佐藤 俊浩、後藤 利昭
佐野 隆一
オブザーバー 鈴木 真彦
斬委員長、副委員長選出
委員長に松田徹委員、副委員長に鈴木明朗委員
を選出。
斬報 告
敢 乳癌センチネルリンパ節のOSNA法によ
る解析(北村山地区医師会)
北村山公立病院乳腺外科鈴木先生より次のと
おり説明。
医師不足のため病理医がどこにでもいる時代
ではない。病理の診断を必要とするリンパ節の
転移診断に対し、病理に代わる方法で診断を
行ってセンチネルリンパ節生検を一般の病院で
も広く行われるようにしたい。OSNA法導入
は、病理医の不在の中小病院にとって非常に意
義のあるものと考えられる。
柑 「大腸がん検診精検受診率向上」に関する研
究(鶴岡地区医師会)
松田委員長より次のとおり説明。
職域の大腸がん検診の受診率が非常に悪い。
25年度の事業は市民への精検受診勧奨として講
演会や大腸内視鏡技術研修会を開催した。また、
ブレイブサークルとの共同で大腸がん検診拡大
の勧奨を行った。
桓 医師不足の地域での在宅医不在時支援およ
び在宅医療における医療連携の導入と後方支
援病院の体制整備事業(南陽市東置賜郡医師会)
後藤委員より次のとおり説明。
昨年に引き続き、研修と多職種との交流会を
目的とした在宅医療研修会の開催や在宅医療へ
の理解を深めていただくための市民公開講座を
開催した。市民公開講座では170名の参加があり
大変好評であった。
棺 堀内家文書資料集作成ならびに刊行事業
(米沢市医師会)
佐野委員より次のとおり説明。
講演会の開催や刊行に向けた打合せ会を開催
した。25年度に文書解読作業が終了し、平成27
年3月の刊行に向けて現在準備を進めていると
ころである。
款 へリコバクターピロリ除菌による胃がん一
次予防策を見据えた小・中学生における感染
率の推移に関する調査研究(山形市医師会)
小松委員より次のとおり説明。
体外診断用医薬品が販売中止となり事業の実
施ができなかった。26年、27年度で事業を行い
たい。
歓 その他
1.地域保健研究事業の取組みについて
事務局より、今年4月に新たな地域保健研
究事業の取組みの募集を行ったが、事業計画
の提出がなく今年度は3事業の実施となって
いる。来年度、募集通知をさせていただいた
際は、積極的に取組みの計画書の提出をお願
いしたい旨報告。
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
43
学校保健委員会
本会学校保健委員会は、去る9月9日㈫午後3
時30分より県医師会館ほか、テレビ会議において
開催された。
初めに德永会長より、
「私は校医ではないが、山
形市教育委員会委員としてこの委員会に協力した
い。皆様のご活躍をお願いしたい。」との挨拶があ
り、続いて委員長に斎藤慶一委員、副委員長に中
山裕一委員を選出し、斎藤委員長の司会で協議が
進められた。
主な協議内容は次のとおりである。
斬出席者
会 長 德永 正靱
副 会 長 清治 邦夫、中條 明夫
担当理事 齋藤 忠明、渡辺 眞史、加藤 修一
三條 典男
委 員 長 斎藤 慶一
副委員長 中山 裕一
委 員 金子 尚仁、㈹鈴木一作、中井 伸一
小林 達、原田 正夫、大滝 晋介
粕川 俊彦、齋藤 聰
オブサーバー 山形県健康福祉部医療統括監
阿彦 忠之
山形県教育庁スポーツ保健課
保健・食育主幹 柏倉 昭夫
主査 小池 伸子
斬委員長、副委員長選出
委員長に斎藤慶一委員、副委員長に中山裕一委
員を選出。
斬報 告
1.第44回全国学校保健・学校医大会
平成25年11月9日㈯
秋田キャッスルホテル他
清治副会長より、第2分科会では渡辺常任理事
