会員作業別安全就業基準 会 員 作 業 別 安 全 就 業 基 準 (目 的) 第1条 この作業別安全就業基準は、就業内容の相違により発生する特徴的な事故を未然に防 止し、公益社団法人三宅村シルバー人材センター(以下「センター」という。)会員が安 全に就業できる事項を定めることを目的とする。 (会員の遵守義務) 第2条 会員は、就業しようとするときは、この基準を遵守し、あらゆる事故の発生防止に努 めなければならない。 (作業別安全心得) 第3条 会員は、次の現場で就業する際には、必ず、周囲の状況確認をおこない、その安全の ポイントを守り、作業に従事しなければならない。 (1)除草作業 作業前 ①手袋(軍手)、帽子は必ず着用すること。 ②服装は、長袖、長ズボンを着用し、上着は虫が入ってこないように袖口 のしまったものを選ぶこと。(半袖着用の禁止) ③履物は足底のしっかりした地下足袋や長靴を選ぶこと。 作業現場に到着後 ①軽い準備体操をして身体をほぐすこと。 ②作業する前に作業現場内の周囲の状況を確認すること。 ③作業現場は常に整理整頓すること。 ④斜面での作業は滑らないよう注意すること。 ⑤雨天時の作業は足元が滑りやすいので避けること。また、雨の翌日も注 意すること。 ⑥共同作業では、リーダーの指示に従い、合図や連絡を正確に行うこと。 ⑦長時間の作業は避けること。特に夏場は適宜休憩をとること。 手作業時 ①傾斜地や側溝に注意すること。 ②ガラスの破片や釘に注意すること。 ③強風時は保護メガネを着用すること。 ④除草する範囲や除草してはいけない草花を事前に確認すること。 鎌等の用具使用時 ①腰を落として正しい姿勢で作業すること。 ②お互いの作業間隔を十分とり、刃先に注意すること。 ③器具を使用しないときは、安全で目立つところに刃を下向きにして置く こと。 刈払機使用時 ①使用前にネジのゆるみ、刃先のひび割れ、燃料漏れ等を確認すること ②声かけ作業の厳守の施行。 ③お互いの作業間隔を10メートル以上とること。 ④保護帽のあごひもは必ず結ぶこと。 ⑤保護メガネ、手袋を必ず着用すること。 ⑥作業前に周辺の状況を十分観察し、障害物等は取り除いておくこと。 ⑦安全ガードは必ず取り付けること。 ⑧30 分使用したら 10 分の休憩を入れること。 ⑨使用中、回転音に異常を感じたら直ちにエンジンを切り確認すること。 斜面で作業する場合は、スパイクシューズを使用し、転落を避けるため に下から上へ横に向かって作業すること。 ⑩作業現場近くに民家や道路がある場合は、パネルや飛散防止ネットで養 生すること。また、養生できない場合は、刈払機を使用しないこと。 特に、建物等の構築物から30センチ程度は機械の使用をさけ、手刈り 作業で履行するよう努めること。 ⑪ガソリンを使用するので火気には十分注意すること。 ⑫刈払機を運搬したり保管する場合は、回転刃に保護カバーを必ずつける こと。 ⑬作業が終わったら刈払機の刃や本体に損傷や亀裂がないか確認するこ と。 全 般 ①のどが渇いていなくても水分はこまめに補給すること。 ②害虫(蜂や毛虫)に十分注意すること。 ③気分が悪くなったら直ちに作業を中止し、仲間に伝えること。 (2)剪定・植木作業 作業現場に到着後 (1)同様 脚立使用時 ①脚立はセンター所有のものを使用すること。 ②脚立の天板、最上段には上がらないこと。 ③作業時は必ず保護帽(あごひもは確実に結ぶこと)と安全帯を着用する こと。また、脚立使用時は、必ず上部を結束、固定し、グラツキのない 状態で作業に入ること。 ④開き止めは確実にかけ、使用すること。 ⑤1.8m脚立使用時には、下に補助員をつけること。 ⑥安全帯のフックは目線より上にかけること。 ⑦脚立の天板、最上段での作業はおこなわないこと。 ⑧不正地で作業する場合は三脚を使用すること。 ⑨脚立から身体を乗り出さないこと。 ⑩無理な姿勢で作業しないこと。 ⑪面倒がらず脚立はこまめに移動すること。 ⑫手に道具を持って昇降しないこと。 ⑬脚立の周辺には刃物類を放置しないこと。 ⑭脚立から飛び降りないこと。 ⑮脚立は必ず一人で上ること。 ⑯脚立の上で後ろ向きになって作業しないこと。 ⑰脚立と他の足場等に同時に足をかけないこと。 ⑱樹枝の切り落としの際は、樹下の安全確認を行うこと。 ⑲剪定作業中は樹下で他の作業をしないこと。 ⑳脚立を利用して足場板をかけわたすときは、脚立の設置間隔を1.8メ ートル以下にすること。また、足場板の設置高さは1.5メートル未満 とすること。 梯子使用時 ①梯子を使用する場合は、センター所有のものを使用すること。 ②梯子の結位置よりも上段で作業することは慎むこと。また、結束する際 は丈夫な枝もしくは幹を選び、梯子の上部は 60cm 位上方に出るように すること。 ③地面と梯子の角度は 75 度以下になるよう設置すること。 ④下部に滑り止めのある梯子を利用すること。 ⑤剪定作業中は、その樹下で作業をしないこと。 ⑥道路での作業は標識を設置すること。 ⑦直径 10cm 以上の枝を切る際はロープをかけること。 ⑧樹枝の切り落としの際は、樹下の安全確認を行うこと。 刈込作業時 ①互いに接近しないよう向かい合って作業しないこと。 ②生垣の上に鋏等の道具類は置かないこと。 ③刈り込み鋏は立てかけたり、刃先を上にして放置しないこと。 ④無理な姿勢で作業しないこと。 ⑤共同で刈り込み作業を行う場合は、刃先に十分注意すること。 運搬作業時 ①運搬は限界を見極め、正しい姿勢で行い、特に腰部を痛めないよう慎重 に行い、荷台から飛び降りたりしないこと。 ②運搬経路の障害物は取り除き、足場の良否を確認すること。 ③トラックへの各種道具の積み下ろしは、荷崩れのないように配慮するこ と。 ④樹枝等をトラックに積み込んだ場合は、トラックの積載量を守り、走行 中に荷崩れしないようロープ等でしっかり固定すること。 (3)高所作業(樹木伐採・ペンキ塗り等) 特定会員及び高所作 ①この作業においては、以下の会員が担当し、安全就業の徹底を図ること。 業範囲 ア村上富則 イ上松満男 ウ門脇満由 ②高所作業では、 (2)剪定・植木作業に準じた内容とする。 ③作業時は必ず保護帽と安全帯を着用し、高さ1.5メートル以上の場所 で作業する場合は安全帯を着用すること。また、脚立使用時は、必ず上部 を結束、固定し、グラツキのない状態で作業に入ること。 ④樹木剪定における高所作業の高さ基準は4メートル以内とする。ただ し、屋根のペンキ塗りは、受注しないこととする。 ⑤枝につかまったり体重をかけたりする場合は、枯れ枝等に注意し安全確 認をとること。 ⑥財団発行の作業別就業基準「植木編」の安全及び作業方法を熟読して参 考にすること。 (4)使用する薬剤の限定 除草剤 除草剤使用については、商品名「ラウンドアップ」のみとし、これ以外の 除草剤の使用はおこなわないこと。 殺虫剤 殺虫剤については、商品名「トアロー水和剤CT」に限定し人体に影響の ないBT剤とする。 上記以外の薬剤散布については、専門機関(普及所等)に相談のうえ対応 する。 (5)薬剤散布 使用前中後 ①上記、指定薬剤使用についても、必ず保護マスク、防護メガネ、ゴム手 袋、長ズボン、長袖作業着を着用すること。 ②使用にあたっては、風向きに注意し風上から散布すること。 ③あまった薬剤については、周囲の状況を把握し処理すること。 ④作業後、洗顔、手洗い、うがい等の履行をはかること。 ⑤帰宅後、全身を石けんでよく洗うこと。 ⑥めまいや吐き気等、気分が悪くなった場合はすぐに医師の診察を受ける こと。 (6)配布・検針作業 全 般 ①日差しが強い場合は帽子をかぶること。 ②夏場は特にこまめに水分補給をすること。 ③配布物は、一つひとつ別々にしてポスト等に投函すること(一つの配布 物に折り込まないこと) 。 ④道路を横断する際は左右の安全確認を十分行うこと。 ⑤雨天時等、視界の悪いときは反射板を身につけること。 ⑥検針をする際は、所在がわかるよう名札を付けること。 ⑦検針先を間違えぬよう十分注意すること。 (7)屋内清掃作業 作業前 (1)同様 作業現場に到着後 (1)同様 作業中 ①共同作業ではリーダーの指示に従い、合図や連絡を正確に行うこと。 ②長時間の作業は避けること。特に夏場は適宜休憩時間を設けること。 ③洗剤を使用する際は、窓を開ける等換気を行うこと。 ④薬品の入ったバケツの周辺には物を置かないこと。 ⑤台所や風呂場では、シンク、ガス台、浴槽に上がった作業は避け、セン ター所有の清掃専用脚立を使用すること。 ⑥窓のサン等を薬品で清掃する場合は、保護メガネ(ゴーグル)を使用す ること。 ⑦転倒防止のため、床は常に乾燥した状態を保つこと。 ⑧ワックスを塗る際には、必ず立入禁止措置の表示をすること。 ⑨禁煙の徹底(ベランダ含む屋内全個所) 作業後 ①使用したスポンジやタワシ、雑きん等は、きれいに洗って倉庫に収納 すること。 ②屋内清掃を通して知り得た情報は、決して他人に漏らさないこと。 ③忘れ物がないか作業現場を確認すること。 ④作業終了後は、必ず、電気、水道の元栓の確認をおこなうこと。 (8)窓口作業 作業前 ①荒天時は施設内に雨漏り等が発生していないか確認すること。 ②トイレを清掃した際は、床の水滴をしっかり拭き取ること。 作業中 ①図書等の重い荷物を運搬する際は、限界を見極め正しい姿勢で行い、特 に腰部を痛めないよう慎重に行うこと。 ②コンピュータ作業では、ドライアイを予防するため意識的にまばたきを するよう心がけること。 ③コンピュータを利用する場合は、30分に一度、5分程度休憩時間をと ること(一時間に10分を目安とする)。 ④空調に注意し、必要に応じて窓の開閉を行い換気すること。 ⑤電気ストーブ等の暖房機器を利用する際は、火の元に注意すること。 ⑥服装は窓口会員として相応しいものであり、また動きやすいものを着用 すること。 ⑦所在が分かるように、名札をつけること。 作業後 ①作業後、窓口業務日誌及び蔵書整理業務日誌にその日の作業内容をすべ て記入すること。 ②施設内の戸締りは入念に行うこと。 (9)焼却について 焼却作業 焼却作業の受注は一切おこなわない。 (10)車両について 車両使用者 ①使用時に燃料、オイルの確認をすること。 ②シートベルト着用の徹底をはかること。 ③法定速度を遵守すること。 ④荷台へ会員を乗車させて運転をしないこと。 (その他) 第4条 会員は、この基準に定めるものの他、センター等から指示があった場合には、それに 従って作業に従事しなければならない。 附 則 この基準は、平成22年8月30日から施行し、平成22年4月1日から適用する。 附 則 この基準は、平成26年4月25日から施行する。 附 則 この基準は、平成27年6月26日から施行する。
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