オークポーカー - The Game Gallery

オークポーカー
2016.07.02 第4版
The Game Gallery HAL99
プレイ人数:3∼8人 (5∼6人が適正)
プレイ時間:30分程度
ゲームの目的: ゲーム終了時に最も多くのチップを持っている事
準備するもの
• Pairs1セット
• プレイヤー1人あたり30ポイント分のチップ(ロングゲームの場合50ポイント)
プレイの準備
• 各プレイヤーにチップを30ポイント分づつ配る(ロングゲームの場合は50ポイント)
ゲーム概要
• オークポーカーは全部で7ラウンドのプレイを行います。7ラウンド終了した時点で最も多くのチップを持っ
ているプレイヤーが勝者となります(ロングプレイの場合は10ラウンド)
• 7ラウンド未満であっても、破産して全ての手持ちチップを失ったプレイヤーが出たラウンド終了時に
ゲームは終了します。
プレイの流れ
各ラウンドは以下の4フェイズから構成されます
1.参加費支払い(1チップ)
2.手札カード受け取り
3.初期カードを伏せる
4.アクションを行う(最大5回)
以下に詳細を説明します。
1.参加費支払い
各ラウンドの開始時に、各プレイヤーは手持ちから1チップを参加費としてテーブル中央に支払います(テー
ブル中央の全員がチップを支払う場所を「ポット」と呼びます。
2.手札カード受け取り
チップを支払って終わったら、何れかのプレイヤーがParisのカードを良くシャフルして各プレイヤーにそれ
ぞれ6枚カードを配ります。
3.初期カードを伏せる
カードを受け取ったプレイヤーは手札を見て、その中から任意の1枚を選択して手元に伏せて出します。全員
が伏せて終わったら、同時に公開します。
公開したカードの中で最も小さい数字を伏せていたプレイヤーがスタートプレイヤーとなります。最も小さい
カードを出したプレイヤーが複数人数いた場合には、そのプレイヤー達はもう1枚手札からカードを出し、既
に出しているカードの横に並べます。2枚目を出したプレイヤーは山札からカードを補充して手札を5枚に戻
ります。出し終えたら、2枚目に出したカードの大小で小さい方のプレイヤーがスタートプレイヤーとなりま
す。
※2枚目も同じであれば、3枚目以後も同様に繰り返して決着するまで続けます。
※2枚目以後のカード出してスタートプレイヤーを決定するプレイヤー達は、可能な限り既に自分が出してい
るカードと同じ数字のカードを出してはいけません。既に出しているカードと同じ数字のカードしか出せない
場合には、カードを公開した後に既に出しているカードの上に重ねます。途中までのカードの並びが同じで枚
数が異なる場合、枚数の少ないプレイヤーがスタートプレイヤーとなります。
例)Aプレイヤーは「2と4」、Bプレイヤーが「2と3」と出している場合
一枚目は互いに2なので同じ。2枚目はBの方が小さい数字なのでBがスタートプレイヤーとなります
例) Aプレイヤーは「9­10」、Bプレイヤーが「9(9)」と出している場合は(Bプレイヤーは手札が全て9で
2枚目は公開後に重ねた)、1枚目は両者9で2枚目が10と2枚目無しとなるので、見えている枚数の少ないB
がスタートプレイヤーとなります。
スタートプレイヤーが決まったら、山札に残っているカードは同じラウンドでは使用しません。
4.アクションを行う
アクションフェイズは、最大5回繰り返します。
アクションフェイズでまだ脱落していないプレイヤー達は、手札から好きなカード1枚をテーブル中央に出し
ます。スタートプレイヤーの右隣のプレイヤーがそのカードを全て集めてシャッフルしアクションフェイズ用
の山札を作りスタートプレイヤーの前に置きます。
スタートプレイヤーは、以下の何れかを選択します。
• カードを引く
• ギブアップする
カードを引く
カードを引くを選択した場合、アクションフェイズ用の山札の一番上のカードを1枚捲って、自分の手元に公
開しているカードの列の横に加えます。
この時、既に自分が公開しているカードにある数字と同じ数字を引いてしまったら、引いたカードに書かれて
いる数字と同じ金額のチップをポットに支払い、そのラウンドから脱落します(次のラウンドまでプレイで
