学校評価シートその1 ① 評価領域 関係機関連携 ② 重 点 目 標 医療

学校評価シートその1
①
評価領域
関係機関連携
②
重 点 目 標
医療療育センターと連携した学習環境の整備
③
現
・秋田養護学校、勝平養護学校の再編統合により、平成22年4月
開校。秋田県立医療療育センターが隣接。
・38%の児童生徒がセンターに入所、また、96%の児童生徒が
センターの治療やリハビリを受けている。
・生徒の緊急搬送時の速やかな対応や、医療・リハビリに関して指
導いただく等、安全・安心な学習環境の基礎が築かれた。
・一方、この環境を生かした児童生徒一人一人の支援について、セ
ンターと学校間での情報交換や共通理解する機会は不十分であった。
・今年度実施の保護者・職員アンケート
「センターとの連携」:23%の保護者、53%の職員が不十
分であると回答
状
④
具体的な目標
センター・学校間の連絡機会を多く設け、児童生徒一人一人のこと
を共通理解できる学習環境を整備する。
⑤
目標達成のた
めの方策
・センター・学校間の医教連絡会議等による連絡体制の共通理解
・児童生徒一人一人について日常的な病棟との連絡調整
・医療、リハビリ、生活に関する情報確認の場の設定
・「個別の教育支援計画」を活用した児童生徒支援の共通理解
・学校での学習状況を密に伝える掲示板や通信の工夫
・センター業務と学校指導体制を確認し合う作業
⑥
具体的な取組
状況
・医教連絡会議(月曜会)を利用したセンター・学校間の情報交換
・月1回の月曜会を通し、連携課題の明確化と具体策の検討
・センター内に連絡掲示板設置する等連絡経路の確保
・学校評価アンケートをセンターでも活用し、連携を共通課題とする
・センターでのリハビリの様子を参観する(年2回)
・医療的ケアに関する主治医巡回相談
⑦
達 成 状 況
・センター・学校連携業務の詳細について、医教連絡会議を通して
具体的に確認し、一部実施した。
・平成23年度から、センターリハビリ部門から外部専門家として
の派遣を開始する。
・平成23年度から、センター・学校連携による「総合診察」を開
始する。
P
D
⑧
自 己 評 価
(評価)
B
↑
↓
⑨
⑩
目標に対し、具体的な対応策がセンターとの協議で決
定した。センター病棟との連絡調整案は実施中、総合診
察、リハビリ職員派遣については平成23年度からであ
る。次年度は、その成果を確認する。
A:具体的な活動がなされ目標を達成できた
評価基準
C
(根拠)
B:具体的な活動はなされているが、目標は達成できていない
C:具体的な活動がなされておらず、目標も達成できていない
学校関係者評
価と意見
(評価)
自己評価及び
学校関係者評
価に基づいた
改善策
・開校初年度新設校としての基本的な機能を築いてきた。本校の教
育方針である明るい学校、確かな教育、丁寧な指導は、全職員の
誠意をもった取り組みを通して、児童生徒の多様な実態と教育ニ
ーズにきめ細かく対応し、着実に成果を上げてきた。
・しかし、これまでのいくつかの調査にも表れているように、医療
療育センターとの隣接という環境の中で、この環境を活かした教
育実践を進める上でいくつかの課題が指摘されている。
・あきた総合支援エリア「かがやきの丘」基本理念は、複数の療育
・教育施設がつながり合って子どもたちやその保護者の様々な支
援ニーズに総合的に対応していく、ことであった。この根本的な
理念の具体的な実践部分での課題である。一学校の課題としてで
はなく、「かがやきの丘」全施設の課題としてとらえ、各施設に
提言する。
・これまでの、センターとの協議の中で、連携の具体策が決まった。
平成23年度、実践を通してその具体策を検証し、改善に結びつ
ける。
B
(意見)
・病棟内の「学校掲示板」が有効に活用されている。
・センターとの連携会議に保護者や利用者の声を反映さ
せてほしい。
・センターも学校も1年目で、これから連携の具体に取
り組んでいってほしい。
C
A
評価シートその2
①
評価領域
学校連携・地域連携
②
重 点 目 標
盲学校・聾学校及び地域の関係機関と連携した学習活動の充実
③
現
・秋田養護学校、勝平養護学校の再編統合により、平成22年4月
開校。県立盲学校・聾学校及び秋田県立医療療育センターが隣接。
・盲学校、聾学校、秋田きらり支援学校は、基本的に独立した学校
運営を行うが、施設の一部を共用し、児童生徒の交流や教職員の
専門性の相互活用等連携しやすい環境にある。
・開校初年度、3校間の交流は、学級、学習グループ単位で、一緒
の授業を計画し、少しずつ実施された。
・また、旧2校が継続して交流してきた地域の学校に加え、この地
