製造業 発生月 1 2 3 1月 2月 2月 事故の型 激突され 墜落、転落 崩壊、倒壊 起因物 荷姿の物 作業床、歩み板 その他の仮設物、建 築物、構築物等 4 2月 はさまれ、巻き込まれ その他の金属加工用 機械 5 3月 崩壊、倒壊 金属材料 6 7 8 3月 3月 3月 火災 交通事故(道路) はさまれ、巻き込まれ 引火性の物 乗用車、バス、バイク 簡易リフト 被災者 職種 年齢 経験 災害の概要 作業者 被災者は、天井クレーン(2.5t)を用いて板ガ ラスの入ったパレット(総重量約1t)を保管場 30代 17年 所から作業場所へ運ぶため当該パレットに玉 掛け用ワイヤーロープを掛けていたところ、パ レット束とパレット束との間に挟まれた。 管理者 コンクリートスラッジ水槽の上部に設置して いるスラッジ配管の先端部に取り付けられた 異物除去用かごを取り外す作業を行ってい 40代 26年 た。取り外したかごを、ピットに投げ捨てようと したときに、かごの重量(約26kg)により反動 がつき、スラッジ水槽の縁についたもののバ ランスを崩し、約4m下のピットに転落した。 機械修理工 作業者 30代 炉の解体作業を被災者2名で行っていた。 複数の鉄板で構成された炉を天井部から解 体し、水平材を取り外すため、両端から2人で 5年 ボルトの取外しを行っていたが、クレーンで垂 直材を吊らずに、取り外す水平材を吊り上げ ていたため、最後のボルトを外した際に垂直 材が2名の側に倒れてきて下敷きになった。 トリミングマシンの材料が自動送給装置に 詰まったため、詰まった材料を取ろうとしたと ころ、被災者が同機右横から補助しようとし 30代 12年 て、材料の上部に並んでいる別の材料を上げ ようとしたところ、同機右横で回転しているカ ムのついたシャフトに巻き込まれた。 金属製品製造 20代 工 4年 鉄骨材を、貨物自動車(最大積載荷重3t)に て構内加工工場から同構内資材置場に運搬 し、被災者が荷解き作業を行っていた時鉄骨 材が崩れ、被災者に激突した。 被災労働者が工場前路上に置いてあるドラ ム缶内の木屑にシンナーを注いで火をつけよ 2年 うとしたが、勢いよく燃え上がり、衣服に着火 し全身に火傷を負った。 鋳物工 50代 運転者 被災者はコンビニエンスストアへ商品を納入 のするため、路上に3tトラックを停車し、トラッ 50代 28年 クの荷台後部から商品を取り出す作業を行っ ていた。そこへ、交差点西側から左折した車 が激突した。 作業者 50代 被災者は、座金の熱処理工場において、他 の作業員に対し、研磨機から焼きいれ用の機 3年 械へ投入するホッパーを上昇させるためのボ タンを押すように指示したところ、上昇したホッ パーとその囲いに首を挟まれた。 9 4月 激突され プレス機械 作業者 50代 被災者は、底部にキャスターの付いた鋼製 枠組台車の上に載せているエアープレス機を 引っ張って移動させていたときに、被災者の 5年 左足がキャスターに接触した。その際に、同 機の重心が高かったことからバランスを崩し、 当該台車と共に同機が転倒、被災者の頭部 に激突した。 10 4月 激突され 荷姿の物 作業者 50代 6年 鋳物工 鋳造機による製品の成形工程において、鋳 造機の中で可動テーブル上に耐火レンガを 積み重ねていたところ、当該テーブル上部分 50代 27年 のフレームが被災者側に可動し、上部フレー ムと下部フレームとの間に頭部等が挟まれ た。 11 4月 はさまれ、巻き込まれ その他の金属加工用 機械 被災者がつり上げ荷重2.8tの橋型クレーン を使用して1.6tのビル壁用コンクリートを玉掛 けし、運搬していたところ、当該荷とクレーン の支柱部分に頭部が挟まれた。 12 13 14 15 16 5月 5月 6月 7月 7月 飛来、落下 激突され 激突 はさまれ、巻き込まれ はさまれ、巻き込まれ その他の金属加工用 機械 フォークリフト 金属材料 旋盤 混合機、粉砕機 30代 伸線の連続工程作業中、ステンレス鋼線が 巻芯に巻かれずに噛み込んだ為、ペンチを 使ってダイスから出てきたステンレス鋼線を 3年 押さえているときに断線が発生し、断線したス テンレス鋼線の端部が被災者の頭部を直撃 した。 