平成27 年度事業報告書及び附属明細書

平成 27 年度事業報告書及び附属明細書
(平成 27 年 4 月 1 日から 平成 28 年 3 月 31 日まで)
事業の状況
平成 27 年度はポロト湖畔においてアイヌ文化事業を実施して 50 年という節目の年として、
アイヌ語で
「橋」
を意味する「ルイカ・プロジェクト推進 ~アイヌ文化へつながる架け橋~」をスローガンに事業を展開した。
誰もがアイヌ文化にアプローチできるよう「ルイカプロジェクト」を立ち上げ、ネットワークの構築、地域と
の交流・連携、情報を発信し、世界に向けて広く開かれた博物館として更なる飛躍を目指し、さまざまな事業
を企画実施した。
無形文化財の継承事業として、春と秋の「コタンノミ(集落の祈り)
」をはじめ、毎月 1 日に行う「チュプカ
ムイノミ(月の祈り)
」
、サケの豊漁を願う「ペツカムイノミ(川の祈り)
」
、
「シンヌラッパ(先祖供養)
」など
年中行事となる伝統儀式を実施し、交流事業では、コロンビアのアワ、オーストラリアのアボリジニ、ノルウ
ェーのサーミ、ニュージーランドのマオリ、ロシアのナナイなど海外の先住民族との交流を行った他、11 月に
はアイヌ民族博物館フェアとして台湾の高雄市において移動博物館事業を行うとともに、台湾の国立博物館施
設「台湾行政院原住民族文化園区」と協定を結び、先住民族の相互理解に貢献する活動をめざし交流を図るこ
ととし、この 2 月には台湾屏東県の牡丹国民小学校の児童 22 名が来館し、アイヌ文化に触れる交流を行った。
また、アメリカのアーラム大学などから 2 名のインターンシップ研修生の受け入れや、国際人育成プログラム
の一環として首都圏の大学生と若手職員や研修生がアイヌ文化継承についてディスカッションを行うなど、さ
まざまな学習、交流事業を実施した。
ゴールデンウィークや夏休み、シルバーウィークなどの大型連休には、家族連れや個人の来館者に向けた企
画「ポロトコタンの夜」をはじめ、伝統的手工芸の体験、ユカラやウェペケレなどの物語を聴く「オルシペアヌ
ロ―」
、
「言ってみようイランカラプテ」ではアイヌ語で挨拶することで動物のオリジナルカードを配布するな
ど多彩な企画が好評であった他、民間企業との連携事業としては、アイヌが儀礼に使用してきたヒエを使った
伝統酒の復活事業として「カムイトノト(神の酒)
」を酒造会社と共同開発し、アイヌ文化発信の新たなツール
とするなどの活動を実施した。アイヌ文化の実践と社会活動に寄与することを心掛け、アイヌ文化資源を活用
したさまざまな企画の立案や情報を発信することで、アイヌ文化の普及、啓発を図った。
また、
「民族共生の象徴となる空間」開設に向けた準備として、調査、検討、人材育成などの事業を受託する
など、アイヌ政策事業に積極的に関わることで、今後のアイヌ文化活動の基盤整備と当財団の厳しい運営状況
の改善に努めた。
◇ 入館者の状況
平成 27 年度の入館者数は 194,947 人となり、前年度比 6,056 人(3.2%)の増であったが、今年度目標とし
た 200,000 人からは約 5,000 人下回る結果となった。
入館者の内訳は、全体の入館者数が 194,947 人であるのに対して、国内の入館者は 122,162 人(62.7%)
、外
国人の入館者は 72,785 人(37.3%)で、前年度と比較すると国内入館者は 2,407 人(2%)の増、アジアを中
事業報告書 1
心とした外国人入館者は 3,649 人(5.3%)の増となった。
小学生から高校生までの修学旅行生を含む児童、生徒の入館者数は 57,595 人と前年度比 2,575 人(4%)の
増となり、高校生が 38,595 人と前年比 2,069 人(5.7%)
、中学生 7,437 人で 278 人(3.9%)の増、小学生 11,563
人で 228 人(2.0%)の増となった。
外国人入館者は、一昨年 4 月に起きたフェリー事故の影響から激減していた韓国からの入館者の持ち直しか
ら、前年比 7,025 人の増で 25,449 人と 38.1%の伸びとなった他、シンガポールや中国、欧米からの入館者も
微増であった。一方、直行便の就航などで飛躍的な伸びをみせたタイからの入館者は、7,391 人少ない 18,223
人(▲28.9%)と大幅な減少となった。
入館者数は前年度より微増ではあったが依然として東日本大震災前の入館者数に届いていないことから、今
後も関係機関と連携し、道内外の各学校等教育旅行や海外旅行業者等への誘致活動をはじめ、魅力ある事業企
画とその情報発信のあり方についても更なる対策が必要である。
◇ 財政の状況
平成 27 年度の経営収益は 268,767 千円で、前年度 260,205 千円と比較して 8,562 千円の増収となった。内訳
は事業収入で 172,984 千円、補助金受託事業等その他収入で 95,545 千円であった。
入館者は当初予算見込より 5,053 人減ではあったが、昨年度実績より伸びたことから入館料収入は 119,293
千円で 4,061 千円の増となり、体験学習収入で 1,541 千円の減となった。物販等収入では 2,153 千円の増、駐
車場管理収入においては個人入館者の増に伴い乗用車利用が前年度より 1,582 台多かったことなどから約 514
千円の増収となった。
また、これまで実施してきた伝統的生活空間再生事業「伝承者育成事業」をはじめ、2020 年の「民族共生の
象徴となる空間」開設準備として、文化庁の「アイヌ資料等収蔵状況調査及び資料保管業務」
、国土交通省の「ア
イヌの伝統等に係る体験交流等活動に関する検討業務」などの受託事業等で 79,737 千円であった。補助金、受
託事業等の外部資金で賄う状況が 10 数年続いており課題も山積している。
今後も運営に効果的な事業の促進と
是正を図り、安定した組織運営を構築することが必要である。
(参考)
収入内訳
平成25年度
(単位:千円)
平成26年度
平成27年度 増減(前年比)
160,035
165,891
172,984
7,093
白老町補助金収入
