平成16年度決算概要・平成17年度の見通し

第17回
第17回
インフォメーションミーティング
インフォメーションミーティング
◇平成16年度決算概要
◇平成17年度の見通し
業績ハイライト
◆16年度の当期純利益は、与信費用および
経費の大幅な減少により、前年度比14.4%
増益の261億円(2期連続過去最高)とな
った。
1
当期純利益
(億円)
22 8
250
150
83
50
◆コア業務純益は、有価証券運用利息の増
加を主因に資金利益が増加したことに加
え、手数料収入の拡大、経費の削減によ
り前年度比9.6%増益の526億円になった。
(過去最高を更新)
◆実質信用コストは大幅に減少し、巡航速
度に入った。経費はシステム投資が一巡
したことから減少した。
◆17年度は第9次中期経営計画のスタート
にあたり、トップライン(業務粗利益)の
増強に注力する。当期純利益については、
収益力強化に向けた投資等を見込むこと
から、16年度比若干減少の240億円と予想。
2 61
83
▲ 3 21
-50
13/3
14/3
15/3
16/3
コア業務純益
520
17/3
526
(億円)
480
480
440
439
441
14/3
15/3
420
400
13/3
16/3
17/3
経費・実質信用コスト
(億円)
900
経費
実質信用コスト
小計
1,7 08
1,800
1,2 46
742
750
966
496
0
13/3
14/3
8 90
87 8
732
712
158
166
69
15/3
16/3
17/3
76 1
692
目次
2
◆平成16年度決算概要
平成16年度決算概要
平成17年度業績予想
◆収益力の強化
堅調に増加する住宅ローン
住宅ローン獲得額の見通し
フィービジネスの拡大
法人貸出金平残の状況
法人向けフィービジネスの見通し
リレーションシップバンキング機能強化計画(平成15・16年度)
有価証券ポートフォリオのパフォーマンス向上
金利感応資産の状況
◆資産の質と効率性の向上
コア業務純益を大幅に下回る信用コスト
着実に減少した不良債権
経費効率の更なる改善
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
18
17
18
平成16年度決算概要
平成16年度決算概要
平成16年度決算概要
4
業務純益、経常利益、当期純利益ともに大幅に増加
(億円)
平成16年度
平成15年度
増減(△)
前期比
業務純益
490
473
17
コア業務純益
526
480
46
1,182
1,202
△19
1,065
1,056
9
133
122
11
692
712
△20
−
16
△16
△75
△174
99
101
191
△89
25
35
△10
経常利益
415
298
116
特別損益
22
92
△70
業務粗利益
うち資金利益
うち役務取引等利益
経費
一般貸倒引当金繰入
臨時損益
うち不良債権処理額
うち株式等損益
うち償却債権取立益
23
41
△17
うち貸倒引当金取崩超過額
9
−
9
うち厚生年金基金代行返上益
−
60
△60
税引前当期純利益
437
391
45
当期純利益
261
228
33
資金利益・役務取引等利益が
資金利益・役務取引等利益が
引続き増加。
引続き増加。
※信用コストにかかる経理処理について
16年度は、経理基準に従い、一般貸倒引当金取崩額
と個別貸倒引当金繰入額を相殺し、差額を特別利益
に計上。
【相殺後】
(億円)
16年度
一般貸倒引当金繰入額 ①
不良債権処理額 ②
うち貸出金償却
うち個別貸倒引当金純繰入額
償却債権取立益 ③
貸倒引当金取崩超過額 ④
合計①+②−③+④
−
101
80
−
23
9
69
15年度
前期比
△
16
△
89
△
27
△
76
△
17
9
△
98
【相殺前】
16
191
108
76
41
0
167
(億円)
16年度
一般貸倒引当金繰入額 ① △
不良債権処理額 ②
うち貸出金償却
うち個別貸倒引当金純繰入額
償却債権取立益 ③
貸倒引当金取崩超過額 ④
合計①+②−③−④
91
184
80
82
23
−
69
15年度
前期比
△ 108
△
7
△
27
6
△
17
−
△
98
16
191
108
76
41
−
167
平成17年度業績予想
5
業務純益500億円、経常利益400億円、当期純利益240億円を予想
(億円)
平成17年度
平成16年度
見通
増減(△)
平成17年度
平成16年度
増減(△)
前期比
中間期見通
中間期
前年同期比
業務純益
500
490
10
240
270
△30
コア業務純益
500
526
△26
240
255
△15
1,217
1,182
35
607
610
△3
715
692
23
367
355
12
0
−
−
0
△15
15