より「県医師会の学校保健委員会を通した肥満対
策の標準化の試み」と題し発表いただき、今年度
は11月8日㈯に石川県医師会が担当し金沢市で開
催される旨報告。
2.平成25年度本会学校医大会について
平成25年11月16日㈯
県産業創造支援センター
清治副会長より、表彰者11名中3名の出席、全
体では保健師4名を含めて24名の出席であったた
め開催時期等について、改めてあり方を検討する
必要がある旨報告。
3.平成25年度学校保健講習会について
平成26年2月23日㈰ 日本医師会館
治副会長より、食物アレルギー対策をメインと
した講演があった旨報告。
4.第26回東北学校保健・学校医大会について
平成26年7月13日㈰ 仙台国際センター
清治副会長より、本県からは山形市給食セン
ターの栄養管理室長の西村さん、済生館の清水先
生にご講演いただいた旨報告。
5.その他
・性教育に関するアンケート調査について
金子委員より次のとおり報告。
昨年度の本委員会において、人間と性教育研
究協議会山形県支部にて性教育に関するアン
ケート調査を実施するにあたり、名義借用をお
願いしご了承いただいたが、医師会など公的機
関等からの依頼では本音を出せないのではない
かとの結論になり、我々の協議会が実施母体と
して調査した。
これまでに小中高等学校、特別養護学校を対
象に、問題点を抽出することを目的に実施した。
県内全ての前述学校計488校の養護教諭宛に送
付し、回収率は40%ほどであった。
様々な問題点が浮かび上がってきたので、こ
れら解決に向けて動いてまいりたい。
斬協 議
1.学校におけるアレルギー疾患に対する取組み
について
県教育庁スポーツ保健課柏倉主幹より、現在ど
の学校においても各種アレルギー疾患の児童生徒
が多数在籍しているということを前提にした取組
みが進められるよう普及啓発を図っており、その
取組みについて説明がなされた。協議の結果、県
小児科医会を中心に作成されるアレルギーに特化
した学校生活管理指導表を本県統一とする様調整
していくことと決定。
2.平成26年度本会学校医大会の開催について
清治副会長より、これまでの大会内容や参加人
数について報告があり、開催方法等についてご協
議いただきたい旨説明がなされた。協議の結果、
食物アレルギーをテーマとし、済生館の清水行敏
先生へ講師を依頼すること、日程は執行部一任と
し県小児科医会に動員をかけていただく事と決定。
(後日、本年12月13日㈯山形市・県産業創造支援
センターにて開催することが決定。)
3.その他
・山形県眼科医会からの要望
1)色覚検査について
2) 幼稚園や保育所等における幼児視力検査について
県眼科医会より代理出席の鈴木委員より、上記
に関する現状について報告があり、出席委員に対
し各学校の学校保健委員会などで色覚検査の必要
性の説明、児童の弱視早期発見・早期治療につな
がるよう働きがけをお願いしたい旨依頼があり、
情報交換がなされた。
44
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
斬9月 1日
呼吸器検診中央委員会を県医師会
館で開催。
6日
東北各県担当者連絡会議(医事紛
斬
争部門)が秋田ビューホテルで開催され、中
目副会長出席。
〃
東北各県担当者連絡会議(勤務医
斬
部門)が秋田ビューホテルで開催され、島貫・
吉岡常任理事出席。
〃
東北各県担当者連絡会議(広報部
斬
門)が秋田県医師会館で開催され、清治副会
長、渡辺常任理事出席。
〃
東北各県担当者連絡会議(社会保
斬
険部門)が秋田ビューホテルで開催され、中