16,765
15,765
15,808
43
受託事業等収入
34,713
78,015
79,737
1,722
268
518
222
▲296
21
16
16
0
211,802
260,205
268,767
8,562
事業収入
その他雑収入
基本財産・特定財産運用益
合
計
事業報告書 2
第 1 事業報告書
※単位:円
■実施事業
事業経費計:150,965,565 円
施設設置・管理事業
定款第 4 条(1)
(4)に掲げる事業は、以下のとおり実施した。
(1)博物館施設の設置、管理
(2)伝統的建造物群の設置、管理、修繕
(3)都市公園施設の設置、管理
(4)有用植物園の管理
(5)ヒグマ、北海道犬の飼育
学芸事業
定款第 4 条(2)
(3)
(4)
(7)に掲げる事業は、以下のとおり実施した。
(1)有形文化財及び関連資料の収集
・アイヌ民族に関わる民具資料、記録資料、図書資料等のうち、以下の資料を収集した。また、アイヌ民族
と関わりのある新聞記事をスクラップ保存し、資料を作成した。
(2)無形文化財の収集、記録、保存
・アイヌの言語、口承文芸、芸能、風俗習慣その他の無形の文化的所産について、記録資料を作成し、整理
保存した。
(3)展示公開事業
・アイヌ民族資料を中心に約 750 点を常設展示した。
・視聴覚展示
「アイヌ生活文化再現マニュアル樹皮衣 織る」
(公益財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構)
「イランカラプテ こんにちはアイヌ文化」
(公益財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構)
「アイヌ民族博物館伝承記録 唄う・語る・奏でる」(公益財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構)
(4)他の機関からの委嘱、講師派遣及び研究協力など
ア. 公益財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構
○村木 美幸
・平成 27 年度第 2 回助成事業審査委員会
事業報告書 3
日時:平成 27 年 4 月 8 日、4 月 9 日、6 月 16 日、8 月 19 日、10 月 13 日
・アイヌの伝統的生活空間の再生事業検討会議
日時:平成 27 年 7 月 15 日
・平成 27 年度公益財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構臨時理事会
日時:平成 27 年 10 月 23 日
・伝統工芸複製助成に係る標準製作日数等検討委員
期間:平成27年11月16日~平成28年3月31日
・伝統工芸複製助成に係る標準製作日数等検討委員会
日時:平成27年11月16日、11月30日
・理事長中村睦男氏北海道功労賞受賞記念祝賀会
日時:平成27年11月14日
・平成 28 年度アイヌ工芸品展企画委員
期間:平成 29 年 3 月 31 日まで
・平成 28 年度アイヌ工芸品展第 1 回企画委員会
日時:平成 27 年 12 月 10 日
・平成 28 年度助成金事業審査委員会委員
期間:平成 29 年 1 月 31 日まで
・平成 28 年度アイヌ工芸品展に係る資料調査(東京国立博物館)
日時:平成 28 年 1 月 12 日~1 月 13 日
○野本 正博
・平成 27 年度アイヌ工芸作品コンテスト審査委員会
日時:平成 27 年 8 月 20 日
○八幡 巴絵
・平成 27 年度アイヌ生活文化再現マニュアル映像制作に係る撮影立ち合い(新ひだか町)
日時:平成 27 年 10 月 18 日
・平成 27 年度幼児向け絵本(原作募集)に係る選考委員会
日時:平成 27 年 11 月 27 日
・平成 27 年度親と子のアイヌ語学習に係る講師(白老地区)講師
期間:平成27年10月15日~平成28年3月5日 毎週木曜日(全18回)
○押野 朱美
・平成 27 年度アイヌ民話撰集の作成・配布事業企画編集委員
日時:平成 27 年 6 月 22 日、7 月 24 日
事業報告書 4
○山道 ヒビキ
・平成 27 年度アイヌ語初級講座(白老地区)講師
期間:平成 27 年 7 月 24 日~平成 28 年 3 月 25 日(全 14 回)
・アイヌ文化普及啓発セミナー講師(札幌、東京、新潟)
日時:平成 27 年 7 月 30 日、8 月 4 日、12 月 12 日
イ. 公益社団法人北海道アイヌ協会
○野本 正博
・第 2 回アイヌ工芸品・民芸品パンフレット編集会議
日時:平成 27 年 12 月 15 日、平成 28 年 1 月 28 日、2 月 16 日
・
「アイヌブランド」パンフレット編集委員
期間:平成 28 年 3 月 31 日まで
ウ. 日本博物館協会、北海道博物館協会関係
○野本 正博
・平成 27 年度第一回役員会
日時:平成 27 年 5 月 26 日
・第 54 回北海道博物館大会 北海道博物館
総会 平成 27 年 7 月 10 日、「北海道の博物館まつり」平成 27 年 7 月 11 日
参加:押野朱美、デットマン・ミンダ
・平成 27 年度第 3 回北海道博物館協会役員会
日時:平成 27 年 11 月 17 日
エ. 他の博物館等への協力
○野本 正博
・平成 27 年度日胆博物館等連絡協議会館長会議及び役員会
日時:平成 28 年 2 月 17 日
オ. アイヌ政策に関する委員会等の委嘱ほか
○村木 美幸
・国立のアイヌ文化博物館(仮称)設立準備室支援業務に係る企画審査委員
○野本 正博
・アイヌ文化情報発信ネットワーク会議
日時:平成 27 年 8 月 6 日
・国立のアイヌ文化博物館(仮称)展示検討委員会(第 2 回)
事業報告書 5
日時:平成 27 年 10 月 20 日
・
「民族共生の象徴となる空間」における民族共生公園調査検討業務 基本計画検討委員
日時:平成 27 年 11 月 24 日~平成 28 年 3 月 16 日
・第 8 回「象徴空間」運営協議会準備会合
