も く じ はじめに … 2 つか じゅ んび ステップ0 スクラッチを使うための準備 … 6 さくせい ●アカウントの作成 … 6 がめん ●アカウント画面―サインインとサインアウト … 10 た がめん そうさ ●その他、画面の操作について … 15 きほんてき つか かた ステップ1 スクラッチの基本的な使い方 … 18 とうじょうじんぶつ ●プロジェクトの登場 人物 ― 『スプライト』 … 20 とうじょうじんぶつ きゃくほん ●登場 人物の脚 本 ― 『スクリプト』 … 21 うご なに ●スプライトの動き「いつ」「何をする」か ― 『ブロック』 … 22 み め ●スプライトの見た目 ― 『コスチューム』 … 24 おと ●スプライトの音 … 26 かんたん つく ステップ2 簡単アニメーションを作ろう! … 28 く た ど う し ●ブロックの組み立て(ブロック同士をくっつける) … 28 おな し じ く かえ ●同じ指示を繰り返す … 33 うご か ●『もし〜なら』で動きを変える … 38 じょう い ち ざひょう ●ステージ 上 の位置となる『座標』 … 47 ●スタートボタンとストップボタン … 52 はいけい せってい ●背景を設定しよう … 57 つく ほぞん ●作ったプロジェクトを保存しよう … 61 うご つく ステップ3 動くバースデーカードを作ってみよう! … 65 せってい さくじょ ついか ●メインキャラクターの設定 (スプライトの削除と追加) … 65 はいけい せってい はいけい ついか さくじょ ●背景の設定 (背景の追加と削除) … 77 ぜんはん さくせい おんな こ しず とうじょう ●前半シーンの作成 ( 女 の子が静かに登場 ) … 81 はいけい へんこう し ●背景を変更するタイミングを知らせる かず ふ ●スプライトの数を増やそう … 93 じ ぶん か ●スプライトを自分で描こう … 102 4 (メッセージ) … 85 おんがく えん そう ステップ4 音楽を演奏してみよう! … 107 おと な ●音を鳴らすためのブロック … 108 ●スクリプトをコピーする … 116 おと ついか ●ドラムの音も追加してみよう … 120 つく ステップ5 ゲームを作ってみよう!(1) スカッシュ … 124 そうさ つく ●キーで操作するスプライトを作ろう … 126 おぼ とち ゅう い か し く へんすう つか ●データを覚えて途中で入れ替える仕組みー『変数』を使ってみよう … 133 がめん つく ●『ゲームオーバー』の画面を作ろう … 158 も じ にゅうりょく つく ●文字を 入 力 してスプライトを作る … 163 つく ステップ6 ゲームを作ってみよう!(2) カエルたたき … 169 はいけい え か た ●ライブラリーの背景に絵を描き足してみよう … 170 おと ついか ●スプライトのコスチュームや音を追加する … 176 なか ばんごう えら ほうほう らんすう ●1〜5の中から番号をランダムに選ぶ方法(乱数) … 181 かず かぞ へんすう ●ヒットしたカエルの数を数えておく変数 … 191 とき し ょ り ●スプライトがクリックされた時の処理 … 193 ふくせい へんこう ●スプライトを複製して、スクリプトを変更する … 199 あとがき … 203 5 きほんてき つか かた ステップ1 スクラッチの基本的な使い方 はじ き ほ ん て き つか かた つか まず始めに、スクラッチの基本的 な使い方 と、スクラッチで使 われる 用語を少し覚えようね。 よ う ご おぼ さくひん よ スクラッチでは、作品 ひとつひとつのことを『プロジェクト』って呼 んでいるんだ。 新 しくプロジェクトを作 る時 は、画面 左上 の「作 る」 あたら つく とき が め ん ひだりうえ ボタンをクリックしてね。 した ず よう が め ん すると、下の図の様な画面になったね。 が め ん なか つく みんなは、この画面の中でプロジェクトを作っていくんだ。 それではまず、この画面について説明していくね。 が め ん せつめい 18 つく わ だいじょうぶ 分からないところがあっても大丈夫。 な 遊んでいくうちに慣れてくるので、だいたいの雰囲気をつかめればオー ケーだよ。 あそ ふ ん い き が め ん ひだりうえ ぶ ぶ ん まずは画面の左上の部分を見てみよう。 ステージ えいご ぶたい い み ステージは英語で舞台という意味。 なか このステージの中 で、アニメーション つく やゲームを作っていく。 しろ しかく ぶぶん つく この白い四角い部分は『ステージ』といって、みんなが作ったアニメー うご ばしょ なか ションやゲームを動かしたりする場所だよ。だから、このステージの中 はいけい はいち つく に背景やキャラクターを配置しながら、プロジェクトを作っていくんだ。 