三浦臨海高校の授業シーン(その2) 外国語「 英語Ⅱ 」 毎回「単元目標」や「本時の学習内容」を 黒板の左隅に書き、受講者にどういう学力を 身につけさせることを意図して、どのような 内容で授業が進められていくかを明らかに しています。 【写真1】 今回は 90 分の授業を二分し、前半に「新 出単語の確認」 「ワークブックの答え合わせ」 などを中心に行いました。 【写真2・3】 写真2 「 The Game of Life 写真4 写真1 写真3 」で既習事項を確認しよう! 写真5 後半の 45 分では、第四文型[S+V+O+O]と過去形文についての復習を、いわゆる 「人生すごろく」ゲームを通して学ぶスタイルで行いました。【写真4・5】 写真6 写真7 ゲームのシートと紙幣や品物などのグッズは、授業者のオリジナルであったため、受講 者のモチベーションは一層高揚しました。【写真6・7】 写真8 写真9 あわせて祝福の言葉や感謝の言葉などの、単純な英会話による表現力・コミュニケーシ ョン力の向上も図られていました。 【写真8・9】 写真 10 写真 11 また、金銭や品物のやりとりによる「ドル」から「円」への換算・外貨為替(がいかかわせ) についての興味を促す、副次的な要素も盛り込まれていました。 【写真 10・11】ゲームの時 間は約 15 分程度でした。 ゲーム終了後の「 受 講 者 の 感 想 」 写真 12 写真 13 受講者の感想は「とても盛り上がった」「またやりたい」といったものもありましたが、 授業者が意図した「本時のねらい」や「キャリア学習」の一環として側面を指摘したもの もありました。 【写真 12・13】 本時の「ふりかえり」 写真 14 写真 15 更に最後の 10 分間で、受講者各自が第四文型の英文とその日本語訳をプリントに五つ記 入することで本時の「ふりかえり」をし、授業を終了しました。 【写真 14・15】 《「授業を終えて」――授業者の声》 S+V+O+O( 「誰が誰に何をどうした」という表現)を定着させるために、 「The Game of Life(人生ゲーム) 」を行いました。文法演習だけでなく、アクティビティーの中で楽し く学習事項を定着させることができればと思います。 この授業の中で受講者は進んで「S+V+O+O」の文型を使ってゲームを進めていま した。また、このアクティビティーを通して、円とドルの為替(かわせ)、金銭の授受、人生 設計についてなどを考えたようで、英語以外の勉強になるという授業者のねらいも達成さ れました――普段の生活の中で関わりの少ない受講者同士でゲームを行うことで、今後の 授業でも互いに積極的に「学びあい」の姿勢が続くことを望んでいます。
© Copyright 2024 Paperzz