日時:平成 27 年 12 月 22 日
・国立のアイヌ文化博物館(仮称)展示検討委員会(第 3 回)
日時:平成 28 年 1 月 28 日
・第 2 回国立の民族共生公園(仮称)基本計画検討会
日時:平成 28 年 2 月 3 日
・国立のアイヌ文化博物館(仮称)展示検討委員会
日時:平成 28 年 2 月 23 日(第 4 回)
、平成 28 年 3 月 24 日(第 5 回)
・象徴空間に関する土地所得及び既存建築物等の取扱いについての協議
日時:平成 28 年 2 月 24 日
・アイヌ政策推進会議「政策推進作業部会」
日時:平成 28 年 2 月 25 日(第 23 回)
、平成 28 年 3 月 24 日(第 24 回)
○八幡 巴絵
・第 7 回アイヌ政策推進会議
日時:平成 27 年 10 月1日
○矢崎 春菜
・国立のアイヌ文化博物館(仮称)展示ワーキング会議
日時:平成27年7月16日~平成28年3月10日 全7回
カ. 学会または館外のシンポジウムなどでの報告
○村木 美幸
・第 30 回日本植生史学会大会 公開シンポジウム
日時:平成 27 年 11 月 7 日
○野本 正博
・多文化共生社会シンポジウム in しらおいパネルディスカッション
日時:平成 28 年 3 月 26 日
キ. 原稿執筆協力
○村木 美幸
・JR北海道車内誌「ソンコ de ソンコ」寄稿
事業報告書 6
○八幡 巴絵
・北海道新聞「ウエピリカ」寄稿
○押野 朱美
・広報「げんき」寄稿
○立石 信一
・
「間の消えゆく空間で」
『鹿首』
・信濃毎日新聞朝刊特集「神を曳く」編集協力
ク. 白老町内学校への協力
・白老町立萩野小学校 4 年生 写生会
日時:平成 27 年 6 月 19 日
・白老町立白老中学校 出張学芸員講話
日時:平成 27 年 6 月 30 日
・白老町仙台市姉妹都市交流(仙台市片平丁小学校) ムックリ演奏体験
日時:平成 27 年 7 月 15 日
・北海道白老東高等学校 出張学芸員講話
日時:平成 27 年 10 月 21 日
ケ. その他
○村木 美幸
・平成 27 年度第 1 回北海道大学アイヌ・先住民研究センター運営委員会
日時:平成 27 年 6 月 22 日
・一般財団法人前田一歩園財団主催「一歩園自然セミナー」
日時:平成 27 年 7 月 25 日
・地方版クールジャパン推進会議
日時:平成 27 年 8 月 29 日
・公益財団法人北海道観光振興機構 平成 27 年度アイヌ文化部会
日時:平成 27 年 10 月 6 日
・天使大学「食文化論」講師
日時:平成 27 年 10 月 26 日
・公益財団法人北海道観光振興機構 第 1 回「アイヌの食」作業部会
日時:平成 27 年 12 月 11 日
・平成 27 年度第3回 北海道大学アイヌ・先住民研究センター運営委員会
日時:平成 28 年 2 月 19 日
事業報告書 7
・北海道食育コーディネーター会議
日時:平成 28 年 3 月 30 日
○野本 正博
・FSC森林承認 道産材由来の管理木材リスク評価のためのヒアリング調査
日時:平成 27 年 9 月 4 日
・第 2 回イランカラプテを合言葉に体験の風をおこそう運動実行委員会
日時:平成 28 年 2 月 18 日
○八幡 巴絵
・平成 27 年度第1回白老町社会教育委員会会議
日時:平成 27 年 5 月 19 日
・苫小牧駒澤大学「北海道の自然と食文化」講師
日時:平成 27 年 4 月~9 月(春セメスター期間 全 16 回)
・室蘭工業大学「胆振学入門」講師
日時:平成 27 年 6 月 3 日、7 月 1 日(計 2 回)
・白老町社会教育中期計画策定に係る第3部会
日時:平成 27 年 6 月 24 日
・白老町社会科副読本改訂編集委員の推薦及び第1回社会科副読本改訂編集委員会
日時:平成 27 年 9 月 25 日
○堀江 純子
・ポロト自然休養林保護管理協議会主催の研修会
研修名:森とミズバショウのガイド研修会
日時:平成 27 年 4 月 25 日
・しらおい夏の川塾 ~川の生き物を調べよう~
日時:平成 27 年 8 月 6 日
主催:白老町環境町民会議
○立石 信一
・講演会「間の消えゆく空間で」
日時:平成 28 年 1 月 24 日
場所:知里幸恵銀のしずく記念館
(5)コタンメールの発行
・第 79 号から第 83 号まで発行
事業報告書 8
(6)博物館施設の管理
普及事業
定款第 4 条(4)
(7)に掲げる事業は、以下のとおり実施した。
(1)アイヌ文化体験学習
・ムックリ演奏
・ムックリ製作
・アイヌ文様刺繍
・アイヌ文様彫刻
・トンコリ演奏
・アイヌ伝統料理試食
・アイヌ古式舞踊
・長期休暇イベントにて、博物館ガイド、
「言ってみようイランカラㇷ゚テ」
、マタンプシ製作、植物の採取や
利用、マキリの鞘作り等の各種工芸体験、自然関連のイベントなどを実施した。
学校団体を中心に、上記体験学習を 16,653 名が利用した。
月日
行事名
参加者数
講師
備考
4 月以降の第 2、 「オルシペ アヌ ロー」 のべ504 名 石田 慈久恵、熊谷 由布子 計 26 回
第4 土曜日に実施
小沼 史子、押野 朱美
山田 美郷
4 月 26 日
「アイヌのお話と自然観 13 名
堀江 純子、矢崎 春菜
察~ニタッタクッペ~」
GW イベント(ポロ
ト自然休養林)
4 月 29 日~5 月 6 「博物館ガイドツアー」
解説ボランティア中村 GW イベント
日
斎、伊藤 定幸、筒井 達雄、
芳 徳尚、長谷川 繁美
4 月 29 日、5 月 3 「言ってみようイランカ
西條 林哉、石田慈久恵
GW イベント
日~6 日
ラプテ」
熊谷 由布子
4 月 29 日
「知ってみようトンコリ」 4 名
石田 慈久恵、熊谷 由布子 GW イベント
5 月 2 日~5 日
「自然ガイド」
10 名
堀江 純子
GW イベント
5 月3 日
「工芸体験~レクトゥン 10 名
山田 美郷
GW イベント
山田 美郷、熊谷 由布子
GW イベント
「ポロトコタンで遊ぼ
石田 慈久恵、山田 美郷
GW イベント
う」