條副会長、大内常任理事、小林監事出席。
〃
東北各県担当者連絡会議(特定健
斬
診・がん検診部門)が秋田県医師会館で開催
され、深尾常任理事、三條理事出席。
7日
第68回東北医師会連合会総会並び
斬
に学術大会が秋田ビューホテルで開催され、
德永会長ほか役員出席。
8日
第2回山形県助産師出向支援モデ
斬
ル事業実施協議会が県看護協会会館で開催さ
れ、吉岡常任理事出席。
9日
学校保健委員会を県医師会館他で
斬
開催。
〃
日医連執行委員会が日本医師会館
斬
で開催され、中目県医連委員長、有海日医連
会計監督者出席。
斬
10日 第4回常任理事会を県医師会館で
開催。
斬
11日 日本医師会生涯教育協力講座セミ
ナーが山形国際ホテルで開催され、德永会長、
深尾常任理事出席。
斬
12日 第1回山形県健康長寿推進協議会
が山形県庁で開催され、清治副会長出席。
〃
山形県肝炎対策協議会が山形県庁
斬
で開催され、中目副会長出席。
〃 「職場の健康診断実施強化月間」の
斬
実施に関する協力依頼について、各郡市地区
医師会長宛通知。
〃
肝炎治療特別促進事業の実務上の
斬
斬
斬
斬
斬
斬
斬
斬
斬
斬
斬
斬
斬
取扱いに係る情報提供について、各郡市地区
医師会長宛通知。
〃
学校保健に功績のある学校医の推
薦方依頼について、各郡市地区医師会長宛通知。
〃 「第3期介護給付適正化計画に関
する指針について」を、各郡市地区医師会長
宛送付。
〃 「平成26年度介護報酬改定検証・研
究調査への協力依頼について(再協力依頼)」
を、各郡市地区医師会長宛送付。
〃
自己負担が2割となる「一定以上
所得者」の判定基準案について、各郡市地区
医師会長宛通知。
〃 「若年性認知症生活実態調査」に関
する協力依頼について、各郡市地区医師会長
宛通知。
〃
平 成26年 台 風 第12号 及 び 第11号
による大雨等による被災者に係る被保険者証
等の提示等及び公費負担医療の取扱いについ
て、各郡市地区医師会長宛通知。
〃
平成26年8月15日からの大雨災害
及び8月19日からの大雨災害による被災者に
係る被保険者証等の提示等及び公費負担医療
の取扱いについて、各郡市地区医師会長宛通知。
〃
厚生労働省「疑義解釈資料の送付
について(その9)」及び平成26年度診療報酬
改定関連通知の一部訂正について、各郡市地
区医師会長宛送付。
〃
世界糖尿病デーイベント実施につ
いて、各郡市地区医師会長宛通知。
〃 「道路交通法に基づく一定の症状
を呈する病気等にある者を診断した医師から
公安委員会への任意の届出ガイドライン」等
を、各郡市地区医師会長宛送付。
〃
難病及び小児慢性特定疾病の患者
に対する新たな医療費助成制度における「指
定医」
、
「協力難病指定医」及び「指定医療機
関」の要件等について、各郡市地区医師会長
宛通知。
16日 第1回都道府県医師会長協議会が
日本医師会館で開催され、德永会長出席。
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
斬
斬
斬
斬
斬
斬
斬
斬
斬
斬
斬
斬
斬
斬
斬
斬
斬
〃
第2回新たな財政支援制度に係る
関係団体打ち合わせ会議が山形県庁で開催さ
れ、中目副会長出席。
18日 都道府県医師会救急災害医療担当
理事連絡協議会が日本医師会館で開催され、
大内常任理事出席。
〃
県医療機関厚生年金基金第75回理
事会がホテルメトロポリタン山形で開催され、
鈴木事務局長出席。
19日 第5回医療安全やまがたフォーラ
ム実行委員会が県看護協会会館で開催され、
鈴木事務局長出席。
感染を考慮した胃X線読
20日 H.
