基本目標2 教育の場における男女共同参画の実現(PDF)

第2章 計画の内容
基本目標Ⅱ
教育の場における男女共同参画の実現
男女がお互いの人権を尊重し、男女平等意識の形成を促進するために、幼児期から
の家庭、学校、社会などにおける教育や学習の果たす役割が重要であり、人権教育を
中心とする学校などにおける男女平等教育の推進、社会教育・生涯学習における男女
平等など教育の推進を図ります。
課題1
学校などにおける男女平等教育の推進
男女平等意識の形成は、生まれた時からの育てられ方や受けてきた教育が大きく関わっ
ています。特に、人格形成期にあたる子どもたちへの教育は、男女平等の意識づくりに大
きな影響を及ぼすことから、極めて重要な役割を担っています。
意識調査によると、各分野での男女平等について尋ねたところ、
「学校教育の場」では6
割の人が平等であると答えています。
(図3)
学校などにおける男女平等の視点に立った教育の推進や、男女共同参画について学ぶこ
とのできる機会の提供が必要となっています。
施策の方向
(1)男女の人権の尊重・平等意識を培う教育・学習の充実
幼稚園や学校は、子どもの生き方、考え方に大きな影響を与える場であることから、
生活、学習、進路指導などの分野において男女平等の理念に基づいて行われることが不
可欠です。
人権の尊重、男女の平等、相互理解と協力についての指導を充実させるとともに、自
立の意識を育み、個性や能力を尊重する教育を推進します。
(2)性の尊重についての普及啓発
男女共同参画社会を実現するうえで、男女が互いの身体的特徴や、性について正しい
理解と知識を身につけることが大切です。
児童・生徒の発達段階に応じた「性に関する教育」について、男女が健康で、お互い
の性について理解し、尊重する意識を育むことができるよう、学習機会の充実を図りま
す。
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第2章 計画の内容
課題2
社会教育・生涯学習における男女平等教育の推進
余暇の拡大、価値観の多様化など、社会の変化・成熟化に伴い、町民の生きがいや楽し
み方、多方面での新しい知識や、技術の習得などを求める意識が高まっています。
このような中で、社会教育、生涯学習の果たす役割は大きく、男女平等意識の高揚・定
着に向けて、性別による固定的役割分担に捉われない家庭教育の促進、基本的人権の尊重
や男女の共生について、学ぶ場、意見交換をする場を創出し、男女の相互理解を図ること
が必要となっています。
施策の方向
(1)男女共同参画の視点に立った家庭教育の促進
男女平等意識は、乳幼児期からの家庭における子育てのあり方が大きな影響を及ぼし
ます。性別に偏ることなく、個性や能力を、のびのびと育てられるような家庭教育の充
実を図ります。
(2)男女共同参画のための学習機会などの充実
町民に学習と交流の機会を提供する生涯学習の振興は、男女共同参画意識の形成を図
る上で極めて重要であり、ライフステージに応じた多様な講座内容の充実を図ります。
(3)生涯学習指導者などに対する啓発と研修の推進
男女共同参画社会の実現に向けて、生涯学習における町内在住の講師や、グループ・
サークルのリーダーなど、地域における学習指導者の果たす役割が重要であることから、
指導者自身が人権尊重に基づく男女平等観や、男女共同参画社会についての知識と理解
を深める機会の充実を図ります。
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第2章 計画の内容
○ 教育の場において
積極的に取り組みましょう!
「男の子だから、女の子だから」ではなく、
「男の子も、女の子も」の意識
を育てましょう!
「身の回りのことは自分で」を基本に、子どものときから、生活能力を養
う子育てを行いましょう!
人権教育(男女平等)
、家庭教育、健康教育などの学習の機会には、夫婦や、
親子で参加し、理解を深めるようにしましょう!
男女に関わりなく、生涯を通して働くことの意義を学びましょう!
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