熊谷 由布子
「オルㇱペ アヌ ロー 50 名
石田 慈久恵
GW イベント
矢崎 春菜
七夕イベント
ペ作り~」
5 月4 日
「工芸体験~アイヌ文様 6 名
小銭入れ作り~」
5 月5 日
5 月6 日
特別編」
7 月4 日
「アイヌがみあげた夜空 8 名
事業報告書 9
の物語ペッノカ編」
8 月 4 日~7 日
「へまんた かみあし」
25 名
8 月4 日
「ポロトの森自然キャン 約 30 名
矢崎 春菜
夏休みイベント
石田 慈久恵
ポロトの森ビジ
プ 2015(ムックリ製作)
」
8 月 8 日~9 日
ターセンター
「工芸体験~エゾイラク
山田 美郷、熊谷 由布子
夏休みイベント
矢崎 春菜
夏休みイベント
22 名
山田 美郷、熊谷 由布子
夏休みイベント
8名
石田 慈久恵、熊谷 由布子 シルバーウィー
サ体験」
8 月9 日
「怖い?面白い??アイヌ 21 名
のお化けたち」
8 月 15 日
「工芸体験~アイヌ文様
をプリント」
9 月 20 日~21 日
「マタンプㇱを作ろう」
クイベント
11 月22 日~23 日 「マキリの鞘作り」
12 名
外部講師:浦河 太八氏
1 月 10 日~11 日
「マタンプㇱを作ろう」
10 名
山田 美郷、熊谷 由布子
冬休みイベント
2 月 6 日~7 日
「サラニㇷ゚を作ろう」
1名
山田 美郷、熊谷 由布子
冬期間イベント
1 月 30 日~31 日
「エゾイラクサでキーホ 16 名
山田 美郷、熊谷 由布子
冬期間イベント
2 月 20 日~21 日
ルダーを作ろう」
2 月 21 日
「かんじき作り」
11 名
堀江 純子
(2)アイヌ文化講演会(学芸員講話)
施設内学芸員講話:33 回(対応学芸員:村木美幸、八幡巴絵、押野朱美)
月日
団体名
参加人数
備考
5 月 10 日
日本女子大学付属高等学校 地域研究 C コース
5 月 23 日
貝塚市立第四中学校
200
5 月 26 日
第 17 僧育成研修会
10
6 月2 日
追手門学院高等学校
359 2 回転
6 月 15 日
暁星高等学校
170 2 回転
6 月 16 日
岡山県立岡山一宮高等学校
45
6 月 23 日
石川県立金沢北陵高等学校
205
7 月 29 日
平成 27 年度玉川村中学生国内研修事業
7 月 31 日
個人(実演家)
3
8 月 24 日
順天高等学校
56
8 月 28 日
白老町立白翔中学校 1 年生
60
9 月1 日
一関市立一関中学校
98
9 月 10 日
獨協大学外国学部 須永和博研究室
10 インタビュー形式
事業報告書 10
89
75
9 月 10 日
岩谷直治記念財団
25
9 月 26 日
北海道大学水産学部
50
9 月 26 日
新潟県立小千谷高等学校
250
9 月 30 日
石川県立津幡高等学校
109
10 月 6 日
神奈川県立瀬谷高等学校
329 2 回転
10 月 6 日
広島県立海田高等学校
316 2 回転
10 月 8 日
栃木県立矢板高等学校
189
10 月 9 日
ノートルダム清心学園 清心女子高等学校
94
10 月 14 日
和光高等学校 2 日目
23
10 月 20 日
東京都立東大和南高等学校
335 2 回転
10 月 29 日
東京都立武蔵高等学校
203
11 月 6 日
オリジナルオハウ PR 事業 食文化講習会
30
11 月 20 日
北海道 PCB 廃棄処理広域協議会 室蘭環境研修
38
11 月 20 日
岡崎城西高等学校
255
12 月 2 日
浜松市立高等学校
135
1 月 27 日
胆振管内社会教育主事等研修会
1 月 27 日
和歌山県立粉河高等学校
2 月 15 日
北海道教務所
2 月 23 日
真宗大谷派北海道教区教化委員会
2 月 24 日
白老ロータリークラブ 例会
17
152
12
7
15 講演(30 分)
出張学芸員講話:5 回(対応学芸員:八幡巴絵)
月日
団体名
会場
6 月 21 日
清風中学校
ルスツリゾート
6 月 30 日
白老町立白老中学校
白老中学校
10 月 13 日
広島県立廿日市西高等学校
ルスツリゾート
10 月 21 日
北海道白老東高等学校
白老東高等学校
12 月 2 日
近畿大学付属広島高等学校福山校
ニセコ
(3)学習室の設置・管理
図書資料や視聴覚資料をそろえ、来館者が利用できる学習室を常設した。
(4)博物館ボランティア
例年通りボランティア希望者を登録し、職員と連携しながら入館者への案内・解説や、体験学習の指導な
どを行った。
事業報告書 11
解説ボランィア
中村 齋 / 長谷川 繁美 / 筒井 達雄 / 芳 徳尚 / 伊藤 定幸
伝承ボランティア 下河 ヤエ / 石井 シゲ/田村 弘子
活動日数(のべ)
: 解説ボランティア 539 日、伝承ボランティア 296 日
(5)インターネット事業
HP:http://www.ainu-museum.or.jp
TOP ページ訪問者数 227,740 名(2015 年 4 月 1 日~2016 年 3 月 31 日)
・Facebook や Twitter を利用し、博物館内の様子やイベント情報を案内した。
Facebook 投稿数:約 98 件(3 月末日段階)
Twitter 投稿数:約 324 件(3 月末日段階)
伝承公開事業
定款第 4 条(4)
(5)に掲げる事業は、以下のとおり実施した。
(1)
「ユネスコ無形文化遺産代表一覧表」記載及び国指定重要無形民俗文化財アイヌ古式舞踊の
公開
ア. 年間 194,947 人の来館者に対して、アイヌ文化に関する解説と古式舞踊の公開を実施した。
・古式舞踊公演
年間
3,108 回(平均 8.7 回/日)
・アイヌ文化解説
年間
3,158 回(平均 8.8 回/日)
イ. 夜間特別プログラム 「ポロトコタンの夜」の実施
開 催 日:平成 27 年 8 月 8 日、9 日
時
間:18 時 30 分から 19 時 15 分
入場者数:179 名(2 日間計)
ウ. 館外舞踊等公演
月日
行事名
公演者
4 月 21 日
韓国ウェルカムセレモニ