Pyl
or
i
影診断研修会を産業創造支援センターで開催。
〃
やまがた健康推進機構50周年記念
式典・祝賀会が山形テルサ、ホテルメトロポ
リタン山形で開催され、清治副会長出席。
22日 山形大学重粒子線治療施設設置計
画の説明会について、各郡市地区医師会長宛
通知。
24日 第8回全理事会を県医師会館で開催。
〃
医師信用組合理事会が県医師会館
で開催され、德永会長ほか役員出席。
25日 小児死亡事例に対する死亡時画像
診断モデル事業について、各郡市地区医師会
長宛通知。
〃
日本医師会医師賠償責任保険(含
む日医医賠責特約保険)解説書について、各
郡市地区医師会宛通知。
26日 大学医学部・医学会女性医師支援
担当者連絡会が日本医師会館で開催され、神
村理事出席。
〃
県医療機関厚生年金基金第56回代
議員会がホテルメトロポリタン山形で開催さ
れ、鈴木事務局長出席。
〃
文部科学大臣感謝状伝達式並びに
第39回山形大学医学部慰霊祭が山形大学医学
部で開催され、德永会長出席。
〃
第1回救急電話相談事業検討会議
が山形市医師会館で開催され、大内常任理事
出席。
〃
平成27年度会費減免申請について、
各郡市地区医師会長宛通知。
〃
平成27年度山形県医師会予算編成
に関する会費基礎資料調査について、各郡市
地区医師会長宛通知。
斬
45
〃
セアカゴケグモ抗毒素について、
各郡市地区医師会長宛通知。
〃
デング熱国内感染事例発生時の対
斬
応・対策の手引きについて、各郡市地区医師
会長宛通知。
〃
平成26年度診療報酬改定において
斬
経過措置を設けた施設基準の取扱いについて、
各郡市地区医師会長宛通知。
〃
平成26年麻薬年間報告書の提出等
斬
について、各郡市地区医師会長宛通知。
〃
食事療養標準負担額及び生活療養
斬
標準負担額の一部改正について、各郡市地区
医師会長宛通知。
〃
平成26年度地域ケア会議活用推進
斬
等事業の実施について、各郡市地区医師会長
宛通知。
〃 「地域支援事業の実施について」の
斬
一部改正について、各郡市地区医師会長宛通知。
斬
〃
平 成26年 度 第3四 半 期 に お け る
セーフティネット保証5号(緊急保証制度)
の業種指定の取扱について、各郡市地区医師
会長宛通知。
〃 「地域における医療及び介護を総
斬
合的に確保するための基本的な方針」を、各
郡市地区医師会長宛送付。
〃
病床機能報告制度専用ホームペー
斬
ジの立上げ及び疑義照会窓口の設置等につい
て、各郡市地区医師会長宛通知。
〃
アルコール健康障害対策基本法施
斬
行に伴うアルコール健康障害対策推進基本計
画等の策定に向けた検討について(情報提供)
、
各郡市地区医師会長宛通知。
斬
27日 本間清和先生日本対がん協会賞受
賞記念祝賀会がガーデンパレスみずほで開催
され、德永会長出席。
斬 27日・28日 第38回東北・北海道医師会共同利
用施設連絡協議会がホテルメトロポリタン盛
岡で開催され、清治・中條副会長、大内・吉
岡常任理事、神村理事出席。
斬
28日 松下鈆三郎先生叙勲受賞祝賀会が
タスパークホテルで開催され、德永会長出席。
斬
30日 第1回山形県保健医療推進協議会
が山形県庁で開催され、德永会長、中目副会
長出席。
46
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
会 員 異 動
9月30日現在会員数 1,
632名 A会員 698名 B会員 934名 C会員 0名
準会員 117名 ○ 会 員 訃 報
死亡月日
郡市地区医師会
米
沢
市
米
沢
市
米
沢
市
山
形
市
酒田地区医師会十全堂
9月1日
9月9日
9月15日
9月24日
9月28日
○ 入 月 日
8.1
〃
9.1
〃
〃
〃
〃
〃
月 日
9.1
〃
〃
〃
9.
19
月 日
9.9
9.
24
9.