えいご ぶたい い み ステージは英語で“舞台”という意味なんだよ。 ぶたい しばい 「舞台っていうと、お芝居みたいだね。」 つく しばい つく さぎょう に そう。アニメーションやゲームを作るのは、お芝居を作る作業にも似て しばい ぶたい うえ とうじょう じんぶつ きゃくほん とお うご しゃべ いるね。お芝居は、舞台の上で 登 場 人物が 脚 本 の通りに動いたり 喋 ったりするでしょ? とうじょうじんぶつ ようい きゃくほん アニメーションやゲームも、 登 場 人物があらかじめ用意された 脚 本 に あ うご とうじょう じんぶつ つく 合わせて動いているんだよ。だからプログラミングは、 登 場 人物を作 とうじょうじんぶつごと きゃくほん つく さぎょう って、その 登 場 人物毎の 脚 本 を作っていく作業なんだ。 つく ひと しばい かんとく 「じゃあ、プログラムを作る人は、お芝居の監督さんなんだね。」 19 とうじょうじんぶつ ●プロジェクトの登場 人物 こんど ― 『スプライト』 とうじょうじんぶつ じゃあ、今度は登 場 人 物 についてだよ。 しばい たと はな とうじょう じんぶつ い 今、お芝居に例えて話しているので 登 場 人物って言ってるけど、これ ひと かぎ うえ うご すべ どうぶつ の もの は人とは限らない。ステージの上で動かすものは全て、動物でも乗り物 も じ とうじょうじんぶつ でも文字でも、みんな 登 場 人物なんだ。 とうじょう じんぶつ そして、その 登 場 人物のことを、スクラッチでは『スプライト』とい うんだよ。 なか いっぴき 「今、ステージの中にネコが一匹いるけど、これもスプライトなの?」 あたら さくせい とき さいしょ そう。スクラッチでは 新 しくプロジェクトを作成する時には、最初に ようい じぶん さくせい このネコのスプライトが用意されているんだ。もちろん、自分が作成す ひつよう べつ へんこう るプロジェクトにネコが必要なければ、別のスプライトに変更したり、 ほか ついか で き 他のスプライトを追加したり出来るよ。 いま いっぴき とうじょうじんぶつ 「じゃあ今は、このネコ一匹が、このプロジェクトの登 場 人 物 ってい うことだね?」 とお した み その通り!じゃあ、ステージの下を見てごらん。 はいけい いま じょう ここには、ステージの背景や、今、ステージ 上 にいるスプライトのリ ひょうじ はいけい へんこう ストが表示されているんだよ。このエリアは背景を変更したり、スプラ ついか とき つか イトを追加したりする時に使うんだ。 20 とうじょうじんぶつ きゃくほん ●登場 人物の脚 本 こんど ― 『スクリプト』 きゃくほん 今度は、 脚 本 についてだよ。 しばい とうじょうじんぶつ きゃくほんどお うご お芝居をするためには、 登 場 人物が 脚 本 通りに動かないとダメだよね。 とうじょう じんぶつ なに そのためには、 登 場 人物 ひとりひとりに『いつ』『何 をする』のか、 おし ということを教えてあげないといけないんだ。 しばい ショーちゃんは、お芝居をしたことはあるかい? はっぴょうかい もも た ろ う しばい ぼく もも た ろ う なか いぬ やく けらい 「うん。クラスの 発 表 会 で桃太郎のお芝居をして、僕は桃太郎の家来 いぬ やく の犬の役だったんだよ」 もも た ろ う しばい ひと へー。じゃあ、ショーちゃんも、桃 太郎 のお芝居 の中 で、犬 役の人 が なに おぼ とお 『いつ』『何をする』のか、を覚えて、その通りにしたんだよね。 ぼく もも た ろ う おに た い じ む とちゅう けらい おに 「えーっと。僕は桃太郎が鬼退治に向かう途中で家来になったり、鬼ヶ しま おに たたか 島で鬼と 戦 ったりしたよ」 こま それをもっと細かく言うと、 おに た い じ む はじ ぶたい うえ で もも た ろ う 『鬼退治に向かうシーンが始まったら』『舞台の上に出て、桃太郎に む ある 向かって歩く』 もも た ろ う め まえ き こし つ 『桃太郎が目 の前 まで来たら』『「お腰 に着 けたキビダンゴ、ひとつ わたし い 私 にくださいな」と言う』 なに き とお しばい とか、『いつ』『何をする』か決められた通りにお芝居をしたでしょ? おに しま もも た ろ う い い 「うん。あと、鬼ヶ島のシーンで、桃太郎が「行けーっ!」って言った おに む と ら、鬼に向かって飛びかかる、とか」 とうじょう じんぶつ たい なに そう。その 登 場 人物ひとりひとりに対 して『いつ』『何 をする』か、 どうさ き の動作を決めたものを『スクリプト』というんだ。 えいご きゃくほん い み 『スクリプト』というのは、英語で 脚 本 という意味なんだよ。 21
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