管理者 50代 伸線工場において、被災者は通常の伸線工 程を終了後、午後から試作品のテストを実施 していた。テスト中にライン西側のフォークリフ 4年 トの通路へ飛び出したところ、別のラインでで きあがった伸線を運搬中のフォークリフトに激 突された。 作業者 被災者は、災害発生日の午後1時頃から、 工場内で装置の部品(重量約750kg、長さ 60代 10年 198cm、幅58cm、厚さ14cm)の塗装作業に一 人で従事していたが、同部品の下敷きになっ ているところを発見された。 作業者 一般機械器具 20代 製造業 夜間での1人作業中、旋盤の切削工具が取 り付けられたターレットディスクでトラブルが発 生したため、これを解消しようと旋盤の中に半 4年 身を入れ調整を行っていたところ、ターレット ディスクが回転し、このディスクに取り付けら れていたドリルと旋盤奥のカバーとの間に首 を挟まれた。 作業者 製品を排出し終わった後のヘンシェルミキ 1年未 サー(直径103cm、深さ80cm)を清掃しようと 20代 満 して、ミキサー槽内の撹拌羽根(最大径 86cm、重量31.9kg)に巻き込まれた。 17 7月 交通事故(道路) トラック 作業者 20代 労働者2名トラックで帰社途中、車線変更し ていたところ、3車線目に駐車していた11tト 4年 レーラーの後部に追突し、助手席側が大破 し、助手席に同乗していた被災者が死亡し た。 18 7月 墜落、転落 建築物・構築物 作業者 30代 5年 工場内作業場のプラスチック成形機への 材料投入口(ホッパー)に被災者がうずくまっ ているのを同僚が発見し、救出しようとしたと ころ感電しているように見えた。 19 7月 はさまれ、巻き込まれ その他の一般動力機 械 作業者 プラスチック容器を製造する型締め機の設 置を行い、試運転を行っていたところ、ロック プレートの作動に不具合が生じたため、1名 40代 20年 の作業者が操作盤のスイッチを手動にして機 械を動かし、被災者がその稼働状況を確認し ようとしているとき、当該機械の型締めシリン ダーと機械の側板との間に頭を挟まれた。 20 3月 はさまれ、巻き込まれ 旋盤 作業者 旋盤により円筒形のシリンダーの研削作業 70代 50年 を一人で行っていた被災者が、回転していた シリンダーに巻き込まれた。 作業者 被災者はつり上げ荷重2.8tのクレーンを使 用し、積み重なっているH型鋼5本(重さ約2t) 50代 15年 をつり上げ、別のH型鋼の上に置こうとしたと ころ、つり上げていた5本のうち4本のH型鋼 が落下し、被災者が下敷きになった。 21 9月 飛来、落下 クレーン 22 9月 飛来、落下 玉掛用具 作業者 被災者が台車のフレームをひっくり返そうと 天井クレーン(つり上げ荷重2.8t)でつり上げ 60代 15年 たところ、繊維ロープが切れ、当該フレームと コンクリート床面に挟まれた。 23 9月 墜落、転落 高所作業車 作業者 海上ブイの塗装作業を行っていた被災者が 60代 34年 乗っていた高所作業車のバケットが突然水平 に90度回転し、約6m下に墜落した。 作業者 被災者は工場の外に設置してある機械を使 用して、プラスチックコンテナの洗浄作業を 行っていた。工場の敷地内ではラフターク 2年 レーンを使用したコンプレッサーの移設作業 が行われており、吊り上げられたコンプレッ サーが被災者の頭上近くを通過した時に落 下、被災者に激突した。 24 9月 飛来、落下 機械装置 50代 25 10月 飛来、落下 玉掛用具 作業者 26 11月 墜落、転落 階段、さん橋 木製家具・建 具製造工 27 28 11月 はさまれ、巻き込まれ 金属材料 金属材料 30代 10年 30代 機械部品の下部の油を拭き取るため、同部 品をクレーン(2.8t)を使用して吊り上げていた ところ、玉掛けワイヤーが切断し、同部品が 被災者に倒れてきた。 1年未 休憩時間中にビルの2階から1階へ降りて 満 ゆく途中、転倒した。 