自由記述欄のまとめ(PDFファイル、4ページ)

放課後児童クラブ(福島市)を利用する子どもの外遊び/屋外活動に関する実情調査 「自由記述欄」より
自由記述欄のコメント(原則、原文ママ)
①小2女子の保護者
除染は部分的であり、空き地や側溝など、高線量の箇所がかなり身近にある。遊び始める
と、子どもたちは、目に見えないため、高線量の場所で遊ぶこともある。
②小2女子の保護者
線量が 0.2μSv/h 未満であれば、ほぼ問題はないと考えている。ただし、除染を行っても、
そこまで下げるのはなかなか大変なので困っている。
③小2女子の保護者
公園はある程度除染されているが、自然の山や川などはまだ先のようなので、自然の中で
遊ばせたい。雪が降ると県外へ行くのも大変なので、自然の中で遊べる環境になると嬉し
い。
④小2男子の保護者
私自身(母親です)幼いころ、木に登ったり、川で遊んだりと、たくさん自然の中で遊んだ
ので、子どもにもそうさせたいとは思っていましたが、放射線のことや共働きの夫婦の休みが
合わないこと、さらに 4 人兄弟ということもあり、なかなか自然の中に遊びに行けない状況で
した。しかし(編注:SCJ の活動で)夏休みに遊びに行かせてもらい、とても貴重な体験
をさせてもらったということで息子も大変喜んでいました。
⑤小3男子の保護者
週末は子どもたちと屋外で活動しています。まだまだ活動できる場所や時間は足りないかも
しれませんが、子どもたちも大人も一緒に屋外活動への取り組みは増えていると思います。
周りにいる大人が子どもたちにどんなことをしてあげられるかを、真剣に考えるべきだと思いま
す。私は今、子どもたちと話題を共有できるよう、一緒に過ごせる時間を有意義に活用して
います。
⑥小2女子の保護者
何が安全なのか、安心できるのか?それすら分からない。ここに住む以上、子どもに遊びの
制限はしたくない。思いきり外で遊ばせたい!!
⑦小2男子の保護者
6 歳上の兄より、全然外で遊んでいない、遊べていないと思う。震災後 2 年、保育所で外
遊びをほとんどしていないからだと思う。兄は毎日まっくらになるまで外で遊んでいたのに、弟
は 1 日〇分とか決められた時間しか遊べていなかった。
⑧小4男子、小2女子
屋内遊具の整備も大事だと思うが、もっと屋外の公園の遊具の充実や整備が進めば、外
の保護者
遊び・屋外活動をさせられると思います。
⑨小3女子の保護者
災害当時と現在では年齢も違うので、単純に外遊びをしている時間だけで、少ないとか制
限しているとか考えることは難しいです。災害前に同じくらいの年齢の子がどれくらい外遊び
をしていたか分かりませんし、災害にならなかったらどのくらい外遊びをさせていたかということも
想像がつきません。
⑩小2男子の保護者
子どもにとって外遊びは必要と考えているので、学童クラブも外遊びのできるところを選びまし
た。放射線測定器も割と早い段階で購入したので震災前に遊んでいた場所の中で、線量
の低い所はどこか、把握しながら外出していました。子どもも、虫などの小さな生き物が大好
きですし、太陽の下で体を動かして遊んでほしいので、これからもなるべく外遊びをさせたいと
考えています。
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⑪小3男子、小6男子
近くに十六沼公園がありますが、子どもが歩いていくには少し遠く、車で連れて行かないとい
の保護者
けない。その他は、学童での外遊びと土曜 9:00-11:00 の活動が主です。全校生が少な
いので学校の体育館で伸び伸び体を動かしてほしいと思います。
⑫小3男子の保護者
学童に行っているので、学童で外遊びをしてくれるので、家で十分にできない分、すごく助か
ります。
⑬小2男子の保護者
私は親として、自然をたくさん感じさせたい考えをもっています。山、川での発見は息子の心
を大きく動かしてくれるようです。大人が時間を取れず、連れて行くことがなかなかできないの
で、SCJ さんのように子どもたちにいろいろな体験を提供してくださる方々にお世話になりな