30
〃
〃
享 年
87歳
86歳
69歳
93歳
78歳
会員区分
B
B
B
A
B
B
準
準
氏 名
寺 田 康
菊 池 正
渡 邉 健太郎
山 田 正 枝
篠 田 重 男
小 池 修 治
山 川 美樹子
東海林 佳 兼
備 考
会員区分
B
B
B
A→B
A
氏 名
西 脇 道 子
二藤部 丈 司
須 藤 昌 亮
寺 島 賢二郎
渡 部 俊 幸
備 考
医師会異動
施設異動
現住所変更
会員区分変更
現住所変更
会員区分
B
準
B
B
準
氏 名
野 末 睦
渡 部 修 一
阿 部 暁 子
柴 田 豊
深 瀬 実 加
備 考
動
郡市地区医師会
山 形 大 学
山
形
市
新 庄 市 最 上 郡
長井市西置賜郡
酒田地区医師会十全堂
○ 退 氏 名
淵 美 恵 子
淵 愼 助
生 徳 寛
藤 博
原 一 郎
会
郡市地区医師会
酒田地区医師会十全堂
酒田地区医師会十全堂
山 形 大 学
山
形
市
山
形
市
山
形
市
山
形
市
山
形
市
○ 異 岩 岩 荻 齋 菅 会
郡市地区医師会
酒田地区医師会十全堂
寒河江市西村山郡
山
形
市
山
形
市
米
沢
市
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
47
医師国保だより
平成26年6月分の保険給付費の状況
本組合被保険者にかかる6月分の療養諸費及びその他の諸給付については、次のとおりです。
1.療養諸費
6月分の療養諸費の状況は、組合負担額で入院8,
757千円、入院外9,
044千円、歯科2,
427千円、診療費合計
で20,
228千円となりました。平成26年度組合負担額の前年度同期比では入院52.
49%増、入院外0.
68%増、歯
科3.
66%減、診療費計で17.
39%増となっています。
一方、調剤は11.
07%増となっています。
療養諸費
区 分
件数
第1種 入 院
医
組合員
入院外
第 2 種 入 院
組 合 員
科
及
び
世 帯 員
入院外
計
歯
第1種組合員
第2種組合員
科
計
調
剤
入院時食事療養費
訪
問
看
護
療
養
費
移
送
費
療 養 諸 費 合 計
本
年
度
累
計
前 年 度 同 期 比
日数
費 用 額
円
10
216
16
716
958
95
263
358
493
25
18
0
1,
827
5,
563
97.
1
(回数)
114
308
298
984
1,
704
171
402
573
(
558)
1,
012
-
一 部 負 担 金
他
薬剤一部負担金 負
組合負担額
4,
694,
510
4,
544,
450
7,
407,
140
8,
291,
280
24,
937,
380
889,
550
2,
564,
950
3,
454,
500
7,
345,
520
676,
826
95,
972
0
36,
510,
198
110,
994,
229
115.
2
円
円
円
3,
431,
206
1,
243,
315
3,
184,
159
1,
337,
720
5,
325,
995
1,
961,
275
5,
859,
877
2,
137,
499
17,
801,
237
6,
679,
809
621,
984
267,
803
1,
805,
041
702,
898
2,
427,
025
970,
701
5,
187,
652
1,
796,
554
416,
906
245,
100
67,
179
28,
793
0
0
25,
899,
999
9,
720,
957
78,
455,
112 29,
737,
138
115.
8
116,
6
2.その他組合の諸給付
6月分のその他の諸給付は、高額療養費25件
1,
343,
442円、出産育児一時金1件420,
000円、傷
病手当金3件415,
000円を給付しました。
担
0
0
0
0
0
0
0
0
0
-
法 1 件 当 り 1 人 当 り
額 費 用 額 費 用 額
円
19,
989
22,
571
119,
870
293,
904
456,
334
237
57,
011
56,
774
361,
314
14,
820
0
0
889,
242
2,
801,
979
90.
7
円
469,
451
21,
039
462,
946
11,
580
26,
031
9,
364
9,
753
9,
649
14,
900
27,
073
0
5,
332
0
19,
984
19,
952
118.
