はぐくむ 野原小学校 10 月1日 第5号 短所に見えても長所かもしれません。よさに目を向けましょう。 「うちの子は、引っ込み思案で困ってしまう。」などといった保護者の方 の声を聞いたことがあります。このままでは、大人になって社会に出てち ゃんとやっていけるのかなと心配されていたのです。学校での生活ぶりを 見ても、少しおとなしく人前で発表することなどをあまり好まないように 見えました。しかしその子は、宿題などの忘れ物はあまりなく、掃除や係、 委員会の仕事などもだれに言われなくてもきっちりと最後までできる子でした。また、不用意な発 言で友達に嫌な思いさせることもありませんでした。一見、消極的な子どもに見えても、物事を一 つ一つ慎重にこなし、周りの友達への気配りができる優しい子だったのです。もちろん、学校では スピーチの時間があったり、自分の思いを伝えたりする学習などもしたりします。普段の生活の中 で色々なことを体験し、みんな大人になっていきます。その子は今、教育関係の仕事に就いて頑張 っています。 自分で考え、自分で答えを出す。 上の子とは逆に「この子は、落ち着きがないし、同じ失敗を何回もする。どうしたらいいんでし ょう?」という保護者の方もおられました。確かに授業中も、自分が問題を早くできたら近くの席 の子にしゃべりかけたり、思ったことをすぐに言ったりするので周りの子とトラブルになることも ありました。担任の目から見ても、いいことも言うけれど、自分の思いを押し通すわがままな部分 も多々みられました。 いけないことをした時は、きつく叱ってあげることが大切な時もありますが、 一方的に叱るだけでなく「なぜそうなったのかな?」「どうしたらよかったのか な?(これからからどうしていくのかな?) 」などを自分で考え、自分で答えを 出させることが大切な時もあります。この子は、色々なことで頭を打つこともあ りましたが、今は営業マンでバリバリ頑張っています。 頭の体操(夕ご飯時の話題に) ① 食べると安心するケーキって何? ② 王様がよい返事をして出かける場所はどこでしょう? 【ヒント】 ① 「ホ」っと安心するよ。 ② 王様は、英語でいうと・・・。 *答えは、第6号で掲載します。 第4号の答えは、① たんす 、 ② ビーナス でした。
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