がら、子どもたちに自然の楽しさや様々な魅力を教えていただきたいと思います。
⑭小4女子の保護者
除染により放射線量が下がったとしても、震災前に戻っているわけではなく、不安は尽きま
せん。家族で遠出したくても、経済的に厳しい場合があるので、国や県などから定期的に支
援してもらい、線量の低い地域へ出かける機会を増やしてほしい。各種団体の保養ツアー
等は、多くが抽選でなかなか当選しない。
⑮小3男子の保護者
子どもたちは外遊びが大好きなので、もっと遊ばせてあげたいと思いますが、放射線量のこと
を考えるとやっぱり控えなきゃいけないのかなとか考えたりします。でも、福島に住んでいる限
り、それは避けることができない現実であり、あきらめているところもあります。子どもたちには
申し訳なく感じている毎日です。プロジェクト(キャンプ)とかすごく良いと思いますが、経費
とかかかると思いますが、あまりお金がかからなく、もう少し気軽に参加できると良いと思いま
す。国や市、県でもっと援助してくれるべきと思います。子どもたちは将来の日本を背負って
います。
⑯小1女子、小3男子
震災当時、小学校入学前だった時期に屋外活動の制限をしたためか、転び方を知らない
の保護者
(両手をつけず、顔から転ぶ)、ブランコの乗り方が分からないなどビックリすることがありまし
た。気軽に行けるところに屋外活動できる場所があるとうれしいです。
⑰小1男子の保護者
時々上級生の女の子が遊びに来ますが、それぞれにゲーム機を持参し、ソフトを交換し、ゲ
ームをしています。今どきの子どもたちは外遊びよりもゲームが楽しい様子。子どもの数も少
なく、お互い誘いあい、屋外で体を使い、良い汗をかくような遊びが見られないのがとても残
念です。
⑱小5男子の保護者
もともと放射線量の低い地域に住んでいるので、外遊びについては、震災後は気にしたが、
今は外で自由に遊んでほしいと思っています。が、子どもはゲームなど、家の中で過ごすこと
が大好きなようで、運動能力や体力、健康の面で心配だなと思っています。
⑲小6女子の保護者
山歩き、川遊びなど、保護者から教えられないことなど色々と体験させてほしい。今の子ども
たちは外で遊ぶ機会が少なすぎると思います。これからも(編注:SCJ の活動を)続けて
いってほしいです。
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⑳小1男子の保護者
・基本的に福島の放射線量が高いので心配である。しかし、子どもが遊ぶ時間帯を考える
と不安ではあるが、許容範囲であると考える。学校や幼稚園の校庭や園庭では、しっかり
と除染されているので安心できる。
・共働きで忙しく親の時間がない。家庭に余裕があれば、じっくりと子どもと向き合えると考
えます。不況の影響ではないか。
・近所で子どもと接する機会が少ない。地域付き合いが減少傾向にあるため。治安の問
題。最近物騒な事件が多いので心配である。近く(歩いていける距離)に広場がなくな
ってきた。
㉑小1男子、小3女子
福島市に安全な場所はないと思っているので、提案してもムリだと思います。
の保護者
㉒小3男子の保護者
子どもは外での遊びは大好きなので、親が誘えば喜んでいくらでも遊びます。ただ、親の方
が休日でも時間に余裕を持てず、子どもと十分に遊べていません。
㉓小3女子の保護者
小さい子向けの遊び場が多いが、小学校中高学年の子が楽しめる場所が少ない。
㉔小2女子、小4女子
土曜日に習い事をさせないと送り迎えができなく(両親とも勤めているため)、せっかくの
の保護者
休みなのであるが、申し訳なく思う。天気や時間がよければ少しでも外に連れ出してあげた
いと考えています。親子ともども参加できることが年齢が上がると少なくなってしまうので、も
っとあるといいです。
㉕小2女子の保護者
近くに気軽に遊べる公園がほしい。車を使うので、やはり駐車場がないと、小さい公園では
無理。やはり線量は気になるポイント。だが、体力等、精神面を考えると外で遊ばせてあげ