7
その他組合の諸給付
種 別
件 数
金 額
備 考
円
高 額 療 養 費
25
出産育児一時金
1
葬
-
祭
費
傷 病 手 当 金
合
計
3
29
1,
343,
442
420,
000 第2種組合員1人
415,
000 第1種組合員1人
2,
178,
442
円
7.
760
7.
511
4,
314
4,
829
10,
740
1,
470
1,
494
1,
488
3,
163
291
0
41
0
15,
724
47,
596
118.
0
48
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
3.保険給付費支払額の状況
6月分の保険給付費は28,
078千円で、前年に比
べ3,
638千円の増加となりました。前年度よりも高
い水準で推移しています。
平成26年度 保険給付費支払額の状況
共済会の諸給付金の状況
平成25年度
平成26年度
25年度実績月平均
26年度当初予算月平均
30,265 30,725
28,078
4.共済会の諸給付金の状況
6月分の共済会の諸給付は、傷病見舞金4件
480,
000円、高齢者褒賞給付金2件200,
000円給付
しました。
28,355
27,654
種 別
件数
金額
備 考
円
傷 病 見 舞 金
4
傷 病 給 付 金
-
-
死 亡 弔 慰 金
-
-
出 産 給 付 金
-
-
介 護 手 当 金
-
-
高齢者褒賞給付金
2
生存退会給付金
-
-
合 6
680,
000
計
480,
000 会員2人
200,
000 会員2人
◎医療法人設立の認可が決定しましたら医師国保へご連絡ください。
医師国保加入者が、一人医師医療法人設立の認可を受け法人事業所として医院を開始した際には、健康保険
を引き続き医師国保とする為、日本年金機構から、
「健康保険被保険者適用除外承認(適用除外)」を受ける必
要があります。
適用除外の申請用紙は組合にございますので、法人化が決定しましたらすぐに組合までご連絡ください。
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
49
厚生年金基金だより(No.227)
第75回理事会報告
日 時 平成26年9月18日 16:00〜18:00
場 所 ホテルメトロポリタン山形 のぼり路の間
出 席 者 理 事 長 松下斑三郎
選定理事 佐藤 忠宏、横川 弘明
互選理事 仁科 盛之、門馬 孝
矢尾板信孝、鈴木 勉
常務理事 荒井早香枝
みずほ信託銀行
制度管理企画部 調査役 齋藤 歩 年金コンサルティング部 参事役 土産田乙夫 仙台支店 副支店長 鈴木 達朗 同 法人営業部 営業第二課長代理 関口 智則 決定事項
議案第1号 第56回代議員会の開催について
議案第2号 第56回代議員会の提案について
以上、了承と決定。
討議事項
当厚生年金基金の代行部分の資産返還後の後継年
金制度について
第56回代議員会報告
日 時 平成26年9月26日 16:00〜18:00
場 所 ホテルメトロポリタン山形 朝日の間
出 席 者 理 事 長 松下斑三郎
選定理事 佐藤 忠宏、横川 弘明
互選理事 仁科 盛之、門馬 孝
矢尾板信孝、鈴木 勉
選定代議員 後藤 慎一、山科 昭雄
選定監事 小原 正久
互選監事 鬼満 圭一
常務理事 荒井早香枝
みずほ信託銀行
制度管理企画部 調査役 齋藤 歩 年金コンサルティング部 参事役 土産田乙夫 仙台支店 副支店長 鈴木 達朗 同 法人営業部 営業第二課長代理 関口 智則 議決事項
議案第1号 平成25年度業務報告、年金経理・業
務経理の決算、総合監査報告及び当年
度余剰金の処分について
議案第2号 基金規約の一部変更について
① 改正法に伴う規約の一部変更について
② 事業所関係の規約の一部変更について
議案第3号 諸規程の一部変更について
① 財政運営規程の一部変更について
② 給付規程の一部変更について
③ 財務及び会計規程の一部変更について
④ 育児休業等掛金免除取扱規程の一部変更に
ついて
議案第4号 当厚生年金基金の代行部分の資産返
還後の後継年金制度について
以上、了承と決定。
報告事項
報告第1号 平成25年度資産運用の実績について
報告第2号 財政診断(四半期結果)及び指定年
金数理人の意見書の提出について
報告第3号 税務署に対する「公益法人等の損益
計算書等」の提出について
報告第4号 企業年金連合会の支払保証事業終了
に伴う積立金の分配について
報告第5号 理事長専決処分について
敢 事業所関係の規約の一部変更について
柑 法改正に伴う規約の一部変更について
以上、報告。
説明内容
平成25年度決算について
年金経理については、固定資産195億7,
800万円
となり当基金設立以来の最高額となりました。
平成25年度の資産運用利回りは9.