域の学校や関係機関との交流を模索し、一部実行した。
・今年度は学校祭のような地域の方を招く大きな行事等がなく、学
校理解の場は少なかったが、学校開放や日々の見学等を通し、多
くの方の学校見学を受け入れてきた。
・3校連携に関する職員アンケート
「3校の交流・共同学習」:37.6%の職員が不十分と回答
「3校の教職員の相互活用」:39.6%の職員が不十分と回答
・今年度実施の保護者・職員アンケート
「地域社会の学校理解」:49%の保護者、48%の職員が不
十分またはわからないと回答
状
④
具体的な目標
次の①②の基盤を作る。
①3校共用の施設環境や3校共通の運用内容を整え、3校児童生徒
の交流及び共同学習を推進する。
②地域の学校やボランティア等地域と一体となった活動を通し、児
童生徒の学習活動の幅を広げる。
⑤
目標達成のた
めの方策
・3校の運営会議、連絡調整会議等を通した3校運営の共通理解
・3校共同委員会による3校共同運用(防災、給食、スクールバス等)
・障害別の専門研修会や授業研究会の相互参加を通した相互の幼児
児童生徒理解
・外部専門家(PT、OT、ST、ORT)の相互活用
・3校間の交流・共同学習の実施
・地域の学校との交流・共同学習の実施
・学校報・HP等を通した学校紹介
・地域と一緒に活動できる行事作り(H23年度)
・ボランティア、外部講師の活用
・児童生徒及び職員の地域行事への参加
⑥
具体的な取組
状況
・3校連携関係会議による共通理解
・3校研修会の実施、研究授業を見合う機会
・外部専門家の相互活用
・3校間の交流・共同学習の実施
・外部講師を活用した授業づくり
・学校報、地域支援便りの町内会への発行
・ボランティア人材バンクの活用
・3校ボランティア講座の開催
P
D
⑦
達 成 状 況
目標①について
・外部専門家の相互活用(ST延べ2回、ORT延べ32回)
・盲・聾学校との交流(盲延べ9回、聾延べ9回、他年間を通した
共同学習、3校合同学習1回)
目標②について
・川尻小、勝平小、聖霊中、勝平中、南高校との交流の実施
・上北手小との交流計画(実施は平成23年度から)
・ボランティア人材バンクを学習活動に活用
・きめ細かなHP更新と地域支援だよりの発行による学校情報発信
自 己 評 価
(評価)
⑧
↑
↓
⑨
⑩
評価基準
B
(根拠)
C
・学級や学習グループ毎に交流・共同学習が少しずつ実
施され、自然な交流が生まれているが、学校間で交流
ニーズが異なり、その整理と計画的な交流の実施に結
びつけたい。
・3校職員による研修会、研究授業が実施され、お互い
の学校を理解し合う機会となった。
・3校の外部専門家を3校が相互活用し、児童生徒のよ
り詳細な実態把握に生かされた。
・ボランティア講座が実施され、人材バンクが設置され
たが、大きな学校行事等がなく、活用は一部であった。
・地域の学校との交流や地域行事への参加はほとんど実
施できなかったが、学校開放や学校見学により多くの
方々が学校に足を運んだ。
B:具体的な活動はなされているが、目標は達成できていない
A:具体的な活動がなされ目標を達成できた
C:具体的な活動がなされておらず、目標も達成できていない
学校関係者評
価と意見
(評価)
自己評価及び
学校関係者評
価に基づいた
改善策
・3校理解のための研修会の実施、各校に配置されている外部専門
家の相互活用等、盲学校、聾学校との隣接という学習環境を活か
した教育実践を進める上での基盤作りに取り組んだ。
・3校間の交流及び共同学習は、主に学級、学習グループ、教科指
導毎に実践され、集団での学習の効果を確認できた。次年度、学
校としての方向性を定め、計画的に実施することで、幅広い実践
に結びつける。
・地域の上北手小学校との交流については、今年度は職員間で双方
の学校を訪問し、児童の様子を知ることができた。平成23年度
から計画的に交流を進める。
・平成23年度は、運動会、学習発表会等の行事が予定され、ボラ
ンティアの活用の機会を積極的に設ける。
・平成23年度、3校及びセンターで地域との交流行事を計画する。
B
(意見)
・きらりは幅広い障害に対応する学校である。これまで
の実践で、とてもよい雰囲気で効果が上がっている。
この効果を3校まで広げてほしい。
・子どもたちが関わり合うことの効果は、医療関係にも
知らせてほしい。子どもどうしの関わりについてはな
かなか情報がない。
・上北手小学校では様々な地域の行事に参加しているの
で、上北手小との交流を通して地域の行事にも参加し
てほしい。
・ボランティア活動を子どもや保護者にも知らせて欲し
いし、積極的に参加させてほしい。
C
A