田中 怜奈、伊藤彩花、水上 さゆり、
5 月 11 日
ー
西條 林哉
5 月 23 日
ポロトコタンPR
伊藤 里美、西條 林哉
6 月6 日
白老牛肉祭
6 月 12 日
堀部登志雄氏叙勲受賞祝
賀会
野本 三治、竹内 章吾、伊東 里美、
田中 怜奈
場所
新千歳空港
上村牧場
白老河川
野本 三治、竹内 章吾、八幡 一巌、
田下 千代子、
伊藤 里美、
小沼 史子、 白老中央公民館
田中 怜奈、伊藤 彩花、今野 美帆
事業報告書 12
7 月6 日
8 月 11 日
10 月 4 日
11 月 13 日
JR寝台特急カシオペア
熊谷 由布子、西條 林哉
札幌ビアガーデンふるさ
野本 三治、竹内 章吾
と応援PR
伊藤 里美、押野 朱美、西條 林哉
NEXCO 東日本 10 周年イベ
竹内 章吾、伊藤 里美、押野 朱美、
ント
田中 怜奈、西條 林哉
寝台特急カシオペア
札幌ビアガーデン
樽前 PA
八幡 一巌、田下 千代子、
伊藤 里美、
北海道新幹線開業 100 日
小沼 史子、田中 怜奈、佐藤 史織、 JR 東京駅
前イベント
西條 林哉
竹内 章吾、八幡 一巌、
石田 慈久恵、
11 月 15 日
アイヌ文化フォーラム
伊藤 里美、
熊谷 由布子、
伊藤 彩花、
2015
田中 怜奈、佐藤 史織、
札幌エルプラザ
西條 林哉
12 月 4 日
奥州市市民劇「大地の侍」
古式舞踊指導
押野 朱美
岩手県奥州市
野本 三治、伊藤 里美、押野 朱美、
1 月 8 日~11 日
ふるさと祭
田中 怜奈、
水上 さゆり、
佐藤 史織、 東京ドーム
西條 林哉
1 月 24 日
2 月 1 日~8 日
2 月 27 日~28 日
3 月 20 日
3 月 25 日~26 日
八幡 一巌、石田 慈久恵、田下 千代
北海道×青森トップセー
子、押野 朱美、伊藤 彩花、西條 林 東京プリンスホテル
ルスセミナー
哉
多文化共生人材育成事業
野本 三治
「イランカラプテ体験の
熊谷 由布子、西條 林哉
風をおこそう」
東胆振地域ブランド協議
野本 三治、伊藤 里美、伊藤 彩花、
会
田中 怜奈、高橋 志保子、西條 林哉
アメリカ合衆国(オ
レゴン州)
札幌地下歩行空間
苫小牧 COCOTOMA
野本 三治、
田下 千代子、
伊藤 里美、
北海道新幹線開業イベン
押野 朱美、伊藤 彩花、田中 怜奈、 新函館北斗駅他
ト
佐藤 史織、西條 林哉
(2)伝統工芸の伝承・保存
伝統工芸作品の製作、実演の公開を行った。
【製作者及び作品】
・野本 三治
チェホロカケプイナウ 5 本、イナウル 100 本
・竹内 章吾
弓矢
・八幡 一巌
チェホロカケプイナウ 60 本、イナウル 100 本、エムシ 1 本
事業報告書 13
・新井田 幹夫
チェホロカケプイナウ 110 本、イナウル 100 本、各チセ茅葺き替え
・田下 千代子
陣羽織 4 枚、鶴の羽 4 枚、マタンプシ(綿)4 枚、名刺入れ 2 点、モール 2 枚
脚絆 1 点、手甲 1 点、ショルダーバッグ 5 点
・伊藤 里美
マタンプシ(綿)1枚
・山田 美郷
陣羽織、ルウンペ(木綿衣)
、キナ
エムシアツ 4 点
・田中 怜奈
マタンプシ1枚
・伊藤 彩花
マタンプシ1枚
・佐藤 史織
マタンプシ1枚
(3)伝統儀式の伝承
儀式伝承及びアイヌの精神文化について理解を深めるため、以下の行事を実施した
・チュプカムイノミ(月例の安全祈願)
開催日:4 月 1 日、6 月 1 日、7 月 1 日、8 月 1 日、9 月 1 日、10 月 1 日、12 月 1 日、1 月 6 日、
2 月 1 日、3 月 1 日
・コタンノミ(集落の祭り)
開催日:5 月 1 日、11 月 1 日
・チプサンケ(舟下ろし)
開催日:5 月 1 日
・チプヤンケ(舟上げ)
開催日:11 月 1 日
・シリカプ・シンヌラッパ(先祖供養祭)
開催日:8 月 17 日
・ペッカムイノミ(初鮭を迎える儀式)
開催日:9 月 7 日
(4)その他作業等
・鮭寒干し等作業
日時:12 月 14 日、16 日
・茅刈り
日時:2 月 24 日、25 日、3 月 2 日、3 日、4 日
・ペネイモ処理
日時:4 月 1 日、12 月 4 日
広報・渉外事業
定款第 4 条(6)
(7)
(8)に掲げる事業は、以下のとおり実施した。
(1)宣伝誘客活動
白老町や白老観光協会など他の機関の協力のもと、道内、国内、海外の旅行業者や学校などへ、宣伝誘客活
動を以下のとおり行った。
月日
4 月9 日
名称
出張者
GW 企画 PR ラジオ出演打合せ
西條 林哉
事業報告書 14
場所
支笏湖ビジターセンター、
FM あっぷる(札幌市)
4 月 12 日~16 日
道外誘客活動
西條 林哉
九州(除く鹿児島県)
4 月 23 日
台湾誘客協力依頼
野本館長
台北駐日経済文化代表處(札幌市)
西條 林哉
4 月 27 日
割引券・PR パンフ配布
西條 林哉
GW 企画 PR ラジオ出演
5 月7 日
地区連携 PR 依頼訪問
登別市~豊浦町(観光関連施設)
・
FM びゅ~(室蘭市)
西條 林哉
倶知安町・ニセコ町(観光関連施
設)
5 月 20 日
6 月 29 日~7 月 1 日
旅行会社下期商品打合せ、ルイカ 西條 林哉
JTB 国内商品企画(札幌市)
・田中
プロジェクトコラボ企画打合せ
酒造(小樽市)
関東地区誘客活動
野 本 館 長 東京都・埼玉県
西條 林哉
7 月 21 日~25 日
ポロトコタンの夜 PR チラシ配布
西條 林哉
苫小牧市~室蘭市・札幌市・小樽
市(観光関連施設他)
7 月 29 日
ポロトコタンの夜 PR チラシ配布・ 西條 林哉
室蘭市(観光関連施設)
PR ラジオ出演
FM びゅ~(室蘭市)
8 月 13 日
旅行会社企画商品打合せ
西條 林哉
シィービーツアーズ(札幌市)
8 月 17 日
旅行会社企画商品打合せ
西條 林哉
北海道ツアーズ・JTB 国内旅行企画
(札幌市)
8 月 20 日
旅行企画商品打合せ
西條 林哉
9 月1 日
各団体向け誘客活動
野 本 館 長 太陽財団・北海道経済局他(札幌
西條 林哉
9 月9 日