作業者 帯状の鉄板をロール状に巻いた金属材料 (直径121cm、重量710kg)を、天井クレーンを 50代 18年 使用して移動するため玉掛けしようとしたとこ ろ、金属材料が倒れ、材料との間に挟まれ た。 めっき工 溶融亜鉛メッキ槽において、鉄製の角パイ プへのメッキ作業を行っていたが、この角パイ プがメッキ槽内に沈まなかったため、鉄の棒 50代 35年 を使用して角パイプをメッキ槽に沈めようと押 さえていたところ、角パイプが破裂、溶融亜鉛 を全身に浴びた。 工場常駐の保全工事等を行う構内下請け 業者の労働者が、作業終了後、工場内の風 1年未 60代 呂の浴槽に入ろうとしたところ、温度センサー 満 の不備により高温になっていた浴槽にはま り、全身にやけどを負った。 11月 破裂 29 11月 高温・低温の物との接 触 水 土工 30 12月 はさまれ、巻き込まれ エレベータ、リフト 作業者 20代 31 9月 爆発 炉、窯 作業者 スクラップを電気炉で溶解していたところ、 30代 18年 電気炉内で爆発が発生、電気炉付近にいた 被災者らが熱風により火傷を負った。 被災者は、建家の2階でエレベーターを操 1年未 作し、搬器を1階に降ろそうとしたところ、2階 満 床とエレベーターの上枠に首をはさまれた。 建設業 発生月 事故の型 起因物 1 1月 墜落、転落 2 2月 おぼれ 3 4 5 6 2月 2月 2月 3月 激突され 崩壊、倒壊 飛来、落下 崩壊、倒壊 被災者 災害の概要 職種 年齢 経験 開口部 解体工 50代 10年 4階建てビル解体工事において、廃棄物を 投下するため各階床面に設けた開口部から 仮設材の搬出作業を行っていたところ、3階床 面から1階床面まで転落した。 足場 とび工 60代 25年 橋梁の橋桁塗り替え工事のために、橋桁下 部に設置するつり足場の組み立て作業中、組 立中の足場上で単管をクランプ留めしていた ところ、5.7m下の川に墜落した。 掘削用機械 地山、岩石 金属材料 建築物、構築物 土工 コンクリート擁壁の型枠にコンクリートを打 設するため、ドラグショベルのバケットに生コ ンを入れたホッパーをつり上げて旋回したとこ 60代 30年 ろ、ドラグショベルが横転し、型枠付近にいた 労働者4名がドラグショベルの下敷きになっ た。 土工 マンション新築工事現場において、貯水槽 設置時に設けた土止め支保工の横矢板を盛 りかえようと、ドラグショベルで約3.5m掘り下 9年 げた後、被災者が掘削底面にて手堀り掘削し ていたところ、背面の掘削面が崩壊、生き埋 めとなった。 40代 鉄筋工 鉄筋(柱筋、長さ12m、重量198㎏)を25tト ラッククレーンで建て込み作業中、鉄筋を吊っ 50代 20年 ていたベルトスリングが切断したため鉄筋が 落下し、地上でバウンドして被災者を直撃し た。 解体工 鉄骨・鉄筋コンクリート造3階建て集合住宅 の解体作業中、外部足場(丸太)側に崩壊し たコンクリートブロックが足場に激突し、反動 40代 20年 で揺れた足場上にいた被災者が3階スラブ上 に飛び移ったところ、さらに上方より落下して きたコンクリート塊に後頭部を強打され、約5 m下の地面に墜落した。 7 8 9 10 3月 4月 4月 4月 墜落、転落 墜落、転落 その他 飛来、落下 建築物、構築物 足場 その他 その他の用具 塗装工 ビル屋上にある冷却塔の塗り替え工事にお 50代 39年 いて、手すり外部を塗ろうとして、手すりから 身を乗り出しすぎて墜落した。 とび工 20代 単管ブラケット足場の解体作業中、大筋交 いの単管部材(長さ5.5m、重さ15㎏)を足場4 層目にいた被災者と5層目にいた同僚の二人 2年 で取り外し、他の作業員と共に順送りで地上 に降ろしていたところ、被災者が単管をひとり で保持した際にバランスを崩し、8m下の地上 へ墜落した。 作業者 50代 電気温水器の取り替え工事において、同僚 と二人で約60㎏ある電気温水器をもって階段 1年 の上がり下りを繰り返した。夕方、左足の痛 みを訴え、自ら救急車を呼んで、病院に搬送 されたが死亡した。 