第3回「ドメスティック・バイオレンス関連の本」

第3回の展示本リスト&コメント
ドメスティック・バイオレンス関係の本
図書名
愛は傷つけない
著者名
ノーラ・コーリ
加害者は変われるか?D
信田さよ子
Vと虐待をみつめながら
こころを殴られた子どもた
吉廣紀代子
ち
出版社
梨の木舎
筑摩書房
毎日新聞社
シェルターから考えるドメ
スティック・バイオレンス かながわ女のスペース
明石書店
被害女性と子供の自立支 みずら
援のために
DV・虐待にさらされた子
ランディ・バンクロフト
どものトラウマを癒す
DV被害者支援ハンドブッ
尾崎礼子
クサバイバーとともに
明石書店
朱鷺書房
DV被害女性を支える信
頼感と自尊心をつなぎと スーザン・ブルースター 金剛出版
めるために
出版年
スタッフのコメント
著者はカナダ、日本、シンガポール、ニュー
ヨークと世界各地で30年近くカウンセリング
を実践!!相談者の多くは国際結婚をして
夫の問題は世界共通で、身体的暴力より
言葉による暴力の深刻さが伝わってきま
2008 す。「あなた自身の決断を尊重する」からこ
そ具体的にどうしたらいいのかが詳しく書
かれています。女性に!!男性に!!子
どもたちに!!伝えたいこと。互いの自由
を尊重し合う対等な関係を築くことです。
家族の問題は誰もが大なり小なり持ってい
る。日本という国(法律)は被害者にも冷た
い(何もしない)と思う。ぜひ、この本を読ん
2008 で家族へ第3者が介入することによって、
できればデリケートに悩んでほしい!!
DVのある家庭の最大の被害者は子どもた
ちであるということを立証させてくれる本。2
001年DV防止法が制定されてすぐの本。
2002
インターネットを通して募集した当事者体験
をもとに書かれた実録「殴る夫 逃げられ
ない妻」の続編
シェルター(DV被害を受けたり、生き場が
なくなった女性や母子を緊急に一時保護す
る施設)でDV被害とむきあって働いている
2006 支援者からのメッセージです。被害者たち
の自立にむけた営みとボランティアなどの
具体的支援がみえてきます。
DV被害者を支援する方のバイブル的必読
本です。様々な事例を取り上げて、根底に
2006 流れているDVの本質を明らかにし、支援
者が迷わない視点をみちびいてくれます。
DV問題の先駆者である著者が被害者支
援することとは何かを問いかけた本。当事
者のことばに耳をかたむける著者が基盤に
2005 している“アメリカでの支援のあり方”を紹
介し、ヒントがつまっている本“支援者のバ
イブル書として定着”
DVを受けている身近な女性の援助を考え
る人のためのガイドブックです。友人や肉
親が果たす役割は「アンカー」錨で、舟を安
2007 定させるということです。被害女性の心によ
りそう援助とはどういうものなのか、是非読
んでみてください。
DV・虐待加害者の実体
を知る
ランディ・バンクロフト
明石書店
デートDV
遠藤智子
KKベストセ
ラーズ
デートDVってなに?理
解・支援・解決のために
日本DV防止・情報セン
解放出版社
ター
米国マサチューセッツ州にて1000人を超
える加害者のケースに関わった心理カウン
セラー、児童虐待調査官である著者が、
DV加害者の考え方などを明らかにする。
2008 「加害者は変われるのか」という疑問にも
答えてくれる。虐待の無い社会を創るため
に、私たちができることは何かがわかる
本。
「結婚前のあなた!」もしかするとデートDV
の被害者かも知れません。この本で現実を
2007 知り、身を守ろう。
相談相手の多くは「友だち」なのでこの本を
おすすめします!!友だちとしてできるこ
2007 と・話を疑わずに聴く、そして一緒に考え
る・大人への相談を勧める。(ほっと越谷に
も相談室があります)
ドメスティック・バイオレン 原田恵理子・柴田弘子
明石書店
ス女性150人の証言
編
2001年のDV防止法ができるまで、日本
ではDVはないことにされていました。この
本は女性、子どもからのDV体験記です。
2003 日本だけではなく、海外からのもあります。
こんなことが実際にあるかと思う人も、家で
あったことはDVだったと気づく人もいるで
しょう。DVをなくしたいものです。
なぜ男は暴力を選ぶのか
ドメスティック・バイオレン 沼崎一郎
ス理解の初歩
DV被害者・DV加害者・周囲の人々、それ
ぞれの立場の人に向けてドメスティック・バ
イオレンスについて著者が述べています。
「男は暴力を選んでいる」という考え方こそ
2002 DV理解の初歩であり、「大切なことは弱い
方の味方になり、被害者に力添え(エンパ
ワー)してあげることです。」と語りかけてい
ます。
かもがわ出版
バタードウーマン虐待さ
れる妻たち
レノア・E・ウォーカー
金剛出版
私をコントロールしない
で!
リチャード・J・ステナッ
ク博士
ヴォイス
1979年に書かれたDV研究の古典といわ
れる本の翻訳。被虐待女性たちが示した
共通点から一般論を引き出している。暴力
1997 の種類など、大昔からあった問題があきら
かにされていく。女性たちの話は、「家庭は
安全・安心できる場ではないのでは?」と
いう思いを深くした。
あなたを支配するパートナーとの縁の切り
方がわかります!私たちはあるがままの自
分をそのまま受け入れてこの世に誕生して
2009 きます。自己不信からぬけ出してステキな
愛をはぐくむための教訓をつかんでくださ
い。