平成 26 年度 学校関係者評価報告書

キャットミュージックカレッジ専門学校 専門課程
平成 26 年度 学校関係者評価報告書
(基準日2015年3月31日)
2015 年11月
はじめに
本校では、学校教育法及び学校教育法施行規則に則り、学校評価(自己評価・学校関係者評
価)実施に向けた体制作りを行ってまいりました。そして現在、文部科学省策定の『専修学校にお
ける学校評価ガイドライン』をもとに、学内における PDCA サイクルの確立を目指し自己評価を行っ
ています。平成 26 年度自己評価報告書に基づき、本校に関係のある方々に幅広くご意見をお聞
きするためにお集まりいただき、貴重なご意見を頂戴いたしました。ここに、その内容をご報告させ
ていただきます。今回いただきました貴重なご意見を基に、より一層の充実した環境を目指してい
く所存でございます。
本校関係各位の皆様におかれましては、さらなるご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。
学校法人大阪創都学園
キャットミュージックカレッジ専門学校
学校長 井原 延冶
<学校関係者評価者紹介>
□地域関係者
瀧川 紀征 吹田商工会議所 副会頭
□教育関係者
永田 淳義 科学技術学園高等学校 通信課程大阪分室長
□業界関係会社
三原 淑治 エム・アイ・プランニング株式会社 代表取締役
□卒業生
髙橋 国明 第6期生(1994 年卒業)(株式会社白竜社取締役)
□学校関係者
井原 延冶 キャットミュージックカレッジ専門学校 学校長
城 将敏 学校法人大阪創都学園 事務長
<実施概要>
・自己評価報告書実施概要についての説明
・自己評価報告書の大項目について特筆すべき内容を説明
・評価者の方々からのご意見・質疑の応答
キャットミュージックカレッジ専門学校 専門課程
2014 年度学校関係者評価 報告書
Ⅰ.平成26年度自己評価報告書について
・学校長挨拶
・自己評価報告書において特筆すべき内容のご説明
自己評価報告書の大項目において特筆すべき内容のご説明
教育理念・目的人材育成像
点検項目の「社会のニーズ等を踏まえた学校の将来構造を抱いているか」という点については、求め
られる形態が大きく変化していくことにも理解を深める努力をしています。その内容に関しては、全体的
に見てほぼ適切だと自負しています。エンタテイメント業界へ人材を排出することは、決して甘いもので
はありません。音響や照明といった技術系の分野では求人票、就職活動という形がありますが、アーティ
スト系はすぐに大成出来るものではありません。出来る限り良い形を持って送り出せるよう考えています。
入学者は「音楽に携わりたい」と考えて入学してきます。よって「音楽の理解を深めていくための基礎を
作ってやりたい」と考えています。音楽の素晴らしさを理解させて、基礎を携えて世に送り出したいので
す。在学中に得た経験、知識、技術を生かし、卒業後も将来にわたってその分野の追求と活動を続けら
れる人物に育ててやりたい。また、情報多様化の昨今、在校生の変化も激しいので各専攻の方向性だ
けではなく、個性の変化と成長を育む学校でありたいと思います。先般、本校高等部から専門課程を卒
業し、現在は作曲家として大成した卒業生を特別授業で招聘しました。その際、在校生に対して叱咤激
励を頂きましたが、やはり現実は厳しいとのことです。共有、協調、チームワークを築くことが出来る教育
を目指したい。単なる知識、技術では使い物にならないと考えています。音楽のベーシックな知識が無
ければ意味が無いことを周知徹底していきたいと思います。
学校運営
各点検項目について全般としてしっかり取り組みが出来ていると自負しています。
教育活動
全般としてしっかり取り組めていますが、「職員の能力開発~」については、さらなる向上を目指した
いと考えています。専門分野の知識・技術はもとより、現場で大切にしていることをしっかりと伝えていく
環境を維持していくことが大切だと感じています。
学習成果
技術系の各専攻では、たくさんの求人票を頂いており、本校が基本をしっかり理解させ送り出すこと
ができると業界は受け入れてくれる形が構築できていると自負しています。ミュージシャン系のデビュー
環境は簡単ではないですが、江坂移転以来、年に一度業界関係者を招いて行う「公開オーディション」
は2014年度で20回目の開催となり、良い素材、育成をアピールし続けています。また、在学中に「企
業研修」と称して学生を現場に送り出していますが、多くの反省材料を授かることがあります。社会との
ジョイントの上手さが専門学校の良いところなので、引き続き反復指導を行ってまいります。
学生支援
「高校・高等専修学校等との連携~」について、日頃、中学・高校へ特別授業等で出掛けていますが、
今後更に注力していきたいと考えています。
教育環境
実習用機材等については入れ替えを常に検討して行っています。できるだけ最新のものを採用して
授業充実を図っていきたいと考えています。また、校舎の立地条件は非常に満足できるものだと思いま
す。地方出身者が卒業後もこの地に住み続けていることが証明していると感じています。
学生の受け入れ募集
各高校等へ説明に出向くことが多いですが、必ず本校へ来て体験授業や説明会に参加してもらい、
学校を理解してもらうことを主眼としています。
社会貢献・地域貢献
大規模なイベント等へ参加をすれば広報的な効果を得られますが、小規模なイベントでも、より学生
の学習効果を高めていけます。このバランスを均衡させることが大切だと考えています。
Ⅱ.報告書確認後、ご意見ご要望等、意見交換
ご質問
問:就職先は圧倒的に音楽業界が多いのでしょうか?
→圧倒的に音楽業界が多いです。一般就職を考える学生も若干名ではありますがいます。
問:専門分野の勉強は理解できるが、一般教養的なものはどうなっていますか?最低限の社会的教養
を持たせて欲しい。
→専攻毎に担任を配置し授業を行う中で補っています。またキャリア教育の一環でマナー講座等も実
施しています。
その他ご意見
□どんな職業についても(音楽以外の道を選んでも)生きていけるようにと、保護者は心配している。
学費を出してくれる保護者に対して、この点はアピール出来るようにしておいたほうが良いと思いま
す。
□音楽業界以外に進路変更を余儀なくされた場合に、一社会人として持つべき素養は持っていて欲
しいと思うのは、親心です。専門的指導を行う学校の、一生涯の命題であると考えます
□環境が大切だと考えます。学生に経験を積ませることが社会へ出る際にいきてくる。そこが学校の
器の大きさを問われるところと思います。
□今後とも社会とのジョイントを続けて、CATそのものを露出して下さい。例えば吹田市には小学校
区毎に公民館があるが、どこもコンテンツに困っている。CATなら、低予算でレベルの高いコンテンツ
を提供出来るのではないか。これが子どもたちの憧れになれば素晴らしい。