国政報告 衆議院議員水野智彦 平素は先生方には大変お世話になっており、感謝申し上げます。 現時点(平成23年6月22日)での国政報告をさせて頂きます。 歯科口腔保健の推進に関する法律に基づき、厚生労働省厚生科学審議会内に 置かれた専門委員会で審議された基本的事項は、健康日本21(第2次)と共 に7月中に大臣告示として公表される予定です。歯科としては単独の国策とし て初の予算付けされた事業が、早ければ来年度から動き出します。 指導監査では、保険局医療課指導監査室と日本歯科医師会の協議の場が設け られますので、指導大綱の在り方、指導のあり様について虚心坦懐に活発な意 見交換がなされることを期待しています。 民主党内ではチーム医療の在り方や歯科衛生士法や歯科技工士法の一部改正 案についても検討されています。 今回の診療報酬改定は、一般開業医また周術期診療等、今後の全身と歯科と の関係を見据えたものとなっており、先生方にはある程度ご納得が頂けるもの と思っています。 私が議員となって2年9か月が過ぎようとしていますが、この間、歯科界と 政治の世界は急接近し、関係を深めてきています。関係構築のための歯科医師 会・連盟の先生方のご努力に心から感謝する所です。国政が混乱している昨今 ではありますが、現状を見間違えず、もっと前に進め、安定した正しい政治と 歯科界の関係を築いていくことが必要です。そのために引き続き、私も微力な がら先生方と力を合わせ努力してまいる所存です。 さて、現在政局は大変混迷しています。私も取るべき方向性について真剣に 考えざるを得ない時であると思っています。歯科界のことを考えると政権与党 の一員として歯科政策に携わらなければ意味がないと思っています。しかし、 自身の政治信念を変えることは出来ません。私の現在の立場、衆議院の比例出 身議員としては、国民の皆様にお約束したことをブレずに守り実行していくこ と、それが一番だと思っています。歯科医師会の先生方には是非ご理解を賜り、 ご支援を頂ければと思っております。 「百術は一誠に如かず」これからも誠の心を持って、目先の術におぼれるこ となく、目の前の問題をしっかりと解決していきたいと思っています。そうす ればいつか道は開かれると思っています。
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