108
101
7
45
81
△36
400
415
△15
200
219
△19
20
23
△3
10
12
△2
税引前当期純利益
406
437
△31
201
258
△57
当期純利益
240
261
△21
120
155
△35
88
69
19
35
20
15
業務粗利益
経費
一般貸倒引当金繰入 (A)
不良債権処理額 (B)
経常利益
償却債権取立益 (C)
実質信用コスト (A)+(B)-(C)
収益力の強化
収益力の強化
堅調に増加する住宅ローン
7
住宅関連ローンは引続き堅調に推移。一段の拡大を目指す。
住宅関連ローン残高と先数
11,000
78,830
79,928
76,991
(億円)
(先)
73,870
10,000
80,000
75,000
70,383
9,000
68,978
69,159
70,000
9,640
8,000
10,035
10,310
65,000
8,936
7,599
7,802
8,147
7,000
60,000
14/3末
14/9末
15/3末
※住宅関連ローン=住宅ローン+アパートローン
15/9末
16/3末
16/9末
17/3末
住宅ローン獲得状況
8
引続き新築案件の獲得シェア向上を図る。
新築・借換案件の獲得実績推移
2,000
(億円)
1,830
新築
1,500
1,000
500
借換
824
417
408
823
1,195
787
687
940
962
340
369
457
331
600
1,300
329
1,007
508
1,286
957
593
0
度
年
10
度
年
11
※除くアパートローン
度
年
12
度
年
13
度
年
14
度
年
15
度
年
16
画
計
度
年
7
1
フィービジネスの拡大
9
預り資産残高は過去3年間で2.8倍に増加。手数料収入は2.7倍へ。
預り資産残高の推移
9,000
(億円)
8,000
7,000
8,100程度
個人年金保険
公共債
外貨預金
投資信託
6,746
1,000
3,410
259
2,398
1,077
848
1,149
30
1,114
5
20
26
2
30
17
3
8
17/3末
2
18/3末
計画
12
15
19
15
5
7
10
13年度
14年度
15年度
23
10
1,093
16/3末
49
20
1,144
0
15/3末
15
40
0
14/3末
71
2,587
1,904
924
80程度
50
1,537
780
769
684
法人役務収益
保険窓販
国債窓販
対顧外為収益
投資信託
60
4,459
4,000
2,000
70
1,140
5,000
90
(億円)
80
6,000
3,000
預り資産収益と法人役務収益の推移
16年度
17年度計画
法人貸出金平残の状況
10
正常先とその他要注意先の平残は増加へ。
要管理先以下に対しては引続き経営改善支援に注力。
法人貸出金平残の推移
25,000
(億円)
24,000
要管理先以下
23,877
23,879
正常先+その他要注意先
22,883
23,000
3,018
23,021
22,625
22,871
2,792
22,000
2,526
2,204
1,785
20,817
20,840
15下
16上
1,647
21,000
20,000
20,859
21,087
14上
14下
19,000
20,357
21,224
18,000
※部分直接償却後
15上
16下
法人向けフィービジネスの状況
11
役務取引への取組みを一層強化し、収益拡大を図る。
2,000
(百万円)
法人役務全体
1,600
1,460
1,500
360
281
200
478
100
0
94
0
15年度
1,000
(百万円)
私募債・シンジケートローン
300
1,000
500
400
(百万円)
16年度
17年度計画
デリバティブ関連
776
820
15年度
100
(百万円)
M&A・ビジネスマッチング
80
60
500
16年度
17年度計画
90
68
50
40
20
0
0
15年度
16年度
17年度計画
15年度
16年度
17年度計画
リレーションシップバンキング機能強化計画(平成15・16年度)
創業・新事業支援機
創業・新事業支援機
能等の強化
能等の強化
お取引先企業に対
お取引先企業に対
する経営相談・支援
する経営相談・支援
機能の強化
機能の強化
新たな中小企業金
新たな中小企業金
融への取組み
融への取組み
お取引先企業の経
お取引先企業の経
営改善に向けた取
営改善に向けた取
組み
組み
取組み成果、課題
取組み成果、課題
12
P
P 成長業種への対応強化
成長業種への対応強化 :: 医療・介護関連業種を担当する専門チーム設置
医療・介護関連業種を担当する専門チーム設置 →