とび工 S造建物解体現場において、北側1階外壁 を圧砕機でつかんで内側へ倒そうとしたとこ ろ、外壁が圧砕機から外れ、反動で敷地外側 へ養生用の外部足場とともに倒壊した。その 20代 12年 際、ロープで控えを取っていた東側の養生用 外部足場が引っ張られ、ロープ緊結部の単管 が外れ、近くにいた被災者の後頭部を直撃し た。 11 4月 墜落、転落 建築物、構築物 塗装工 マンション新築工事現場にて、屋外鉄骨階 段9階部分(高さ約23m)の塗装作業を行って 50代 15年 いたところ、誤って階段中央の吹抜部から墜 落した。 12 5月 墜落、転落 屋根、はり、もや、け た、合掌 とび工 50代 5年 13 5月 激突され トラック 作業運転手 20代 3年 14 5月 激突され トラック 土工 50代 15 5月 16 6月 17 6月 激突され 墜落、転落 はさまれ、巻き込まれ その他の建設機械 建築物、構築物 高所作業車 解体工 製缶溶接工 50代 鉄骨スレート葺き駐車場の解体現場におい て、防音シートをはるために屋根上に上がっ た被災者が、スレートを踏み抜き4.2m墜落し た。 事業場の敷地内スロープに停車していた無 人のダンプが逸走し、スロープ下部の駐車場 に停車していたもう1台のダンプ後部で2名で 作業をしていた被災者達に激突し、両車の間 8年 に頭部を挟まれた。 解体した廃材を、解体用機械(フォークク ロー)でつかみ、仮置場からトラックの荷台に 2年 積み込む作業を行っていたところ、仮置場に 廃材を人力にて運搬していた被災者の顔面 にフォークの先端が激突した。 50代 43年 工場内で、被災者はピット内に足場を組む ため、ピット上部から足場の材料(1200枠)を 手作業にて荷卸し中、ピット内に約2.2m墜落 した。 解体工 工場の解体工事において、石綿含有スレー ト建材の撤去作業のため、高所作業車のバ スケット内に被災者と運転者の2名が搭乗し、 30代 13年 建材の撤去作業を開始しようとした際、エンジ ンをかけたままその場を離れたところ、30分 後にバスケットと梁の間に上半身を挟まれて いる被災者が発見された。 18 6月 高温・低温の物との接 触 環境 鉄筋工 被災者は、コンクリートを打設するため、工 場で加工された鉄筋を、建設工事現場におい て組み立て作業に従事していたところ、体調 30代 10年 が悪くなり、自力で自転車に乗り帰路につい たが、帰宅途中の道端で倒れているのを発見 された。 19 7月 飛来、落下 移動式クレーン 解体工 50代 40年 事業場の駐車場にて4tユニックにより解体 工事用アタッチメント(大型ブレーカー)を吊り 降ろしていた際、大型ブレーカーがフックから 外れ、被災者の上に落下した。 20 21 22 7月 7月 7月 墜落、転落 墜落、転落 墜落、転落 屋根、はり、もや、け た、合掌 足場 建築物、構築物 板金工 工場のスレート拭き屋根の工事に際し、墜 落防止用の網をかける作業を、歩み板を設け 30代 20年 ず行っていたところ、スレートを踏み抜き、約 10m下に墜落した。 とび工 30代 ショッピングセンター新築工事において、吹 き抜け部に棚足場を設置するため、地上17m の足場上で木製足場板を敷きならべる作業を 9年 行っていた。足場板端部で水平ネット(落下養 生)を取り除いていたところ、1階コンクリート 床に墜落した。 20代 マンション新築工事において、鉄骨建方終 了後の8階梁上で、クレーンを用い墜落防止 4年 用の親綱の荷揚げ中、1階コンクリート床まで 約20m墜落した。 とび工 23 7月 交通事故(道路) トラック 管理者 20代 高速道路の緊急舗装補修工事の際、車線 規制用のカラ-コ-ンが一般車両にはね飛 ばされたため、ガ-ドマンがひとりで資材車を 8年 運転し、コ-ンをもとの位置に戻したあと、作 業現場へバックで戻ろうとしていた際、マ-キ ング作業をしていた現場責任者が資材車に ひかれた。 24 7月 崩壊、倒壊 建築物、構築物 土工 30代 7年 土工 土留め工事のため、朝から作業を行い、昼 休みの後、午後から引き続き作業を行ってい 30代 4ヶ月 た。