各団体、観光施設誘客活動
10 月 19 日~10 月 22 登別・白老観光連絡協議会道外誘 西條 林哉
客活動
11 月 2 日
台湾誘客協力依頼訪問
市)
野 本 館 長 室蘭市港湾部・豊浦町・ニセコ町・
西條 林哉
日
農協観光・阪急交通社他(札幌市)
倶知安町各観光施設
石川県・富山県・新潟県
野 本 館 長 台北駐日経済文化代表處(札幌市)
西條 林哉
11 月 4 日
インバウンドランオペ事業社誘客 西條 林哉
四季の旅・ネットワーク北海道・
活動
HIC トラベル(札幌市)
12 月 2 日~12 月 4 日 白老観光協会北関東誘客事業
西條 林哉
12 月 7 日
野 本 館 長 台北駐日経済文化代表處ほか(札
台湾誘客協力依頼訪問
西條 林哉
12 月 15 日
茨城県
幌市)
インバウンドチャーター便受入打 西條 林哉
ジャパンホリデートラベル・日本
合せほか
旅行札幌(札幌市)
事業報告書 15
1 月 18 日~22 日
登別・白老観光連絡協議会道外誘 西條 林哉
愛知県・大阪府・兵庫県
客活動
2 月3 日
教育旅行団体・メディア関係 PR 促 西條 林哉
私学協会・NHK・札幌テレビほか(札
進依頼訪問
幌市)
2 月 22 日~2 月 25 日 登別・白老観光連絡協議会道外誘 西條 林哉
徳島県・香川県
客活動
3 月 1 日~3 月 4 日
白老観光協会石狩圏小中学校誘客 西條 林哉
札幌市・小樽市
事業
3 月8 日
インバウンド企画商品打合せほか
西條 林哉
ハナツアージャパン他(札幌市)
(2)施設パンフレット・入場券等の作成
必要なパンフレット、入場券等を増刷した。
■その他事業
事業経費計:116,607,124 円
物品販売事業
定款第 4 条(1)
(8)に掲げる事業は、以下のとおり実施した。
(1)物品販売事業
①ミュージアムショップ イカラカラ
ア. 博物館の所蔵品の意匠を施し、文化的関係を示す説明文を添え販売し、来館者の要求に応えるサービ
スを行った。
イ. 地元の工芸家の作品を取り入れ、内製品のフォローアップ商品の開発を行った。
ウ. 博物館で制作している内製品を一層充実させ販売した。
②ミュージアムカフェ リムセ
ア. 社会福祉法人フロンティアに運営委託し、より一層のメニューの充実等をはかり、お客様のニーズに
応えられる施設作りを行った。
イ. サッチェプ(鮭の燻製)を製造、販売し、アイヌ食文化の普及に務めた。
③貸衣装
アイヌの伝統衣服について、入館者の要望に応えて貸与した。
駐車場管理事業
定款第 4 条(1)
(8)に掲げる事業は、以下のとおり実施した。
事業報告書 16
(1)駐車場管理
・来館者のために駐車場の維持管理等を行った。
受託事業等
定款第 4 条(1)
(8)に掲げる事業は、以下のとおり実施した。
1.ポロト地区公衆トイレ管理事業 (白老町からの受託事業)
(1)ポロト駐車場の公衆トイレについて白老町から清掃業務を受託し、不快感を与えないよう常時清潔なトイ
レとするよう、事業を実施した。
2.アイヌの伝統的生活空間の再生事業に関する伝承者育成事業(公益財団法人アイヌ文化・研究推進機構から
の受託事業)
(1)伝承者育成事業第 3 期 2 年目の事業として、アイヌ民族、文化に関する総合的な知識、技能を身につける
ための講義、実習、研修を実施した。
受 講 者: 5 名
講座日数: 224 日
期
間:平成 27 年 4 月 1 日~平成 28 年 3 月 31 日
3.アイヌ資料等収蔵状況調査及び資料保管等業務 (文化庁からの受託事業)
北海道内の博物館等に対し、アイヌ資料の収蔵状況等の調査を行った。
(1)アイヌ資料等収蔵状況調査
収蔵状況調査対象施設 :21
調査期間
:平成 27 年 11 月 5 日~平成 28 年 3 月 4 日(内、計 52 日間)
(2)アイヌ資料の整理保管
(3)人材育成事業
「民族共生の象徴となる空間」における国立のアイヌ文化博物館(仮称)の開館に向けて、博物館スタッフの
人材育成事業を行った。
・当館内での活動を通じた研修・育成
・基礎研修(日常業務)
・資料取扱い知識・技術の習得
・アイヌ資料の整理・保存
・データベース化
事業報告書 17
4.
「民族共生の象徴となる空間」におけるアイヌの伝統等に係る体験交流等活動に関する検討業務
(国土交通省北海道局からの受託事業)
基本計画報告書を基に象徴空間における体験交流等活動をさらに詳細に検討し、プログラム骨子の参考資料を
取りまとめるため、下記の業務を行った。
(1)アイヌ文化の分野別のプログラム等に関する検討
(2)各地域におけるアイヌ文化の伝承等活動に関する調査の取りまとめ
(3) 有識者委員会の運営及び委員への諮問
「民族共生の象徴となる空間」におけるアイヌの伝統等に係る体験交流等活動に関する検討業務
報告書 計 119 頁作成
5.アイヌ語のアーカイブ作成支援事業 (文化庁からの受託事業)
ユネスコが「最も消滅の危機に瀕している」と評するアイヌ語について、アイヌ民族博物館が所有するアイヌ
語音声資料をアーカイブ化し公開することにより、アイヌ語の保存・継承に資することを目的とし、以下の業
務を行った。
(1)システム開発
(2)転写・翻訳確認、資料整理
(3)アイヌ語辞書のオンライン辞書化の準備
期
間:平成 28 年 2 月 1 日~平成 28 年 3 月 31 日
6.地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業(アイヌ文化遺産活用地域活性化推進協議会事業)
(1)アイヌミュージアムフェア in 台湾
開催日時:平成 27 年 11 月 28 日 13:30~16:30
場
所:高雄市原住民主題公園
参加者数:約 350 名
■法人会計
事業経費計:4,604,040 円
定款第 4 条(1)
(7)(9)に掲げる事業は、以下のとおり実施した。
(1)人件費
役員 4 名、正職員 6 名、臨時職員 3 名
(2)その他
会議費、水道光熱費、保険料、消耗品費他法人運営に必要な経費を計上した。
事業報告書 18