たい。よい対策があれば教えてほしい。仕事もしているので保護者自身も忙しくなり、なか
なか休日も体を使って遊ぶことが難しい。
㉖小2男子の保護者
子どもはサッカーが好きで、スポ少に参加したいのだが親の負担もかかるのでそれができない
(親の当番とか、配車とか)。
㉗小3男子の保護者
昔と違って、外で 1 人で遊んでいる子どもを見かけないので、遊ばせていない。
㉘小2男子の保護者
親として、制限はあまりしていないが、まず、外で遊ぶ時間が日頃ない事が一番気になる。
スポ少に入っているので体力等に不安はないが、お友達と遊ぶという時間がかなり少ないと
思う。
㉙小1女子、小4女子
自宅が福島市の信夫山に近く、震災前はひんぱんに山内の公園やアスレチックで遊んで
の保護者
いたのに、信夫山内の除染が進まないため、信夫山は遊び場ではなくなってしまいました。
早く信夫山の除染を進めて、遊具の入れ替えなどをしていただかないと、信夫山は市民か
ら遊び場として見てもらえなくなってしまいます。早急に対処していただきたいと思います。
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㉚小1男子の保護者
林の中に入っていって遊んでいても、子どもたちは何も感じずに遊んでいるのでその辺が心
配。親としては放射線の高い地域で生活しているので、外遊びや林での虫取りなどはさせ
たくないのが本音です。しかし、小学校の友達と約束して公園で遊ぶことも大切ですし、仲
間ができて協力して遊ぶこと、自然に触れて遊ぶこと、子どものうちに経験しておかなければ
いけないと思っています。なので、元気よく家を飛び出していく姿はとてもうれしい限りです。
親が気にしすぎるのか、本当に気をつけなくてはいけないのか、ほとんど麻痺しています。福
島に住んでいると、何もかも怖いという感覚がなくなってしまっているのが嫌です。たのしんで
いる子どもの姿はほんとうに良いと思います。なので放射線の低い所で、遊ぶという機会を
もってもらうととても助かります。私自身、遠い所に連れてはいけないので、子どもたちは日ご
ろやったことのない事をする体験は、思い出に残ると思います。
㉛小1女子の保護者
汚染土は早めに撤去してほしいと思います。公園等にいつまでもあると、外で遊ぶ機会が
少なくなっている現実です。
㉜小5男子の保護者
普段あまり同学年の子どもと外遊びをしていないので、こういう企画があると、外・屋外活
動が一緒に体験できるよい機会になるので、(編注:SCJ 企画の外遊びツアーを)また是
非開催してほしいです。
㉝小1女子の保護者
公園そのものは除染しているので安心だが、周囲の草むらや側溝は不安。親の仕事の都
合で、外で遊ぶ時間をあまり作ってあげられない。
㉞小2女子の保護者
除染がだいぶ遅れているようなので、できれば早くやってほしい。下の子がまだ 2 歳なので身
長が低い分、多分な影響があるのかなと多少は思います。
㉟小1男子の保護者
車を利用しないと安心して、外遊びを十分にできる場所がない(車の運転ができないと、
その場に連れて行くことが大変である)。子どもも大人も安心して利用できる遊び場(居
場所)が必要。放課後の学校利用など十分に体を動かすことができる環境と体験できる
場(先生や管理者に制限されない)が必要と思う。
㊱小1男子の保護者
(編注:SCJ 企画の)今回のような屋外活動を活発に行ってほしい。思う存分、子ども
には自然の中で遊んでほしいので震災後、たびたびこの様な活動に参加させているが費用
もかかるので、この様に連れて行ってくれる機会がうれしい。
㊲小1女子の保護者
震災後十分に外遊びができなかったため、子どもが外に行きたがらない。
㊳小3女子の保護者
放射線量は気にしていません。住めないくらい、高い線量のところに居るわけではないので
子どもの外遊びに制限はしていません。
㊴小1女子の保護者
安心して遊ばせると考えると無理です。子どもが楽しく遊べれば、放射線量は関係ありませ
ん。
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