昼頃、休憩室に入りお茶を飲んで休憩し ていた被災者が、椅子から崩れ落ちるように 倒れた。 産業廃棄物処分場の社員と二人で、処分場 の水処理設備の汚水槽内(地下約6m)にあ 60代 25年 る水位計を点検しようと槽内に入ったところ、 2名とも汚水槽底部で倒れた。 25 8月 高温・低温の物との接 触 その他の環境等 26 8月 有害物等との接触 有害物 管理者 27 8月 高温・低温の物との接 触 高温・低温環境 左官 建屋間仕切りのコンクリートブロック(高さ 298㎝、幅370㎝、厚さ20㎝)をハンドブレー カーを用い撤去作業中、コンクリートブロック が自分の方に倒れ、下敷きになった。 60代 マンション建設工事において、コンクリートの 2年 打設作業中に倒れている被災者を別の作業 員が発見した。 小学校解体工事現場の浄化槽撤去跡の窪 地において、ドラグショベルを用いて解体ガラ を再利用して底部へ降りるためのスロープを 作っている際、ドラグショベルの運転席後部に 8年 鉄筋があたり異音がしたため、オペレーター が後方を見ながら左旋回させたところ、バケッ トが被災者に激突し、バケットと壁に挟まれ た。 28 8月 激突され 掘削用機械 土工 40代 29 8月 墜落、転落 はしご等 大工 木造住宅1階テラス屋根の塩ビ波板を張替 50代 22年 え中、はしごを立てかけていた木製支柱がは しごと共に倒れ、3m下の道路上に転落した。 30 9月 崩壊、倒壊 地山、岩石 土工 雨水管敷設のため深さ2.5mの掘削溝で作 50代 10年 業中、掘削面が崩壊し、反対側の掘削面と崩 壊した土砂にはさまれた。 土工 工場の門の拡張工事において門扉を撤去 するため、引き戸式の門扉を移動させようと 押したところ、門扉の上端を支えているガイド 50代 18年 ローラーを行き過ぎてしまい、支えを失った門 扉が付近で清掃作業を行っていた被災者の 上に倒れ、下敷きになった。 とび工 橋梁補修工事に使用したつり足場の解体 中、高所作業車のデッキに乗り、下方を走行 20代 11年 する車両を気にしながら操作していたところ、 デッキが上昇し、橋梁の桁とデッキの手すりと の間に首をはさまれた。 31 32 10月 10月 崩壊、倒壊 はさまれ、巻き込まれ 建築物、構築物 高所作業車 10階建てマンションの大規模改修工事にお いて、屋上で作業中の作業員のところへ別棟 2年 で作業をしていた被災者が来て話をしていた ところ、被災者が吹抜けの開口部から後ろ向 きに倒れ、2階まで墜落した。 33 11月 墜落、転落 開口部 作業者・技能 者 34 11月 崩壊、倒壊 建築物、構築物 解体工 50代 20年 とび工 工場改修工事において、エレベータ昇降路 の2階開口部にデッキプレートを敷くにあた 40代 21年 り、エレベータの巻き上げワイヤロープを、被 災者が溶断したところ、上部からカウンター ウェイトが落下し、被災者に当たった。 35 36 37 11月 12月 12月 激突され 墜落、転落 崩壊、倒壊 エレベータ 開口部 移動式クレーン 30代 建物の解体工事中、コンクリートブロック造 の壁の上に載っていた鉄骨製の梁が落下し、 バウンドした後被災者に激突、下敷きになっ た。 RC造9階建てビルの解体工事において、前 日に9階部分の外壁を9階床のエレベーター シャフト開口部をふさぐ形で倒しておいたとこ 2年 ろ、その上を通行した被災者が壁の中央部に あった換気扇のサッシ枠ごと1階まで墜落し た。 とび工 20代 溶接工 杭打ち作業中、掘削した穴の深さを測るの に用いたH鋼の泥を落とすため、クレーンで 1年未 吊ったH鋼を鉄板上に約50cmの高さから急 10代 満 激に落下させたところ、フックから玉掛ワイヤ ロープが外れH鋼が転倒、付近で作業してい た労働者2名に激突した。 運輸業 発生月 事故の型 起因物 1 1月 交通事故 2 2月 3 3月 被災者 災害の概要 職種 年齢 経験 トラック 運転者 60代 10年 被災者は、4tトラックで国道を走行中、道路 左側のコンクリート壁に衝突した。 