25%となり利
益差が発生し、2億9,
400万円の剰余金が発生し
ました。別途積立金として26年度へ繰り越します。
財政検証では継続基準による積立水準1.
04(基
準値1.
00)、非継続基準による検証のうち最低積立
基準額に対する比率0.
97(基準値0.
94)、最低責任
準備金に対する比率1.
37(基準値1.
05)で基準を
クリアしました。
50
山形県医師会会報 平成26年10月 第758号
編 集 後 記
今年はデング熱で大騒ぎとなった。東京ディズ
ているが、多くは数日の経過で改善するため、以
ニーランドに行き、帰ってきたら熱が出たのでデ
前からあったとしても、デング熱を疑わないと夏
ング熱ではないかと救急受診したケースがあった。
かぜですんでしまっていた可能性がある。
デング熱は本来、熱帯・亜熱帯地方の風土病とし
昨年8月に日本から帰国したドイツ人旅行客が
て知られ、日本では毎年輸入症例として200例以上
デング熱を発症したというニュースがあった。旅
の報告がされている。日本国内で感染した症例は
行客は「山梨県○○市で蚊に刺された」と話して
60年以上報告がなく、8月に海外渡航歴のない人
いる。しかしこの時厚労省は「空港や飛行機内で
がデング熱と診断されたため、大騒ぎになった。
感染した可能性を否定できない」とした。今思え
そのため、注目されたためか150名を越える患者が
ば、デング熱は以前から夏に日本に存在していた
次々と見つかった。
可能性がある。今年のウィルスは冬に死滅するが、
デング熱はデングウィルスによる感染症で、
来年の夏にも感染した人が帰国し刺されることで
ネッタイシマカやヒトスジシマカにより媒介され
蚊にウィルスが伝わり、更に人を刺すことで新た
るが、日本ではヒトスジシマカが媒介する。ヒト
な発症がおこるだろう。デング熱が季節性に日本
スジシマカは黒色に白いシマ模様を持つ蚊で、温
にも存在するとわかると、来年からは更に多くの
暖化の影響で青森県の一部まで生息範囲を広げ、
診断がなされると思われる。ヒトスジシマカは藪
山形県にも生息している。
に多く生息する。ゴルフの時には蚊に刺されない
普段私たちを刺す蚊の多くは褐色(茶色)のア
服装が必要となるが、フェアウエーをキープし藪
カイエカで、デング熱の心配はない。症状は発熱、
に近づかないことも大切になる。
(渡辺眞史)
頭痛、目の痛み、関節痛・筋肉痛、発疹だが、不
顕性感染も多い。1〜5%で重症化するといわれ
平成26年10月5日 印刷
平成26年10月10日 発行
山
形 県 医 師 会 会 報 第758号
¥ 540
本会会誌の誌代540円は、
山形県医師
発
行
者 德 永 正 靱
編 集 委 員 中 目 千 之
〃 〃 〃 清 治 邦 夫
中 條 明 夫
渡 辺 眞 史
山形県医師会
会会費賦課微収規程第2条別表に定め
発 行 所 一般社団法人
2473 山形市松栄一丁目6番73号 〒990TEL023-666-5200 FAX023-647-7757 る会費の中に含まれる。
印 刷 所 ㈱
誠
文
堂
印
山形市本町一丁目7番50号 刷