2億以上貯まる

2.「月5万円貯金し続けると、
50年後は2億円貯まる!」
(
仕事で成功するノウハウ
その2)
(1) 月5万円の貯金が2億円になる話し
国内外食産業の最大手の「日本マクドナルド」が、店頭市場に上場して、人気を
博している。
デフレ時代の勝ち組が、まだ上場していなかったのが不思議なくら
いだが、個人投資家に売れているのは嬉しいことである。 この会社の社長は、
「ユ
ダヤの商人」を書いた藤田田である。
24日の朝のテレビのインタビューに応じた
のを見たが、感心することが幾つかあった。
まずその「田」という変な名前は、
彼のお母さんが、「食べ物に不自由しないように」と、口がいっぱいある名前を付
けてくれたのだそうだ。
食糧難の時代に生まれた人らしく、その後は「肉をいっ
ぱい食べて、日本人の体格が良くなるように!」と、「ハンバーガーのお店を日本
に広めたんだ」、と。
ウーン、なるほど、食糧難時代に育って、「肉牛を1頭丸
ごと焼いて食べたい!」、と思っていた私にも判る、判る。
そして30年前の1971
年、アメリカのマクドナルドとフランチャイズ契約をした時、「アドバイスは聴く
が、オーダー(命令)には従わない」と主張して、それを認めさせたんだそう
いいね、いいねー!
だ。
そう、アメリカのマクドナルドは、住宅の多い郊外店を勧
めたのに逆らって、第1号店は銀座三越から始めた。
米食の日本人に肉を食べさ
せるには、まず高級デパートから始めないといけない、と言う考えからである。
まず、日本人の外国高級ブランドに弱い所と物まね思考をくすぐる作戦かな。
その後、ハンバーガーが日本人に定着すると、今度はどんどん安くして、大衆化
させて行った。
上手いねー!
商売上手とは、買う人の心を知っていて、その
人を喜ばすことができる人を云うのだ、と思うが、藤田田こそは本物の商売人だね。
今日本では彼のような新しい事業に挑戦する若い人が少なくなって寂しい限りで
す。
人が喜ぶこと、人が欲しい物を叶えて上げれば良いあちこちに幾らでも良い
仕事があるのにね~。
挑戦してみませんか?
ところで、私が一番感心したのは、その後だ。 彼がやり続けていることがある、
と言う。
彼は、学生時代から会社を創って稼いでいた人だが、20歳の頃から毎月
5万円(40才からは10万円)を貯金したそうだ。
そのお金は、今でも貯金し続け
ており、下ろしたことが無く、75歳の今では2億円を超えているそうだ。
日本一
の外食産業の社長が、毎月10万円を貯金し続ける、というのは凄くないか?
「ど
うしてそんなことをするんですか?」、との質問には、「お金の大切さを判るため」
と「自分の意志を強くするためです」、と答えたね。
っていくと、必ずお金が足りなくなる時がある。
貯金し続けているのは、確かに意志が強い!
ウーン、凄い!
事業をや
その時も絶対に手を出さないで
「1度決めたことはやり通す意志の
強さ」が凄いね。 それに、
「10万円を貯金し続けると、50年間で2億円を超える」、
と言う事実も凄くないか?
-1-
「毎月5万円を貯金し続ければ、2億円
日本一の外食産業の社長になれなくても、
を超える」ことは実証されたわけだ。
ちなみに
5万×12月×40年×0.05(年利5%の複利)=
7,661万
5万×12月×50年×0.05(年利5%の複利)= 13,398万
10万×12月×40年×0.07(年利7%の複利)= 15,323万
10万×12月×50年×0.07(年利7%の複利)= 54,798万
これなら、誰にでも、「毎月5万円貯金する!
その金は何があっても下ろさな
能力はいらない、貯め続けるという
決心と実行だけで誰でもがお金持ちになれるのです。 誰にでもできるのに、ほと
んどの人がやろうとしないお金持ちになる方法です。 凄いでしょう。
(2) 「何のためにも使わないが、何のためにでも使えるお金」を持つことが必要
い!」、と決心しさえすればいいだけです。
「お金は、お金を貯めるためにあるのではない」
しかし、「お金はその人の人生
を左右する力がある」「お金なんかに左右されるな!」
でも、「お金がないと、
何もできない!」「学校にも行けない」「欲しいものも買えない」「彼女とデートす
ることもできない(これは私の学生時代のこと)」・・・人生を60年やってきて、
つくづく思う。
べきだ!と。
「何のためにも使わないが、何のためにでも使えるお金」を持つ
それは 毎月5万円貯金でよい。
「そのお金は、何のためにも使
わないが、いざという時は何のためにでも使えるお金」である。
心が落ち着き、悠々と生きられる。
これがあると、
特に事業経営者には必要であり、サラリーマ
ンだって、奥様だって、必要でしょう。
いつ何時子供や夫の病気や不幸や喜びの
時に、それに対処するお金が必要でしょう。
日本人は子供にお金の教育をしないが、小中学校から、経済教育をすべきである。
「お金って何だ?」「お金の稼ぎ方」「お金の使い方」「お金の貯め方」「株の買い
方」「会社のあり方」等々、もっと実生活をしていく上で必要な経済知識や生きた
お金の経験を教えるべきではないのか。
とくに、「お金のため方と使い方」は、
今日の日本マクドナルドの社長の藤田田さんのような成功実例を出して、教科書に
載せて、教育したらいい、と思う。
それこそが新しい教科書を創る会で研究され
たらいいと思います。
(3) 本田静六の「4分の1天引き貯金法」
神宮内苑・外苑の杜や日比谷公園を創った東大農学部教授の本田静六の「4分の
1天引き貯金法」も教科書に取り込めばいい。
自分の収入の4分の1を生涯貯め
続けて、40歳で20億、60歳で100億の資産を形成し、東大教授を退官すると同時に、
そのほとんどを埼玉県の育英資金として寄付してしまった素晴らしい実話である。
-2-
お金はそう貯めて、そう使うものなのか、と感心させられる話である。 本田静
六の本は日本経営合理化協会出版「人生と財産」、実業之日本社版「私の財産告白」
として出版されているので、絶対に読むべき本である。
(4) 石原慎太郎の「プレイボーイ論」
そうだ、思い出したが、東京都知事をやっている石原慎太郎が45歳ぐらいの時書
いた「プレイボーイ論」も面白い。
持ちならない。
彼は云う、「20代や30代のプレイボーイは鼻
20台・30台は必死に働いて、自分の力を付けて、40代を過ぎてか
ら、自分で稼いだお金で遊ぶのが本当のプレイボーイだ!」、と。
彼の云う「プ
レイボーイ」とは「親の金で遊ぶ遊び人」ではなく、「自分で稼いだお金で遊ぶ紳
士たるプレイボーイ」のことだろうが、「女とお金と遊び方」についての確かな見
解として心に残っている。
るかな?
これなども教科書で教えたらいい。
わかんねーだろうなー。
60年生きると判るけどね。
2001年7月28日
-3-
早朝記
まだ若い君に判