交通事故 トラック 運転者 50代 24年 被災者は、15tトラックで本四架橋を走行中、 サービスエリア入口にて、柱に衝突した。 交通事故 トラック 運転者 30代 14年 トラックで国道を走行中、交差点にて対面走 行してきたトラックに正面衝突した。 4 4月 交通事故 トラック 運転者 50代 高速道路において、被災者は運転するトラッ クがパンクしたので、路側帯にトラックを止 め、ハザードを点灯させた後、レッカー車の到 着を待つため、トラックの前方約26mのところ 2年 で待機していたところ、後方より別のトラック が、被災者が運転していた停車中のトラック に追突し、その勢いで追突されたトラックが前 に飛び出し、被災者が側壁と追突されたトラッ クの間にはさまれた。 5 4月 交通事故 トラック 運転者 60代 国道をトラックで走行中、中央分離帯を越え 7年 下り線に進入し、下り線走行中の乗用車と衝 突した。 30代 被災者は搬送先において単独でコンプレッ サーの防音材を入れた箱が10個載った台車 2年 (台車を含む総重量311kg)の荷卸し作業を 行っていたが、台車を卸す際に台車に当たっ た。 6 7 8 5月 6月 6月 激突され 交通事故 交通事故 荷姿の物 トラック トラック 運転者 被災者はトラックへ引越しによる積み込み 作業が完了し、当該トラックが方向転換する 1年未 その他の職種 10代 ので、安全確認のために当該トラックの後方 満 へ移動し、誘導している際に、後進中の当該 トラックと電柱に挟まれた。 運転者 トレーラーにて高速道路を走行中、右前輪 がバーストし、右側にハンドルを取られトンネ 1年未 30代 ル内の右壁に激突、その状態でトンネルを通 満 過し上り車線と下り車線の間にあるコンクリー ト壁に激突した。 トラックで高速道路を走行中、インターチェ ンジ付近の料金所のコンクリートガードに衝 2年 突し、衝突後も、ETCレーンを通り過ぎて約70 m走行し、道路脇のガードレールを突き破っ て、約4m下方の市道に転落した。 9 6月 交通事故 トラック 運転者 30代 10 6月 交通事故 トラック 運転者 50代 27年 片側2車線道路の右車線走行中、前方の 交差点を左折するために左車線に車線変更 したとき、その前方に信号待ちで停車中の列 後部の大型トラックの後部に激突した。 11 7月 交通事故 トラック 運転者 トラックで高速道路を走行中、トンネル内の 右追い越し車線に故障停車していたトラック 40代 10年 に追突し、そのはずみでトンネルの左側壁に 激突した。 12 9月 交通事故 トラック 運転者 20代 一般国道をトッラクで走行中、信号待ちして 1年未 いたトレーラーに追突しかけたたためとっさに 満 避けようとしたが追突し、追突後もそのまま左 斜めに前進し、約30m先の縁石に激突した。 13 9月 墜落、転落 トラック 運転者 カーキャリア(最大積載量5.75t、キャリア部 は2段式で、車5台分積載可能)で乗用車2台 1年未 30代 を積載し、運搬先に到着した後、2台目の乗 満 用車を降ろす作業中、キャリア部の上段部か ら2.33m下の地面に墜落した。 14 10月 交通事故 トラック 運転者 60代 15 12月 交通事故 トラック 運転者 国道の交差点において、信号待ちをしてい 50代 10年 たトラック(13t)に被災者の運転するトラック が追突した。 高速道路出口で、渋滞のため停車していた 9年 トラック(13t)に、被災者の運転するトラック (3.3t)が追突した。 商業 発生月 事故の型 起因物 被災者 職種 年齢 経験 災害の概要 商品搬入のため、坂道に車輌を駐車させて おいたところ、その車輌が少しずつ後退してき 6年 た為、とっさに本人が力で止めようとしたが止 めきれず、さらにその後方にあった門柱との 間に体がはさまれた。 1 3月 はさまれ、巻き込まれ トラック 運転者 2 7月 交通事故 乗用車、バス、バイク 商業 3 8月 交通事故 乗用車、バス、バイク 販売員 被災者は店内にあるバイクを移動するため 20代 4ヶ月 側道をバイクを押しながら移動中、走行中の 車輌が後方から激突し、電柱にはさまれた。 