第 2 附属明細書(平成 28 年 3 月 31 日現在)
1 役員等に関する事項
(1)就任状況等
役 名 氏
名
理 事 野 本 勝 信
当初就任年月日
任期
H8.10.9 H26.6.27〜
職
務
代表理事
手 当
職業(業種)
100,000 会 社 役 員
選任後 2 年以内に終
了する事業年度のう
ち最終のものに関す
る定時評議員会の終
結の時まで
村木美幸
H24.5.29
〃
専務理事
610,000
団 体 役 員
野 本 正 博
H23.11.1
〃
常務理事
570,000
団 体 役 員
中 村 政 信
H10.10.9
〃
漁
業
加 藤
忠
H6.10.9
〃
団 体 役 員
中 出
正
H14.5.31
〃
団 体 役 員
壬生龍之介
H14.2.13
〃
会 社 役 員
長谷川邦彦
H14.10.9
〃
自
野 本 裕 二
H24.6.7
〃
監 事 佐 藤 俊 雄
H24.5.29 H24.5.29〜
常任理事
営
業
220,000 団 体 役 員
無
職
選任後 4 年以内に終
了する事業年度のう
ち最終のものに関す
る定時評議員会の終
結の時まで
舛 田 良 道
H25.6.25 H25.6.25
団 体 役 員
選任後 4 年以内に終
了する事業年度のう
ち最終のものに関す
る定時評議員会の終
結の時まで
評 議 員 大須賀るゑ子
H22.11.1 H26.6.27〜
無
職
無
職
選任後 4 年以内に終
了する事業年度のう
ち最終のものに関す
る定時評議員会の終
結の時まで
川 田
聖
〃
〃
事業報告書 19
今 野 邦 紀
〃
〃
無
山 田 桂 一
〃
〃
会 社 役 員
中 野 勝 征
〃
〃
無
職
田 村 文 一
〃
〃
無
職
伊
稔
〃
〃
無
職
岩 間 隆 一
〃
〃
無
職
東
(2)同一の親族(3親等以内の親族及びこの者と特別の関係にある者)である理事
なし。
(3)同一の親族(3親等以内の親族及びこの者と特別の関係にある者)である評議員
なし。
2 職員に関する事項
(1)主な職員
職
名
伝 承課伝 承
課
長
伝 承課教 育
普及係長
総 務課総 務
主
幹
総 務課経 理
係
長
渉 外 広 報
課
長
学 芸 課
係
長
氏
名
採用年月日
発令年月日
野本三治
H7.6.12
H25. 4. 1
石田慈久恵
H12.4.1
H25. 4. 1
上河由紀
H11.4.1
H27. 4. 1
立石信一
H18.6.15
H25. 4. 1
西條林哉
H25.11.1
H27. 7. 1
八幡巴絵
H18.4.1
H27. 4. 1
(2)職員数
正職員数
25 名
臨時職員数
20 名
特別研究員数
1名
客員研究員数
2名
合 計
48 名
事業報告書 20
備 考
職
3 役員会に関する事項
(1)理事会
回及び開催年月日
議事及び報告事項
定例理事会
議事
平成 27 年 6 月 9 日(火) 1.第 2 期平成 26 年度事業報告書及び収支決算書について
10:00〜11:40
2.公益目的支出計画実施報告書について
3.重要な使用人(管理職員)の選任について
4.組織及び事務分掌規程の一部改定について
5.職務権限・決裁規定の一部改定について
6.民族共生の象徴となる空間における運営主体の方向性について
7.評議員会の開催について
報告
1.代表理事及び業務執行役員の業務執行状況について
2.常任理事会の審議の経過報告について
3.平成 26 年度入場者数実績について
4.平成 27 年度入場者数実績(5 月末現在)について
会議の結果
1.全員異議なく可決
2.
〃
3.
〃
4.
〃
5.
〃
6.
〃
7.
〃
・欠席者:中村政信理事
加藤忠理事
第 1 回臨時理事会
議事
平成 27 年 10 月 7 日(水) 1.平成 27 年度第一次事業計画書及び予算書の変更について
10:00~10:50
2.評議員会の開催について
報告
1.平成 26 年度事業報告書の訂正について
2.代表理事及び業務執行役員の業務執行状況について
3.常任理事会の審議の経過報告について
4.平成 27 年度入場者数実績(9 月末現在)について
1 全員異議なく可決
2.
〃
・欠席者:加藤忠理事
第 2 回臨時理事会
議事
平成 28 年 3 月 15 日(火) 1.平成 27 年度第二次事業計画書及び予算書の変更について
10:00~10:55
2.平成 28 年度事業計画書及び予算書について
3. 評議員会の開催について
報告
1.代表理事及び業務執行役員の業務執行状況について
2.常任理事会の審議の経過報告について
3.平成 27 年度入場者数実績(2 月末現在)について
1.全員異議なく可決
2.
〃
3.
〃
・欠席者:加藤忠理事、中村
政信理事、長谷川邦彦理事
(2)評議員会
回及び開催年月日
議事及び報告事項
定時評議員会
議事
平成 27 年 6 月 25 日(木) 1. 第 2 期平成 26 年度事業報告書及び収支決算書について
10:00~11:20
2.役員報酬額の変更について
報告
1.公益目的支出計画実施報告書について
2.平成 26 年度入場者実績について
事業報告書 21
会議の結果
1.全員異議なく可決
2.
〃
3.平成 27 年度入場者数実績(5 月末現在)について
4.組織の変更について
5.民族共生の象徴となる空間における運営主体の方向性について
・欠席者:なし
第 1 回臨時評議員会
議事
平成27 年10 月23 日(金) 1. 平成 27 年度第一次事業計画書及び予算書の変更について
10:00~11:15
報告
1.平成 26 年度事業報告書の訂正について
2.平成 27 年度入場者数実績(9 月末現在)について
1.全員異議なく可決
・欠席者:川田聖評議員
山田桂一評議員
第 2 回臨時評議員会
平成 28 年 3 月 23 日(水)
10:00~11:20
議事
1.平成 27 年度第二次事業計画書及び予算書の変更について
2.平成 28 年度事業計画書及び予算書について
報告
1.平成 27 年度入場者数実績(2 月末現在)について
1.全員異議なく可決
2.