→ 開業支援、経営改善支援
開業支援、経営改善支援
アグリビジネス担当者配置
→
「食の商談会」開催、農家向けローン「大地」取扱い開始、支援セミナー開催
アグリビジネス担当者配置 → 「食の商談会」開催、農家向けローン「大地」取扱い開始、支援セミナー開催
P
P 茨城県が主催する「いばらきベンチャー企業育成ファンド」の設立に参画、2億円を出資
茨城県が主催する「いばらきベンチャー企業育成ファンド」の設立に参画、2億円を出資 →
→ 茨城県内5社へ投資決定
茨城県内5社へ投資決定
P
P 業務協力協定締結、協調融資の実行やセミナーの共催等連携強化
業務協力協定締結、協調融資の実行やセミナーの共催等連携強化
日本政策投資銀行、中小企業金融公庫、商工組合中央金庫、農林漁業金融公庫、茨城県中小企業振興公社
日本政策投資銀行、中小企業金融公庫、商工組合中央金庫、農林漁業金融公庫、茨城県中小企業振興公社
P
P
P
P
ビジネスポータルサイト「常陽ビレッジ」開設、契約先3,140社
ビジネスポータルサイト「常陽ビレッジ」開設、契約先3,140社 ∼
∼ 各種相談受付、情報提供、ビジネスマッチング機能
各種相談受付、情報提供、ビジネスマッチング機能
「情報営業支援室」設置
∼
コンサルティング機能の強化、情報営業の強化、シ・ローンリードアレンジャー獲得(6件)
「情報営業支援室」設置 ∼ コンサルティング機能の強化、情報営業の強化、シ・ローンリードアレンジャー獲得(6件)
P
P 有料での顧客紹介業務「常陽ビジネスマッチングサービス」取扱開始、契約先36社
有料での顧客紹介業務「常陽ビジネスマッチングサービス」取扱開始、契約先36社 →
→ 商談104件、関連融資53億円
商談104件、関連融資53億円
P
P
¹
¹
スコアリングモデルや信用保証協会の保証を活用した商品等の推進、私募債等資金調達手段の多様化を支援
スコアリングモデルや信用保証協会の保証を活用した商品等の推進、私募債等資金調達手段の多様化を支援
常陽スモールローン:72億円、ゼブリー:641億円、アクティブプラン21:483億円、財務制限条項付貸出:46億円(17/3末残)
常陽スモールローン:72億円、ゼブリー:641億円、アクティブプラン21:483億円、財務制限条項付貸出:46億円(17/3末残)
¹
¹
¹
¹
信用保証協会保証付私募債:27億円、銀行保証付私募債:51億円、売掛債権担保融資:73億円(15/4∼17/3実行額)
信用保証協会保証付私募債:27億円、銀行保証付私募債:51億円、売掛債権担保融資:73億円(15/4∼17/3実行額)
一括ファクタリング:契約2件、譲受債権残高39億円
一括ファクタリング:契約2件、譲受債権残高39億円
P
P
P
P
中小企業再生支援協議会との連携:再生計画策定10件、
中小企業再生支援協議会との連携:再生計画策定10件、 「中小企業再生支援融資制度」創設・活用:融資実行12件
「中小企業再生支援融資制度」創設・活用:融資実行12件
茨城県等との連携により、企業再生ファンド「茨城いきいきファンド」創設、8億円出資、第1号案件への取組み
茨城県等との連携により、企業再生ファンド「茨城いきいきファンド」創設、8億円出資、第1号案件への取組み
P
P 企業経営支援室・営業拠点の経営改善取組み先3,294先のうち、612先の経営改善・格付向上が実現
企業経営支援室・営業拠点の経営改善取組み先3,294先のうち、612先の経営改善・格付向上が実現
法人向け貸出金(正常先+その他要注意先)残高増加、好調な新規開拓
法人向け貸出金(正常先+その他要注意先)残高増加、好調な新規開拓
私募債発行やM&A、デリバティブ商品販売、シ・ローンへの取組みなどソリューション営業拡大
私募債発行やM&A、デリバティブ商品販売、シ・ローンへの取組みなどソリューション営業拡大 →
→ 役務収益増加
役務収益増加
P
P 取引先企業の経営改善・格付向上、及び、当行資産の健全化
取引先企業の経営改善・格付向上、及び、当行資産の健全化 →
→ 開示債権額減少、不良債権比率低下
開示債権額減少、不良債権比率低下
P
P
P
P
「地域密着型金融推進計画」において取組み継続
「地域密着型金融推進計画」において取組み継続 課題解決型営業の強化、取引の深耕・拡大
課題解決型営業の強化、取引の深耕・拡大 ⇒
⇒ 収益力・健全性向上
収益力・健全性向上 =
= 地域経済の活性化
地域経済の活性化
有価証券ポートフォリオの状況
13
リスク分析、相関を踏まえた資産配分
⇒ 利回り、評価損益とも良好。評価益は1,000億円台。
80%
評価損益の推移
資産配分状況(17/3末)
70%
60%
1,200
(億円)
40%
株式
外貨債券
円貨債券
投信
評価損益率 (評価損益÷有価証券末残)
19%
20%
4.6
4.2
4.0
900
5%
6%
株式
投資信託
5.0
0%
円債
