補助レジュメ

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2016 年目標経営ゼロ&ミドル第1回補助レジュメ 11-1
2016年目標
ゼロ&ミドル
経営学
第1回
【経営学攻略に向けて】
・経営管理論50%、財務管理論50%
・経営管理論は用語問題、説明問題、論述問題
・財務管理論は計算問題、簡易記述、図示問題
・授業には必ず出席、授業→答練→テキスト
の優先順位で得意科目へ
本日のポイント
・経営学の「分析視点」、を身につける。
・企業のあり方、をおさえる。
・企業が具体的にどのような執行段階を経るか、をおさえる。
・経営学の歴史、をおさえる。
・日本的経営、をおさえる。
企業分析の視点
外部環境との間に相互作用が存在しているシステム
=オープンシステム
外部環境と遮断された内部だけの活動を行うシステム
=クローズドシステム
企業
→オープンシステム
内と外という分析観点を身につけましょう。
企業のあり方
1
経営理念
経営理念
経営者もしくは企業の行動指針、抽象的・理念的な目的、理想、価値観
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2
2016 年目標経営ゼロ&ミドル第1回補助レジュメ 11-2
経営ビジョン
経営ビジョン
経営理念に基づき、将来「こうなっていたい」と考える到達イメージを、投資家や従業員、及び社会全体に
向けて示したもの
3
経営戦略
様々な定義の仕方がある。
①
経営戦略が企業の将来の方向、あるいはあり方に一定の指針を与える構想であるという点
②
経営戦略が企業と環境とのかかわり方(環境適応のパターン)に関するものであるという点
③
経営戦略が企業におけるさまざまな意思決定の指針あるいは決定ルールとしての役割を果たしてい
るという点
→内と外の観点が盛り込まれた定義が望ましい。
経営幟略は、企業戦略(あるいは全社戦略、成長戦略)と事業戦略(あるいは競争戦略)、機能別戦略に階
層的に分類される。
経営戦略のとらえ方
→ポジショニング型アプローチとRB型アプローチ
4
Cl (Corporate
Identity)
CI
=経営理念に基づき、企業イメージの統一化を行っていくこと
→具体的には、イメージマークの導人など
→社外的な効果のみならず、社内的な効果もある。
5
マネジメントサイクル
マネジメントサイクル
=戦略実行管理のためのフレームワークをいう。
→具体的には、マネジメントサイクルとは、計画(Plan)⇒実行(Do)⇒統制(See)
(PDSA、PDCAなどもある。)
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2016 年目標経営ゼロ&ミドル第1回補助レジュメ 11-3
執行段階のイメージ
1
経営計画の意義
経営計画
=企業で策定される諸計画
1)総合計画
=企業「全体」を対象領城とする全体計画
2)部門計画
=企業の「特定部門や特定職能」を対象領域とする部分計画
1)個別計画
=プロジェクト計画
→特定の課題に対する計画
→新製品開発計画、設備投資計画など
2)期間計画
=計画の期間による分類
→通常1年以内の計画を短期計画、1年を超える計画を長期計画という。
→3~5 年を長期計画、2~3 年を中期計画という場合もある。
2
経営計画の修正
1)ローリングプラン
ローリングプラン
=中・長期計画を定期的に見なおし、部分的に修正を加えていくこと
2)コンティンジェンシープラン
コンティンジェンシープラン
=不測の事態をあらかじめ想定し、その適応行動を策定し、その内容を具体化したもの→状況対応計画、
シャドープラン
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2016 年目標経営ゼロ&ミドル第1回補助レジュメ 11-4
<問題点>
コンティンジェンシープランを作成
→柔軟な対応・迅速な対応という点ではメリット
→計画策定・管理に関するコストの増加
テイラーの科学的管理法
<経営学誕生の理由は?>
経営の体系的な管理の仕組みを作ることによって生産性を向上させ、全社的な収益に結びつけようとしたか
ら。
<テイラーの理論>。
課業の設定、差別的出来高給制、職能別職長制。
差別的出来高給制とは、課業を達成したものには高い賃率を、達成できなかったものには低い賃率をそれぞ
れ適用するという制度。
職能別職長制組織とは、工場における管理活動を合理化しようとした組織。
フォード・システム
<「製品の標準化」とは?>
製品の標準化とは、取り扱う商品を T 型フォード1車種に限定し、その部品も標準化することによって大量
生産を行いやすくすること。
<「移動組立法」とは?>
移動組立法とは、固定位置での作業の反復を行う方法。
<「フォーディズム」とは?>
フォーディズムとは、高品質の製品を低価格で供給し、高能率の労働者には高賃金で応えるというフォード
独特の経営理念。
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2016 年目標経営ゼロ&ミドル第1回補助レジュメ 11-5
ファヨール
<「管理の過程」とは?>
管理の過程とは、計画→組織→命令→調整→統制の一連のプロセス。
人間関係論
<人間関係論を「提唱」した人物 2 名は?>
レスリスバーガー、メイヨー。
<ホーソン工場の実験でわかったことは?>
①集団内には自然発生的にインフォーマル組織(非公式な組織)が形成されるということ。
②インフォーマル組織内には「感情の論理」を重視した関係が築かれており、仲間意識や価値規範が作業能
率に大きく影響するということ。
③人間関係が作業能率に影響を及ぼすということから、管理者が人間関係に対する優れた能力を有していれ
ば、職場の士気が高まり、作業能率を向上できるということ。
<「社会人」仮説とは?>
「人間関係」の重要性を認識した考え方
【国際化の目的】
<「経営の国際化」とは?>
経営の国際化とは「企業の経営資源であるヒト・モノ・カネが国境を越えて移動するようになる」こと。
<「国際化への段階」は?>
①現地への販売子会社の設立。
②現地への生産子会社の設立。
③本格的な多国籍企業化。
④R&D 機能の移転。
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2016 年目標経営ゼロ&ミドル第1回補助レジュメ 11-6
<「水平的国際化」とは?>
企業のある製品について、国内のみならず海外においても生産するようになる国際化。
<「垂直的国際化」とは?>
材料購入から販売に至る流れの中で、A 製品の部品はa国で作り、販売は c 国で行うような国際化。
<「多角的国際化」とは?>
各国で異なる事業を営み、相互に輸出入を行う国際化。
【日本的経営】
<日本的経営>
終身雇用・年功序列・労働組合・OJT・稟議(りんぎ)など。
終身雇用とは、入社から退職までの期間を同一の会社で勤務させることを間接的に保証する雇用形態。
年功序列とは、勤務成果とは必ずしも連動することなく勤務年数に応じた給与を支給する慣習。
OJT とはオン・ザ・ジョブ・トレーニングの略であり、自企業内の各部署において実務経験を積ませる過程
で社員を育成する制度。
稟議とは、会社の意思決定において、稟議書と呼ばれる書類に多数の責任者のハンコを集めて初めて意思決
定が行われるという制度。
<稟議のメリットとデメリットは?>
稟議は、慎重な意思決定を行うことができる一方、意思決定に時間がかかり、一方、革新的な意思決定を行
う場合に責任者の反対が起こりやすい。
<日本的経営の問題点 3 つ>
固定費がより高くなる、若者の活躍の機会が少ない、退職しにくい。