(ご報告) 新潟の⽊で育む住まいとくらし 木づかいシンポジウム 2008 in 新潟 国産材(県産材)の活⽤を通じて地球温暖化防⽌ を推進する「⽊づかいシンポジウム 2008in 新潟」 (主催:⽇本⽊材総合情報センター、共催:新潟県、 新潟⽇報社、全国地⽅新聞社連合会、後援:林野庁、 新潟市、NHK新潟放送局、共同通信社)が 10 ⽉ 5 ⽇、新潟市中央区の朱鷺メッセで開かれ、約 200 ⼈の新潟県⺠らが参加した。 シンポジウムでは、まず、東京⼤学⼤学院農学⽣ 命科学研究科の安藤直⼈教授が、2005 年に始まっ た「⽊づかい運動」の概要を説明。 「植える〜育てる〜収穫(伐採)する〜上⼿に使 当⽇は約 200 ⼈が参加し、興味深く聞き⼊った う」という森林を育むサイクルがあってこそ⽊も育 つと指摘し、CO2削減、森林保全による環境保護のためにも伐採・植林の循環が重要と訴 えた。 続いて、株式会社重川材⽊店代表取締役の重川隆廣⽒とフリーアナウンサーの菊野⿇⼦⽒ が対談。重川⽒は「輸送の際にCO2が排出される外国の⽊材を輸⼊して使うのではなく、 ⾝近にある豊富な⽊材を使えば環境破壊が防げる」と「⽊づかい運動」の意義を訴えた。 パネル討論には、安藤⽒、重川⽒、菊野⽒に加えて、消費⽣活アドバイザーの⼤⽯裕⼦⽒、 震災後の旧⼭古志村の復興住宅を⼿掛けた株式会社アルセッド建築研究所取締役副所⻑の ⼤倉靖彦⽒、プロ野球マスターズリーグ札幌アンビシャス投⼿の与⽥剛⽒が参加。初めに与 今、⽊を使わないと我々の⼦ 孫に森林資源を残せなくなる (安藤教授) ⽥⽒から「⽊づかい⽣活応援団」として活動するマスターズリーグの「折れたバットから箸 を作る」などの取り組みを紹介。 続いて、⼤倉⽒からは県産材を活⽤して復活させた⼭古志の住宅の事例(地元の⽊材・地 元の建築技術を活かすなど)の紹介が⾏われた。パネリストからは、 「強く使いやすい越後杉 の更なる活⽤を」 「消費者が⾝近な⽊づかい活動を続けられるよう情報発信が必要」 「⼦ども たちにも⽊づかいの⼤切さを伝えるため“⽊育”が⼤事」など、活発に意⾒が交わされた。 パネル討論終了後には、プロ野球マスターリーググッズが当たる抽選会が催されたほか、 会場ロビーには、国産材を活⽤した商品や、国産材活⽤を促進する取り組みなどを紹介する 展⽰コーナーもあり、参加者に好評だった。 抽選会で景品を受け取る参加者 地域材の利⽤が環境貢献につ ながる(重川⽒) ⽊づかい普及パネルと製品を展⽰ 県産材製品が並んだ展⽰コーナー
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