4 8月 交通事故 鉄道車輌 配達員 20代 3年 被災者はバイクに乗車し、新聞配達を行っ ていた際に、踏み切り内で列車に接触した。 5 9月 交通事故 乗用車、バス、バイク 配達員 40代 17年 新聞配達業務のため、自転車にて市道を移 動中、後方から来た乗用車に接触された。 6 11月 激突され その他の環境等 作業者 60代 20代 道路を自動車で走行中、道路左側車線に停 50代 16年 車していた大型トラックに追突した。 出荷されてきた牛を、荷受け作業者2名でト 7年 ラックから荷下ろし後、計量器に引っ張ってい く途中、牛が突進し鉄柵との間にはさまれた。 7 11月 墜落、転落 その他の動力クレーン 等 作業者 倉庫内に設置された自動搬送装置を用い て、パレット4枚を3階から1階に降ろす途中、 パレット1枚が搬器と昇降路にはさまり動かな 30代 32年 くなったため、被災者ら3人で搬器に乗って撤 去作業中、搬器が被災者らとともに約5m落下 した。 8 10月 交通事故 乗用車、バス、バイク 営業職 50代 10年 自転車で得意先に向かう途中、県道左脇の 木に衝突した。 その他の事業 発生月 1 2 3 3月 3月 6月 事故の型 激突され 墜落、転落 墜落、転落 起因物 揚貨装置 建築物、構築物 その他の用具 被災者 職種 年齢 経験 災害の概要 作業者 被災者は船舶への荷積作業中、4本の玉掛 用ワイヤーロープで玉掛、船舶に設置された 揚荷装置を使用して建設機械(パイプクラム・ 30代 13年 約14t)をつり上げようとしていた。荷の安定を 確認するためにわずかにつり上げていたとこ ろ、当該機械が回転、横転し下敷きとなった。 作業者 50代 ろ過用活性炭の入れ替えを行うため、屋外 に設置した吸引車から吸引ホースを伸ばし 4年 て、活性炭吸着塔内で活性炭の抜き取り作 業を行っていた被災者が、活性炭に全身が埋 没し、窒息した。 清掃員 ビルの外面ガラスの清掃作業を清掃用ブラ ンコを使用して作業を行っていたが、屋上か 30代 10年 ら、ブランコ作業用装備一式とともに墜落し た。 4 7月 交通事故 トラック 作業者 同僚と公園の入口に到着したが、入口付近 にタクシーが駐車していたので、手前の道路 中央に駐車し、運転席から降りて入口扉を開 50代 35年 場するため扉に向かった。同僚が軽自動車を 扉に近づけるため運転したが、軽自動車が暴 走し、駐車していたタクシーに接触し、さらに 被災者に激突した。 5 8月 有害物等との接触 有害物 技術者 40代 6 11月 おぼれ 乗物(船) 作業者 50代 7 11月 墜落、転落 地山、岩石 8 9 10 12月 12月 11月 激突され 交通事故 交通事故 トラック トラック 乗用車、バス、バイク 2年 産業廃棄物処分場内の水処理設備の汚 水槽内(地下約6m)にある水位計を槽外に取 り出して点検しようとした作業員2人が、汚水 槽底部で硫化水素中毒により倒れた。 作業船に乗船し、川を下って整備工場へ向か う途中、船から川に転落した。 駐車場付近の道路規制のため、車両誘導 の業務に従事していたが、道路のガードレー ルの外側で休憩中、約40m崖下の遊歩道に 転落した。 その他の職種 60代 4年 その他の職種 70代 被災者は一般国道道路改良工事の現場内 において、トラック等の車両の誘導を行う業務 を、警備員として行っていた。 8年 その際、現場内で後退中の車両積載形ト ラッククレーンの誘導中に、当該車両に轢か れた。 ゴミ収集員 被災者は、同僚1名とゴミの収集作業を行っ ていた。袋小路の奥にある住宅のゴミを収集 1年未 30代 するため、同僚が運転するごみ収集車の後 満 方で、誘導作業を行っていたところ、ごみ収集 車に轢かれた。 警備員 高架橋の清掃作業を行っていたところ、規 制車後部に乗用車が追突し、規制車の前方 1年未 30代 で交通誘導を行っていた労働者が乗用車の 満 追突によりはじき飛ばされた規制車にはねら れた。
© Copyright 2024 Paperzz