〃
・欠席者:なし
4 監査に関する事項
監査実施日
監査事項
第1 回
平成 27 年 5 月 26 日(火)
平成 26 年度決算監査、月例監査(平成 27 年 1 月から 3 月支出伝
票等)並びに公益目的支出計画実施報告書監査
第2 回
平成 27 年 7 月 30 日(木)
月例監査(平成 27 年 4 月から 6 月分伝票等監査)
第3 回
平成 27 年 10 月 28 日(水)
月例監査(平成 27 年 7 月から 9 月分伝票等監査)
第4 回
平成 28 年 1 月 26 日(火)
月例監査(平成 27 年 10 月から 12 月分伝票等監査)
5 許可、認可及び承認に関する事項
許可・認可及び承認年月日
平成 27 年 4 月 1 日
許可・認可・承認事項
平成 27 年度公園使用料の減免
備考
白老町:年間 3,815,696 円
6 契約に関する事項
契約日
契約事項
平成 27 年
ポロト地区公衆トイレ管理
4 月 1 日 業務契約
4 月 1 日 平成 27 年度アイヌの伝統的
生活空間の再生事業に関す
る伝承者育成事業業務契約
4 月 1 日 ポロト駐車場土地賃貸契約
契約金額
1,617,790 円 白老町
相手方
契約概要
当初契約金額
24,135,289 円 公益財団法人アイヌ文化振 当初契約金額
興・研究推進機構
1,492,868 円 白老町
事業報告書 22
4 月 8 日 学校給食残飯買取
4 月 30 日 平成 27 年度アイヌ文化を学
ぶふるさと学習事業業務委
託契約
7 月 1 日 顧問契約
8 月 6 日 アイヌ資料等収蔵状況調査
及び資料保管業務契約
10 月 30 日 「民族共生の象徴となる空
間」
におけるアイヌの伝統等
に係る体験交流等活動に関
する検討業務契約
12 月 1 日 残飯無償引渡協定書
1,000 円 白老町教育委員会
白老町教育委員会
1 ケ月 59,999 円 村松法律事務所
23,671,054 円 文化庁
熊餌用
当初契約金額
24,840,000 円 国土交通省北海道局
白老駐屯地
2 月 1 日 アイヌ語アーカイブ作成支
援事業委託契約
3 月 15 日 著作権料契約
8,360,009 円 文化庁
3 月 16 日 アイヌ語アーカイブ事業
システム設計に係る委託契
約
3 月 25 日 アイヌ語アーカイブ事業
「ア
イヌ語沙流方言辞典」
印刷用
データ利用許諾契約
3 月 28 日 著作権料契約
2,592,000 円 株式会社つうけんアドバン
スシステムズ
1,720,000 円 個人
1,580,000 円 株式会社草風館
300,000 円 個人
7 寄附金に関する事項
なし
8 主務官庁の指示に関する事項
なし
9 会計に関する事項
公認会計士の関与の有無なし
事業報告書 23
当初契約金額
10 税法上の収益事業に関する事項
科
目
金
額
物品販売業収入
(1)商品販売収入
手工芸品
フィルム・カメラ
2,731,740 円
16,170 円
ムックリ
2,848,100 円
絵はがき
143,200 円
受託手工芸品等
8,409,524 円
クマのえさ
1,316,367 円
トンコリ
132,000 円
切手類
33,869 円
その他
524,359 円
16,155,329 円
商品販売収入計
(2)図書収入
受託販売図書類
財団刊行物
4,127,224 円
852,134 円
4,979,358 円
図書収入計
(3)飲食品販売収入
鮭燻製
3,258,900 円
リムセ販売関連
2,293,000 円
自販機
384,666 円
5,936,566 円
飲食品販売収入計
27,071,253 円
物品販売業収入計
物品貸付事業収入
(1)貸衣装収入
貸衣装収入
304,200 円
304,200 円
物品貸付業収入計
駐車場業収入
(1)ポロト駐車場管理収入
大型バス(5,200 台)
マイクロバス(421 台)
5,200,000 円
336,800 円
事業報告書 24
乗用車(13,951 台)
自動二輪(350 台)
4,185,300 円
35,000 円
9,757,100 円
駐車場業収入計
37,132,553 円
事業収入計
事業報告書 25
※資料
1)国別入場者数実績
(単位:人・%)
H26
H27
増減数
増減比
日本
119,755
122,162
2,407
102%
韓国
18,424
25,449
7,025
138%
シンガポール
6,886
7,380
494
107%
台湾
2,342
2,755
413
117%
中国
5,789
6,306
517
108%
マレーシア
3,863
4,831
968
125%
香港
240
131
▲109
54%
アメリカ
501
1,338
837
267%
25,614
18,223
▲7,391
71%
ハワイ
747
1,012
265
135%
その他
4,730
5,360
630
113%
外国小計
69,136
72,785
3,649
105%
合計
188,891
194,947
6,056
103%
タイ
2)月別入場者数実績
(単位:人・%)
H26
H27
増減数
増減比
4月
8,187
9,721
1,534
118%
5月
23,805
22,809
▲996
95%
6月
26,156
26,495
339
101%
7月
23,634
22,365
▲1,269
94%
8月
15,924
14,445
▲1,479
90%
9月
20,019
21,298
1,279
106%
10月
23,582
26,359
2,777
111%
11月
11,311
11,659
348
103%
12月
10,404
11,752
1,348
112%
1月
9,343
9,789
446
104%
2月
8,706
9,984
1,278
114%
3月
7,820
8,271
451
105%
合計
188,891
194,947
6,056
103%
事業報告書 26
3)料金区分別入場者実績
(単位:人・%)
料金区分
H26
H27
増減数
増減比
団体数
3,637
3,666
29
100%
大人
85,260
87,322
2,062
102%
団
高校生
35,993
38,066
2,073
105%
体
中学生
6,471
6,719
248
103%
小学生
8,861
8,970
109
101%
計
136,585
141,077
4,492
103%
大人
48,611
50,030
1,419
102%
高校生
533
529
▲4
99%
中学生
688
718
30
104%
小学生
2,474
2,593
119
104%
計
52,306
53,870
1,564
102%
大人
133,871
137,352
3,481
102%
高校生
36,526
38,595
2,069
105%
中学生
7,159
7,437
278
103%
小学生
11,335
11,563
228
102%
計
188,891
194,947
6,056
103%
個
人
合
計
4)体験学習利用者数
(単位:人・%)
H26
H27
増減数
増減比
ムックリ製作
4,603
4,224
▲379
91%
ムックリ演奏
7,870
5,438
▲2,432
69%
文様彫刻
167
158
▲9
94%
文様刺繍
243
376
133
154%
古式舞踊
758
876
118
115%
伝統料理
5,531
4,083
▲1,448
73%
トンコリ
283
299
16
105%
その他
867
1,199
332
138%
20,322
16,653
▲3,669
81%
合計
事業報告書 27