外債
600
有証利回りとデュレーションの推移
期中利回り
デュレーション(円債)
デュレーション(外債)
(年)
1.5
1.80
2 .3
1.60
1 .4 6
1.40
1.0
15/3末
1.0
2 .8
1 .5 2
1 .4 5
300
2 .8
1 .9
2.0
2.0
(%)
3.0
2 .9
2 .2
3.0
16/3末
17/3末
0
0.0
15/3末
16/3末
17/3末
金利感応資産の状況
14
金利感応資産の約半分が固定金利だが、リスクコントロール可能な水準
金利感応度別資産残高(17/3月月中平残ベース)
25,000
(億円)
平均残存年数3.4年
うち住宅ローン固定2.8年
うち事業固定貸出等3.8年
20,000
平均デュレーション
2.8年
15,000
10,000
5,000
円貨債券
固定金利貸出
長期市場金利連動貸出
旧 長 プ ラ連 動 貸 出
短 プ ラ連 動 貸 出
短期市場金利連動資産
0
資産の質と効率性の向上
資産の質と効率性の向上
コア業務純益を大幅に下回る信用コスト
16
実質信用コストは14年度以降コア業務純益を大きく下回る水準に減少
与信費用比率 15年度38bp、16年度16bp
※実質信用コスト=一般貸倒引当金繰入+不良債権処理額−償却債権取立益−貸倒引当金取崩超過額
コア業務純益と実質信用コストの推移
1,200
1,084
(億円)
実質信用コスト
1,000
966
804
800
コア業務純益
600
477
384
400
466
407
387
496
496
444
387
420
439
526
480
441
321
222
200
175
153
166
69
53
0
5年度
6年度
7年度
8年度
9年度 10年度 11年度 12年度 13年度 14年度 15年度 16年度
着実に減少した不良債権
17
不良債権残高1,740億円、不良債権比率3.92%を達成。
不良債権(金融再生法ベース)の推移
5,000
(億円)
7.45%
8.00%
7.38%
6.81%
6.80%
要管理債権
危険債権
破産更生債権等
不良債権比率
6.08%
4,000
3,391
5.63%
3,217
3,094
2,992
3,000
870
1,305
1,413
1,401
2,000
1,000
760
807
0
13/3末
13/9末
1,122
442
468
14/3末
14/9末
3.92%
4.00%
2,000
1,177
1,278
1,361
5.00%
4.09%
2,438
1,221
1,463
6.00%
4.52%
2,637
1,041
7.00%
819
1,803
1,740
673
602
938
908
911
974
419
277
272
218
163
15/3末
15/9末
16/3末
16/9末
17/3末
3.00%
2.00%
1.00%
0.00%
経費効率の更なる改善
18
業務粗利益の増強に加え、経費削減により更なるOHR低下を図る
経費、OHR※の推移
(※)OHR:コア業務純益ベース
1,200
(億円)
70%
69.5%
1,100
68.1%
64.4%
63.3%
1,000
900
税金
物件費
人件費
OHR
886
40
62.8%
62.4%
61.1%
872
36
800
846
40
59.7%
60%
781
36
386
600
56.8%
767
36
750
33
742
33
732
32
712
30
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314
291
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64.1%
692
32
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500
50%
400
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455
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40%
200
7年度
8年度
9年度
10年度
11年度
12年度
13年度
14年度
15年度
16年度
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こうした記述は将来の業績を保証するものではなく、経営を
取り巻く環境の変化などによるリスクや、不確実性を内包し
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<本件に係る照会先>
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