に挑戦 ト ク ェ ロジ プ 」 知性 NY国連本部での海外研修を含む る 戦す 「総合教養演習(女性の生きる力) 」 挑 「 東京女子大学創立100周年 記念事業 東女生、ニューヨークではばたく! 黒川 修司 学部長 創立100周年記念事業の一環として、国連研修を初めて実 ます。国際関係専攻以外の専攻学生が半分以上いたので、事 僚教員、学務課、同窓会など多くの方のご協力を頂き、12コ ントをつけましたので、多少は心の準備もできたはずです。質 リーフィングを順調にこなし帰国しました。9月26日の事後 独特の集団主義があちこちで出てきて、友達と相談しながら 施致しました。OGの国連職員、事前講義を担当してくれた同 マの事前講義、24名の学生を連れて国連本部で12コマのブ 講義と国連の多様なサイトの検索などを通じてのレポート提 前学習で質問項目を日本語3問、英語で3問提出させて、コメ 問もできていたので、講師からも好評でした。しかし、日本人 質問するのでは、通常の場面では質問の機会など回ってきま 出で2単位を出します。新しい試みで、改良すべき点はある せん。英語力の問題ではありません。個性を輝かせる良い機 います。 同窓会のニューヨーク支部との懇親会も和やかに行われま ものの、まずは満足いくスタートダッシュだったと自負して 国連のブリーフィングは社会経 会なのですから、積極性を見せてほしかったです。 した。半分の同窓生は職業を持っ 済理事会のテーマ (開発、人口と発 た方であったので、学生にとって 展、女性の権利) が多かったのです もロール・モデルになったと思い が、PKO、予防外交、人道問題など ます。どうぞ、来年も多くの学生 もカバーされました。英語力で選抜 がこのプログラムに応募してくれ しなかったので、ブリーフィングも るように期待しています。 英語と日本語と半々でお願いしたの で、学生は内容を理解出来たと思い (くろかわ・しゅうじ) 国連でのブリーフィングの様子Ⓒ国連開発計画 (UNDP) 社会で 「働く」 ということ 伊澤 裕恵 国際社会学科国際関係専攻3年 国連研修を通して、私は 「働く」 姿勢を学ぶことができまし せることが大事だと再認識しました。 たことは大きく分けて2つあります。 仕事に楽しみを見出しながら働いていることでした。講義を た。ブリーフィング (発表) 中の質疑応答で特に、印象に残っ 1つ目は、時間を守って仕事をするということです。国連 には、多種多様な人々がいましたが発表の時間に遅れたり、 時間ちょうどに部屋へ来たりした人が多かったです。一方で、 日本人の国連職員は、みんな発表の五分前には部屋へ到着し ていました。この研修を企画してくださった大崎さんが、 「日 本人の、クオリティの高い仕事と時間内に終わらす姿勢は評 価されている」とおっしゃっていましたが、周りからの信頼 を得る方法の一つとして、期限内にしっかりと仕事を終わら 2つ目は、国際社会を舞台に働く人々が、それぞれ自分の してくださった山下さんが、 「ニュースになっていることが自 分の仕事に関わっていると、この仕事をしていて良かったと 思うの。微力ながらも自分のしていることが国際社会に寄与 していると感じるから」 とおっしゃった際は、働く女性の強さ と活き活きとした姿を垣間見ることが出来ました。寝ないで 作業をすることもある、というエピソードを交えながら、 「辛 いこともあるけど、それだけじゃないし、振り返ってみると やっぱり楽しい」 とおっしゃっていました。国連職員として働 くためには、語学と実践力のある知識が必要です。職員の人 たちが現在の仕事に対して誇りを持って働けているのは、学 生時代に語学の習得や勉学に励まれたり、職員になった後も 努力を惜しまずに、一つひとつの仕事に一生懸命に取り組ん だ結果なのだと話を聞いて感じました。 国際社会で活き活きと活躍する人々と関わったことによっ て、仕事に対する姿勢を学ぶことが出来ました。今回学んだ ことを自分の将来に生かせるよう、今から精進していきたい 参加者と一緒に (筆者は前から2列目、左から2番目) 11 東京女子大学 学報 2015年12月20日/2015年度 第3号/通巻658号 と考えています。 (いざわ・ひろえ)
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