きません)。また、自分が公開していたカードを全て裏返します。
公開している数字と重複していない数字のカードであれば、何も起きません。
ギブアップする
全員が公開していて見えている数字の中で最も小さい数字と同じ額をチップに支払い、 そのラウンドから脱
落します(次のラウンドまでプレイできません)。また、自分が公開していたカードを全て裏返します。
スタートプレイヤーがプレイを行うと左隣のプレイヤーにアクションフェイズ用の山札を渡して手番を移しま
す。手番が来たプレイヤーは、スタートプレイヤーと同様に「カードを引く」か「ギブアップするか」を選択
して行います。
この手番を脱落していないプレイヤーは、各自1回づつ行います。一回づつ行うと、アクションフェイズ用の
山札にカードが残っていた場合は、それを全て捨て札にしておきます。
※手番が回っている途中でラウンドに残っているプレイヤーが一人になった場合は、そこでラウンド終了とな
ります。残ったプレイヤーはポットにあるチップを全て受け取ります。
全員が手番を1回づつ行った後も、複数のプレイヤーが脱落せずに残っている場合は、再びアクションフェイ
ズを行います。
次のアクションフェイズために、各プレイヤーが出しているカードを再び比較して、新しいスタートプレイヤー
を決定します(スタートプレイヤーがギブアップしていなくなっている場合や、より小さい数字を後から出し
たプレイヤーがいる場合にスタートプレイヤーが移動します)。
新しいスタートプレイヤーを決定する場合は、残っているプレイヤーの間でもっとの小さい数字のカードを出
しているプレイヤーがスタートプレイヤーとなります。
※スタートプレイヤーを決め直す際に、もっとも小さい数字を出しているプレイヤーが複数いる場合がありま
す。この場合は、決め直す前のスタートプレイヤーから時計回りでより遠い方のプレイヤーがスタートプレイ
ヤーとなります(スタートプレイヤーの右隣のプレイヤーが最も遠いプレイヤーです)。
アクションフェイズを5回行ってもまだ複数のプレイヤーが脱落せずに残っている場合には、残っているプレ
イヤー間でポットにあるチップを均等に分け合い、そのラウンドを終了します。割り切れなかったチップは、
ポットに残し次のラウンドに持ち越しとなります。
これを7ラウンド(ロングゲームは10ラウンド)繰り返します。
ゲームの終了
7ラウンド(ロングゲームは10ラウンド)が終了するか、途中でチップを支払えなくなったプレイヤーが出た
ラウンドが終了するとゲーム終了となります。
チップを最も多く持っているプレイヤーが勝者となります。
補足
• チップを支払って手元のチップがちょうど0枚になった時は、まだ支払えている状態とみなしてゲームを
続行します。
• 途中で支払えなくなったプレイヤーの不足分チップは、無かったものとします(そのラウンドの勝者が本
来貰えるはずだったチップより少なくなる)。
• 参加費の支払いが出来なかったプレイヤーが出た場合は、そのラウンドを最後まで行いゲーム終了となり
ます。
オプションルール
よりスリリングなルールとして、「参加費の支払いを」ラウンド毎に増加して行きます。このルールを採用す
る場合は、ノーマゲームでも各プレイヤーは初期チップを50ポイント分持ちます。
ノーマルゲームでは、1ラウンド目は1チップ、2ラウンド目は2チップ、3ラウンド目は3チップと増加し
てゆきます。
ロングゲームでは、1ラウンド目は1チップ、2ラウンド目は2チップ、3ラウンド目は3チップと増加して
ゆきます。6ラウンド目に1度1チップに戻し、7ラウンド目から再び増やします(5ラウンド目が5チップ、
6ラウンド目が1チップ、7ラウンド目が2チップ)。
参加費の支払いが不足したプレイヤーが出た場合は、支払い可能な分だけ参加費を支払い、そのラウンド終
了時にゲーム終了となります。
謝辞
このオークポーカーは、Pairsのゴブリンポーカーをヒントに作られています。また、このオークポーカーの
元になったルールをRael様、Domi様より教えていただきまして、私(HAL99)が全体ルールのバランス調整と
監修をいたしました。この場をお借りしましてお二人に御礼申し上げます。
以 上